いいことあった
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2004年08月15日(日) 列島、暑さ和らぐ 都心の連続真夏日40日で途切れる

五輪=競泳男子400m自由形、ソープが連覇 (ロイター)
 #ずっと現役でえらいなぁ。
五輪=野村が3連覇、五輪柔道初の快挙 (ロイター)
五輪=谷が五輪連覇、日本女子柔道で初の偉業 (ロイター)
 #みんなえらいなぁ。
地球温暖化で高度低下か エベレスト、30年で1m強 (共同通信)

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朝9時、外で鍵を開ける音がしたと思ったら家人が帰宅。雨に降られて「家の中あったかい」といいながら入ってきた。玄関先にバスマットとゴミ袋を引いて出迎え。ケロも忘れてなかった。

終戦記念日に合わせたわけじゃないけれど、「〈日本人〉の境界」読了。

夜、ドライブインシアターに「海猿」を観に行った。一度行ってみたかったドライブインシアター。日曜日の夜だったせいかいつもなのか映画のせいか3組しか来てなくて、つぶれないか心配になってしまった。

で、見終わって一言。「なんてゆるい映画なんだっ!」

近頃死について考えていたのもあり、こんな映画が作れる日本って何て平和なんでしょう、と脱力。加藤"505"あいはファッション雑誌の編集の役のせいか妙な格好が多かった。
ケロは後部座席で寝ていた。

小熊英二「<日本人>の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮植民地支配から復帰運動まで(2004-096)
新曜社(1998年7月)

一回借りて長くて読みきれなかった本。ずいぶん久しぶりに再挑戦。知らないことがたくさん書いてあって、楽しい本ではないがとても面白い本だった。過去に<日本人>として行った事を恥ずかしく思うと共に、アメリカによる沖縄支配に憤るのは、自分と沖縄を<日本>と思っているからだろうと思ったり、でもやってる事は一緒なんだよね等、自分の無意識を意識したり、琉球語は本当に日本語と同根なのかとか、知りたい事が増えたり。

政治や戦争や利権や色々で、都合のいいように決められた<日本人>の範囲についての本。官は日本人を資産とみなし、民は日本人を権利とみなす。またまた知らない事実がたくさんあって勉強になった。知るにつれ世の中は複雑怪奇になっていく。自分の楽観が他人を傷つけてきたんじゃないかと思ったり。また森を森として見られることがあるんだろうか。知れば知るほど口が重くなっていく。

そして、今までに見てきた差別をする大人を嫌だなとずっと思ってきたけれど、それらの人が私達と同じ教育を受けてきた訳ではなく、彼ら個人の罪としきれない事情が過去にあったことも少し理解。この連鎖は止められるんだろうか。


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