つぶやき連絡帳

田中 くうき。の伝言板。

2020年12月31日(木) アリスミさん!気がついて!

エンピツの運営の方へ。

此処「エンピツ」の更新機能が2020年12月31日で止まっています。

ID番号118751の田中と申します。
もうご存知なのであれば大変失礼なことをお知らせします。

年が2021年へ日付が変わり、日記の日付も2021年になってから、
「エンピツ」の「草稿保存」と「日記の登録」ができない状態となり、
只今、「エンピツ」の中では軽いパニックが起こっております。

先年の大晦日の日付を流用する者、2020年の12月31日の記事をひたすら更新する者、「エンピツ」から捨てられた!と、厭世的になる者、色々おりますが、
彼らに共通するのは「エンピツで日記を書き続けたい!」というその希望1点のみ。

「エンピツ」のような大きなWEB管理者はしたことがありませんので生意気を言いますが、与えられることしかしない人間は、大きくなっても与えることを学びません。
「エンピツ」のような巨大日記サイトであれば尚の事、「クレクレちゃん」が増えてあるコトないコト、私ならばとっくに「貴様に何がわかってそのような不満を抱くのか!?」と、頭がパンクしてもおかしくないくらい人々はあなたを畏れることを忘れて色々と求めて「管理人」という立場がどんなものか理解せず、大いに請求してきたでしょう。屈辱的な発言もあったでしょう。

であれば、アリスミ様の手の中には「エンピツ」の存続または停止、消滅、自分を神格化する、など、想像力の希薄な私にはわからないくらいの選択肢がございますね。

まあ、「消滅」もしくは「停止」を望む利用者はあまり居ないと思われますが、皆、「アリスミさん」がいつものように、ひょこっと現れ、「エンピツ」はこれから何処へ行くのか、続くのか止まるのか、(このメールが届く可能性が低い時点で「答えは見えているだろう」と言われれば終わりなのですが(^^;))
この先を指示してくださるのを待っております。

お待ちしております。

田中










私が料金未払いの所為なのか、それとも「エンピツ」の機能が2021年までしか想定されていないのか、わからないけれど草稿保存や日記自体の「登録」までできなくなりました。

電話をしても「ネットワークが繋がっていない電話です。」
メールをしても「メールデーモン:存在しないメアドやで〜。」

私だけなら良いんだけれど、「エンピツ」全体だったら怖いなと。

「2021年になったら日記が書けなくなった!」という方々。

アリスミさんに気付いてもらえるように声をあげてみませんか?

ヾ(´∀`)ノシ.。o(アリスミさん!助けて〜!)


















…上品に聴こえるが、要するに。

「これもっと値下げしてよ!高いわよ!」という
あちこちでよく見る、派手に値切るオバサンと一緒。

しかも、メルカリなんかは一度や二度、お値引きすると
「ちょろい相手」マークをつけられてしまって、
開口一番「当方10000円が予算です。お値引きできませんか?」…である。
私はお前の欲しいモノ量産機じゃないんだよ!という含みをもって
「申し訳ありません、そちらは既に定価の半額を切っておりますので。」と
返すと、「他を当たります。お邪魔しました。」と、サッサと消えてしまう。

「値引きが当たり前とか、あさまし過ぎる。」と書くと、
閲覧数がガーッと上がる。気に入らないが、私如きに論破されるのは
これだけの衆目の面前では恥ずかし過ぎる…と、言っているよなモノ
だと思うんだけどな…結局多数とか仲間がいるとかじゃないと
反対意見のひとつも言えないのだから、放っておけばいいのだが。

そろそろ、お値引き不可!
って、プロフィールに書いてやろうかな。

年末に、大晦日に、何やってるんだろうね。


2020年12月30日(水) アリスミさん!気がついて!其の参。

ちなみに今は2021年1月5日なんですが。

このままエンピツを消滅させるおつもりですか?

此処に日記を書くのが日常のひとつのライフワークなのに。

この日記も消えてしまうんだろうなぁ。

あまりにも寂しい。

アリスミさん、助けて〜ヾ(・д・)ノ゙


2020年12月29日(火) 貴様は(ry其の弐。

祝いたいコトは、美穂の妊娠だけではなかった。

つとむくんにはやっと彼女ができたし、

亜紀も婚約者がやっとできた。

まあ、亜紀が一瞬見せる氷のような眼差しを解っていて結婚したのか、
それとも亜紀の生贄なのかは判らなかったので、
一瞬、最悪の事態も想定したが。

今度のパートナーこそ『冷血ロマンチスト』な亜紀を
不倫を許すような相手ではないコトを願ったが、
後に亜紀が不倫なぞしようものなら亜紀をポッキポキにできる
強力な義兄であることを知るようになるのだ。それで安心した。

でも、テルミさんにとって一番のトップニュースは、
私(の中のS)がやっと岐阜に帰ってくる事で、
「くうきの為!くうきの為!」と、亜紀が焚きつけると、
テルミさんはそれまで大事にしていた嫁入り家具をどんどん捨てた。

「嫌イヤいや嫌イヤいや――――!!!」と、嫁入りタンスを
何個も所有していて、それが余計にデッドスペースを作り、猫が
そこで匂いを発するスプレーをしまくっていると、理性では分かるが
二度と会えないと思うと吹っ切れないテルミさんに閉口していた
ソレを、娘がひとり帰ってくるというだけで捨てたのだ。

一年の間、手紙の一通の返事もしなかったが、
…というか、私の目につくところに母の手紙を見つけると、
ハヤシくんがしっかり握り潰していて、それで当時の私は
テルミさんの言葉なぞ一言も触れたことが無かった。
(見せてもらったが、虫唾が走ってトイレで吐いた。)
が、ハヤシくんがそういう冷血な精神の持ち主だからこそ、
テルミさんのようなチャランポランな母親から強力に
分断することが出来たのだ。

当時はまだテルミさんに対する敵対心というか、
薬が足りなくて錯乱状態になると決まって必ず、

「なんで産んだ!?私を産んだ!?産む価値無いのに!?
 テルミさん、最初は堕胎する気だったんでしょ!?
 私が役に立たないと、しょっちゅう、私に、オマエは
 避妊リングをつけたのにできた子だよって言って聞かせて
 要らない存在なんだって教えてくれたよね!?
 なーのーに殺してもくれない!やることが中途半端なの!」

