今日も今日とて
INDEX過去未来


2007年05月25日(金) 焦ったり気持ちよかったり謝ったり怖かったり

それはハードな一日でした。

ワタシはナナを探していました。
ナナを探して見つけだし、話さねばならないことがあったのです。
でもそれがどんな話なのかが実はよくわかっていないのですが。
何か、ちゃんと謝って説明したいと思っていたのです。
とにかく「ごめん、ごめんよ」と思っているのです。

ワタシは疲れていました。休みたくてしかたなくてですね。
でもナナを探して話をしなきゃー、説明しなきゃーと思っていました。焦っていたんです。

そしてワタシは追われていました。
なので、追っ手の目を避けながらこそこそと移動しておりました。
追っ手から身を隠すために、ひょいっと入った暗くて狭い店のようなところで、友人Aの彼女さまに会いまして。

その人のことは写真やお話などでは知っていたのですが、初対面なので「はじめましてー。おうわさはかねがね」かなんかご挨拶をして、きょろきょろと友人Aを探しますが、友人Aの姿は見あたりません。
彼女さんはキレイな方なので、ワタシは少々緊張気味でした。
アホなことをして嫌われないようにしなきゃー、なんて思いながらにこにこと話しておりましたら。

なぜか突然、その彼女様に、股周辺をまさぐられるワタシ。

急に気持ちよくなっちゃったのでビックリするじょりぃ。
慌てまくったワタシは、何かわけのわからないことを口走りながら妙ちくりんな挨拶をして店から飛び出しました。

ナナ、早くナナを見つけなきゃ!!!
早くナナを見つけて、目的地まで送り届けないといけないんです。
そして話をしなければならないんです。ちゃんと自分が思っていることを伝えなければならないのですよ。

店を出て人をかき分け進んでいると、ばったりとナナを見つけました。
見つけられたナナも安心したような嬉しそうな顔をして、やはり人をかきわけながらワタシのほうへ近づいてきまして。
「見つかってよかった」「あたしもこれからどうしたらいいかわからなくて困っていたところだった」みたいな会話をふたことみこと交わしたあと。
さっきまさぐられたせいで性的なテンションがあがっていたのか、あるいは単純に見つかって嬉しかったのか、ワタシはナナをぎゅーっとハグしました。

ハグが済んでナナの顔を見ると、友人Bになっておりました。
そして、友人Bの姿をしたナナはワタシを怒っています。
ここで当初の目的だった「説明する」「謝る」ということを行うワタシ。
話しながら、ナナの顔は友人Bになったりナナに戻ったりします。
ワタシは一体どちらに話をしているのかよくわからなくなりますが、どちらに話して謝っても同じな気もして、自分の気持ちを一生懸命伝えていました。
友人Bでありナナでもあるナナは悲しそうですが、それでもハグしてくれ和解し、ワタシはナナの手を引いて目的地に向かい歩き始めました。

が、しばらく歩いたところでナナの姿が見えなくなり、ワタシはまたきょろきょろとナナを探すことに。
そうしましたら、雑踏の中、向かい側からCさんが歩いてきます。
Cさんは女性ですが長身でカッコイイ人です。
会うのは久しぶりだったので、ワタシは嬉しくてにこにこしながらCさんに手を振りまして。

Cさんと接近したとたん、また体を弄られるワタシ。

ぎゃー!と思うものの、衝撃的に気持ち良くてですね。(何やってんだかワタシは)
がくんと体が前屈みになったところで「お待たせ」とナナが戻ってきまして。
Cさんはそのまま何事もなかったかのようにすたすたと去っていってしまいました。
ていうか、そうしていただいて助かったんですが。
ナナの前で体弄られて悶えているわけにもいきませんのでね!

