*黎明ノォト*

2002年04月26日(金) 描写


 読書日記は読書日記で別にページを作ろうとずっと考えていたのですが。
 その為の動きが全く取れてないのでこちらで少し。

 “目録”でも記述していた小川洋子さん。
(……今気付きましたが、“目録”のリンク、今消えてますね!!!/汗)
 先日、ちょっとした空き時間に証明写真を撮りがてら、近くの本屋さんへふらりと行きました。
 何か時間つぶしに使える本が欲しかったので、文庫の並ぶ書架へ。
 じーっと眺めて、手に取って移動して。
 そこで見つけたのがこの本でした。

『密やかな結晶』//小川洋子//講談社文庫。


 内容について詳しく記述はしませんが、1ヶ所の記述がとっても納得出来たので、「そうそう!」と一人でこっそり頷いていたので、それについて。

「枯葉の積もった森のような匂いがし、
     酸っぱさと苦さが混じりあった」飲み物。

 そんな表現がありました。

 さあ、なんだと思います?
 さらっと書かれていたのですが、私は「そうそう、そういう匂い!」と大興奮してしまいました(笑)。
 凄いですよね。
 かけ離れた表現のようなのに、するりと入って来ました。

 どうして、あんなに微かに仄かにエロティックなお話が書けるのでしょう。
 直接的な表現なんて一切ないのに。
 言葉の羅列だけでそういう雰囲気を醸し出す。
 さり気なくて、見逃しそうなのに絶対に捕らえてしまう。

 すごいです。
 ……改めて『沈黙博物館』(これも小川洋子さんの作品)を手に入れたくなって来ました(笑)。


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那音 [MAIL]

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