…と言った感じで(汗)
誰にも相手にしてくれない。
それなのにこの世に生まれてきたことに心底、怒っていた。
涙をボロボロ流しながらテルミさんを詰った。
テルミさんの料理が下手なのもテルミさんに「下手。」と突っ返して、
テルミさんを(´・ω・`)ショボーンとさせたまま帰した。

しかし、家計にひとり分出費が増えるのは痛い事だ。
亜紀は口には出さないが、明るい笑顔の向こう側に、
やはり氷のような眼差しを隠していて、
「やっぱり家計ってやってみると色々判るもんでねー。
 二人分のお給料で三人養うのって難しいのよー。」
など、帰ってきた私を、日を追うごとに邪険にするようになった。

「ならなんであの時帰ってこいって言ったの?
 ハヤシくんと同じように精神的サンドバッグにするため?
 それなら私にはもう居る場所が無い。どこかで死のう。」


そういう岐阜に帰る計画のさなかにひとちゃんの存在があった。
私の方からは毎日のように日記を書いて、
うつ病と戦っている様子をなるべく頻繁にアップした。
けれど、彼女の方は声は沈みがちで、「絶対なんかある…」と思い、
軽〜く、「なんかあったの?」と訊くと、ひとちゃんは号泣した。

「最初はお母さんがストーカーされてるって言う話だったのに、
 お母さんが嘘ついてて、本当は相手と不倫してるんだって!
 それからうちの中がギスギスするし、相手は自分の妻に
 こういう話がばれても離婚されないからって、
 ばれても全然平気だって。慰謝料も、"合意の上で"したんだから
 払わないって!」

最初は若干、ひとちゃんのほとばしり出る悲しみや
悔しさ腹立たしさや不安にショックを与えられた理不尽感。
それらに圧倒されていたが、うちの父親も妻がありながら、
他の女や私を穢す放蕩男だったので、気持ちは痛い程解った。
なので、一言、二言、彼女に癒しの言葉を述べると、

「本当は寿美さんにしか話せないと思ったの。
 他の普通の家の子に話すと引かれちゃうと思ったから。
 でも正解だった。寿美さん迷惑そうでもないし、
 引いてもいないから。」

「まあ、私は人生色々あったからね。特に家庭は。」

「それ!うちは普通の家だと思ってた。くうきさんちみたいな
 修羅場とかは自分には無縁のモノだと思ってから。
 まあまあ、幸福な中流家庭だと思ってて…そしたらね?」

「まあ、イキナリひとちゃんの思い込んでた平和な家庭っていうのが
 思い込みでしか無かった…と。」

「うん…。他の人に馬鹿にされそうな家に格下げされた感じ。」

「う〜ん、それはそれで私サイドの人間を馬鹿にしてると思うけど。」

「あっ!ゴメンそういうつもりじゃ」

「まあ、ひとちゃんの気持ちもわかるよ。」

(流石に幼児のうちから近親相姦とは言えなかったが。笑)

「もう何処に引っ越すワケでなし、今度、サイゼリアにでも行こうよ。」

「うん、こんな話ばっかりしてたらイヤにならない?」

「其処は友達なので。笑」

(ゲシュタルト療法でも施術すれば一年くらいで休まるだろう…。)

堅く誓った。何年経っても、作り笑いじゃない。
彼女の本当の笑顔を見る!

でも、やっぱり私ひとりの力では限界があった。
若干笑いは増えたが、これでは本当の笑顔とは隔たりがあり過ぎる。

…悩んだ。

「人に本当の笑顔を見せてもらおうと思ったら、
 自分だけでは駄目ですかね。」

「あら、都築様には珍しくお悩み事のひとつでも?」

「う〜ん、迷惑というワケではないですよ。けど、最近ひとり、
 笑顔が見えないな〜、という友人がおりまして。」

「うふふ、都築様らしくていらっしゃるのね〜。笑」

「からかわないでください。私は真剣ですよ、綾崎様。」

「ごめんなさい、あんなにまっすぐな生き方をしておいでなのに、
 それでも悩みや戸惑いはあるんだ〜、と、純粋に興味が、ね。」

「私はそんな真っ直ぐな人間ではありません。
 綾崎様は私を買い被り過ぎです!」

「あの2ちゃんねるで専用スレまでお持ちの"うぃ様"がお悩みなんて。」

「似合いませんか?」

「もうちょっと真っ直ぐだと思いましてよ。」

「ひとちゃんの家にドア蹴破って突入して、金属バットで
 彼女の両親でも殴ってきましょうか?幸いあそこは男が弱い。」

「きゃ☆うぃ様お得意の実力行使ですね☆素敵☆」

「私は真面目に言ってます。」

「ていうか、都築さまは何で癒されました?」

「それはもう。山ほどの薬とカウンセリングですね。」

「…それって、お友達には薦められません?」

「精神科、ですか…。」
 彼女に精神科の受診をしろと…。」

「だって彼女、たしかに都築様のゲシュタルト療法で
 癒されているみたいですけど、私の大事なお友達のコトは
 酷使して当然みたいな様子じゃあありませんか。
 ただでさえ"田中くうき"もどんどんファンがつきつつあるのに、
 "うぃ様"や"都築石榴様"まで、全部独占して、私…私だって。」

「一番の友達はひとちゃんですからね。
 貴女がセフィロスとは何も比べられないようにね。」

「悔しいです!早くお医者に診せてください!」

「セフィロスは壊れないからいいですねぇ。
 私の友人は繊細で、何処で地雷を踏むのかハラハラしています。」

「あれが壊れるとは私は到底認められません!」

「友人ですから、心のピ―――――に引っ掛からないから
 良いんです。貴女だってセフィロスは心のピ――――に
 引っかかるなんて畏れ多くて馬鹿みたいでしょう?
 友人が日番谷隊長だったらこんなまどろっこしいステップは
 踏まないし、間違った時を考えることは無いでしょ?」

