今日も今日とて
INDEX過去未来


2008年05月15日(木) ハードプレイ・シンデレラ

また整体に行ってきました(・∀・)
なぜなら、なんだか腕が上がらなくなってきてしまったからです。
こ、これは、ウワサに聞く40肩とか50肩とかハタチの原点とかだったらどうしよう!とか焦ったのです。

ていうか、自己診断では「目」が原因にほかならなかったのですが。
腕、上がらなくなることあるんですってね、目の酷使で。
たぶんこれ。きっとこれ。ウン十肩とか、ワタシ、縁ないから!23歳だし!

ほかにも首肩背中がヤられちゃってましたので、さらに言えばまたそれらのせいでビミョウにウツ入ってきちゃったので、潔く整体行き。

せっかくだから、前回とは違うところに行って、未知の体験をしてみようそうしよう。<相変わらずちっともウツじゃないハリキリぶり

で、ググった結果、女性向けのソフトで雰囲気の良さそうな整体院を発見。
前回が地味ーでちょっと貧乏そうな整体院だったので、今回は「女性のかた、ぜひー!」みたいな、オサレなこの整体院に行ってみましょう。
さて、料金はいくらかな? へい、クリック、と。


1時間、 ろ、 ろくせんえん・・・・(°▽°;)<ビンボウ


前回は4000円でした。50分でしたけど。
2000円は、10分+オサレ代かしら・・・。
でもまあいい。今日はここに行きます。フォースに従え!

隣の市まで30分車を飛ばして到着。こんにちはー、と。


・・・今度の先生もネズミだ・・・。


しかし、今回の先生は、ハンサムで南国風味なネズミ。
この南国具合、なんか、繁殖率良さそう。

前回は「動きやすい服で来てください」ってことでそのまま施術だったんですが、ここではピッタリ目のスウェットに着替えることに。
・・・なんか、このサイズ、ええと、特に横に大きい人の場合、無理なんじゃないかしら? っつー感じだったんですが。
ワタシが店に入ってから、一度先生、奥に引っ込んだんですけど、そのときにサイズをぱぱっと変えたりしてるんでしょうかね?
身も心も打ちひしがれた状態で整体に来て、用意された服が入らなかった、なんて悲劇、ていうか喜劇、あたしゃゴメンですぜ?

「これに着替えてください」としか言ってもらえなかったので、着替えの途中、更衣室から「下着は外すんですかー?」と聞いたら「はい」と。
そうですか。と、ブラをはずしまして。鏡に映った自分の胸にうっとりしてから上を着替えまして。
下を着替えようと思って、止まった。

パンツは・・・? 下着だけど・・・。外すのかしら?
でも直接スウェットって、ちょっと、どうなのかしら。
なんかこう、玄関にぺらっぺらの網戸しかないっつーくらいの、治安的な頼りなさ。

しかたないので聞いた。
「パンツも脱ぐんですか?」

「(笑)今まで聞かれたことなかったですけど、どちらでもいいですよ」

聞かれたことなかったとか言われて恥をかかされた上に、質問に答えてないからセンセー!

治安上、穿いてることにしました。


で、最初に歪みチェックなんてしましてね。
左の骨盤が随分歪んでいるそうですよ。
そして、背中と腕の関節が、先生が「え?」って言うほど固かった。屈辱。

てかさー。
腕が上がらなくて来たんだからー、決して今のそれがワタシのベストコンディションていうか、普通だとか思ってほしくないわけですよー。
と言いたかったけど、ガマンしました。真に言いたいことは常に飲み込むじょりぃ。ごっくん。

「前にも整体とか、かかったことあります?」と南国ネズミ先生。
「あ、はい」
「それはどんな感じでした?」
「えーと・・ソフト整体とか言ってた気が」
「ソフト整体が好きなんですか?」
「あ、いえ、別に」 詰問されるじょりぃ。たじたじ。

さらに先生、濃い顔でワタシの目をびしっと見つめながら

「今日はソフトとハード、どちらでいきますか?」 瞳キラリン☆

何のプレイの話ですか先生。

「あのー・・・(わかんねえよそんなの)・・・何もわからないので、あの、おまかせします」

わからないので、おまかせマグロ処女プレイ希望。

「じゃあ、ハードでいきましょうか。 痛気持ちいい、って言葉もありますしね」

い、痛いの?! 処女だっつってんのに!(言ってません)


と、ちょっとびっくりしてみましたが、まあワタシもオトナですし。
イタキモチイイってのも、キライじゃありませんし。
上手にやっていただければ、言葉責めだってオッケーですし('∀^v)


って、ホントに痛ぇし!!!!


途中、ロープつかみそうになりました。
いえ、ロープなんてないんですけど!
ギブギブ!ってベッド叩こうかと思った!
整体受けてるというよりも、ワザ決められてますよワタシ!
レズだけに、卍固め?

