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2001年12月03日(月) SMAP×SMAP

SMAP×SMAP ++ テレビ*SMAP ++
★ビストロの中居もかわいかったんだけど、書きたいのは「THE ACTOR COLOSSEUM」にて、剛の「演じるトーン」にドキドキしたこと。
★このコーナーでは(今回は)執刀医/医者2/研修医/患者の4役からくじ引きで役を決める(注:ゲストの小日向文世さんはドラマ「救命病棟24時」出演者でもあるので、ドラマと同じ設定である医者1を演じると当初から決まっていた)。救命病棟24時、事故急患の手術シーンであるから、患者なんかは二言しかセリフがないし、執刀医と医者2は主要な、しかも医療専門用語だらけのセリフを覚えなくてはならない。その中で剛は執刀医を引き当ててしまう。今までだったら、ここで「うわー」だった(苦笑)。バラエティの面白みはなくなるんだけど、見ていて安心な、役者経験の多い2人(木村/稲垣)にできればそういう役をやって欲しい、みたいなね。今回、引いた瞬間はあたしも「うわー」と思ったことは否めない、しかしそれを気持ちよく裏切ってくれたのは、剛。
★以前、このコーナーがあった時、剛がどんな風だったかは正直思い出せない。確か「法定編」でもセリフの多い役(弁護士だったか?)を引いた記憶があるのだけど、その時の剛を見てて「スマスマのワンコーナー」以上には思えなかったようにうっすらと記憶している。その程度の芝居しか、しなかったと言うことじゃないかと思う。…でも、今回は違った。剛は確かに、1度ではセリフを覚え切れず、何度か(多分一番多く)NGを出したと思う、だけど剛は「ただ覚えたセリフを言えればいい」とは思ってなかったはずだ。以前だったら、コトバの羅列を追っているだけ、の感があった(気がする)のに、今回は台本のセリフに感情を乗せていたと思う。しかもNGを出してやりなおせばやりなおすほど、コトバに重なる心理理背景が深くなっていった。確かやりなおし3度目、剛のセリフの言い方がハッキリわかる程にその前のNGを出すまでとは違っているので、もしもビデオを録画していたら比べてみて欲しいな、と思う。
★研修医(ハンドク?/笑)役の木村はあーゆー人だから(ってSMAPファンにしかわからない表現で申し訳ない)こういうバラエティ番組のイチコーナーの芝居でも本気。あたし、木村ってチカラ抜くってことをホント知らない人だなーってこういう時に思うんだよね(あたしはそんな木村がカワイイと思うし、キライじゃない)そんな「本気モード」で演じる木村と、真摯な剛の役者魂ってのは、バラエティのコーナー以上の手応えだったと思うんだな。ちょっと、どうしよう!この2人マジだよ!!みたいな。そのワンシーンしかないってことが勿体無いくらいの、そんな役者の空間がそこにあって、めちゃくちゃ贅沢だなーっと思って見てた。
★その一方、同じ空間の見きれ端っこで、医者2の役を引い(てしまっ)た中居は、慎吾の靴下を脱がしたり、足を変に触ったりとイタズラモード全開中(笑)。かといってそれがダメってことではなくて、このあたりのバランス感覚はさすが中居だなーと思うのですよ。慎吾が怒るってことも計算のうち(多分)。我らがリーダー様は自分がマジに(芝居を)やらないことで「スマスマのワンコーナー」というバランスを取れることを知っててやってる(ちゃんとセリフは言うのがその証拠←弱い?)。これはSMAPが13年間やって来たからこそ、できる呼吸なんじゃないかなーと思うワケです。全員がマジでやったんじゃどうしようもないじゃん、バラエティなんだから。
★でも、こんな素敵なヤツらだからこそ、やっぱり「吾郎早く戻って来てくれー」と吾郎ファンとしては思った夜でした。結局着地点はそこか(笑)。


らい |メール天国のかけら