てくてくミーハー道場

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2012年03月25日(日) 『中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露 三月大歌舞伎』昼の部(平成中村座)

先月に続いて、絶対に観逃してはならない興行だったのですが、ぐずぐずしているうちに、本日の昼の部しか行けないことが判明(T_T )めそめそ

でもま、いいか。夜の『御所五郎蔵』はWOWOWで放映するし(←『吃又』はどうするんだよ!)(◎_◎;)あっ・・・



き、気を取り直して。

『暫』は結局間に合わず観逃し。(←海老蔵愛弱くなったのね?)

うーん、昨晩結局、例の・・・ものまねなんちゃらいう番組の録画を、午前4時までかけて(バカ)視てしまったからかな?(おやおや)

だって、出てくんの遅かったんだもん(だよね)ものまねSMAP(おいっ/怒)

・・・すみません。遊んでいる場合ではありません。その件についてはまた後日。



(改めて)『一條大蔵譚』

もう・・・もう・・・・・・もう(早く言えよ)


天才ですか?(多分そうでしょう)


何も申し上げる言葉が見つかりません。

何なんだこの青年は。

あまりにも感心しすぎて、頭がバカになりそうです(いや、元からだろ?)

ご本人に、「なんでそんなに上手なの?」と訊いてみたいです。←確かにバカな質問だ

例えばチーター(動物)に、「なんでそんなに足が速いの?」って訊くようなもんかもしれない。

上手な人に「上手ですね」と言うのは、褒めてないことかもしれないが、それでも言いたい。

なんつーか、細胞がぶるぶるしてます、今。

いやね、このお歳(今30歳)でこんな役をこんなに器用に演っちゃうと、なんかイヤミというか、いやらしさを感じるもんなんだが、勘九郎にはそれを感じない。

かなり贔屓目かもしれないが、もう、それでもいい! と思っちゃう。


思えば浅草歌舞伎で初演した時も上出来だったのだが、現在の勘九郎を観たら、あれはまだ若かったのだな、と思える。

ちゃんと進歩し続けている。そこもすばらしい。



さて、他の方たちなんだが、豪華すぎる客演の仁左サマ as 鬼次郎。

あー、あの友切丸を渡す場面の舞台写真、なかったっけかな。買っておくべきだった。あんなに美しい場面はそうそうないぞ。

・・・『吃又』観たかった(泣)←自分の管理能力のなさのせいだろ



七之助。『暫』の照葉を観逃してしまい申し訳ない。

昼の3幕全部に出てるのね。

お京、普通に良かった。きりっとしてて。

でも、次の幕の方でさらに眼福が待っていた。



扇雀。梅席の距離から観たせいか、とっても美人(おいっ!)

いえ、近くで見るとさすがにお歳が出る(わたくし同い年です。すいません)

でも、遠くから見ると、さすがに元タカラヅカのお母さまそっくりの美貌。

顔はともかく、品のある常盤で良かったわ。



小山三丈。

ありがたやあやかりたや(−人−)←場内こんな人ばっかしだった(苦笑)

しかし、すばらしいな。これも“芸力”てヤツなんだろうか。



亀蔵丈。

中村座に欠かせないお方です。

そして、片市家(?)の役とも言うべき勘解由を、充分にお演りになっておりました。

この人の「死んでも褒美の金が欲しいー!」というダイイングメッセージ(?)は、聞くたびに「わかるっ! わかるよ〜っ!」と思ってしまう小市民(いや、違うだろ/汗)



とにかく、幕が完全に閉まるまでダレない『一條大蔵譚』を久々に観られて、ほんま満足です。





『舞鶴雪月花』

よし、じゃあ帰ろうか。みたいな気分になったところで(おいおい/慌)打ち出し幕。

これが例によって(?)油断ならなかった。


中村勘三郎、神ですか? (×△×;)わっ、そこまで?


よくニコニコ動画のコメントとかで、映像に出てる人や作った人の信者(ま、また暴言!)が、簡単に「ネ申」とか書いたりするけど、そんなお軽いもんじゃないよ、神ってのは。

と思いました。←またもや文章がバカ化しましたね


もう・・・、表現しようにもできないです。観てください、と言うしかないです。



実は、最初の〈さくら〉での七之助がべらぼうに可愛くてさ。

なんて良くなったんだろうこの子、と例によって親戚のおばさん気分で観てたのさ。

そして、次の〈松虫〉では、千之助がこれもうまた可愛いくてさ。

まだ幼児(えっ?)かと思ってたら、今度もう中学生なのね。いやはや(←親戚のおばさん続行中)

昨年上演された、この子と仁左サマの『連獅子』を観逃した大ばか者のぼくですが、NHKで放送してくれまして、本当に助かりました。

あれ観て、「この子は実力派だ!」と思いまして。

注目していきたいと思っております。

松虫も、可愛いだけじゃなく要所要所にキラリと光るものを感じた。

しかしまあ仁左サマも若いよなぁ。

おじい様と孫なのに、父子に見えるもんなー。



だがやはり勘三郎だった。最後に全部持ってった。なんという人だほんとに。

ぼくより数年先に歌舞伎を観始めた方たちなんかは、

「十七代目勘三郎に間に合わなくて、かわいそうね」

なぞと悔しいことを時々おっしゃるが、もう大丈夫だよぼくは。(←?)

そんなの言い出したらきりがないでしょ。

今の勘三郎、そしてその息子たちを観られるだけで充分幸せです。

ね。(←誰に言ってんだ?)


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