まりんと私のシニア倶楽部
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2020年08月12日(水) 就業シフト表

シフト表を作る人がいる。

以前は人材センターで作っていたが、組み方に苦言を呈した人がいた。Aさんだ。「現場でやる方がいい」と言って自ら引き受けてしまった。

そもそも分刻みの過酷な仕事中にシフト表を作るのは土台無理。
家に持ち帰ることになる。

やってみたら意外と大変で、現場だからこそ私情が入りすんなりと出来ない。

「やっぱりできません」と事務所に返したが、やっかいな仕事が減り、これ幸いと喜んでいた事務所が元に戻すはずがない。これが公益社団法人(天下り)シルバー人材センター事業協会のほんの一例。こんどはBさんに押し付けた。

なぜBさんだったのかよく分かっていない。勤務歴10ヵ月の私が皆から聞いた話を印象的に脚色してみました。

Bさんの心労は自他ともに認め、同情とともに尊敬に値する先輩、と思いきや、シフト表から見えるBさんの「人となり」に、悶々としている今日この頃である。


2020年07月08日(水) どうせ死ぬなら癌がいい?

ダンナの手術は一応成功したようだ。

手術は15時間かかったが、経過が良いので予定の3週間を2週間で退院することができた。

取り出した拳ほどの腫瘍を見せられた時は、まりんの腫瘍と同じ色だと思った。黒と赤と青をぐちゃぐちゃに混ぜた色。マスクをしていたためか、臭いはしなかった。

手術から一カ月経過したが、これから30回の放射線治療が始まる。

目視や検査では見えない細胞レベルの癌でも、摘出した腫瘍の表面に癌が付着しているので、残っている可能性は非常に高いという話をされた。

顔が半分歪んで痛々しいが、食欲旺盛なのであまり心配はしていない。

まりんの一周忌が近づいてきた。スイカはまだ買う気がしない。

近藤誠氏の言葉を借りると、まりんの癌は長寿癌と言ってむしろ喜ばしいと思ってよいのだろうか。

氏は「喜ばしい」とは言っていないと思うが、

「どうせ死ぬなら癌がいい」と言っていたくらいだから、、、。


2020年05月27日(水) 術前検査が多すぎる

6月3日、ダンナの手術の日がやっと決まった。

耳下のしこりに気が付いて、2か月になる。

検査の結果が分かるまで1週間、大学病院の予約が取れたのが、2週間先、コロナの感染者が出たため、さらに2週間伸びた。

その間、痛みが日に日に増してくるので、予約なしで1週間早めに紹介状を持って病院へ行った。

覚悟はしていたが、9時前に入っても終わったのが昼をとっぷり過ぎていた。診察ではなく、MRI3日後、そのまた3日後のPETの予約を取っただけ。

そしてようやく1週間後に結果が出て、12日後に手術が決まった。

手術日前日の入院日に、さらにCT撮影があるという。

かかりつけの病院では「進行が遅い癌だから、そんなに心配しなくていい」と言ったし、紹介状のMRIの画像ではよく分からないので、改めて撮るというし、なんだかなぁ。二重の検査を防ぐための紹介状だと思っていた。

まりんのように剥き出しではないが、腫れは大きくなって痛みが酷くなり、ついに、麻薬を処方されるも効き目は今一のようだ。

「腫瘍の場所が悪すぎて、かなり難しい手術になる」
「もっと早く手術かできたら、難易度は下がるのではないか」の問いには、
「変わらない」


2020年05月14日(木) まりんと西瓜とコロナと癌

カット西瓜がスーパーに出回りだした。

去年より百円高い。これも新型コロナの影響か。

まりんを思い出さずにいられない。

西瓜を搾って搾って搾りまくってまりんに飲ませた去年の今頃。

何の因果か、まりんと同じ四月の上旬、今度はじいじが「癌」だって。

耳の下にしこりできて「癌」と診断された。大学病院に紹介されたんだけど、先月看護師さんがコロナに感染して2週間閉鎖された。

そのため予約が2週間後ろにずれたのね、癌だっていうのにさ。

しこりが出来てひと月、そんな悠長に待っていて良いものかと主治医に訊ねた。
「進行が遅い癌だから、あまり心配しないで」と仰るものだから、ズコッと気が抜けた。気が抜けたら、文句の一つも言いたくなって
「このコロナで騒いでいる最中にガンなんかになるなんて」と言ってやった。

まりんはじいじの膝の上が好きだったね。私の膝の上は嫌がってすぐ下りてしまうくせに。

分かってるって、私にこねくり回されるのが嫌だってこと。

今日、病院でじいじがPET検査してきたよ。一週間後に結果が分かるけど、近藤誠vs勝俣範之で揺れてるこの頃ですよ。


2020年04月22日(水) トイレと一体化してしまった私

シルバー人材センターから派遣された職場、公共施設。ここも新型コロナの影響で、3月から閉館している。

さあれども、我ら清掃員3人体制と勤務日数と時間は変わらない。

手順は変更を余儀なくされ、今まで手付かずだった場所を、時間に翻弄されることなく丁寧にできるようになった。

和便、洋便、立ち便。トイレの話である。

トイレの水道管が銅製らしい。

その緑青が白い便器を画布にして、それはそれは美しいヒスイ色の水流を描いている。

それを「サンドペーパーで消去せよ」と業務命令が出た。

長い歳月をかけて築いた幾多の線は盛り上がり、すでに陶器と一体化している。満身の力を込めて百回こすってもびくともしない。(数えた)

