強くなりたいと思った
強くならなきゃって思い続けてた
一人で立ち続けるあなたを 傷や毒や孤独から守りたくて 独りで立ち竦んでいた私を 歩き出させてくれた笑顔を守りたくて
力強い笑顔の奥に押し隠された 深い傷跡に触れたあの日からずっと
自分が子供だったのが悔しかった あなたを強く抱きしめてあげられない無力な自分が口惜しかった
不条理な刃に 何度打ちのめされても怯まずに立ち上がり 傷だらけになりながらも 前を見つめて歩き続ける 強い意志を胸に抱くあなただからこそ
強くなりたいと願った子供は 今でもここにいて あなたを支えるために 小さくだけれど手を差し伸べられるようになった
|