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:::2006年01月11日(水)
:::ちょっとまった!




さっきまで携帯なのに弟と電話で興奮しながら話していました。
んもー、今日私と話したことを良かったと思ってよね!・・・という出来栄えでした。あぶなかった・・・。


弟は今度大学4年で、就活を今現在始めているのですが、どう考えてもありえない方向にみずからずんずん進んでいっています。ていうか、私たちってきょうだいだよね・・・というか。私と同じ間違いをおかしかけています。
その名は思い込み。そしてそんな時だけ発揮されるアグレッシブな行動の数々。
ちょっと手遅れなことに、今まで彼が3年間かけて履修してきた福祉系の過程を、社会福祉士が取れる寸前で「就活が忙しい時期に実習や論文で拘束されるのは・・・」といって本日私と会話をする前に履修しないことを教授&助教授に言ってきた!とのことでした。な、なんてこと・・・。
彼いわく中途半端に始めるのは嫌、とのことですが、確かに私もそういうところあるから分かるけど、周りから見てるといかに激しいのかがわかりました。お母さんが「あんなバカなことしてもう知らないっ!」と憤慨していました。まあ・・・これまでの数々の有料の講義やら合宿やらの費用をニットの一枚も我慢して弟のために援助してあげたりしてたのに(弟のバイト代は彼女関連の資金)。


とりあえず、まだ実習の申込締切とかじゃないんだからなんとか首を繋いでおいて考えてよ!と弟に話しまくって、なんとか来週もう1回教授と話す機会があるときに相談してみる、といってもらいました。教授が強く慰留してくれててよかった・・・。
福祉について興味がないんじゃなくて、それをやめることにしたのが私にとって驚くべき理由だったので、必死に止めました。放っておいたほうがいいのかもしれないけど、でも今の自分を重ねちゃって。


弟は今ある企業の選考過程に乗っていて、もし今回の選考にOKになると、インターンでの選考があるみたい。そのインターン期間は2週間程度?とのことなんだけど・・・。
その企業を聞き出したところ、私の働いている会社の取引先で、私も何度もその企業に電話をしたりして、話をたくさんしているから、どういうことをしてて、内部がどうか、ということもなんとなく分かる。その会社はいわゆるベンチャーなんだけど、イメージ的にいうと、社長を太陽として社員が心酔してがんばってます!という感じ。希望を掲げているけど資金的に微妙なため、社員たちはあまりいいとはいえないお給料でもやりがいの名の下にがんばってる。
弟が聞いた話だと、とっても忙しいから終電で帰って始発で出社が当たり前、とのこと。社長のカリスマ性にやられた弟はすっかりメロメロなんだけど、詳しく話を聞くと理想と現実が合ってなかったり、ただ単に弟のビジョンに賛成してくれた(調子を合わせてくれた)だけだったり、ということがなんとなくわかりました。
それでも弟が行きたいからがんばりたい!というのは確かに尊重すべきなんだけど、クライアントとしてのお付き合いの上でのその企業は、正直ちょっとオススメできないものでした。そのことを一意見として話しました。


私の現在に至るまでの状態ににてること、そしてそういう過程を経て私はどういう風に思って入社して、こういうところはいいけどこういうところは弱いと思ってて、弟がその点についてもOK!というならいいけど、こういう点でこうなることも考えられるよね、という感じで。正直彼的に最初はうざったそうだったし、私も自分でうざいかも、と思いました。
そんななか、ネットでその企業のサイトを開いて、条件などの面で、彼がいいほうにいいほうに読み取っている点について、これはこういう意味合いだ、ということを解説してみました。そういうことにはちょっと詳しい私です。
そういうことをしていて、なんと、インターン期間が、選考としてのインターン期間の後に入社するまでずっと続く、という風に読める文言を見つけました。
弟に聞くと、募集記事には2週間程度ってあったけど、面接では長期にわたってインターンをしてもらうけど、そのリスクとかについてはちゃんと認識しているか?について聞かれたとのこと。さらに、検索すると別の媒体には同じ新卒募集で、インターン期間は1年、と書いてありました。


そのことを含めて、この企業がどうしても入りたい!!ならいいけど、今面接での情でいいかも・・・と思って他の企業への就職活動を放棄してまで1本に絞っちゃうのってもったいないよ!ベンチャーだし、ずっと勤めるタイプの企業じゃないけど、この企業でもしやりたい仕事に近いことが出来たとして、その次にこうなるからこのスキルを、この経験を、というのもなしに入っちゃってホントにいいの?
・・・という感じに訴えてみました。


私としては、私だってすべてがわかるわけじゃないから、もしかして弟が行きたいっていっている企業もいい企業なのかもしれないけど、でも他の企業を見ることもせずにここ、って決めてしまうのは、今のまだまだ就職活動が始まっていない時期なのにもったいないから、せめてインターンの形で拘束されることになったとしても、いろんな企業を見て、その上で決めて欲しい。
たとえおせっかいでも、私が選択肢が著しく少ない中で、一番初めに面接して、一番初めに通った所に「いいかも!」って入っちゃって、しばらくは良かったけどだんだん環境的に微妙になってきて、でも転職するには私の経歴って・・・うわあああ!という流れにはなってほしくない。
もし同じ道をたどるとしても、自分がその時ベストの選択をしてそれでこうなったんだから、またここからがんばるよ!という気持ちになれるように、やれることはやりつくしてほしい。


弟の話を聞いていると、弟の大学は名前的に有名じゃないしそのために書類選考に漏れたり、面接であんまりいい顔をされなかったりしたみたい。それで、いい雰囲気になった初めての企業である今日の企業に対して、いいかも・・・と思っていて、本人も言っていたけどこれからまた自分のこれまでのことについて否定されまくった上に仕事が決まらない、ということになるのが怖い、とのこと。
気持ちはすごくわかる。でも、それはすごく心配です。
とりあえず、インターンの件は就活と同時進行的にやる!と彼が言うので、その旨を「こういうケースが出てくるかもしれないけど柔軟に対応してもらえるか」という形で確認してみたら?と言っておきました。


あんまりいうのはよくないかもしれないし、私が彼の立場だったらウザイだろうけど、最終的に笑いもまじえて楽しく終われたのでよかったです。
私の言う通りにして!じゃなくて、一意見として聞いてくれたらいいな、と思いました。でも個人的にあの会社1本勝負で終わらない方がいいよ!!とものすごく思いつつ、でした。って、私も仕事のことでこんなにありえない状況になってるのにえらそうでした。うわぁ。


電話し続けて数時間、やるはずだった洗濯は明日にして、食べ損ねた夕食はスープで摂って。弟の役に立ててよかった。弟に頼ってもらえてよかった。そうおもってにんまりしながら眠ります。


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