「まー、そうやって、『ひとちゃん』のコトになると饒舌になる!
 彼女は良いお友達を持ったと思いますよ。」

「誉め言葉と受け取って良いのですか?」

「いいえ、馬鹿です。
 そのお友達を何より大事にしている貴女は何より馬鹿です!」

「『ひとちゃん』もそうやってよく泣きます。」

「貴女は本当は朴念仁なのではないかと思いますよ。」

「?」

「あんな風に何十、いえ、何千の人の心を、
 素の自分のまま、引き摺って持って行ってしまう。」

「・・・。」

「2ちゃんねるで、ただの相談スレのクセに
 スタッフルームまであるスレの持ち主は
 なかなか居ないと思いますよ。」

「おかしいですかね…。」

「おかしいですよ。むしろオカシイですよ。」

「しかし、彼女の両親は、金属バットで一度殴りたいですね。」

「あら、風向きが変わった。」

「不倫女に、不倫を告白されるまで妻の浮気に気づかない男。
 まあ、お見合い結婚の結末のひとつらしくて、ある意味納得。」

「あら、明日はお仕事の日では?」

「そうですよ。」

「こんな時間まで都築様をお引き留めしてしまうなんて!
 早くお布団にお入りになって!」

「良いんですよ、別に。」

「貴女が良くても、私は嫌です!」

「ははははははは!」

「何を笑っているのですか!」

「いやあ、たまにはマンツーマンで話さないと
 欲求不満になる友人も居ましてね。
 テーマは何でもいいんですけど。」

「…それは…私のコト…。」

「ははははははは!」

「朴念仁だと思わせておいて…卑怯ですよ。」

「やだなあ、綾崎様、"うぃ様"で"田中くうき"が
 そんなことくらい勘付かないと思うんですか?」

「馬鹿!このッ!馬鹿ぁ!」

「それでは、今日は良いアドバイスをありがとうございました!
 おっしゃる通りに眠るコトにいたします。良い夢を。」



――プッ―−



翌日、映画を観た後の車の中で、取り乱されるといけないので、
ひとちゃんの車を運転しながら、なるべく言葉を選んで、
今、私が見ている『ひとちゃん』はどう見えるか、
24時間、一緒に居られないから、他所にフォローが要ること。
家族をサイゼリアで罵ることで力を得る生活をしてきたが、
私の「ゲシュタルト療法」では限界があり、専門家の助けが
どうしても必要になること。

横目で彼女をちらりと見ると、鼻拭きタオルで涙を拭いていた。
運転手をかって出て良かった。思いながら、「大丈夫?」ときくと、

「普通の家で通さないといけないから、普通の顔してきたけど、
 私って可哀想な子なんだ。悲しんだり傷ついたりして、
 世間体とか気にせず『辛い』って言って良いんだ。」  

「そりゃ、涙は悲しみを洗い流す効能があるから、泣けばいいよ。」

「くうきさん、迷惑じゃない?」

「迷惑だったらこんな話切り出さないじゃない?」

「そっか、迷惑じゃないんだ。」

「なんか、ひとちゃんの大本命?の"岩田さん"?
 あの遺産で遊んでる。彼女には話しちゃダメだよ?
 家族のぬくもりを最初から知らないから、
 "はい、痛い思いしてるね。自分だけ可哀想だね。
 私には聞かせないでね(内心、うっわめんどくさそう!)"
 …って思われるだけだから。友達の定義も間違ってるから。
 ひとちゃんには『一番話を聞いてもらいたい』かもだけど
 それ、ひとちゃんだけだから。」

「そんなもんなのかなぁ…。
 話したら同情してくれるんじゃ?」

「ナイナイそんなもんナイ。」

「ごはんは?サイゼリアでOK?」

場所は近所のサイゼリアに移る。

「くうきさん、あの…。」

「うん?」

「精神科に行くから、今からスケジュールしておきたいんだ。
 気が変わらないうちに…だから、今、行く日を決めたいんだ。」

「んじゃ、4月1日とかどう。」

「いいね、じゃあ4月1日…と。」

「今度の通院の時に杉浦先生にも話通しとくよ。」

「よ、よろしくお願いします…。」

「予約決まったらまた連絡するよ。」

「ハイ…。」

「その、犬山病院への行き方がわからないから教えてもらっていいかな。」

「多分、ひとちゃんじゃ、一回で覚えられないだろうし、
 精神科って結構特殊な空間だから、最初から何回か、
 付き添おうと思ってるんだけど。専門用語もわからないでしょ?」

「ついてきてくれるなら助かるよ〜。
 でもくうきさんも仕事あるよね。」

「うちは土日完全休業日だから大丈夫。」

(此処でひとちゃんの両親とか妹とかが口突っ込んで来そうで
 それだけはやだな〜、IQ低いから「精神病院」っていう
 キーワードだけで大騒ぎになりそうな家庭だしな。)

何処までも果てしない、ひとちゃんの沼の深淵。
何処まで付き合っていけるだろう。
あの無能そうなカウンセラーに任せて良いのだろうか。

でも、本当に、ひとちゃんの両親は寝てる間に金属バッドとか
やりたい感じ。最初は男の子が良かったから男児服着せるとか、
お人形遊びしたい年頃にさせてもらえなかったり、
近所の、基本学級に本当に通っている子と遊ばせようとしたり…。

よく頑張ったね。
ちなみに今日は大晦日なんだけど。
良いお年を!









