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2010年08月10日(火) さらさら

なっちゃんの赤ちゃん・なもちゃんからもらった風邪が悪化中です。

で。

風邪の症状って、出るもんは出すにまかせたほうがいい、って話も聞くもんですからね?
熱とかは特にですね、必要があって発熱してるわけですから、下手に解熱剤飲まないほうがいい、とか。
ウソなんですかね? わからないんですが。
40度超えてガマンしたらえらいこっちゃですが、今のワタシ程度の熱でしたら(38度まではいかない)、自らのホメオスタシス機能を信じてみようってことで、葛根湯飲む程度で辛抱してるんですが。(もう葛根湯の範疇超えてますけど)
くしゃみ鼻水鼻づまり、おめめのうるうる、耳の不調などもですね、もしかしたら必要があって具合悪いのかもしれないので、まあ治るまで好きにさせておくさ、
なーんてカッコつけてたんですけれども。

本日ワタシは、割と大事な打ち合わせがありまして。
初めて会うかただったので、鼻水まで飛び出しちゃうようなクシャミを連発するわけにいきませんし、耳が聞こえないのも非常に困ります。
悩んだ結果、春頃ひどい鼻炎に悩まされていたときに買っておいた、鼻炎薬を手にとったんであります。

この鼻炎薬というもの。
強いじゃないですか。
眠くなるじゃないですか。
頭がぼーーーっとしちゃうじゃないですか。
おまけにワタシ、どうもこの薬に対して耐性が弱いらしく、これらの副産物的症状がものすごく強いんですよ。
「じょりぃは鼻炎薬飲むとバカになる」って言われるくらい、呆けてしまうんですね。

てことで、担当者にくしゃみと一緒に鼻水ぶっかけちゃうのと、バカになった状態で打ち合わせするのとを、天秤にかけてみたんです。
けっこう悩みました。

結果。

鼻水かけられちゃうくらいなら、ワタシがバカでいることのほうが、相手の心理的ダメージが少なそうだ、という理由で、薬を飲みました。ごっくん。

薬さん、たいしたもんでしてね。
鼻水、収まりまして。
くしゃみもとまりまして。
おめめもうるうるしないどころか、ドライアイっぽくなりました。
ものすごく水分が枯渇しませんか、鼻炎薬飲むと。
喉も異常に乾きますし。

たいしたもんなんですが。

車を運転していて、もう、眠くて眠くて眠くて眠くて。
眠いというより、意識が突然「がくん」と沈むんですよね。
運転するなよおまえ、って自分で思いました。
まあ、運転中に「がくん」てなるわけにいかないので、気を張るじゃないですか。
でも頭はバカになってますし、まあ、眠いんですよ。
なんかすごい苦行ーーー。
さらに、耳は治ってくれなかったので、頭ぼんやりで耳が遠いってことで、いつもよりも方向音痴になっちゃいましてね。

道に迷いまくりました。

ワタシ、耳がよく聞こえなくなるたびに思うんですけども。
三半規管が調子悪くなると、めまいが起きたり、バランス取れなくなったりするって聞くんですが。
三半規管が無事でも、聞こえが悪くなるだけで、バランスを取るの、難しくなる気がするんです。
思うに、周囲からの反響音も、バランスの手がかりにしているんじゃないかと。

少し前に「目が見えずに道を歩くって、どんな感じなんだろう」と思って、団地内を目をつぶって少しの距離歩いてみたことがあったんですよ。
そのときに、音だけで、自分が壁からどれくらいの距離にいるのかわかるんだな、ってわかったんです。
で、壁がなくなると(たとえば十字路とか)、今まで壁があった側に体がちょっと傾いちゃうんです。(ワタシだけなのかしら・・・)
つっかえ棒がなくなった感じに少し似てますかね。

って、耳の話は今日の話に全然関係ないのについ話し込んでしまいましたが。
まあとにかく、薬と耳のせいで、ふらっふらしてたんですよワタシったらもう。

で、肝心の打ち合わせがなんとか終わり(声の大きい担当者さんで助かりました)、その後もう一件、まわるところがあったのでそちらへ。

そこは新しい工場ができたばかりで、現在引っ越し中。
新工場に着いたものの、担当者が見つからず、携帯にも出てもらえず、どうしようーと思いながらワタシは工場のまわりをぐるぐると歩いていたんです。

午後3時。まだまだ暑い時間帯。
そんな中をぐるぐるてくてく。

さらにワタシは上から下まで黒ずくめ。太陽光、どんと来い!全部吸収したるでー!な状態であります。
地面は灼熱のアスファルト。
できたてピカピカの白い新工場からは、照り返しもあり。(少し曇ってましたけどね)
まわりの工事の人や社員さん、首からタオルって人が多くて、みなさん汗だらっだらですよ。

