今日も今日とて
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本日日曜日。今日はなっちゃんもお休み。 日曜日だからお休みというわけではなく、不定休の彼女の夫クンが本日お休みなので、それに合わせてお休みしているんですが。
ワタシはひとりで仕事。ぽつーん。
ていうかですね。 実は仕事をしている場合ではなかったのです。 なぜなら、今日はきょんのダンスの発表会が、50km先の市でありまして、本当ならそれを観に行ってあげるべきところなのでした。 が、ワタシはビンボーヒマ無しな身。 そんな一日がかりになることにつきあえないです。 一日かけて、きょんの出番は5分ですよ! しかもワタシはダンスサークルの人間ではありませんから(きょんの相棒としてほとんどサークルの人間のように思っていただいておりますが)、ワタシったらひとりぼっちで「5分のために」一日つぶさなければならないわけですよ。無理無理。
と思って、前々から「行けそうにないよ」と申し伝えてありました。 きょんも「遠いしじょりぃは忙しいんだから、無理しなくていいよ。あたし気にしないし」と言ってくれてまして。
が。
ワタシ先週の日曜日、一日がかりで競馬に出かけて参った身でございます。 しかも1000円すって帰ってきました。すったのも情けないですが、掛け金がまたショボいとか言わないで下さいネ☆ そして、今度の日曜日、ちょっと仕事がビミョウですが、その日も一日かけて東京へ遊びに行ってしまうかもしれないのです。
なのに。 その間にある、きょんのイベントだけ「忙しい」という理由で断るのは、どーーーも収まりが悪い。申し訳ない。 きょんはまだ、来週ワタシが遊びに行くことを知らずに「気にしないで。仕事がんばって」と言ってくれていたのでありました。
どうしよう。
というのがここ2〜3日のワタシのテーマでありました。 気持ちとしては行って応援してさしあげたい。 が、仕事忙しい。一日つぶすのはもったいない。が、申し訳ない。 そして、来週の話をしてガッカリされたり怒られたりするのはイヤ。
さらに言えば「今後出かけづらく」なってしまうかもしれないではありませんか!(打算)(打算)(打算)
昨日の夜までひとり悶々としていたのですが、えいや!ときょんに話しかけてみました。
「ねえねえ、明日って何時頃から始まるの?」 「それがわからないんだよー。あたしは朝の6時半には家を出るんだけどさ」 「むむ」 「いいよ、無理しなくて」
そうか。無理しなくていいのか。なら行かない。
と言い切りたいところですが。
きょんは本当に「来なくていい」と思っているときは、ワタシのぐずぐずを慮って「来るんじゃねえ!来たら殺す」と言い切るはずです。 「いいよ、無理しなくて」という答は「無理でなければ来てほしいなー」ということです。 ここで「えー。絶対来てよー」とかわいく甘えられないのがきょんという人です。
「んーむむむ・・・」悩むじょりぃ。 「じょりぃはどうしたいの?」 「もちろんきょんのダンスは観たいしさー」 「うん」 「それに、ワタシ実は来週も東京に出かけるかもなんだよ」
何を言い出すのかワタシは。
「そうなの?」 「うん」 「で?」 「先週と来週そーやって出かけて、きょんのダンスだけ忙しいって言って行かないのが心苦しいのだ」
ああ。 自分でも想定外だったんですが、ありのままの気持ちを話してしまいました。 もうちょっとやりようがなかったのか自分。 ワタシがもしきょんの立場でこんな風に言われたら「そんな理由なら来なくていいよ!」と怒ることでしょう。
ドキドキしながら返事を待っておりましたら
「そうかー。そりゃそうかもねー」
他人事のように!(°▽°)
「あ、もちろん、大前提としては、きょんのダンスを一目見たいという、そっちなんだけどね?」 「あー、うん。 じゃ、いいじゃん。来られそうだったら来てよ」 あっさり。 「それでいいの?」 「うん。 あーでも、来られなかったらお願いしたいことがあるんだけど・・・」 「え? 何何? なんでも言って」 「犬の世話のことなんだけどさ」
犬の世話がふたつほど追加されました。そんなことかい。
「それちゃんとやっておくと、もしきょんのダンスに行けなくてもすごくウレシイ?」
自分の罪を軽くするために、なぜか恩着せがましく大きな態度を取ってみました。
「(笑)ウレシイウレシイ」 「すごく助かる?」 「助かる(笑)」 「じゃあちゃんとやっておくから!」
きょんもすっかり忘れているようなんですが。 犬を飼いたいと言い出したのはワタシだし、ふたりで飼ってる犬なのでワタシが面倒を見るのはあたりまえのことなんですが。 これ以上ないっつーくらい恩着せがましく得意そうなワタシ。
そして今日。 ワタシが起きたときには、きょんはもう出発しておりました。 ワタシはいつもどおり仕事を始め・・・おっと、まずは追加で頼まれた犬の世話ですよ。いそいそ。 そして仕事をしておりましたら、きょんから9時半頃電話が。
「あのね、公演の終了が夜の7時40分頃なんだって」 「ふむ」 「それでね、あたしたちの出番が終わりから2番目なんだって」 「ふむ」 「どうする?」
もうすっかり行かないつもりで仕事の予定も組んでおりましたが、これは行かねばマズイでしょう。
「行くよ。会場まで車でどれくらい時間かかった?」 「んー・・・1時間半くらい? 高速使うから割と早かった」 「では5時に出れば大丈夫かな? 順当に行けば6時半に着くものね」 「うん」 「じゃあ行くからねー」 「はーい」
ぎょぎょぎょ。 仕事。仕事がんばらねば。
せっせと仕事をしまして。 犬どもの世話をしまして。 5時3分前に家を出ようとしたら。 きょんから電話が。
「何か、30分繰り上がったらしい」 「え!」 「間に合わないかな・・・」 「うーーん。ぎりぎりになってしまった感はあるが、とりあえず向かってみるよ」 「うん・・・」
高速に乗るまでが長いんですよ。 35分後にやっとインターに入りまして。 やあ! 高速は気分がいいな! ひゃっほーーーう! と、はしゃぎつつも、事故ったら元も子もないので100km走行。ぶぶぶーーーーー。 この調子なら間に合いそうだ!よかった!