先生も先生で「ホンットに腕かたいなこりゃ」ってビックリしてましたけど。
かたいだけあって、うん、痛い(;∀^v)

「肩甲骨、うまっちゃってるよー?」
「・・・それは肉のせいではなくて?」 うぐぐぐ痛いー
「違う。歪んで埋まっちゃってるんだよ。どうすりゃこんなになるんだー?」
「・・・・(ワタシが知りたい)・・・」 むぐぎゅー痛いー

「それとねー、肩が前に出ちゃってるねすごく。前後にも左右にも猫背になっちゃってる」

前後はわかるけど、左右て。
どうやら左に湾曲しているらしいです。

曲がったりひねくれたりしているのはココロと根性だけかと思っていたんですが。
背骨周辺もヤバそうです。
ていうか、そんなに姿勢は悪くないつもりでいたんですよワタシ。
ちょっとショック。

でも、毎日仕事していて、姿勢が固定されているのは確かなんですよ。
右手伸ばしてマウス握って(そしてその右手はカッチカチンに緊張状態)、左半身はビミョウによよよよと左に流れている、という感じで。
お出掛けのときに、すまして姿勢良くしていてもダメなんですねー。
って、本人はすましているつもりでいても、歩いている姿の写真なんて見ると、いつも首が前に突き出ているというカッコ悪さなんですが。


で、次に首周辺に移動した南国ネズミ先生、またもやビックリしやがってるんですよ!

「うわー! すごいことになってるね!」

でしょーーーーー?(得意)
そこはね、ワタシも自信あったんですよ。 ダメダメな自信が!
最近、視力がガクンと落ちてましたし。頭痛はひっきりなしですし。
「肩凝ったー」って感覚すらなくなるほど、ガッチンガッチンになってましたし。
「肩凝ったー」を通り過ぎて、腕が上がらなくなってきていたんです。だからここに来た!

先生、未知との遭遇、てな感じで、ワタシの首周辺に取り組んでくださり、
ワタシはとってもまんぞ  くっ!ぐきっ

痛い先生それ!

「もっとちゃんと力抜いてー」

はい。

「パソコンの仕事でしょ?」と先生。
「はい」
「ここまでなるとは、相当だねー。一日中パソコン?」
「はい」
「おそろしいなー」

ホント、パソコン、おそろしいですよね。
だからワタシ、ホントに転職したいんですよ。

で、また腕に戻って。

「力抜いて」
「はい」
「抜いてないよ」
「あら?」
「まだ抜いてない」
「ええと・・・」
「あのね、僕に気を使って、手足を差し出したり浮かせたりしなくていいから(笑)」
「あー・・・」<やっと自覚
「じょりぃさんね、今日施術してても、ずっとそんな感じね。ちゃんとリラックスしてもらわないと」

わかっちゃいるんですが。
「ちゃんと」リラックスしようとすると、なぜか力んでしまうんです。

「・・・力を抜く、というのが、ジャンルを問わず苦手かもしれません・・」とワタシ。
「うん、そうだろうね。体の力を抜くのが苦手な人は、人間関係でも間違いなく力入っちゃってるよ」
「はあ」
「だから余計からだが凝っちゃうの」
「はあ」

ワタシ、美容院でシャンプーとかしてもらうときでも、すんげぇ首に力入れてるんですよ。
なんか、重くて悪い!とか思っちゃいません? 人間の頭部って、重いってウワサを聞いたもんですから。
さらに言えば、美容師さんがついうっかりシャンプーで手を滑らせて

「あ」 ごんっ! <じょりぃの頭がホーローに激突した音

なんてなっちゃったらおそろしいじゃないですか!
後頭部がパックリ割れて、ダーラダーラと流血したって、きっとワタシ「大丈夫です大丈夫です。あはははははは!」とかやっちゃいますからね。
その様を見て「じょりぃさんて、陽気で寛容でいい人ね☆」って思ってくれる人って少ないと思うんです。
どっちかっていうと

「こ・・・怖・・・!」

て、たぶん後ずさりされます。そして、その美容院の伝説になるんです。頭カチ割って大笑いしてた人 って。

そういえば思い出してしまいましたが、昔勤めていた会社のパートさんで、空気の読めない明るいオバサンがいたんですが。
その人、郵便受け周辺でかがんで作業をしていて、ひょいっと頭を上げたらポストの角に頭を強打しましてね。
もう、額、ぱっくりなんですよ。
しかもすごい流血。頭ですからね。
みんなびっくりして、最初は一歩下がったほど。
でもやはりほら、心配だからみんなで「大丈夫ですか?!」と駆け寄るではないですか。
救急車呼ぶようかなとか本気で思いましたし。
そんな中、そのオバサン

