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朋夜の日記<GaySite...ともや

 

寝ている毎日 - 2008年11月29日(土)

「死ね」と「馬鹿」と「役立たず」という言葉が
ぽつりと聞こえてくるというのが今の僕の幻聴の症状です。
一分に一回くらいの間隔で聞こえます。
仕事してた頃は集中してると聞こえなかった。
気を弛めるとうるさくなって、二人の人が言い合ってる時もあった。
今は慣れたのもあるけどそれほど気にならない。
幻視は黒い影が横切る。
それとたまーに人の顔が歪んで見える。
ひどい頃は体が固まって動けなかった。
世界が遠くなって自分だけ違う世界から
それを見ている感じとかもね。
これは最近は無いなあ。


幻聴がうざいし幻視も怖いと主治医に訴えるんだけど
それらを薬で無理に抑えるとほかの身体症状になって出てくると
言う。
前の主治医も同じこと言ってた。
吐き気はめちゃ辛かったので
またあんなふうになると困るなあ。

早くもとに戻りたいとずっと焦っていた。
最初の頃は死にたくて死にたくてそればかり考えていた。
なかなか治らないから。
吐き気で入院して、退院したあと幻聴やら幻視やら
また吐き気やらでもうなにが何やらメタメタよ。
もうこれは受け入れるしか仕方ないのねと
やっと最近思えるようになった。
お休みもらえたのでほとんど一日寝てる。
寝てる自分がすごく嫌だったけど最近はそうでもない。

自分の体の上から巨大なチューブで
搾り出したようなとぐろを巻いた筒の空間が
覆いかぶさってくる。
小さい頃に熱を出したときもよく同じような感覚に襲われたなあ。

一日寝てる僕を見て
妻は「今日はちょっとは眠れた?」と聞いてくれます。
朝昼兼用のお弁当を毎日作って置いて行ってくれるので
昼過ぎに起きて来てそれを食べる。
いつもメモ用紙が入っていて
「冷蔵庫にケーキがあるよ」とか書いてあって
ケーキに顔や手足があるヘタな絵も描いてあります。


...

出せない理由 - 2008年11月12日(水)

今はほとんど家に閉じこもってお勉強とかしていて(嘘)
二週間に一回とぼとぼとビョーインに行って
カウンセリングの人(40代の女性)と一時間ほど
いろいろ話したり
折り紙や塗り絵して遊んだりしてから
精神科医の診察を10分くらい受け
薬もらって帰るという生活をしています。

トモヤ君は不安が身体に出るんだよねー
あまり今の症状を押さえ込み過ぎると
他の症状になって出るオソレがあるんだよねー
と、毎回自分を納得させて頷いていらっしゃる主治医

キミは自分の気持ちを言葉にして出すことが出来ないので
つらいんですよ
少しでも吐き出せるようになりましょうとか
何度も言われています。
そうかなあ
言葉に出すほど深く考えていないんですけど。
中身が無いから出せないだけなような気が。
振っても何も出てこない壷ナノ




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再燃 - 2008年07月13日(日)

幻聴が戻ってきました
でも違う人の声。今度は女の人。内容はほとんど同じ。

吐き気は楽になりました。よかった。
よかったのかな。


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言ってみたい - 2008年07月09日(水)

今日は病院行き。
薬は変わらず。
食べられないときは無理せず
起きられないときは寝ていてくださいと
同じこと言われて帰って来ました。
昨年と比べて今のほうが体重は10キロ違うのです。
今のほうが太っているのです。
体調はそれほどよくなった気はしないのに。

妻はチョコレート工場の撤去手術後、体調が飛躍的によくなって
仕事も順調、手下の綺麗な小娘ちゃんをたくさん従えています。
妻が自分のマンションでやってる料理とテーブルなんとかは
なんでそんなに流行るのか僕にはわかりません。
料理なんてどこでも習えるのに。
調理師学校とか専門学校とか立派なところがたくさんあるのに。
第一、料理なんてそれほど出来なくても別に困らないでしょう?