「じゃ、行こう」とナナがワタシを促すものの、ワタシったら体が前屈みになったまま動けず。
「どうしたの?」と問われたのですが、説明するわけにもいかず「あー、ちょっと待って。今動けないみたい・・」と情けない声で説明し。
困った困った小股。
でもとにかく急いでいたので、何かけったいな姿勢のまま歩き始めまして。
でも動くと気持ちよさが復活してしまってさらに困ったことに。ということでまたじっとして波が去るのを待ちます。アホか。

そのうち落ちついたので小走りにナナと移動するワタシ。
途中で追っ手に見つかりそうになり、物陰に隠れたり古くて狭い階段に迷い込んだりしまして。
その流れで、公園にあるコンクリートでできた小山のトンネルに身を隠しながら休んでおりましたら、ナナが「もう歩けない。それに眠い」と言い出しまして。
でも目的地まで急がねばなりません。もうあたりも暗くなってまいりました。
そこでワタシはナナを背負って、また移動を続けることに。重いよナナ。

ナナを背負ったまま、夜になったのでワタシは休めるところを探そうと、公共の建物に入りました。
そこはユースホステルのようなところで、中学生らしき団体が地下の駐車場らしき広いところで先生方の説明を聞いています。
ワタシはナナを背負い、その集会の後ろのほうをそろそろと通り抜け、鉄で出来た白い階段をカンカンカンと昇り始めまして。
建物の中に入ってしまえば、何かどうにかできるかもしれません。

ここで「じょりぃじゃねえの?」と、後ろから男性の声が。
おそるおそる振り向きました。追っ手だったらどうしよう。

しかしそこにいたのは追っ手ではなく、中学のときの同級生のD男でした。
あらやだ懐かしい。
中学の頃はヤンキーだったのに、どうやら今では先生になっているようです。
白いポロシャツに白いジャージを履き、リーゼントだった頭は短く清潔に刈られています。
目がきらきらしています。

が、中学の同級生ということは、ワタシとナナの共通の知り合いでもあり。
ワタシがナナを背負ってこそこそしていることがばれるとなんだか困ります。
後で追っ手に通報されるかもしれません。
どうかD男がナナに気付きませんように、と祈りつつ、ナナ、今起きるなよーと念じつつ、ワタシはD男に笑顔を向け「久しぶりねー」と返事をしました。

「俺、今体育の教師やってるんだよ」とD男。
ワタシが背中に誰かを背負っているのは、気にならないのか気を使っているのか触れてきません。
「へー。意外ね(笑) でも似合ってるし、何かイキイキしてそう」
「うん。俺は順調だよ。でもほら、妹がさ・・・」

妹。 彼の妹とワタシの妹も同級生で、しかもヤンキー仲間で仲良しでした。
とはいえ、妹はD男の妹をあまり良く思っておらず、表面上のつきあいだったのですが。

「妹さん?」
「うん。ほら、ちょっと精神的にトラブル抱えているから」

あれ?そうだっけ? 

「そうか・・・大変ね」
「うん。今俺が面倒見てるんだよ」
「そっか」
「おまえの妹も友だちだったろ?」
「うん」
「なら俺の言ってることわかるだろ? ・・・顔見に来てやってくれよ」

え? ワタシが?
ワタシはD男の妹さんとほとんど面識がありません。

「・・・う、うん・・・」
「顔見てやってくれよ。おまえはそうするべきだろ?」

笑ってるけど、なんか怖い。

「そうだね。でもワタシ、今はこの子を目的地に送ってあげないといけないから、とりあえずもう行くね」
「それ、誰? どうしたの?」
「ちょっと寝てるだけ。大丈夫。またね」

カンカンカンカン、と、階段を駆け上がり。

建物の中に入ったところでナナが目を覚ましまして。
ふたりでとある小部屋に潜り込み、具合悪くない?大丈夫?と問いかけながら、ワタシはナナの顔を手のひらで包むようにして、眉のあたりを親指で撫でてあげたりしまして。やさしいですね( ^ ∀ ^ ) ていうか、猫にするのと一緒のことをしている気がしますが。
ナナのぼんやりが解けてきた頃に、ワタシは今のできごとをナナに話しまして。