「頭上げたらポストがあって!ぺらぺらぺらぺら(大音量で状況説明)(アクションも大きい)ぺらぺらぺら くひひっ! くひひっ!(笑い声) まさかここにポストがあるなんて(状況説明)ぺらぺらぺらぺらぺら くひひ!くひ!ぺらぺら(エンドレス)」

って、自分がケガをした状況を細大漏らさず説明しながら、途中で「くひひっ!」って笑いを挟み込むもんですから、今度こそみんな本気で後ずさりしてました。
「あ・・・喋らないで・・・あの、ちょっとそこに腰掛けて・・・」とか、誰か言ってみても止まらない。
もちろん、流血も止まらない。

そのオバサン、会社を辞めてからもずっと「流血大魔王」って呼ばれて、社内で伝説になってました。

という状況に怯えるわけですよ、ワタシは美容院のシャンプー台で!
ちょっと話が長かったですけど!


・・・ということで(話を元に戻します)、相手へのピントはずれな気遣いと、相手を信用しきれないがために、リラックスというものがなかなかできず、ワタシのカラダはますますカチコチになってしまうわけですが。


で、顔。ていうか頭側面を、ぐーいぐーい手のひらで押されまして。

「痛いかな?」
「きもちいいですー・・・・・あがっ」
「ここでしょ?」
「そこです。 ていうか、一昨日あたりから、急に痛いんです、そこ」

どこかというと、左の顎の間接です。

「急に? 寝起きが特にとか?」
「あ、そのとおりです。 顎関節症とかになっちゃったのかと怯えてるんですけど」
「うーん、違うと思うけど。 寝るとき、こっちばっかり下にしてない?」
「あ、そのとおりです」
「それで負担がかかっちゃってるんだと思うよ。骨盤の影響もあるけど。左だしね。
 だいたい、横向きで寝るの良くないですよ。仰向けで寝て下さい」
「仰向けで寝ると、金縛りに遭っちゃうから・・・」
「なに?」
「金縛り」

「寝姿の指導をしていて、金縛りという言葉が出てきたの、初めてですよ・・・」

その口調、ワタシのことを尊敬しているのかしら。それとも呆れているのかしら先生。
ていうか、金縛りなんて誰でも遭うじゃん!
みんな、何とぼけてるんですか! ちゃんと申告して、明日の整体界の発展に寄与しないとダメよ!
ていうか、マジ痛ぇーーーーーー!!!! ギブギブ!


でもさすがは先生ですよ。
終わったあとは、非常にスッキリ。
でもアレかなー。
このスッキリは「ああ、体が楽になりました(*´∀`*)」というよりは、「喝を入れられて体が目覚めた」っつー感じに近いかも。
だいたい、あんなに痛くちゃリラックスできないって。
ワタシのカラダが悪いんだろうけどー。
とはいえ、「ワタシのカラダ、特にこことここ、全然ダメじゃん!」という自覚はしっかりできたので、良い体験でした。
痛かったけど、また行きたいなと思います。喝入れられるの好き。文化系の皮を被った体育会系ですし。

「どうですか?楽になったでしょ?」

楽になったかはギモンなんですが、「でしょ?」って聞かれたら「はい」って言わないとー、って思っちゃう、力を抜くことが苦手なじょりぃの対人関係。

「はい。なんていうか、間接がミント味になったって感じです」 <これは正直な感想。スッキリさわやかになりました。
「変わった感想ですね・・・」
「あー、じゃあ、スッキリさわやか!で。はい」
「ミント味のが良かったな」

じゃあこの感想、おたくのHPの「お客様の感想」ページに掲載してもいいですよ。6000円で。


で、終わって。
また着替えまして。
ここで忘れ物をしがちなのがじょりぃですから。
ちゃんと持ち物チェックもしまして。
うん、大丈夫。
とりあえず、忘れたらいちばん恥ずかしい、ブラも装着したし! パンツは脱がなかったし!

ちょっと先生と雑談してから、「どうもありがとうございましたー」と、2階テナントの小洒落たレンガの階段をしずしずと下りまして。
階段を下りきろうというところで、なにげなくお店を見上げましたら、先生ががばっとドアを開けて、真剣な表情でワタシを見ています。
ん? 先生が右手を高々と挙げております。
そして、ワタシのほうに走り出そうとしております。

まいったなー。
また男性をトリコにしてしまいました。
ワタシ、ほとんどレズなのにー。

とホントは思ってないですけど、一応先生を見て優雅に微笑みましたら


「じょりぃさん! 靴! 靴忘れてる!」


確かに、先生の右手には、ワタシのガラスの靴・・・じゃなくて、スニーカーが。
そしてワタシの足には、店のスリッパが。


最後の最後で、リラックスしすぎました。



じょりぃ |HomePage