なんでわざわざ普通の人の自宅に来て習いたいのかわからない。
宣伝や生徒募集もそれほどしてないみたいなのに盛況。
わかりません。

妻は今、石鹸も彫ってるそうです。
ボディソープひとつあれば事足りるのになんでいまさら石鹸。
しかもそれ彫ってどうするんだ。
もし綺麗に彫れたとしてもそれで手を洗ったら
すぐ形崩れるんじゃないのかなあ。
石鹸彫るのも「彫師」と言うのかな
「僕の妻は彫師してます」なんて言ってみたい気もします。



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腹減った - 2008年07月05日(土)

幻聴は依然静かになった状態が続いています。
あんなに「死ね」とか「役立たず」とかいろいろと
耳元で怒鳴っていた奴はどこに行ったのかなあ
今は吐き気がひどいので、こういう状態に比べたら
怒鳴られてたときのほうが楽だったような気持ちになります。

以前、妻に
「吐き気のほうと幻聴のほうと、あえて選ぶならどっち」と
訊ねられたときには
それは縊死と溺死とあえて選ぶならどっちと聞かれてるのと
似た感じと答えたのです。
しかし今なら「幻聴を選ぶ」と答える可能性大。

吐き気は突然MAXになるのが困ります。
食事先で気分よく「あれがうまそうだな」と考えていて
突然すごい吐き気に襲われるのです。
テレビでよく見る妊娠した人の「うっ」なんてものではなくて
咳き込んでうずくまって喉が「げー」と鳴ります。
胃には何も入ってないので胃液だけ吐く。
涙がだだーと出るのでその場から消えてなくなりたいです。
腹は減るのに食えない。

家では妻の作る食事は食べられるようになりました。
冷たいスパゲティなんて、おいしくてお替りまでするので
妻には「仮病」「詐病」と言われています。
そうなのかなあと思う今日このごろ。


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離乳 - 2008年06月26日(木)

また食えなくなったので離乳食中。
でも12ヶ月用とか食ってるので結構大人だもんね。
洋風弁当と洋風お子様ランチがお気に入りです。
箱の中に二個入ってるんだよね。
冷蔵庫から出してつめたいまま食べるとイケます。
ちっちゃいスプーンがついてるんですが
小さすぎて使えないので捨てます。

近くのスーパーにいろんな離乳食あったのに
粉のやつとキューピーしか置かなくなったので
仕方なく別のスーパーまで行って買っています。
だけどそこはスーパーの中なんだけどおばさんの薬剤師がいるのね。
結構忙しそうにしてるみたい。


体調が悪くなると死んだヤツのことを思います。
あいつだったらどんな話するかなあとか。

あっ、そうだ。幻聴は急に完全に止まりました。
ある日を境にピタッと。
僕の場合、自律神経系が暴走すると幻聴が治まるみたいです。


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何の自慢よ - 2008年05月14日(水)

前の精神科の主治医の人はなかなかいい感じの人で
移動が決まったときはオッカケしようかしらと思ったんですが
次の勤務先が外来のない施設だったので残念ながら駄目でした。

今の主治医は前の人に比べるとあまり説教しないので助かってる。
最初の診察の時でも、言ったらすぐ薬を増量してくれた。
前の人は「量的に少ないように感じる」と訴えても
もうちょっとこれで頑張ってみようね、みたいな事を言われるので
本当にしんどかった。
夜限定で出てくる幻聴の症状を何度話しても
気分転換して紛らわせてね、みたいに言うのよね。
朋子って根性足りないのねと悩んだわよ。
移動を聞いたときは心細かったけど
今はラッキーだったと思えてますよ。

それで前回はグッドミンを増やしてほしいと
駄々こねたんだけど
「だめー」と言われてしまった。
グッドミンじゃ幻聴は消えないからねと言われたけど
寝られれば別に消えなくてもいいんだけどなあ。
ヒルちゃんの頓服を多めにもらってそれで終わり。
その他の薬は変更なし。

以前、そういう系のお友達が集まるサイトで
みんな自分が飲んでる薬の名前を羅列してるのを見て
それが何なの何の自慢?とか思ってたんだけど
今の僕がそんな感じになってるじゃないのー。嫌だわー。


...

