てくてくミーハー道場
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2012年02月08日(水) |
最高の誕生日ヽ(´∀`)ノ |
いい歳して本日51歳にならせていただきました。
51歳。
感慨深い。
なので、
51にちなんだことをしようと(←作為的)
シアトルに(え)
・・・すいません嘘つきました。
帝国劇場に、行ってまいりました。
実は、3年ぶりの『Endless SHOCK』観劇であります。
うちきゅんになってから、初であります。
正直、うちきゅんに期待してなかったのであります(いきなり毒)
深謝いたします。申し訳ありませんでした!
いや実は、始まって30分ぐらいは、
「思ってたとおり、下手やな」
って思ってました☆ボカ!
実は、けっこう一所懸命になってチケットをとった『ガイズ&ドールズ』で、あまりにもひどいスカイを見せられて、相当がっかりしていたからです。
顔と体型だけの典型的なでくのぼう君で(お前、オタに刺されるぞ?)、いやあまいったまいった。
ところが、なんとその「でくのぼう君」(←ヤメロ)に、ぼくは泣かされてしまったのであります(T-T)後述
まず、脚本がすごくよくリニューアルされていた。
ぼく自身、前回の観劇の際に、もうこれが最後の観劇になると思い、
「なんでブロードウェイのコヤに本身(真剣のこと)が転がっとんねん! どっから持ってきたんじゃ」
と毒づいてしまいました。
その疑問は相変わらず解決していませんし、二幕目で、死んだコウイチが皆の前に現れる超常現象が全然納得できる形で理由づけされていない(全員で幻覚見てるのか? 科学的でなくていいから、SFっぽい感じで説明しろよ)ところも相変わらずでしたが、そのほかの「何かモヤモヤすんなぁ・・・」ってところが、一つひとつ丁寧に書き換えられてて本当に感心しました。
まず、ウチの性格が、かなり子供っぽいんだけど、その分純粋で、決して悪巧みするタイプじゃないところを冒頭の、リカに告白しようとがんばるシーンで見せてる。
ここはリカ(沙也加)も良くて、今までのほとんどのリカみたいに、「コウイチしか眼中にない」部分を、ただ脚本通りにやりました、じゃなく、ちゃんとその背景から演じているのが伝わってきた。
リカの人間像が、きちんと描かれてる。
やっぱ舞台経験豊富なせいか、きちんとした女優です。
ただ、ダンスは想像以上に下手やった(コラ)
そういや沙也加の「踊る役」って初めて見るからな。
歌はまあ普通に歌えるし、声はお母ちゃんゆずりのべちゃべちゃ声(こらこらこら!)だが、一応かわいいと思うし、顔はお母ちゃんよりも美人だと思う(お母ちゃんは、だって整☆ボカ!Part2)
あ、本人も整(←ヤメロッ!!!!!!!)
まあ、ところどころ「何やねん」て部分は今回も少し残ってたが、一番ぼく自身観てて感動したのが、昔の『SHOCK』みたいに(つうか、ジャニ舞台のデフォルトなんだけど)、主人公は絶対に善! ていう、しょうもない定義が薄れてたとこかな。
一幕最後、コウイチが本身と知ってウチにその刀を渡して向かっていくところ。
はっきり言って、キチ○イだと思う。(えぇええぇ〜っっっっ?!!!!!!!! ておどるさん、お、お言葉が過ぎますぅ・・・・/大汗)
いや、キ○ガイです。この時コウイチは、狂うんです。
舞台人として、夜叉になるんです。
以前の『Endless SHOCK』でこのシーンを見たときは、「え? この主人公に共感しろっての? 頭おかしいよ! ムリムリムリ」って萎えてました。
でも今回このシーンを観て、そうか、別に共感する必要はないんだと気づいた時、むしろ、ウチと同じように「なんでそこまで役に入っちゃうんだ?! やめてくれ! 人殺しにしないでくれ!!」って、心から戦いた時、『Endless SHOCK』という作品が、そして、堂本光一という舞台人が、理解できたような気がした。
「なんでそこまでやっちゃうの?!」
っていうのは、今までこの作品を観てきた全ての人が抱いた感想だと思う。
それに関して、おそらく光一さんは、別に、共感してほしいわけでも、感心してほしいわけでもないんだろう。
もしかしたら、コウイチと同じように、自分でもわけわからず、入り込んでしまうのかもしれない。
NHKの例の番組を視た後だと、一幕のこの辺になってくると、観客は、ストーリーそのものよりも、「あと○分で休めるよぉ〜光ちゃぁん・・・(涙)」みたいになって、本当はよろしくないのかもしれない。
ぼくも、なるたけそういう気持になるまいと努めながら観ていた(努めること自体、ダメなんだけど)
でも、やっぱり、ここはコウイチと堂本光一が、完全にかぶっちゃうんだよなあ。