2020年12月28日(月) 貴様は(ry

最高度に怒っていると、私の二人称は「貴様」になる。

実の父親、なまえのないかいぶつ、
過去に私を性的に折檻したテルミさんの愛人、双子の姉たち、
昔の小学校の担任、等々、色々「貴様」呼ばわりした人間がいるが。

最近では(内心だが)下の姉を「貴様」と呼んだ。

これがまた、面白いくらい自分の思うようにコトが進まないと
ヒステリー起こす偽善者で、働かない(働けない)私たち母子を
軽蔑する眼差しを、一瞬、見せるのだ。

私がまだ20代で、家族からのうつ病の理解も無かった頃、
「働かざるもの食うべからず!」とか知った風なことを言って、
テルミさんが私の家に食料を運ぶのを何日も阻んで阻んで。
本当に私が何も食べられず、私の当時の体重が42kgくらいが普通のところ、37kgまで落とさせて、それでも、数字的には5kgしか減ってないし、
まだ平気でしょ!と、言い放ち、平然としていた。

が、実際に私の骨と皮のような様を見てから、
その容姿に、というか、その体重になってしまっても、
テルミさんがメシを運んでこなければ食べに来るだろうくらいに考えていて、
無抵抗でいるならまだ大丈夫だろうと思っていたらしく、
ひさしぶりに見た私の姿を見てショックを起こして吐いたりしていた。

まあ、私の方は亜紀は自分が後悔するようなゲスぶりを見せてから、
後悔して自分をいじめるある意味ナルシストなのは知っていたから
仮に私が死んでしまって、亜紀が一生許されない罪悪感に陥るなら、
それなら別に餓死しても良いくらいに思っていたし、
リミッターがなかなか働かない残虐性は父親似だな〜、とか
口に出したらそれこそ百科事典ででも殴られるようなことを考えた。

「亜紀ちゃんって父親似だよね。」
「美穂ちゃんのそういうところ、オジイチャンに似てるね。」

これらの言葉は禁句だったが、私がこのキーワードを使う時は、
本当にあれら双子の攻撃に耐えきる自信が無かった時だったし、
逆に認められないくらい、実感してるんだろうな〜と思うと、
面白くて面白くて、頻繁に、ベクトルを変えながら火に油を注いだ。

口論になると最終的に失うものが何もない私は
「いや、貴様ら父親そっくりやわ。子供作ったら似るんちゃう?」
「貴様らのそういうところ、オジイチャンそっくりやん?」等、

導火線に火をつけると、ふたりで私をボコり出すので、余計に、
テルミさんの耳に入るボリュームの声で「父親似!父親万歳!」と
繰り返し叫んで、双子が逆上して、テルミさんが私を助けに来ているのを
気がつかせないようにしていると、

「アンタら何やっとんの!?」とドアが開いて適度にこちらに
意識を向けていたので私を折檻している現場をモロに見られて、
しまった!と、双子が思った時にはもう時すでに遅し。

双子とは逆に小学校に入ってもヒョロヒョロのもやしっ子で、
殴ったら死にそうだし…と、あの暴力的な父親すら躊躇する華奢で
小さな私を痛めつけているシーンをテルミさんに目撃されて、
その度に、「学習能力ないなぁ。」と思いつつ、テルミさんが来ると
「怖かったの!」と、安心して泣き出すか弱い妹を演じたし。

双子は双子で、揃って幼稚園の年中さんの頃に既に小学校3年生に
間違えられるほどの巨体で、普段からお互いが居ないといられない
どれだけ殴られようが蹴られようが死ななさそうな、
今の言葉で行くと「ラガーマン!?」みたいな体躯をしていたので。

余計に「ただ喧嘩してただけだよ!」と、言い訳しても、
贔屓目に見てもちょっと苦しい言い訳をするのだが、
テルミさんの背後に避難してから双子に向かって、舌を出すと、
それ以上の責任転嫁は無駄だという事が分かるので
双子はますます私を憎んだ。

まあ、可愛くない妹だったが、今の姿からは想像できない
スレンダーだったので、美穂(上の姉)が、
「くうきはいいなぁ。何やったらそんなに痩せるの。」
「食べるの止めれば?」(←マジレスです。)
「…!!」(包丁が飛ぶ。)みたいなふれあい(?)で、
美穂とはそれなりに「まあ、昔は子供だったよね。」と、言えた。

しかし亜紀とは冷たい氷のような隔たりを感じたし、
アレを姉と呼ぶのは気が引けた。
美穂と談笑していても、亜紀が来るとすんと笑いが絶えた。

金遣いの荒い長女の美穂を金銭的にどれだけ援助したか、
いちいちカウントしていないので何百万稼いだか、覚えていないが、
亜紀の方は家計を助けるとかそういう概念は頭に無かったらしく。
「私は自分の使う分は全部自分で稼いでるんだから干渉してこないでよ!」
と、宣言して、自分だけは美穂に巻き込まれたくない宣言をしていた。
氷女のような目つきをしていて、言葉を交わすと心が冷えた。

私はと言えば、当時はもう立派な高校生になっていたので、
生徒指導室でバイト許可証を取得して、何股かけたか分からない程、
バイトをたんとし、勉強は学校の中でだけして宿題も持ち帰らず、
夕方からは働いていて、「母さん、これ…。」と5万円とか、
高校生にしては高額だろうが、テルミさんに差し出すと、
「こんなはした金!?」と言われるので、渡さなくなった。

すると、それはそれで「ごめんなさい、助けてください。」と、
頭を下げに来て、「私のお金ははした金なんだよね?」と、
テルミさんを責めると「ち…違う、あの時は頭に血が上ってて…。」
「は〜あ?冷静な時の5万円と怒った時の5万円ってそんなに差があるんだ?」
「それは…。」顔を上げかけたテルミさんが私を見て目を開いたので
やっと気がついたのは、テルミさんを辛辣な言葉で攻撃しながら、
ボロボロと大粒の涙を流している私だった。

「学校では勉強で1番取って、夕方からは厨房のバイトして、
 寝るのも惜しんでギター直したり、内職したりして、
 冷蔵庫も常に満タンにして、家の食器はキレイに洗って、
 亜紀の喘息の為に掃除機かけて、その上で5万円渡して!
 それが"はした金"だもんね!?貴様は何百万渡せば気が済むワケ!?」

「ごめん…くうきちゃん、本当にごめんなさい。でも、
 くうきちゃんがそんなに頑張ってくれてるとは思ってなくて…。」

「じゃあお米は夕方に自動で炊けるの!?お皿は自分で自分を磨くの!?
 冷蔵庫にはなんで猫のおやつのササミがいつも入ってるの!?
 母さんが帰ってくる頃に御御御付けが温かいのはなんでなの!?」