その後のアタシ - 2008年05月06日(火)

前に受けた心理テストですが
主治医からは、年齢より中身が子供っぽいとか
分離不安があるとか母親に対してちょっと歪んだ
依存があるとかそんな感じのことを言われたわよ。
なんだとおお、失礼な。

以前は幻聴はそれほどでもなかったんだけど
精神科受診後一ヶ月ほどして耳元で怒鳴られるくらい大声で
聞こえるようになりましたよ
もしかしたらあの主治医から言われることの一つ一つが
結構ショックだったのかしらんと、今になって考えると
そんな感じね。
赤の他人にちょこっと言われた事に別にビビる事もないと思うんだけど
簡単にビビっちゃう所が「年齢より子供」という事なのかもね。
分離不安と言われたのは、たぶん仕事の人間関係がイヤーンで
お家でずっとぬくぬく寝ていたいような気持ちだったからじゃ
ないかなあと思うのよ。今もそう。
母親に対してはよくわかんない。僕にはいないもの。

しかしカウンセリングを担当してくれている女の人に
「年齢より子供っぽいというのはどういう理由で」と
あとになって聞いてみたら、心理テストではそんな結果は
出てませんよというんだよね。
なんだったのかなあ。主治医はあれから別の人になってしまったので
もう聞くことは出来ないんだよね。
見た目で言ったのかなあ。凹んでいてヨロヨロしてたからかな。


薬はいろいろ言って出してもらってるんだけど
最初の頃は頼んでもマイナーしか出してくれなかった。
幻聴がしんどかったんでエビちゃん試したかった。
なんとなく合う気がしてたので。
でも最初はリスちゃん出されたのよ。
仕方なく我慢して一回だけ飲んだけど駄目で
「合いません」と言って、エビちゃんやっともらえて
その時は幻聴ピタッと止まった。
あっ、やはり僕はエビちゃん合うのかと感激したんだけど
残念ながらその後幻聴復活。
ちょっとエビの量増やしたけどあまり変わらず。
今はマイナー数種と眠剤数種、メジャーはエビちゃんと
ときどきヒルちゃん。
油断してるとすぐゾロ出そうとするのは困ったもんだ。

症状的には夜だけが駄目なんだけど。
夜が駄目ってアッチのほうの話みたいだよね。
ふふ



...

若いアタシ - 2007年09月16日(日)

金曜に精神神経科の診察を受けました。
僕が通っている総合病院は一階が総合外来になっていて
初診の人はそちらでまず診察を受けます。
僕も内科に初診で行ったときはそうでしたが
次からの予約がとれると、二階のそれぞれの科に直接行って
診察を受けられるのです。

精神科はたくさんある科の中でも一番奥に受付が
あります。予約表を受付に出すとすぐ中待合に通されます。
中待合は診察室が並んだドアの前の通路に長椅子があります。
外の待合のほうが広いしソファのすわり心地もいいのに
みんな中で待っています。

先日の金曜日は珍しく中待合へのドアが
全開になっていました。
他の科はいつも全開ですが、精神科へのドアだけは
いつも閉められているのにです。
なんでかなと思いつつ入ると誰もいませんでした。
僕が中待合に入ると次々に患者さんが入って来て
そしてドアは閉められました。

僕のほかには初老の夫婦一組、60代くらいの女性が二人、
大学生のような女の子が一人、母子らしい人達が一組でした。
僕は一番左に座っていたんですが、僕の横に座った女子大生風は
診察室ではなくて心理カウンセラーのいる部屋に呼ばれて
入って行きました。中には応接セットが見えました。