「今D男に会ってさ、(中略)・・・って言われたんだ」
「え・・・・・でもさ、それって





ここで夢から覚めました。

一体どんな電波な話だ、とじょりぃの頭を心配なさった方もいらっしゃるかと思いますが、スミマセン、夢の話です。

何かいろいろリアルだったー。特に体を弄られているあたり。
気持ちよくてトクしたけど、ワタシったら一体何を考えているのかしらもういやあね。

夕方からものすごい睡魔に襲われましてね。
それでも急ぎ仕事があったので、仮眠を取るわけにもいかず。
朦朧としながら、業者と連絡を取りながら、なんとか一段落させまして。
その後、仕事の資料が山積みになっている机の上につっぷしてぐう。と寝てしまったようです。

目が覚めてまずはえっちな部分を思い出し、あらまあワタシったらと頬を赤らめ、そのあと夢のディテールを思い出し「なんか意味深な夢だったなー」と反芻し。
そしてラストのあたりを思い出して「あ」と思ったのですが。
最後にナナが言おうとしていたことがわかったのであります。

D男は、私たちが高校のときに、交通事故で亡くなっていたのであります。
ダンプの助手席に乗っていたのです。
ワタシはD男とはたいして親しくなかったのですが、中3のときに同じクラスだったことと、家が近かったことと、妹同士が友人だったこともあって、友人と一緒にお葬式に出席したのでありました。
要するに、義理で出席したのであります。妹の顔を立てるために出掛けていったようなものです。
ヤンキー同士のつきあいは、意外と義理人情的なものを重視するものですから。
「メエ(妹です)の姉ちゃん来なかった」なんて言われちゃうとかわいそうかなーと思って。

で、お焼香だけしてそそくさと帰ってこようと思っていたのですが、帰ろうとするワタシをD男の妹が呼び止めまして。

「じょりぃさん、兄の顔、見ていってください」 と。

正直ビビりました。
以前、ナナワタでも書いたことがありましたが、ワタシは亡くなった人の顔を見るのが怖いのです。
まして交通事故です。どんな具合になっているかわかりませんし。
たいして親しくもなかったワタシが、D男のそういう姿を見ることに対して、申し訳ないような抵抗もありました。

「あ・・・でも・・・」と言い淀むワタシに、D男妹、キッとしたきつい目で「見てやってください。キレイですから」と。

正直逃げ出したかったんですが、このときも妹のメエのことを考えて覚悟を決めました。
断れる雰囲気でなかったというのもありますが。

D男の顔は確かにキレイなままで、ワタシはホッとしましたが、やっぱり怖くて。
手を合わせながら「怖がってゴメン。そして残念だったね」と心の中で呟きまして。

D男のことを思い出すことはほとんどないんですが(事故現場を通ったときくらい)、このときのD男妹の印象はものすごく強かったんです。

夢では逆になっていましたね。
D男が「妹の顔を見てやってくれ」と言ってました。

それが怖い、という話ではないんです。
何が言いたいかというと、そもそもD男のお葬式も「妹のために」という動機の転嫁があり、「兄の顔を見てください」と言われたときには完全な逃げ腰であった、そのD男に関する夢を見て。
そして夢の中で謝っているナナの顔は別人にすり替わっていたわけです。

ワタシは今、現実において、自覚がなかったけれども何かから逃げていて、問題をすり替えたり転嫁したりしているのかなあ、なんて考えてみたりしたのでした。
まあ、思い当たらないフシがないわけでもありません。誰でもそんなことのひとつやふたつあるでしょうし。
そして、それに気付いたからって自分を責めるつもりもないんですが。
でも深層意識では「自覚しておいたほうがいいんじゃない?」と警鐘を鳴らしてくれたのかなー、なんて。

ええと、いやらし部分については、

差出人:イクイク奥さん 
件 名:アソコが感じやすいんデス。すぐに潮が・・


なんて具合に相変わらず受信一覧に上がってきている、エロスパムメールのタイトルを見てからうたた寝しちゃったせいだと思います。きっとそう。


という、本日は「聞かされる人はひたすらつまらない」と言われる、夢の話でございました。
おそまつさまでした。スンマセーン(°▽°*)


じょりぃ |HomePage