「…!それもくうきちゃんだったの!?
 もうそれも美穂にやらせるからいいよ!」

「美穂は調べ物が下手だから論文書く時の資料を探してあげてるの!
 妹にそんなことさせてる人間がお皿なんか洗う余裕あると思う!?」

「そこまでしなくても…」

「そこまでしなくて、本当に良いと思う?
 うちの長女は母子家庭なのに学部長表彰もらえるっていう、
 それだけが美穂に対する母さんの誇りじゃないの?
 勉強ができない長女では困るんでしょ?」

「ごめん、くうきちゃん。本当にごめんしか言えないわ…。
 亜紀!何ニヤニヤしてるの!あんたこそ本当に家にお金も入れないし、
 本当に勉強しか取り柄が無いんだからしっかりやりなさい!」

涙を拭いながら後ろを見ると、亜紀がいつもの面白くなさそうな、
ひんやりした眼差しを残して勉強部屋へ引っ込んでいった。

「亜紀こそ我が家の害悪なのに、なんで亜紀のコトは叱らないの?」

「くうきちゃん、姉妹なんてね、同じ電車の車両のお客なの。
 くうきちゃんには悪いけど、お姉さんは選べないの。」

「じゃあ、なんで私を生んだの?」

「え?」

「前に、避妊リングからすり抜けてできた子だって言ってたよね。
 じゃあ、中絶すれば良かったんじゃん。そしたらこんな環境で
 血ぃ吐きながら働いて勉強してっていう人生送らずに済んだし。」

「血?血って何?」

「胃潰瘍だよ。こないだの胃カメラで解った。」

「そんなに!?」

「別に木村先生(故)がブスコパン出してくれるから平気だし。」

「ごめんね〜!本当にこんな母親でごめんね〜!」

「別に。あの双子が就職するまでの我慢だし。」

こんな風に高校を過ぎ、次の職場は東芝ということで、
安定したお給金をもらって、当時大学4年生だった双子を
バックアップしてなんとか卒業させ、6年1ヶ月勤めている間に
精神を病み、病んでいることを自覚しないまま色々な仕事に就き、
冒頭の、怒ると「貴様」が出る"H"である自分が生まれたのでした。

まあ、もうちょっと貴様と呼びたい人は居るんだけど、
私をうつ病と認めず、ミュンヒハウゼン症候群扱いした、
茨城の心療内科のヤブ女医師とか。
この茨城の一年でうつと不眠が重症化しましたわ。

あと、金で上の姉の美穂を強引に娶っていったハヤシくんとかな。
うつ病なんか精神論でどうにでもなるみたいなことを言って、
結局1年間無駄にしましたわ。

しかも美穂の妊娠が判ると、妊娠何週目っていうのの計算を
起算日は受精した日とか間違ってしてて美穂の浮気を疑ったり。
美穂のつわりとかも軽く見てて、私がうつ病の辛い体を引きずって
ごはんを作っていると、「美穂ちゃんのごはんの方がいいな。」とか。
すいませんね、元厨房人のごはんが美味しくないならそれ以上メシ食うなや。
…みたいな。

つわりが苦しいのは知っているから、一所懸命フォローしてるのに、
男は分らんやろうなぁ、二日酔いがひどい時に
「家、キレイにしといて。」とか言われたら誰でも爆発するのに、
つわりだと我慢しなきゃいけないの?

だから美穂にはハヤシくんが勤めに行っている間に
2ちゃんねるで「私、これでつわり収まりましたスレ」とか
調べさせて、マクドのポテトフライが結構(・∀・)イイ!!って!
とか書き込みがあるとポテトフライ買いに走って食べさせたり。

兎に角、妊娠初期は心穏やかに過ごすのが一番だから、
つわり対策とキッチン周りを代わりにして、
掃除も、私が掃除機かけてる間は私の部屋に美穂を移して、
家中に掃除機かけ終わったら、ふたりで水戸黄門を観る、
みたいな生活パターンにして。

後は夕ごはんは、
これまたいちいちハヤシくんが美穂が料理をしているところを
見ないと気が済まないらしいので、まず私が下ごしらえして、
後はフライパンで焼くだけ!とか、チンするだけ!にしておいて。

ついでにハヤシくんの中では洗い物はあくまで私の担当らしいので
皿洗いは普通にしてましたね。
今日のごはん美味しかった?美味しかったよ。
とかいう茶番会話を聞きながらお皿洗ってました。
で、ちょっと振り向くと、美穂が「ゴメンゴメン」の
ジェスチャーをしてくるので、
翌日、「だから妊娠初期は運動は多少しても良いけど繊細だからね?」と、
遠慮する癖を直しました。

で、茨城に預けられて約1年経った時「話があるから」と、
ハヤシくんに呼ばれてリビングに行ってみると、
「もう1年も遊んだんだから就職できるでしょ?
 岐阜の会社に就職して、岐阜で一人暮らししなさい。」
「え、就職活動は?茨城に居て、就職活動は岐阜でするの?」
深く頷くハヤシくん。

美穂はどうするんだろう?一番最初にそれを思いついたが、
ハヤシくんには全部内緒で美穂をサポートしてきたので、
言葉を失うしかなかった。黙ってリビングを出た。

そして自分の部屋へ戻り、おもむろに自分のIP電話を取り、
かけたのは自分でも自分で驚いたけれど、実家にコールしていた。
「もしもし?」電話を取ったのは、家計にひとりだけ参加しないのを
ハヤシくんにポッキポキに論破されて、今はテルミさんと暮らして
家計簿をつけながら生活しているハズの亜紀だった。

言葉に詰まったがなんとか、茨城に居ながら岐阜で働く就職活動と、
茨城に居ながら岐阜の部屋で一人暮らしのための賃貸住宅を探せと
ハヤシくんに命じられた旨を伝えると、「はあ?」が第一声だった。
でも次の言葉には私が驚いた。「え、何?それって毎日美穂を、
フォローしてるの知らないから余計な物扱いされてるんじゃないの?
最悪やん!そんなひどい扱いされてるの知らなかった!ゴメンね。
そんな生活うつが酷くなるだけやん!もう岐阜に戻っておいで!