右端のほうに座った母子の、母親がすすり泣く声が聞こえたので
気になって見てみたのですが
すすり泣いているように聞こえたのは実は噛み殺した笑い声でした。
その母子は待合にいる間、ずっと何か話して笑っていました。
と、他人のことばかり観察していた僕は二番目に呼ばれました。


高校二年から始まった幻聴と幻視と
それと携帯電話を父親や義兄に盗聴されているのではないか、
自分の考えている事が他人に読み取られているのでは
ないかという思い込みなど
思いつくことを全てノートに書きとめておいて
それをコピーした物を持参していました。
最近、風鈴が鳴るような耳鳴りがすることと、
幻聴がよりはっきりした言葉として聞こえるように
なったことをまず前振りに話してから
そのコピーを主治医に渡しました。

たぶん統失と診断されて、
メジャートランキライザーを勧められ、
固まったりする副作用が出たりして
それ押さえるためにお薬ぢゃんぢゃんに
なったら嫌だなあ〜と思ったり、
過去のことをほじくり返されたり
性癖をカミングアウトすることになって
余計にバッドになると嫌だなあ〜と思ったりしてたのです。

主治医は
「それ高校二年からなの〜?長いねえー!」と驚き、
どんなん聞こえるの?いつ見えるの?など聞き、
「へー」と言ってカルテにこちょこちょ書いたけど
別に薬変えるとも言わないのです。

「それじゃまた三週間後」と切り上げるので
こちらから質問したんだけど
「アナタ、まだ若いからね」
「思春期危機がちょっと長引いているんだと思うよ」と
言うではありませんか。
し、思春期?いったい僕いくつだと思ってるんですか。

困ったことに
心理テスト受けなければならなくなりました。
面倒くさいんですけど。


...

お薦め離乳食 - 2007年09月08日(土)

その主治医の前の丸椅子に座った時は
話し始めるとまた涙ぼろぼろになったのですが、
そうなるだろうと予想して
紙の裏に(その時の紙は内視鏡の検査予約の紙だった)に
箇条書き風に症状を書き連ねて持っていました。
しくしく泣いているのでなかなか顔はあげられず
うつむいたまま途切れ途切れに話すのですが
声は震え、身体も震えで。
自分でも「ああカコワルイ」と思っているんですが
これがどうにも出来ないのよ。

しくしく泣きつつ紙を手渡したわけですが
くちゃくちゃの紙を受け取った主治医は
ひとつひとつゆっくり読んで、
なんども深く頷いてくれたので
それだけで結構気が休まりました。
その時は30分ほど話して
内科でもらっていた吐き気止めと
胃腸薬、眠剤はそのままで
いろいろ相談の結果、抗不安剤とSSRI系抗欝剤で
行ってみましょうという事になりました。
(後者に関してはあまり気乗りがしなかったけど)

このときは幻覚について話さなかったので
適応障害っぽい診断だったと思うけど、
この2日後にもう一度診察受けたときは
社会不安障害っぽい感じもあるかな?と
いうふうな診断だったんじゃないかなと思います。

この間まだ食事がほとんどとれなかったので
毎日点滴に通っていました。
入院してたほうが楽だったかもしれませんが
妻に知られたくなかったので通院で。
吐き気でふらふらの時でも運転してる間は
どうにかシャンとしてるのです。
かなり波があって急になんともない時もありました。


このころ食べていたのはウィダーと
和光堂の離乳食です。
和光堂の離乳食はとても薄味ですが大人でも
少し醤油など足せば十分食べられる味です。
(キュー○ーは不味い)
このことは点滴に通っていたときに看護師さんに
教えてもらったのです。
介護食よりずっとおいしいし、スーパーなど
どこでも買えるし種類も多いのでお薦めです。
三分粥程度が食べられる人は七ヶ月用くらいで
大丈夫です。

眠れるようになってから少しずつ食欲が戻り、
初診から二週間後にはどうにか普通食が食べられるように
なりました。
ただ、まだ幻覚のことが話せていないのです。
次回の診察は金曜なので、その時に話せればいいんだけどね。


...

 

 

 

 

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