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2008年04月08日(火) 置いていかれるワタシ

ナナとデエトした翌日。
きょんは仕事が休みでした。
ちなみに、ナナとのデエトが終わって、朝の5時少し前くらいに家に着いたとき、きょんは煌々と灯りのついたリビングのこたつで寝ていました。

先にちゃんと寝ててね、って言っておいたのにー。
って、ワタシを待ち疲れていつの間にか眠ってしまった・・・なんてかわいらしいなりゆきでは、当然ないわけですけれども。
しめしめ、なんて具合に、実にのびのびと気持ちよくこたつで寝ていたのでございましょう。

で、ワタシも少しだけ寝ましてね。
ナナワタにも書きましたが、耳鳴りと、寝不足による脳内ハイテンションのせいで、うーんうーんと唸りながら寝るような感じだったんですが。
ナナとじっくりこんと話をしたのは本当に久しぶりだったんですが、なんかナナ、成長してたっつーかオトナになったというか、やけにしっかりと将来のビジョンなんかも描いてましてね。
日々の生活、近い将来・遠い将来、ワタシとのこと、どれをとっても、ワタシの考えより先んじていて深いのです。
ナナ、進化してる。

社会人的なことはワタシの方が詳しかったし、モノの考え方なんかもワタシの方が建設的だよな、とかうぬぼれていたというのに。
そしてナナも、ワタシのそーゆーところを頼っていたりしてくれていたというのに。
そういうところでさえ

ワタシ、置いていかれてます。
ナナの進化に追いついていない。
これはショックでございました。
負けず嫌いだから、とかではなくて、「ワタシこの数年、何やってたんだろ!」と焦ってしまったわけです。
何かを先延ばしにしていなかったか。
何かって、なんなんだろ。よくわからないんですが。
そして「日々成長!日々進化!」と思いつつ過ごしているというのに、ワタシ、全然ダメだわこりゃ、と思ったりして。
「停滞している人間は嫌いだ」とかなんとか偉そうにナナに話していたのに、いつの間にか自分が停滞気味になってましたよ!

日常会話でどれだけナナがいばっていようとも、結局のところ
「ほら、がんばれ」「しょうがないなあ」「大丈夫だよ」と偉そうなワタシと、「ぐすんぐすん」と感情の波に飲まれたり「えへへ」とちゃっかり甘えているナナ、というのが今までのナナとワタシのおおまかな構図だった・・・と思っていたわけですが。
ここにきて、ワタシが偉そうにできる部分がひとっつもなくなってしまった感じですよ!
いや、別に偉そうにしたいわけではないんですが。
好きな相手を「すごいなー」と尊敬できるというのは、ワタシにとって非常に幸せなことですし、これができなくなったらもう好きでなくなってしまうので、そういう意味でも偉そうにしたいわけではないんですよ、まったく。
ただ、ナナと比べてワタシの停滞っぷりが際立ってしまうと、ワタシがワタシを尊敬できなくなってしまうではありませんか。
それに、バランスが崩れます。

ワタシは何事につけ、大事なのは「バランス」と「タイミング」である、という信念がありましてね。
仕事しかり、人間関係しかり、とにかく人生のあらゆるモノゴトについて、このふたつをコントロールできればサクセスなのでありますよ。
コントロールできない場合は「運」というものが絡んできますけれども。
で、ナナとワタシの場合、というか、うまくつきあえている相手というのは、やはりこの「バランス」「タイミング」がうまくいっていると思うわけです。
単にうまくいっているというより、お互いに努力して、これらの帳尻を合わせ続けているのではないかと。
ナナとワタシも、なんだかんだいって努力してきたと思うのです。
相手を見て、自分を見て、バランスを取り、なかなかうまくいかない「タイミング」というのもできるだけ合わせてきたと思います。
こと人間関係の場合、これは片方がいくらがんばっても、双方の努力がないとうまくいくのは難しいものであります。

ちょっと話がそれちゃいましたが。
よーするに、バランスを取るためにも、ワタシももうちょっと、自分で「よし、自分!」と思える程度には進化したい、と焦ったわけです。

ワタシだって自分の今後を考えていなかったわけでもありませんし、それなりにちょろちょろと次のステップへ向けて勉強したりはしておりましたが。
ナナと比べると焦点がぼやけていました。そしてツメが甘い。まあ、なるようになるだろ、みたいな。
ということで、「うーんうーん(´д`;)」とうなりながら眠るハメになってしまったんですよ!