それは心底自分が望んでいた言葉だが、テルミさんから出たのではなく、
亜紀の口から出たのに心底ビックリしたし、その変わりように何にも
言えなかった。が、ありがたい言葉ではあるので、「うん。」と答えた。

その日の夕食の時に「岐阜に帰るから。」と告げると、
ハヤシくんは「引っ越しは?あんなデカいPCとか持ってるのに
引っ越し屋くらい…」「もう決めてあります!」ハヤシくんの
フラストレーションの解消のためのサンドバッグにされた1年。
それが終わるのだけが救いだった。

続き…気が向いたら書きます。
PCが固まるようになったので、一旦区切りで。


2020年12月27日(日) 末っ子の義務感。



…なんていうモノが存在するんですよ。

長女は金で買われて出ていってしまい、
次女には兎に角、三女の遅れを取りたくない一心で
バイト掛け持ちして立派な披露宴をして
三女より早く嫁いでいってしまいました。

さて、どうする三女。

 老いた母を置いて遠くへ逃げる。
 風俗に入って住み込みで働く。
 文章力頼りに金を稼ぎまくって暮らす。
→廃屋で首を吊る。

…というのは、昔の話。
「年老いた母、というのが気になって、自殺も出来ない。」
「宗教の教理上"自殺は殺人"なのでやっぱり死ねない。」
「自分の死を悲しむ友人にお金を返せないのが心残りで死ねない。」
「今のうちに自死すると"永遠の死"という最悪なエンディングが
 待っているので死ねない。」
「好きな人が永遠の楽園組なので自分も永遠の楽園組に入りたい。」

などなど。

だいぶ、頭の中も様変わりしましたね。
人格も6人から4人に減りましたし。
あの、最強にムダ金失いのSちゃんが居なくなったので、
それだけでもだいぶ楽です。
テルミさんとは話が合わなくなってきましたけどね。

何故かと言うと、

テルミさんってSちゃんとすごい相性が良いんです。
で、金が手に入れば放蕩の限りを尽くしていたのですが、
残りの5人は精神年齢だけではなく肉体年齢も一致しており、
金銭のあり方について、皆、Sちゃんを支持しておらず、
早く彼女が消えてしまうことを望んでいたのです。
だって、お金が入るととにかく少額でもテルミさんに分かち、
サイゼリアでお腹が膨れるまで食べるとか、
高山団子を食べるとか、マクドで食べまくるとか、

とにかく、テルミさんとSちゃんをそのままにしておくと、
自分たちが身の破滅へと堕ちてしまう!と思っていたところに、
先日の、私こと"H"の「オマエなんか死んでしまえ!!!」発動。
Sちゃんは見事に消えて、残るのは44歳の大人が4人。

精神年齢もテルミさん(精神年齢14〜15歳くらい)と
見事に一致していたSちゃんは消えて、テルミさんの
ふわふわした生き方を是認してくれる唯一の存在でしたから
悲しみましたが、外見はSちゃん。きっとわかってくれる!と
信じているようでしたが、数ヶ月の生活を経て、やっと
自分に味方なんて居ないことを理解した風でした。

しかし、テルミさんは頑なにSちゃん復活を信じていました。
そして、Sちゃんは眠っている私こと"H"に置き土産をしていきました。

『女性の自覚』

同じ着こなしで、同じスニーカーで、同じ口紅で、
エホバの証人の集会にふさわしければそれでいいでしょ。
と、思っている私に、所謂「色気」を注ぎ込んできたのです。

以来、自分でもおかしいくらい、異性の目が気になる。
体重は増えなければいいやくらいに思っていたが、
40kg台に戻したい。ウエストを昔の55cmまで戻したい。
そして、当時集めていた服に袖を通したい。
幸い、テルミさんが、「まあ、良いデザインじゃないの!」と
思う服はサイズがSやMでも保管してあるのだそうで、
早くそれらを自分で着たいな〜。

…という風に、どんどん色気づいていき、
テルミさんにまで「アンタ、最近おかしいんじゃないの?」と
言われる変わりよう。

そして、子供のようなテルミさんが死ぬのを見送る役が居ないと、
孤独死して、異臭騒ぎになって、腐乱死体になったテルミさんを
嫌々お金積んで湯灌してもらって、安い棺に入れて、霊柩車で運んで
火葬場に着いたら「犬猫と一緒に灰になるまで焼いて捨ててください」
…という風に、エホバの証人風は葬儀にお金をかけないのだ。

でも、姉たちにやらせると、「お経くらい、ねぇ。」とか
「お墓は?遺骨はどうするの?」とか「なんで近所に訃報とか。」とか
兎に角、グズグズ言って何も進まない予感なので、まあ、こういうと
アレだけど、「テルミさん自身がコレでって言ってたんだよ。」という
「係」が必要なんだと思う。そう、これが末っ子の義務感。

「テルミさんが納得する死に方ができるように見守る。」

その為に一緒に居るの。

テルミさんが死ぬ、その瞬間を見逃さないように。





2020年12月26日(土) 煩悩の数。

絶対に108じゃ足りないよな〜。

クリスチャンがそんなこと言ってちゃいけないのはわかってるけど、
それでも思う。

金銭欲、性欲、食欲、ってまとめてしまえば108で済むんだろうけど、
例えば、「(不特定多数から)愛されたい願望」
「何処へ行ってもチヤホヤしてもらいたい欲」

性欲ひとつとっても「(単に)性欲を満たしたい」から、
「(好きな人に)愛されたい欲」
「セックスがしたい(自分はネコで)」
「セックスがしたい(自分はタチで)」
「セックスがしたい(タチネコ交替しながら)」
「セックスがしたい(思いきり酷く)」
「セックスがしたい(思いきり優しく)」
「セックスがしたい(同性と)」とか、数えだすとキリが無いんですけど。
昔の煩悩はそりゃ色々なかったから108で済んでるんだろうけど、
現代社会では108は絶対無理。

「金が欲しい」だって、「1000円でいい」子供とかいるかもだけど、
子供でも「お姫様のような暮らしがしたい」からはじまって、
「学校でも人気者で誰からもおべっか使われるような大富豪に。」
「スポーツ万能で女子にキャー!とか言われたい」とか、とか、とか、

田中がこれやり出すとキリが無いからね?

