羊日記
もくじのような/ちょっとまえ/これよりさき
| 2010年07月20日(火) |
日数あきすぎとか書いてますが |
ブクマしてたとこがまちがってただけだった!
にしても書いてないことには変わりないなww
予定してなかったけど、なんか行けたので、映研。
『黄金花』
『夢のまにまに』の木村威夫監督の最後の一本となりました。
これ撮って、「ハイ、さようなら」って、あまりにもかっこよすぎンか。 永遠の厨二病。
人生のラストにたった二本の映画。 加齢による「くるい」というものを私は確実に感じているし、とてもそれを愛しているけれど、木村監督の二本の映画の中にある「くるい」は、凄まじい。 若い人とがっつり組んでやって、こういうのもありなんだ、ということを監督は切実に現場で伝えようとしたのじゃないかしら。 前作より「あっち」寄りと覚悟してみたほうがいいかも。
『夢の〜』はモチーフの絵ありきだったのだけれど、今回は何が軸になってたかって、監督の原風景じゃないのかしら、と勝手に。 戦後のごたごた、アンダグラウンド、舞台、木陰、おかあさん、迷子。 老人ホームでの風景がメインビジュアルになってますが騙されてはいけない。 そして人生は続く、、、、、わけもなく、 終わりは来る、唐突に、でもなく、でもあり、 すべてをはぐらかして、照れだって隠したって仕方ない、 冗談なんですよ、
ね、、、、、、、、、、、、
老いてなお、そういう考え方もあるね、 と言い切り、葬式があり、子が生まれ、結婚式があり、 まあ、そういうもんです。 やりつづけてこそみえるなにかがある。 でもだからこそなんだこの若い映画、となるわけで。 ちくしょうめ、かっこよすぎる。
俳優陣にあえて今回タッチしていませんが、 じつんとこ凄みがあるのは彼らあってこそ、というのも忘れてはいけない。
いい映画観た。
個人的事情なのですが、ロケ地がすべて自分の子供時代にかかわりのありすぎた場所…もと芸短校舎、上賀茂神社、植物園、とかばかりで多分にセンチメンタルになっておりますよ、ひつじっこ。
やあやあ、植物園の神社、いまもあんなままなのか。 麿さんが山伏姿であそこにたたずむだけでもうほんとにおなかいっぱい、という感じよ。 それとANOTHERやったあすこが老人ホームになってる+学校めっちゃ使ってるし!なので、かのちゃんは観て笑うといいよ。
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