なべて世はこともなし
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2006年03月21日(火) 靴を探してイギリスまで数百キロ...

うちの母親。意を決して去年の4月にアイルランドに私を訪ねてやって来ました(というかほとんど強制的に連行したという方が近いかも)。その折に、通りがかりのO’Connell Streetにある靴屋、Clarksで、靴を買って帰りました。おしゃれとか上品とかには程遠い靴ながら、実用本位という意味では本当にいい靴だったらしい。かくして…


母:「同じ靴買ってきて(はあと)」


…いくら気に入ってても同じ靴を買ってきてと頼むか。フツー?


さらに、こともあろうに靴のピンボケ写真を送ってくる母さすがはSnigel母です。行動が尋常じゃあありません。


で、実はこれ、3/14の日記にまったく違う主旨で書いてますが、この靴の写真を持ってClarksに行ったわけ。で、恥を忍んで写真を見せたところ店員さんは


店員: 「毎年商品は入れ替わるから、同じ商品はないねえ」


と言う。で、代替商品を見せてもらったが、新しい商品はおしゃれになった分履きやすさを犠牲にしていた印象を受けた。家庭の事情をばらすと、うちの母親、何やら足首を怪我したらしく、どうしても履きやすい靴がほしいんだそうな。というわけで、おしゃれに進化した代替商品は却下。


ここでまあフツーの人は諦めるのですが、この母あってこのバカ息子あり。ふと、どっかにこの商品が売れ残っているのではないかと思ったわけ。そこで私は、イギリスはチェスター近郊にCheshire Oaksというアウトレット村があることを思いだし、そこにはClarksもあったことを思い出す。マンチェスターに行くなら、もののついでにこのアウトレット村にまで行ってしまえ。


アウトレット村。日本にもあるようですが、これ、私には夢のような場所です。何せ、通常価格と比べていくら値引きされ、つまりはいくらお金をセーブできたかというのが、私が買い物をする上でもっとも大事なことなのです。年に2回しかセールのないアイルランドに住んでいる私にとって、年中セールをやっていると言ってもいいアウトレット村はまさに天国。


で、件のCheshire Oaksには140以上の店が並んでます。好きな人なら、間違いなく一日過ごせます。で、向かったはClarks。


あった!


写真とまったく同じ靴を見事に発見。


それに気をよくした私は、自分用のサンダルや、カバン、日本へのお土産用のチョコレートなど、思いつくままに買い込む。


このあと、マンチェスター最大のショッピングセンター、The Trafford Centreにまで行き、散財してきました。


ちなみに帰りは朝の10時に出発して、電車を乗り継いでHolyhead港へ。ここからダブリンまでフェリー。所要7時間。ヒコーキなら40分の道のりなのですが…ヒコーキの便利さを実感しました(たとえRyanairでもね)。




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