だからPinterestとかアメブロとかやって、
タダで蒐集できるものに執着しやすいんだな。

林まどかは私のコトをアメブロでブロックしてるけど、
元から見られてDisられて嫌なもんなんかアップするなっちゅーの。
ていうか、私の場合は身の危険を感じたから引っ越したんだけどね。
こっちひとりで相手が7人だからね。

Eも流石に「中学・高校の頃と一緒にしてくれるなよ」とか言うし。
まあ、漫画の「monster」みたいに気を失っている間にヒーローが
コトをすべて解決してくれるとか、その手の夢は、無いですけどね。

でも、昔はよく記憶が飛ぶので「足りない子」扱いされてたんだけど、
此処からはひとちゃんも知ってる話だろうけど、知能検査で
天才児に限りなく近い成績を取ってしまっいたので、
担任が、職員室で指導を疑問視されてて、
「それ、大人がやっちゃダメだろ」みたいないびりを色々受けたりね。

とにかく、私は自己顕示欲が強いっていうより、
なんか、PCをお友達のひとつみたいに思ってて、
キーボードをひたすら叩いているのが幸せっていうか。

色んな世界を人一倍見てきたから、もうこれからは
部屋に篭ってひたすらキーボードを叩いていられればシアワセ。
たま〜に料理本の料理したり外食したり、
紅茶淹れたり、珈琲淹れたり、とにかく篭っていたいの。

「篭っていたい」が煩悩に数えられるならやっぱり108では
足りないと思うの…やっぱり昔の人の煩悩の数だよね。
シチューひとつとっても、ダマができてるの進呈したくないしね。
本当は。でも約束通りシチューできちゃったから連絡しなきゃ。
みたいな。アンビバレントな葛藤とかあるわけよ。

ひとちゃん、マジでゴメンorz
味を気に入ってくれるならそれが一番なんだけどね。

うん、そんな感じでオヤスミ。


2020年12月17日(木) コレが泣かずにおられるか。

現在の「中の人」。
私を含めて4名。
全員、精神年齢44歳。
全員に「田中くうき」という意識あり。

私が「H」偽善者という意味らしい(笑)
まあ、偽善者かもね。
漫画と料理が好き。

私に代わって車を運転できるのは「E」。
「Emotion」の略なんだそうで。
道理で頭に血が昇りやす…げふんげふん

頭脳系博愛主義者「T」は「Think」の略。
思考鮮明、いつでも冷静。
迷わず善行、迷わず演算。
数学が好き。

ネクロフィリアの「I」自分で名乗り出したので、
何の略なのかは知らない。死体好き。
「T」に任命された家計簿係。



コレだけ居れば、趣味の相違とか、好物の違いとか、
色々あるんだけど、どうやらIに完全に家計簿を任せてはいけないようだ。
「なんでこんなに代金引換の通販が届くのー!?」と
言いたいくらい必要物を揃えてくれるのだが、
全部、業務用とかの高いの。払い切れるわけないだろー!

折角最近馴染んできたヤマト運輸の石原さんも、
不機嫌顔で帰っちゃうし。
エホバの教えで諸悪の根源は金銭への愛である、とか言われてるのに、
最近、お金のことしか考えてない気がする。
しかも、コスメデネットでまだ買い物してあるっぽいし。

あ〜、頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い。

やっぱり中の人が居てはいけないような気がする。
でも「S」を消去した時のようなエネルギーはもう無いし。
Sを消してからというもの、他の3人がちょっと触らぬ神になんとやら、
腫れ物扱いみたいな感じで、こいつ本当にこうやって考えてるのかな。
裏があるんじゃね?とか、中の人にも懐疑的になった。

取り敢えず、目の前の20833円と6539円をなんとかせねば。
Iが「なんで〜?今、クリニークのクラリファイングローションが
4本で10055円なんだよ?買うしか無いっしょ〜!」とか言ってて、
こいつは根がネクロフィリアなんだから、サタンの申し子だな。
と、今更になって気がつく。
計算能力の高さだけに目が向いてたけど、
よくよく考えると死体の写真とかに興奮する変態なんだよな。
よくわかったよ。

…というワケで、ひとちゃん、シチューの材料を買うお金が
無くなったので、ホワイトクリームシチューは延期です。
ごめんなさい。

またシチューの材料が買えるようになったら、必ずあげるから。

ううっ(←コレが泣かずにおられるか。)


2020年12月09日(水) 立っていると思う人は。

…倒れることがないように気をつけなさい。
人に共通でない誘惑があなた方に臨んだことはありません。
しかし,神は忠実であられ,あなた方が耐えられる以上に
誘惑されるままにはせず,むしろ,あなた方がそれを忍耐できるよう,
誘惑に伴って逃れ道を設けてくださるのです」(コリント第一 10:12,13)

さあ、永遠に生きるためにエホバと共に戦うぞ!

…蛇に化けた似非クリスチャンとね!


2020年12月08日(火) 夕食は抜きで御座います。


まあ、蝶よ花よと育てられたテルミさんが、粗末なおかずで後は米だけなんていう生活に耐えられないのはわかっていたけれど(ちなみに田中は成人してから絶食生活を何回か過ごしたので、今みたいな生活はまだ米があるからマシだと思っていたのだが。)

「チロルが食べたい!ミニスニッカーズでもいい!
 こんな生活耐えられない!」と叫んだので、
 
先程、行きつけの歯医者でイケメン先生に、

「甘いモノを食べてから歯みがきしないで寝るぅ!?
 娘さん見習ったら?」(田中は先生にパーフェクト!と言われる。)

…と言われたばかりなのに、テルミさんは
都合のいいことだけしか頭に残さないパー子なので、
太りに太って体形的にそろそろ人間の姿じゃねーな。
ありゃあトドだなと、一応、血縁的に娘の田中に思われているとも知らず、
甘いモノが欲しい!無いと死ぬ!と、助手席でブツブツ言うので、
鬱陶しいやっちゃな〜と思いながら黙っていると、
テルミさんが田中の顔を見てニヤリと笑ったのが視界の左端に。

