なべて世はこともなし
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2003年03月24日(月) 就労許可証更新。お約束通りの展開とは?

いつとは言いませんが、近い将来、私の現在の就労許可証(ワークパーミション、略して「ワーパミ」なんて呼んでる人もいるようですが)の期限が切れます。毎年一度更新をして、ケーサツのイミグレーション当局に出頭するわけですが(ちなみにこの模様はこのホムペのどこぞに書いてありますので御興味のある方は探して見てください)。


で、まあ、転ばぬ先の杖ということで、早めに会社の総務に連絡して更新してもらうようにお願いしました。これが今月初めのこと。


で、頼んでから1週間くらい経って、総務のマネージャーのところにいったいどうなっているか聞いてみた。


マネージャー:「ああ、その件ならBreda(仮名)に任せたわ」


出た!このマネージャー、仕事を人に振ることこそがマネージャーの仕事と信じている困ったちゃん。それにしてもよりによって、愛想が悪く性格も悪いとみんなに敬遠されているBredaに頼むかよ。おいっ。


仕方なくとぼとぼと、Bredaのところに行くと、


Breda:「あなたの就労許可証の申請?まだしてないわよ。だって写真がいるもん」


どうしてそれを言わん!このボケッ!


と叫びたくなるのを必死に堪え、その日はそのままSwordにあるショッピングセンターThe Pavilionへ。ここの吹き抜けに自動の証明写真撮影機があったような気がしたから(日本の運転免許更新所とかにあるのと全く同じボックスタイプのやつがアイルランドにもある)。


で、言ってみると、確かに機械はあった。が、隣のプリクラの機械、名刺印刷機の機械とともども電源が入ってない。おいおい、閉店1時間前だからって電源を切るか?


その証明写真撮影機の反対側にあるのは「総合案内所」。そこで暇そうにHello Magazine(女性版の芸能ニュースたっぷりの写真週刊誌)を読んでいた受付のおばさん、私が近づいてくるのを見るやいなや、急に忙しくなってどこかに行ってしまった。


脱力した私は呼び止める気にもならずもう一度証明写真撮影機を見ると、


なんだ、壁際のコンセントが抜けてるだけじゃん。


無許可でコンセントをぶちっと差し込むと


おお、電源が入った。


で、証明写真撮影機のOSが作動するまで数分。数分後に生気のない心霊写真のような写真を撮影。それを翌日Bredaに提出。「時間がないから早くしてくれると嬉しいなあ」と何気なく催促しつつ。


で、それからかっきし1週間後、内線で


Breda:「Snigel、P60(日本で言えば納税証明になるのかな)のコピーを持ってきて」


お前、まだ提出してなかったんかい?


それが先週末のお話、で、もういい加減申請書を提出しただろうと思っていたら今日(火曜日)、またまたBredaから内線がかかってきて


Breda:「Snigel、申請書にサインして」


申請が間に合わなかったらお前のせいだからな。


たかが労働許可証の更新の用紙を一枚書いてもらうのに半月以上かかるアイルランド。もういつものことなのでコメントする気にもなりませんが。ただ、こうなることを見越して、1ヶ月程度の余裕を見て申請の依頼を出す私はやはり伊達や酔狂で5年もアイルランドに住んでいるわけじゃあないのです(えっへん)。


で、労働許可証の話が出たついでにちょっと紹介すると、アイルランドの労働省のオフィシャルサイト("http://www.entemp.ie/"=コピペでお願いします)、ここ、今年になってからどの会社に労働許可証を発給したかが閲覧できるようになりました。で、ここを見ていると結構楽しいです。むろん会社名からだけじゃあ何にも判断できないというのはありますが、「何でこの会社に就労許可証が発行されるの?」というような会社も多数あります。まあお暇な方は覗いて見てください。



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