もうすぐジャンクション、という頃にきょんから電話が。
「また繰り上がった」 「え!」 「あと30分しないうちにあたしたちの出番だって」 「えー・・・間に合わないよー・・・」 「今どこ?」 「○○のあたり。もうすぐ××ジャンクション」 「間に合うんじゃないかなー」 「市内は混んでるだろうから あ!!!」 「何?」 「ジャンクション、方向間違えた!」 「え!」 「もうダメだ。間に合わない。逆方向に乗ってしまった」 「そっか・・・」 「帰る」 「ん。わかった。気をつけてねー」
あーあ、ここまで来て。 またワタシの方向音痴が足を引っ張ったのか・・・。 ていうかそもそも間に合わなかったろうけど。 方向間違えちゃったときってどうしたらいいのだ? とりあえずインターで降りるのかしら? ここはどこだ?
おや?
あの標識は・・・・。
なんだ!こっちで合ってるんじゃん!(・∀・)
マイマイプラの法則が適用されたようです。 方向音痴が道を間違えたと思ったとき、それは正しい道らしいです。
そこからは飛ばす飛ばす。 ワタシはなかなかあきらめが悪いのです。ナナワタご覧になっていたかたならわかると思いますが。 走れーじょりぃー とぅるるるるるるるうるるる
しかし、インター降りて市内に入ってからはやはり混み混み。 ぢりぢりしながらビンボウ揺すりしながら(最初の変換で貧乏強請と出ました。貧乏から金を巻き上げるつもりでしょうか)それでも会場に着きましたよ! 車を降りて今度は生身で走ります。駐車場から会場まで、坂道を走ります。
死ぬ。
が、走ってホールへ。なぜか入場料取られない。なぜだ。
なぜなら終わっていたからでした。 ワタシが会場に入ったときは司会者が「みんな、さよーならーーーー!」と絶叫し、きょんを含む出演者たちが客席に向かって手を振っておりました。
orz <走ったのできっとぜいぜいと肩で息してます
ホールを出て愕然としておりましたら、そのうち出演者たちがロビーにわらわらと出てきまして。 きょんたちのチームも出てまいりました。
もじもじと廊下の端っこにたたずんでおりましたら、メンバーのひとりが「あ、じょりぃさんだ」と。 ちなみにこういうとき、きょんが真っ先に気づいてくれたことがありません。
きょん「え?」ときょろきょろしたあと、ワタシを発見。
「来たの?」 「来たの」 「観られた?(・∀・)キラキラ」 「・・・あー・・・あの、 最後に手を振っているところを・・・」 「そっかー。 大変だったね。ゴメンね」 「あいや。こちらこそ。 観られなくてゴメンね」
何か背後では「え?わざわざここまで来たのに観られなかったの?」「何しに(以下フェイドアウト)」などなどぼそぼそと聞こえましたが、き、気にしないもんね!
そしてみんなで記念撮影をして。
「楽屋来る?」ときょん。 「ううん。帰る」 「そう。気をつけてね」 「うん」
正味15分。会話時間にして計5分くらいでしょうかね。
これだけのために往復で100kmの道のりを! しかも往路は片道1時間ちょっとで! ワタシったらなんてけなげ!
これでまたワタシは今後もあちらこちらへフラフラと遊びに行けるという算段です。 フラフラするためにはかように日頃の努力が必要だという、市原悦子の日本昔話第二弾でございました。
そしてこれから残業です・゜・(ノД`)・゜・。オワラナイヨウ
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