羊日記
もくじのような/ちょっとまえ/これよりさき
六号館Cぬ35aにおります。
あした狩りのおねえさんたち、 寒いので気をつけておでかけしようね!
まっくろでうずくまってるのが羊子…のはずです。 の前にまた出たきり同人かもしれません……。
さーてもっていくほんがまだできてねえぞー <目を泳がせながら 誤字と記述チェックしてるともれなく自分の文章力のなさにうんざりできるね!
表紙の扱いを間違ってしまったためにロスしまくっていますよニコニコ。 高い紙を無駄に使っていますよーKスケさんありがとう!
タイトルはいつもどおりなのですが わたしは「東京は夜の七時」というタイトルでかいてます。 芹x伊、こんなかんじのおはなし。
『東京は夜の七時』
半ば怒り、半ば照れと苛つき、このままではどうにもおさまりがつかない。せめて血の上りっぱなしの頭から水をかぶってでも気持ちをおさめたいところだった。
道場の開いている昼間ならともかく、とも思ったが、晦日の夕刻である。 二十九日には稽古納めを終え、とうに正月の式典用の紅白幕をかけ終り、パイプ椅子だけが静かに整列するだけのひとっこひとりいない道場など、暢気に竹刀のひとふりも、ましてや伊丹がたまに気持ちを落ち着かせるためにこっそりやっている雑巾掛けなど、しに行けるはずもない。
後輩である芹沢の失言に逆上した伊丹が、誰もが思いつく古典的、しかし可能な範囲での少ない選択肢のうちのひとつであるひと気の少ない便所に駆け込んだとて、誰が責める事ができようか。
しかし。地方交番ならともかく、天下の警視庁の男子便所様である。
最後の手段!と捨て身の覚悟で飛び込んだ当の便所は、ひとっこ一人いないのはともかく、余裕を持った広さで伊丹を優しく受け入れてくれたわけであるが、洗面台ときたら、明るく掃除が行き届き、ただきれいなばかりでばしゃばしゃとつめたい水で顔を洗って頭を冷やしたいと駆け込んだ相手に、これほどまでにといっそ責めたいほどの冷たい仕打ちかとしか伊丹には思えず。 最新式の自動水栓の手洗いは、晦日の冷え込みにも適度な湯温で適度な湯量で、生温い水など手洗いにしか使えない程度の頼り無い量ばかり吐き出しては止まり吐き出しては止まりしてくれるのである。これでは頭に上った血を下げるのに役に立ちもしないのである、つか、これってひょっとして下がってんの?むしろのろけにあてられた感じ?…っておいおい本人じゃねーか俺。相手、俺だろ!彼女とかって言いやがったがあからさまに、俺のことだろ芹沢さんよ!イヴも一緒に過ごしちまっただなんてうおいおいおい、口が滑ったにしてもなんにしても失言だっつうの公衆の面前で本人目の前にしてのろけやがって、おい!
いや、問題はそこじゃねえ。
彼女、だとう?
さっきも思ったが、それ、相手あからさまに、俺だろ? 誰が彼女だ。女扱いすんな!つうか、されたくもねえしされても困る! のになんだよ芹沢のやつこれみよがしにこっちみて彼女と過ごした、とか、嘘言ってんじゃねえっばーか! てめえは二十代最後のクリスマスイヴ、よりにもよって三十路たけなわのやっぱり寂しい独り身のおっさんとふたりきりで過ごしやがったんだろがあっ!ちゃんと自覚しやがれ彼女いない男!つか、彼女って何。誰だよ!俺かよ!あ?俺様?てめえ何様?お坊ちゃんの芹沢様よう?
…とにもかくにも、警視庁捜査一課もよりの男子便所つきの洗面台では、伊丹の苛々をとうてい沈めてくれそうにはなく、気の毒に洗面台のカランは慰めるように弱弱しくもやさしいぬるま湯を断続的に吐き出し続け(させられ)ていた。
とはいえ奥目の伊丹の、男子便所の鏡の奥の如何にも陰険、と評される目つきの悪い目は、彼のプライドを慮って遠慮がちに表現してみるなら、少しばかり、いつもより若干潤んでいた。 もっと突っ込んでみようか。 ぶっちゃけ、ちょっとどころか、かなり嬉しそうにみえんでもない、わけで。
どこのだれが、彼女、だとぉ?
ずっと便所ですよー(笑 花子さんに叱られそうだ!
あとちょっとあとちょっとといいながらいちまんさんぜんじのせたーわははは
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