……またも、安全そうな道を選んで仕舞いました。 勾配が緩やかで、より平坦で、けれど結局高みに辿りつくにはより長い長い道のり。 「保険人生を歩んでるからね」 そう言った友人がいます。 なんて的確な表現でしょう。 安全そうな、保険のかかったような道を選んで選んで。 より楽そうなものを探して。 遠くに障害物がちらりと見えたらその高さを確認もせず、すぐさま方向を修正し、修正を重ねその障害にぶつからないようにして。 そうして結局どこへ行きつくのやら。