なべて世はこともなし
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2003年02月23日(日) アイルランドの鉄則「なにごともまず疑うべし」(ミニ更新)

「なにごともまず疑うべし」


掲示板、ひよこさんの発言より。いえ、これは発言ではありません。アイルランドの現実を言い得ている金言です。具体的な例を検証してみましょう。


先週のお話。私の友人の女性のお話。この方、コウノトリさんがお腹に赤ちゃんを運んできたらしく、あと数ヶ月で出産と相成った。で、今、彼と住んでいる町中のアパートはとても育児ができるようなスペースがないので引っ越すことにしたそうな。確かに彼女のアパート、とんでもなく交通至便なところにあるが反面彼とケンカしてもお互いトイレ以外に行き場所がない。こんなところじゃ確かに子育ては無理だわ。


かくして賃貸の家探しを始めたのが数週間前。先週の日記にも書いたとおり、現状ダブリンでの家探しは過去に比べ非常に簡単で(昔がひどすぎたという説もあり)、彼女も1週間程度でちょっと郊外ながら、悪くない一軒家を見つけたそうな。


で、新しい家の大家と話をつけ、先週末に敷金を払うことで同意。で、前の家の大家とは先週末に敷金を返金してもらうことで同意。そう。敷金を右から左に流そうとしたわけ。


日本的な常識からはあまり考えられませんが、アイルランドの場合敷金は退去時に返ってきます。日本のように壁が汚れただの鍵交換だのといって、敷金を返還しない…ということにはあまりならないようです(もし敷金が返ってこなかった経験のある方、掲示板等でご報告ください)。


で、土曜日の昼間。前の家で大家が敷金を持ってくるのを今か今かと待っていた彼女。大家は定石通り約束した時間に現れず、いい加減彼女が痺れを切らせた頃にやってきた。そしてひとこと


大家:「えへっ。ごめん。今、金、ない」


現在彼女は資金繰りに東奔西走しております。新しい家の敷金を払うために。合掌。


話は変わってここ、私の会社(私が社長というわけでなく、私が勤める会社という意味です←説明はいらなかったか)、金曜日にちょっとした異変が起こりました。


私:(隣の席の同僚に向かって)「あれ?Eric(仮名)は今日休み?」
隣の席の同僚:(囁き声で)「クビになったよ」



またですか?今年になって何人目だ?


この会社、なんだか知らないですが、人を平気でクビにします。Ericの場合、まあはっきり言って使えない人でしたが…だからといって、ある日突然同僚があいさつ一つなくいなくなるのは気分のいいものではありません。ましてや私が新人教育担当だったりした場合は特にねえ…。ちょっと忸怩たる思いがありますが、あまり書けないネタなのでこれ以上は控えます。が…。



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