で、目覚まし鳴ったので起きまして。
ぼけーーーーっとした頭でお風呂入って歯を磨いて仕事を始め。
そうだコーヒー入れよう。
数時間前までガストで6杯立て続けにエスプレッソ飲んだというのに(眠かったんです)、それでもまだカフェインが欲しいのはなぜかしら。
(てか、そんなにカフェイン摂ったから「うーんうーん(´д`;)」になっただけかしら・・・)

コーヒーを落としておりましたら、きょんが声をかけてきまして。

「ナナ、元気だったー?」と。
「うん。元気だった」
「学校、どうなんだろ調子。 相変わらずがんばってるの?」
「うん、がんばってるみたい。で、高看進むって言ってた。そのためにも成績上位をキープしたいんだってさ」
「あー、やっぱそうなるのかー・・・・いいな・・・勉強できて・・・」
「そだね」

きょんも学校行きたがっているのですが、経済的にちょっと難しくて断念中です。かわいそうに。

「でもなんで高看進むことにしたの?」
「なんか、勉強したり実習したりしてるうちに、自分のやりたい看護がハッキリしてきたんだってさ」
「というと?」
「できれば、末期の患者のメンタルケアと痛みの緩和に関わる仕事がしたいんだって」 
「え!・・・・」

ひょいときょんを見てみましたら。

やだこの人、なぜうるうるしているの。

「ちょっと感動してうるうるきてしまいました。あはは(照」と、きょん。

そうか。そこって感動するところなのか、きょんの場合。
ワタシなんて「へー、やりたいこと見えてきたなんてうらやましいなー」という感じで、感動という部分はあっさり流してしまったんですが。

動物と人間の違いはあれど、「看護」という分野では共通しているきょんとナナ。
そして、きょんは特に、仕事においてホスピタリティの部分をとても大事にしておりますので、ナナの姿勢に心を打たれたようです。

「それか、精神科がいいんだってさ。
 摂食障害とか、なんらかのトラウマによって心身が困った人たちへの医療に関わりたいらしい」
「それはやっぱり・・・親のことがあったから?・・・」ときょん。
「かもね。 本人には聞けなかったけど、関係はあるんじゃないのかな」
「(うるうるうるうる)ナナ・・・えらいな(´;ω;)」
「まあ、自分のためでもあるんだろうけどね。親にしてやれなかったことをしたいのかもだね」 これもまた、ひとつのバランスか。
「(うるうるうるうる)」

実際どうなっていくかはわかりませんが、でも「毎日同じ繰り返しでつまんない」「未来のこと考えると暗い気持ちになる」と言っていたかつてのナナを思うと、今のナナはワタシから見ると「ひええええ、あんた誰?」って感じなのでありますよ。
そして知恵熱。



「きょんさんのすごいところは、あれこれ考え込まずに、本能とカンに委ねて頭とカラダが動くところだよね」

と、デエトのときにナナが言っていたのですが。
まあそのとおりで、感情表現もこのように素直で、ナナやワタシのようなカッコつけにはちょっとうらやましくもあったりします。

「ナナはやさしくて強いな!」 とは、このたびのきょんの弁。

ふたりとも、リスペクトしあっていて結構なことです。


そして、間に入っているワタシが、やっぱり置いていかれております(°▽°)誰かワタシのことも褒めて褒めて!

まずい。
このままでは、ナナときょんが結ばれてしまうことに  はなりませんが。

ワタシだってふたりから「さすがだね!」「すごいね!」って思われたいではないですか。
ってこともありますし、本気で先行きが不安なので、自分の近い将来について本腰入れて取り組もうと思ったのでありました。

と言いつつ、次の日はぐっすり眠れましたし、今日もだらだらと仕事してるんですが。
あー、仕事なんてしないで、どっか遊びに行きたーい。
キリギリスの脳とアリの身体を持つじょりぃ。
バランス悪い・・・。サクセス遠いな・・・(´`)


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