いいことあった
おさがしものはこちらから

2003年03月24日(月) オハイオ州の古代遺跡をバーチャルに復元

(Hotwired Japan)
 #そんなものがあったんですって。
  http://cerhas.uc.edu/earthworks/default.htm
  ここのMoviesのところで、Quicktime等でバーチャル訪問できるよ。
アカデミー賞、主演女優賞に二コール・キッドマン(ロイター)
 #オーストラリア人初の快挙、だ確か。
アカデミー賞 「千と千尋」が長編アニメ部門で受賞
Tリンパ球 簡単な発見方法を開発 エイズ治療に道 鹿児島大
謎の肺炎 シンガポール700人を隔離 香港の死者は10人に (毎日新聞社)

* * *

温泉へ行った。泊まったのは富士ビューホテル。夜着いて、雪の積もる露天風呂なんかを堪能して、ぽかぽか暑くて眠れなかった程。温泉すごいぞ。

朝は窓から河口湖一望。快晴。(反対側は富士山一望。寒そう。)朝ごはんがビュッフェじゃなかったのは少し残念だけど(たくさん食べたい訳じゃなくて、好きなものだけ取るっていうのが好き)美味しく頂いた。
余談だが朝ごはんのビュッフェが素晴らしかったのはシンガポールのシャングリ・ラ。中華系だからおかゆもトッピングも充実していて、そして見たこともないようなフルーツも沢山。朝ごはんを抜いていこうと思っていた日もあったんだけど、初日のあまりの美味しさに朝はやーく起きて食べたりして滞在中毎朝食べた。

本題に戻る。チェックアウトして河口湖ミューズ館(与勇輝館)へ。http://www.musekan.net/default.asp
笑わない与勇輝(あたえ・ゆうき)の人形をはじめて見たのは五木寛之「ちいさな物みつけた」の中だ。その後で知人が写真集を見せてくれたこともあっていつか来ようと思っていたが河口湖は半端に近くて中々機会がなく、ようやく果たした。
妖精の物語の展示が多く、普通の子供の人形が少なかったのは少し残念(半年に一度展示換えがあるそう)。力学的に作ってあるので震度5までは倒れない、立てない人形は生きていない、という力強い言葉。

そして併設企画展 葉祥明「地雷ではなく花をください」原画展にやられた。
この本があるのは以前から知っていた。ユニセフのリーフレットで地雷がどんなにいやらしい作りになっているかも少し知っていたし、世界には手をつないだ子供を地雷原で走らせる国があるというのも聞いたことある。が、知識と感情は連動していない。地雷の話でここまで心動かされたのは初めてだった。原画の前で泣いた。だめだよ、弱い者いじめは。(あ、ちなみに添えられている文章は葉祥明さんじゃなくてNGO「難民を助ける会」理事長の柳瀬房子さんによるもの。)
地球上の地雷をすべて撤去するには1000年かかると言われているそうだ。これって核の半減期よりずっとずっと長いじゃない。もちろん地雷だけで人が死ぬわけじゃないけど。と、ぐちゃぐちゃと考えながら展示を後にした。

そして河口湖中原淳一美術館へ。
http://www.fujisan.ne.jp/nakahara/
中原淳一という人については「それいゆ」「少女の友」の表紙を描いていた人としか知らなかったが、「それいゆ」は企画・編集すべてを本人が行って、戦後の日本の復興期に人々に夢を与える仕事をしてきた人らしい。45歳で心臓発作、46歳で脳溢血で倒れるなど激務をこなしてきた様子も伺える。(その後も何度も倒れながら仕事を続けている。)
もちろん絵の展示が主なのだけど、デザインが凄いの。彼のデザインした服の展示などが何点かあって、可愛くておしゃれ。フェルトのドレスとか、絣のフレアースカートとか、今でも通用するデザインだし、発想が面白い。はぎれを集めて、黒のバイアステープで枠取りした今でいうパッチワークの作品も可愛いの。
この時期に他にどういう雑誌が出ていたのか知らないので断言はできないけど、この人がいなかったら現代の雑誌の内容も変わっていたんじゃないかと思うようなモダンな感覚とオリジナリティが感じられた。ただの挿絵画家というだけじゃなかったのね。

美術館の中に「工房」があって、ミシンとはぎれやボタンなどが置いてある。「自由に使って好きなものをお作り下さい、出来た作品はお持ち帰り下さい」という夢のような場所なのだけど、中原淳一にインスパイアされても何も作れない自分の貧しさにすごすごと出てきたダメっぷり。あああ。

いや、ちょっと骨休めに温泉に浸かりに行ったのに、凄い感銘を2回も受けちゃいました。おそるべし、河口湖。近いからって舐めててごめん。

そして近所のハーブ館などさらりと流して、御殿場へ抜けて、美味しいパエリャを食べて帰宅。1日ですごーくリフレッシュしてすごーく楽しんだ。はぁ満喫(^o^)


 過去  目次  未来  玄関  別館  読書メモ


つっこみ、コメントはこちらから/日記に引用させていただく場合があります