6年1組の同窓会があった。 私は携帯を持つようになってから誰とも再会してなくて、 実家に直接電話をするのもちょっとためらいがあって、 誰の連絡先も知らなかったから、誰が来るのか全然知らなかった。 店に入るまで、みんなと普通に話せるかどうか、 仲の良かった子は来てるのか、不安でしょうがなかったけど、 そんな不安はすぐに吹っ飛んだ。
7時からはじまって3時まで、3次会までぶっつづけ、 集まったみんなと先生とで、騒ぎまくりの笑いまくりだった。 それでも時間が無くて、全然話せない子がいたり、 連絡先聞けなかった子がいて、時間が足りなかったくらいだった。
すごく、やば過ぎるくらい楽しい夜だった。 その数時間、姿は変われど、中身は完全にあの頃に戻っていた。 先生がいて、みんながいる。 ただそれだけの空間がとても居心地が良くて、天国にいるみたい、 あの頃は毎日がこんな状態だったんだよなぁ、と、 改めて失った物の大きさを痛感した。
だけど1つだけ…当時からずっと思い悩んでいた事があった。 5年の時、私達のせいでクラスが崩壊したので、 本当は無いはずの6年でのクラス替えをしていたために、 私は当時から、先生にそれほど好かれていないんじゃないかって、 勝手にひとりで気にして寂しく思っていた……。 「6年1組になって良かった」って書いて出した日記に 「私は5年3組が好きだったのでクラス替えはショックだった」 と書かれていたから…
でも、先生が私の手を握って、 「あんたの事は、1年しか受け持ってないけどすごく好き」と言ってくれたり、 スピーチの時には 「教員生活の中で、今のところこの6年1組が1番好き」 と言った時、正直泣いてしまうのをこらえるのが大変だったから、 とっさに「今日はすごいセクシーな服だね」 なんてバカな事言ってごまかさなければならない程だった。
私も、今まで生きてきた中で、6年1組だった時が1番大好き、 先生が大好き、皆が大好き、6年1組が大好き。 あんなに嫌いだった学校を好きになれたのは先生がいたから、 過剰なまでに他人に心を開かなかった私が、 バカな面までさらけ出せるようになったのは、皆がいたから、 朝が激弱で、いつも遅刻寸前にしか登校できなかった私が、 その頃は毎朝校門が開くのと同時に登校して、 授業が始まる20分以上前から友達と教室で騒ぎまくり、 先生を待っているのが常だった。 毎日学校に行くのが楽しくてしょうがなくて、 土曜は午前中で終わるのと、日曜は学校が無いのがつまらなくて、 いつも月曜日を待ちわびていた。 勉強に興味無しだった私が、初めてテストで100点取ったりしたのもこの頃だった。
「このクラスって、なんか羨ましいくらい仲が良いね」って、 途中飛び入り参加した他のクラスだった子が言った。 それにしては10年以上ほったらかしだったわけだけど、 確かに、久々に会ったとは思えない盛り上がりようだったかも知れない。
楽しかったね、また会いたいね、って 夜の道路でみんなで手を振って別れをしのんだ。 今度会えるのはいつかな? 何年後になるかわからない人もいると思うけど、 その時になったらまた皆で元気に再会しようね。
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