「くうきちゃん(はあと)」「はい?」「PayPay持ってるよね」

「あれは昨日、テルミさんが朝のパンが無いっていうから使いました。」

「でもいくらか残ってるでしょ!?」「運転中なので家に帰ってから。」

「ケチ〜!」「はいはい、私はケチですよ。」「可愛くない!」

「あなたの娘ですよ。」「チッ(舌打ち)」まあ、この舌打ちが出ると

私が不憫なくらい嫌な目に遭わされるので、仕方なく、

丁度赤信号で素早くお尻のポケットからスマホを抜いた。

不機嫌になるととことん嫌がらせに遭うので、従わずにおれないのだ。

PayPayを開くと「38円」の文字。

「あと16円じゃないの。何とかならないの?」

「そんなこと言われても財布もチャリンコしかないよ。」

「本当に!?もしかしたら50円玉でも持ってない!?」

テルミさんが私のカバンを後部座席から取り、財布を…という時に、

自分でもオソロシイ、バスの効いた声が出た。

「テルミさん…財布、通帳、パソコンは開くの御法度って言ったよね?」

テルミさんは財布をカバンにしまって後部座席に戻した。
私の怒気にあてられたらしく、「なんか今日暑いね!」
「寒くして差し上げましょうか?」「いえ、イイです…。」
普通の会話(?)をしながら、家に着く。



「どうしても私ひとりで行くの?」

「当たり前でショ!いい大人がふたりでコンビニ入って
 結局チロル二個しか買わないなんて情けなくてできないでしょうが!」

その恥ずかしい事を娘にひとりでやらせるその根性の方が恥ずかしいわ!
…と、思いつつ、行く先はいつも隔月15日になるとたくさんの払込用紙を持ってお世話になりに行く最寄りのセブンイレブンなので、「母が!母が!チロルを所望しているので!」と、吹聴してやろうw…と思いつついつものセブンイレブンに財布を携えて入っていった。

あ、いつも親切にしてくれる金髪ショートのお姉さん見っけ!
早速捕まえて事情を話す。「う〜ん、その方法でチロルふたつかぁ。」
「できませんか?できなくてもいいんですけど。」
「いやいや、折角来たんだから…ちょっとマニュアル調べて来るわ〜。」

程なくして、おねえちゃんが申し訳なさそうな顔をして戻ってくる。
「ごめんね、額が少額過ぎて機械がエラー起こしちゃうみたい。」
「そうですか、じゃあ、PayPayでチロル一個しか買えませんね。」
「ごめんね〜。」「いえいえ、元は母の我儘ですから…。」
トボトボと入り口へと向かう田中に、お姉ちゃんが追い付いてきて、言う。
「ねえ、田中さん、nanaco持ってるよね!?」
「え?」
「田中さんには悪いけど、よくATMも使うじゃん?こないだ田中さんの出したカードの隅にnanacoのロゴがチラッと見えたんだよね。試してみない?」
このお姉さんのおかげで時点は急展開を見せる。

「おおおおおおお〜!」

田中のカードのnanacoポイントをチェックするのでと言われて、お姉さんに、確かにnanacoのロゴがついたカードを託したところがこの反応。

「え、何か異常でも?」
「異常どころかねぇ!?」
「チロルが何個買えるか分からないよ!ほら!」
出力してもらったnanacoカードのポイント。

¥1034

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

思わず店員さんと一緒に踊るところだった。
よし!テルミさんを脅かすぞ〜!

普通のチロル10個。
ミルククリーム入りチロル5個。
ホワイト&クッキーチロル5個。
ミニスニッカーズ5個。
ブラックチョコレートアイス2本。

会計で正確にいくらかワクワクしながら並んだ。

こんなに買っても¥896

テルミさんが喜ぶぞ〜!
それしか頭に無かった。
本当に、愚かにもそれしか頭に無かった。



「アンタは錬金術でもできるのか!?」

買い物袋から出したお菓子の小山を見て、お姉さんたちの親切さを話すも、テルミさんはそんなことには耳を貸さず、お菓子の山から突き出たアイス2本のうちの一本を私に差し出した。それと、ミニスニッカーズ2個と普通のチロル5個を渡した。
「報酬?」
「そんなとこ。」
私はそれらを受け取って、自室に。

今日はエホバの日だな。
母親の代わりに恥かきに行ったから、エホバが祝福してくれたんだ。
本当にそう思ってエホバに感謝した。



そろそろおさんどんの時間だけど、今日は何を作ろうかな。
「テルミさん、今日は何を食べ…」言いかけて、目をこすった。
あのお菓子の山は何処?

「テルミさん、もしかして…。」
「そのもしかでしょ?」
「折角苦労して買ってきたのに。」
「あ〜、そう思うならお菓子の管理は全部アンタがすることね。」

テルミさんは、私が何ケ月かけて貯めてきた1000円近くを、たったの2〜3時間で、食い尽くしてしまったのだ。嗚呼、あのコンビニのお姉さんとはしゃいだ記憶にモヤがかかる。「もっと買っても良いんだよ?」計算してもらいながらお菓子を選ぶのは楽しかったなぁ…今度お姉さんたちに会ったらなんて言おう?

「最初からワタシの性格を把握してなかったアンタが悪いのよ。」
なるほどね。
やっぱり声が低くなる。
テルミさんがちょっとだけ後ずさる。
私は避妊リングをすり抜けて生まれた子だもんね。
「え、やだ、何を言い出すの?」
本当は欲しくなかった子だもんね。
 本当は要らないモノだもん、どういう仕打ちしても平気だよね?

「くうきちゃん、ちょっと落ち着こう?」

「もう結構!!」

父がよく吐いていた母への呪い言葉を、今度は私が吐く。
歪むテルミさんの顔。
フォローも忘れて、自分とテルミさんの間にあったドアを思い切り閉めた。

「くうきちゃん、くうきちゃん?」
「うるさい!!」

今度、セブンイレブンに行ったら私はどんな顔をすればいいのか。

「くうきちゃん!ごはんは!?」」
「要らん!」




…こうして今に至る。

私の気持ちを分かってくれる人がこの世にエホバ以外に居るのかな。




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田中 くうき [長話派はこちら。]