なべて世はこともなし
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2003年03月10日(月) <特別投稿編>Serbia i Crna Gora真実紀行(2)

作者、訳あって死んでます。とても更新する気になれません。折りも折り、ベオグラードから投稿が届きましたので本日はそちらでお楽しみください。


まあ、掘れば掘るほど、いろいろ出てきます。この国。


例えば、CD。普通、CDってもんは2000円とか2500円とかしますよね、大体どこの国も。でも、ここは、なんと300円。友人曰く、CDには300円以上出すな・・・とのこと。


なぜ、そんな値段なのかというと、コピーなんですよ。そのコピーCD、ちゃんとジャケットとかまでカラーコピーして、丁寧な作り。(笑)ちゃんとした正規のCD屋がありますが、そういうところはめったに行きません。みんなどこで買うかというと、CDキオスク。で、一律大体300円。


あとは、windowsのソフトやらやりたい放題・・・・著作権ってものがありませんね。まあ、セルビア人の月収から考えたら、CDなんてものすごく高価なものになってしまうでしょう。


あとは、至るところに両替屋。とりあえず、みんな強いお金が欲しいのでしょうか、両替屋が街中至るところにあって、スキーリゾートまであるとのこと。ツアリストなんて来ないのに・・・・


人々の足となるバス、トラム、トローリーバス。これらは、ドイツ、スイス、ロシア・・・などから中古の譲り受け。ところが、セルビア人は車を洗うという習性がないのか、とても汚い。雪が降り、泥道を走った翌日なんて最悪。灰色で接触不良のため動かなくなったトローリーバスは、まるで捨て去られた右翼車のよう。


中国人差別。
ミロシェビッチ政権の時(戦争時)、中国人を大量に入国させ、中国との結びつきを強めようとした。それが仇となってか、今ノビベオグラードという新興住宅地のところに、中国人がたくさん住んでいる。彼らはどんどん増える一方なので、セルビアの若い奴らの「ナショナリズム」の餌食になっている。韓国人、日本人も被害を受けている。これは、ヨーロッパどこでもと聞くが、アイルランドより絶対ひどいことは確かに言えると思う。


中国人!とか、ニーハオ!などはよく耳にする言葉だ。ボスニア旅行から帰ってき
て、やっと帰ってきたと思ったら、バス停のところで、「アチョー」と若い連中に言われ、「なんでここに帰って来てしまったんだろう・・・」と思ったこともあった。しかし、日本人と分かれば、たちまち交友モードに変わるというのが、納得できない点。


まあ、友好モードになってくれるなら、いいんですけど、まじめにがんばって勉強している中国人の友達がちょっとかわいそうと思ったりもします。


リサイクル、フェミニズム、EU・・・どれが先に来るのかと言われるこの国ですが、いい人もたくさんいるので、気に入っています。まあ、共産の生き残りみたいな人もたくさんいますが・・・いろいろ楽しんでいます。



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