そしてワタシ。
ワタシの汗っかきぶりったら、「汗かき選手権」があれば余裕でエントリーできるソレでありますよ。
そんなワタシがこの状況下ですから。
水かぶったみたいになって、工場の敷地内を歩いて

いるはずなんですが。

ワタシ、さらっさら。
サラサーティみたいにさらっさら。
汗、ひとしずくもかいてません。
汗だくのみなさまの中、汗をかかずに颯爽と歩くワタシは、まさに女優。

自分で自分にびっくりですよ。
で、「どーしてーーーー?!」って考えてみた結果。

たぶん、お薬ですよね。鼻炎薬。
ほかにいつもと違う要素がないですもん。

鼻水を止める力のある鼻炎薬、汗すらも止めるみたいです。
ほんっっっっとに汗かかない。
この!あたくしが!汗かかないなんて!


鼻炎薬、SUGEEEEEEEEEEEEEEEE!!!


・・・すごいけど、なんか、おそろしい・・・。
このワタシが汗かかないなんて、
飲食店にゴキブリがいないくらい不自然であります。

でもワタシ、うれしくてうれしくてうれしくてですね!
こんなに暑いのに、ワタシ汗かいてない!
まわりの人が汗だくなのに、ワタシ汗かいてない!
いつもは逆なのに!
汗をかかない人生って、なんてすばらしいんだろう!


友人に、全然汗をかかない人がいるんですが。
その人いわく、ワタシみたいに汗かく人がうらやましいそうなんですよ。
なぜなら「たぶん、あたし、汗かく人より暑い」からだそうです。
「だって汗を気化できないから、涼しくなれないじゃん」だそうです。
それ聞いて「なるほど、汗をかかないというのも大変なことなんだな」と思ったんですけれども。
でもねー、汗をかくって、ひとりで運動しているときにかく汗は気持ちよいものですが。
衆人環視の中で、ひとりだーらだーらかく汗というのは、不快指数でいえばかなりのモンです。
ワタシも不快ですが、見てる相手も不快でしょう。なんて思うと余計に汗かいて不快指数があがっちゃうんですが。
なので「不快指数的には似たようなモンなのでは」と、そのときも反論したんですけどね?


今のワタシ、汗かいてない上に、暑さすら感じない。
なんだよ、友人め、汗かかないと暑いなんてウソじゃんね(・∀・)
汗かかないって、本当にすばらしいじゃんね(・∀・)

と喜んだんですが。

用事が済んで、日向に駐車してあった車に乗っても暑くないワタシ。
ここで「あれ?」と、少し思った。

走り初めて、ためしにエアコン入れずに、窓も開けずに運転してみたんですが。

やっぱり暑くないワタシ。
や、少しは暑いんですけど、そのままで平気なんですよ。
もちろん、汗なんてかいてません。

でも、んなはずぁーー、ない。
このときはもうかなり雲も厚くなってきていたんですが、雨降り前の蒸し暑さはむんむんしていたはずなんですよ。
なのに平気。
こりゃおかしいですよ。

これももしかしたら、鼻炎薬のせいなんですかね。

年を取ると、暑さ寒さを感じる能力も衰える、って聞いたことがあるんですが。
こんな感じになってしまうとしたら、暑いのに気づかず熱中症、なんてのもそりゃあるだろうな、なんて思ってみたりして。
慌ててエアコンつけてみたりして。

家に戻ってからもサラサーティなワタシ。
快適です。
でも喉乾くーー。眠いーーーー。


そして、今。

ビデオデッキにからまったビデオテープを取り出しただけで、汗だくのワタシがおります。
ビデオテープ取り出しながら、床に汗落ちましたよ。やだー(´Д⊂)
薬、切れてきたのね。
なんというわかりやすさ。
てか何この汗。
タオルじゃ吸い切れないっすよ。
誰かサラサーティ持ってきて!ワタシに貼り付けて!


長々と何が言いたかったかといいますと。

頭痛薬なんかは飲み慣れているので、あたりまえみたいに思う存分飲んでましたが。

やっぱりお薬って怖いのね。

と、そう思ったという、それだけの話でどうもスミマセン。


それでも、
眠いしバカになっちゃうしでものすごくしんどかったですが、
灼熱のアスファルトの上を、さらさらのワタシで涼やかに歩けたあのときのしあわせ感は、格別なものでございました。

この汗っかきコンプレックス、汗かかない人にはわからないだろうなー。
ホントに恥ずかしいんですよ?(* ・ω・`)



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