羊日記 もくじのような/ちょっとまえ/これよりさき

2001年09月12日(水) ああ世の中は

たいへんなことになっているようです

こういうときはテレビがなくて情報垂れ流しにならないのが少し救いになります
新聞にせよネットにせよ自分が見たいと思ったときにしか情報は入ってこないから



いつだったかの沢山人が死にまちが壊れたときには物凄く消耗した
つい自分の傍へ寄せて感じてしまうから
垂れ流しやがるテレビを憎いと思ったが
だからといってテレビを消して目を逸らすこともできなかった
何が一番いやだったって
画面の前にいる間は何もできないのだ
ちいとも
ただ泣く以外に
なにも


悔しくてあちこちに弁当を作っては動ける人に託した
なんの役にも立てないのはわかっていたのだけれど


あれはあのときあたしに出来た精一杯だった
今はもう何もできなくて無力感に打ちひしがれた
自分を許してやっても良いと思う






ああ
せめて

ひととひととがころしあうことがありませんように

だれのことも憎いなんておもわなくても良いように




片隅で祈る人が一体どれだけいて

どれだけ黙殺されているというのだろう





都合のいいこと言ってるって自分でもわかってる
でもだけど
だからって祈りもせず
諦めるのは厭なんだ






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