帰りに彼と会って 自然にふたりで並んで歩いて帰った。 なんてことない会話で でも彼が、人の来ない道を通っているとき
普通だったら、このまま飯でも食べようって 言うんだけれど。
といいながら、私の肩を抱く。
普通じゃないから、言えないんだということは なんとなく理解する。 そして、食事なんて行って 誰かに見られたら何を言われるかわからないもんね、 と思う。
もう少し歩いていくと、人通りのある道に出てしまう。 私は思い切って 彼を正面に向かせて 抱きしめる。思いっきり。
という夢をみた。
就業時間を過ぎて 彼が私の課の前を通るのが見えた。 トイレに行って、自分の席に戻る所と思う。 目が合ってしまって でも 私はごまかすように、前の席の人と話をした。
自分もその後、トイレに行って 戻ってくると 彼が、後輩たちと3人で帰るところだった。
私もそのまま、コートを着こんで 帰る。 いつもは地下から帰るけれど 彼が今帰ったから、 もしかしたら、バイク置き場で会えるかもしれないな と思って 1階から帰った。
思ったとおり、彼のバイクのエンジン音とアクセルをふかして 居る音が聞こえて まだ居るんだと。気付く。
階段を下りていき、彼と話をしようと思ったとき 後輩が向こうからきて 彼に
○○さん。今日は本当にやめるの? と聞いている。
彼は うん。やめるよ。また今度。 と言っている。
何の相談だかわからないけれど その場を通りすぎ、彼らにお疲れ様という。
彼はゴク当たり前に、お疲れさまです、といい 後輩君は
ああ。お疲れさまです。 と親しげに言ってくれる。
そんなことがあった晩、 あんな夢をみてしまった。
まったくもう。 いつまで好きでいなくてはならないんだろう。 また クリスマスが来てしまうではないか。
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