実際「Show Must Go On」するためには、舞台人は本当はどんな時でもどこか冷静でいなきゃならない。
でも、どっか一本、ブチ切れてしまうぐらいのパッションも、舞台人には不可欠だ。
大勢の人の感情をわしづかみにするような舞台人なら、なおさら。
そんな二律背反を、今回光一さんを見て、改めて実感した。
それも変な話、ぼくは今回ずっとウチ目線でこの作品を観ていた。
だからこそ、コウイチに対する(そして光一さんに対する)感情が、なにやらすごく甘美に感じられた(←普通それだったらリカ目線で観るべきなんだが、そこはそれ、ミーハー熟年の変態部分なのさ)
長年抱いてきた憧れと、対抗心と、恐れと愛情と。
今だから言っちゃうが、以前の『SHOCK』に対して、ぼくは、
「皆さんずいぶん熱狂してますけど、はっきり言ってまず脚本がカスだし、堂本光一さんの歌唱力は一般のミュージカルファンからすればド失笑ものですよ? だいたいあのフライング、やってること自体はすごいんだろうけど、ストーリーに全然うまく絡んでないじゃん。『ピーターパン』のめくるめく必然性を見習えよ! あと出演者全員、何かミュージカルってものをカンチガイしてるような絶叫芝居、何とかならんの(以下、まじで刺されるので略)」←ここまで書いたらもう覚悟の上だろ
と思ってたわけだが(まあ正直に言うと、上記のうちいくつかは未だにそう思ってる)、今回、ウチが刀をすり替えた件を告白するシーンで、『SHOCK』初泣きした。
泣いてしまった。
これは実際大事件ですよぼくにしたら。
こうして毎回ちょっとずつちょっとずつ改良されていく作品であることにも感動したわけだ。
さて「改良」と言えば、今回「観に行こう!」と決心した理由の一つである、トラヴィス・ペイン振り付けの新しいナンバー「Higher」。
朝『ZIP!』でちらっと視てしまった(もちろん即座に録画)んだけど、本物観てからにしようと思い、再生は夜まで我慢しました。
で、全くの初見でそのナンバーを観たわけですが、正直「マイケルの面影」を若干期待してたんだけど、あまりそれは感じず。
逆にそこは良かったのかもしれない。
ただ、ぼくはとにかくSANCHEの振り付けが大好きで、特に光一さんの体型やダンスのクセにはSANCHE振りがめちゃめちゃ合ってるような気がするので、いやまあ以前の「Why Don't You Dance With Me?」の方が良かった、とかは言うつもりはないが、他のシーンの慣れたナンバーほどこなれてない気がした。
ぼくは「In The Cemetery」のダンスが一番好きで、(こういう感情は余計だと思うが)30分前に呼吸困難&一人で歩けないほど体力使い果たしてた人が、サラッサラの髪振り乱してクネクネするするノンストップで踊るその蛇っぽさ(?)にすごーくヤラれる。
とにかく今回は、力の入ったフライングよりも、ダンス全般のしなやかさと、3年の間にえらく精度が上がった殺陣に心から血が騒いだ。
また余計な毒を吐いちまうけど、以前のこのシーンは、両軍がぁがぁ喚いてるだけで、全然スピード感も華やかさも感じられない場面だったのだが、今回観てみたら、“手”がそのころの10倍ぐらいあるし、魅せる殺陣になってるし、「でくのぼう君」(おいこら! 言いすぎや・・・)は土下座したいくらい超絶美しい「動く二次元キャラ」になっちゃってるし(フィギュア出してください! お願いします!!)で、鼻水止まらんかった(←汚ないですょ・・・?)
鼻水はフィクションですけど、とにかくそんだけカッコ良かったつうこと。
とまあ、ばーっと思い出してこんだけ言いたい放題書いてみました。
51歳の誕生日に51(コーイチ)さんを観に行こう、などというおやじギャグのためだけに(まじか)本気出して獲得したチケットだったのですが、バカな考え起こして良かったです(それもなんなんだか・・・/呆)
そして、結局2012年初のてくてくミーハー報告がきんきっずがらみだったことに、我ながらほっとしております。
もしかして、伏字を辿ってきて期待してくれていた金爆(あら、はっきり書いちゃった)ファンの皆さんがいらっしゃいましたら、あと数日お待ちいただければちゃんと書きますので、よろしくお願いします。
といっても、別に役に立つ情報とかは一切書きません。お茶の間ファンによるぬるい感想だけです(ここまで読んでくだされば、お分かりいただけると思うが)
さー、今月はもう一つ絶対にはずしてはならぬイベントが東銀座方面であります。
2月って収入減るのに・・・大丈夫か?(そこは大人だろちゃんとしろ!)
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