朝っぱらから電話が鳴った。 しかも、準備が整って、さぁもう出ようという時にだぜ。 家の電話は、機能より外見重視で買ったため、 ナンバーディスプレイとか留守録とかいう洒落た機能は付いていない。 (外国の公衆電話の形をしていらっしゃいます) 重要な電話かも知れないのでとりあえず出ると、
「おはようございます。○○後援会の者です!」 と、バカみたいに爽やかな大声が聞こえてくる。 「はぁ!?」 「この度は、無事に当選する事が出来まして、ありがとうございます。」 と、勝手にべらべらとしゃべり始めた。そこでやっと、 あぁ、そういえば何か会社で書かされた事あったっけなぁ、と思い出す。 当選しやがったのか、それは良ござんした。 しかし、そんな電話うっとうしい以外の何者でも無い。 「すいませんがこれから出るんで」と切ろうとすると、 「え!?あ!!申し訳ありませんでした」とやけにうろたえ始める。 何度かどもりながらも、今後ともよろしくお願いします、と言い おっさんは電話を切ってくれた。
おっさん。 確かに後援会だかの署名に名前は書いたよ。 でも悪いんだけど、私が投票した相手は家のゴミ箱だよ。
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