| 2004年11月06日(土) |
ブッシュ再選でカナダの移住情報が人気 「仮想逃避」か |
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前夜に面白いTVをやっていると紹介があった。「こどもとテレビ」というNHKの番組。残念ながら後半のシンポジウムしか見られなかったが、パネリストの一人が語る「子供は物語を求めています」(うろ覚え)という言葉が印象に残った。
土日は子供番組が少ないので、ビデオに録っておいたものをケロに見せていた。適当に切り上げて止めていたら「ぐるぐる」と(おそらく)ビデオ見せてくれ、と要求された。「いっぱい見たからまた明日ね」と断ったらリモコンで殴られた。DVだわ。 画面が暗いと(夜とか影絵とか悲しい場面とか)ケロが泣き声をあげるので、早送りでとばしてあげてたら、本放送の時もつまらない場面などでこちらを見て泣き声をあげるようになってしまった。ケロ、人生に早送りと巻き戻しはないんだよ、なんて言ってもわからないか。そもそも本放送と録画の違いが分からないもんなぁ。
丸椅子の座面を叩いてケロとドラムごっこをした。本物を買ってあげようかと以前ケロに見せたら「いらない」と脇へよけられたんだけど、そろそろまた試してみるか。
Qがソファの背もたれの後ろに隠れて寝ていたら、ケロがにこにこしてやってきて背もたれをめくっては嬉しそうに笑っていた。「QQ寝かせてあげて」というとまた嬉しそうに「QQ」らしきことを言っていた。よく「QQちゃん、だーいすき」というようにQを枕にして抱きしめているし、本当にQが好きらしい。(Qはちょっと迷惑そう。)
夜、マンションの総会の案内が入っていて、よく見たら来期の役員にうちが入っていた。うー、やりたくないけどいつかは回ってくるものだしなぁ。家にいる時でよかったと思うべきか。
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最近読んだ本。
福田正己「極北シベリア」(2004-142) 岩波新書(1996年12月)
面白い本だった。極北シベリアのエドマ層研究に行った著者が風物について書いたもの。炭素による年代測定法が1950年代以降(核実験により)使えなくなった話とか、撃ってきたトナカイをガイガーカウンターで調べてから食べるとか、辛い話もある。そしてペレストロイカ後またその地への立ち入りは禁止されたという。
西村英樹「夢のサムライ 北海道にビールの始まりをつくった薩摩人=村橋久成」(2004-143) 文化ジャーナル鹿児島社(1998年6月)
鹿児島・北海道同時出版ということで、地方の出版社がこういうネットワーキングをしているのも面白いと思った。 官営の麦酒醸造所を札幌に作った村橋久成の生涯をおいかけた本。後半生が雲水として全国を放浪したらしいが、どこで何をしていたのかはこの本でも謎のまま。いくつか仮説を立てられている。 作者がつい物語仕立にしてしまう箇所以外は面白い。物語仕立にしたくなる気持ちはよく分かるが、他人を引き込む物語は難しいのだ。
ジョーン・エイキン「とんでもない月曜日」(2004-144) 岩波少年文庫(1978年4月)猪熊葉子訳
月曜日には何かがおこるアーミテージ一家のエピソードを集めた短編集。素直に面白い。ロックケーキが岩のように重くて船が沈んじゃうとかいう言葉遊びも単純で面白い。あと「しめったナプキンでおおったサンドウィッチ」で、やっぱり乾かないようにナプキンをかけるんだと感心。
齊藤令介「田園生活の教科書 辛口のカントリーライフ入門書」(2004-145) 集英社(2001年4月)
筆者は村上龍「愛と幻想のファシズム」の登場人物のモデルとなった人だと、以前聞いていた。 入門書なので色々なことのさわりが書いてある。自分の知っていることについては「こんなことわざわざ書かなくても」で、知らないことについては「ほほう」と面白い。これが全て1人でできるということがすごいんだろうな。 自分のためには「スキー用の液体ワックスを紙や布製品に塗って防水にする」が収穫。「プラスティックをライターであぶって溶かしてパテ代わりにする」「タープの端に石とロープでフックをつける」は、知ってること同士を結び付けられなかった自分がくやしいぞ。
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