ヒロの日記

生き辛さ・・・個性だと思って、

2001年12月25日(火) 哀しいクマさん


おいらがまだ23才の時です。
バイト先の16才の子と付き合い始めました。

きっかけはなんとな〜くです。
自分の誕生日に映画にさそったら、
なんだかすっかりその気になられてしまって。。。

いえいえ、
別に自慢とかじゃないんです。
むしろ切ない思い出なのですよ。

例によってクリスマスが近づくと、女の子は浮き足立つ。
あれ欲しいこれ欲しい…と匂わせます。

おいら、今と同じく貧乏人だった。
気の効いたプレゼントを用意できません。

「ん〜っとね、でっか〜いクマさんが欲しいのぉ。」

ブランドのアクセとかじゃなくてまだ良かった。
けど、縫いぐるみってなんであんなに高いのかなあ。
でか〜いのとなると、平気で一万以上するのだ。

おいら、悩みました。
買ってあげたい。
カネ無い・・・


そうだ!
自分で作ってしまえ〜!!


裁縫は下手なので粘土で作る事にしました。
雑誌にのってるテディーベアーを参考にしました。
大きさは座ってて25cmくらいかな。
バイトから帰るとコツコツ作っていました。
クリスマスも近づいてきます。
後は色を付ければOK!
彼女、こんなんで喜んでくれるだろうか??


そんな12月のある日。。。
デートの帰り道。
彼女の口から信じられない言葉が。


「ワタシ。。。ヒロさんといてもドキドキしなくなっちゃったのぉ〜。」


( ゚ - ゚; )?


それが【さよなら】でした。


若い子は理解できんよ。
あんなにウキウキテンションだったのに。


それから半年後…
おいらは近所で個展を開きました。
展示物の中には、完成したクマさんが居ました。
題して、

『哀しいクマさん』

色んな意味で哀しいのですな。
そんなクマさんは、気に入ってくれたお客さんに買われていきました。
今頃どこでどうしてるのやら…



それから7年後。
おいら、自分の店でぼぉ〜っと店番していました。
そこへ、こざっぱりした子が来ました。
ニコニコしながら、

「ワタシ。。。覚えてる?」

なんとなんと「ドキドキしなくなった」子です。
とっさに名前が出ませんでしたよ。

「あれ、どうしたの? 懐かしいなあー。」

少し背が高くなっていました。
相変わらずカワイイです。
話を聞いてるうちにいろいろ分りました。
彼女はおいらと別れた後、すぐに
付き合った男と出来ちゃった結婚をして(19才で)
旦那の暴力に耐えかねて離婚したんだそうです。
で、それから付き合った男とも上手く行かず、
実家に帰って子供と暮しているとか・・・

なんだか自分が「みのさん」になった気がしましたよ。
レジの裏に座らせて、「うんうん」と聞いてるうちに、
彼女が可哀相になってきました。

「実は…1週間前におろしてきたの。」


(゚ - ゚;) へ?

「体まだ安静にしてなきゃダメなんだろ?」

「ぅん、医者は絶対安静だって。」

「・・・・・・・」

「あっ、もう帰らなくちゃ。子供を保育園に迎えにいかなきゃ。」

「ぁああ、そうか。」


彼女は淋しそうに帰っていきました。
それ以来、会っていません。
連絡先を聞くのを忘れていましたし。


それにしても、
女の子の考えていることは解りませんよ。
おいらは、あの時どうしたら良かったんでしょう。
どなたか教えて下さい。m(._.)m


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