てくてくミーハー道場

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2019年12月24日(火) Chaplin KABUKI NIGHT『蝙蝠の安さん』(国立劇場大劇場)

題名だけ見て、「『源氏店』のスピンオフなのかしら?」と思い、さして興味がわかなかったんですが、よくよくポスターを見たら『街の灯』を歌舞伎に換骨奪胎した作品(しかも、今回幸四郎が勝手に作ったんじゃなくて、90年近く前に書かれていた脚本)と知って、俄然観たくなりました。

しかし、「盛綱陣屋」から観れる日はもうない(熱意の差・・・)

調べてみると『蝙蝠の安さん』だけ夜に上演する日があるらしい。

しかもチャップリンの命日である25日とそのイブと毎週金曜日。都合がつくのが前々から午後休みにしておいた本日しかなく、「当日行ってみて切符が買えたら観よう」ぐらいの熱意で行ったら、買えちゃった(たいていそんなもんです)

我が家は20年近く前からクリスマスは中止しているので(「もてない男」かよ)フットワークも軽いです。




さて、作品の話ですが、ストーリーは保証付きの名作。それをうまいこと歌舞伎に仕立ててあって上々吉(安さんは「源氏店」に出てくる蝙蝠安のような小悪党ではなく、『街の灯』のチャーリーそのもの)。出演者もみな重畳で(猿弥さんが相変わらず上手い!)我ながら近年最高のクリスマスイブの過ごし方を選んだものだと自画自賛。

特にチャップリンの大ファンというわけではないので映画の『街の灯』を観てもいないのだが、これは名作に違いないことが証明されたので、何とか時間を作って原作の方も観たいと思っております。


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