このままだとトイレに殺される。

そこで取り出したるはマイナスドライバー。

他の者は陶器に傷をつけるからと尻込むが、私は果敢に挑んだ。

ある時は便器を抱え、またある時は便器に頭を突っ込み、テコになる場所を探し、ドライバーの刃先を当ててこする。

カリッ!シャリッ!「しめた!いける!」

アリの一穴、雪崩のごとく崩れ始めた。

子供用の立ち便と一体化している我が姿態に驚愕している人がいた。たまたま入ってきた若い女の職員だった。

センターの事務所から直々のお出ましがあり、明後日から2人体制を仰せつかった。


2020年03月28日(土) 口は災いの元

シルバーの職場に手本となる人がいる。8歳年上で勤続10年。人生、仕事の大先輩である。

物静かで仕事ぶりはよく、会話はいつも聞き手にまわる。それでいて温かみのある、一緒にいるとほっこり気の休まる人である。

「口は災いの元」

古今より伝わる先人の智恵が、この年になってずっしり重くのしかかるとは思ってもみなかった。

今日から心を入れ替える、というと冗談に聞こえるが真顔で言っている。あの人を手本にして口数少なく心穏やかに、仕事は一所懸命やるのみ。

人の陰口はもちろんのこと、称賛も法度である。なぜなら、それが「そしり」となって我が身に帰ってくるのだ。

例えば、おっとりとした話し方をする人がいる。

「あの人はおっとりして、いいね」がいつの間にか「あの人はおっとりとした仕事ぶりだ」と私が言ったことになってしまった。

幸いなことに、この恐ろしき職場に手本となる人がいる。その人と組んで仕事をしていた時、そっと私に囁いた。

「ここでは決して余計なことを言ってはなりません」

ここで修羅場を見てきた人なのだ。


2020年03月16日(月) カエルを食べてしまえ!

スーパーのレジの所に、これ見よがしに置いてある文庫本に目が行った。

「カエルを食べてしまえ!」

エキセントリックなタイトルで惹きつけて、実は内容は月並みだった、なんて詐欺まがいな本は少なくない。(読者によりけり)

目次をざっと眺めると、行動学のhow to本だと分かる。こういう類いはAmazonのレビューを読むに限る。☆4つで悪くはない。

毎年3月はやるべきことが集中して憂鬱な月である。特に今年は検査入院や車検が重なった。70才ダンナの危険回避装置搭載の新車購入か否かの選択には悩まされた。

住民税の申告、自動車保険(ネット保険)の更新、などなど私には煩雑でつい後回しにしてしまう。

背水の陣を敷き、追い詰められたところで反逆に転身、一気にやっつける。この行動パターンは物心付いた頃から(宿題後回しね)だから死んでも治らん病気かも。

問題は、着手までの気掛かり、焦り、不安が付いて回ることである。

カエルを食べてホッと一息ついたところだが、もっと早く食べていればストレスのない快適な日々が送れたのでしょう。

その要点は「醜いカエルを先に食べてしまえば、不安材料は無くなり、後はスムーズに事が運ぶ」ということらしい。ビジネスマン向けかな。

畑では害虫を駆除してくれるありがた〜いカエルちゃんだけどね。


2020年03月10日(火) 蜘蛛の糸

昨夜、9時から1時間かけ頭から顔、鼻の穴、足まで30本位の細い線に繋がれた。

「拷問だ」というたび笑う若い看護師。

クモの巣に掛かった昆虫の如く。いや、1本の蜘蛛の糸にしがみついて、這い上がろうとしている自分?

いつもの眠剤を飲み、眠る体勢に入ったが、なかなか寝付かれない。向かいのナースステーションで、モニターを監視している看護師の姿が目に浮かぶ。

4時半に覚醒。横付けの簡易トイレは使う気になれず、切羽詰まっているわけでもないので、看護師が来るのを、今か今かと待ち焦がれていた。

クモの巣を取り払い、注射器七本も血を抜かれ、やっと解放されたのが午前6時。

髪の毛はジェルでベタベタになっているのに気付き、慌ててシャワーで洗髪。シャンプーを持参しなかっことに自己嫌悪。

これから朝食、医師の説明、支払、2週間後の予約、退出という流れで終る。


2020年03月09日(月) いざ!検査入院へ

ついに検査入院の日が来てしまった。

3ヶ月の間、睡眠日誌を付けながら、今日の日を複雑な思いで待っていた。

旅行の準備もそうだけど、当日にならないと持ち物や着ていく服が決まらない。思い付かない。

早めに出掛けても、ほら、保険証と免許証が入っているカードケースを忘れてる。どうでもいいものをキャリーバッグに詰め込んで、肝心なものが抜けてるよ。

直ぐに気がついたのは誉めてあげるが、いつまでも背水の陣を敷いてると、ホントに深い水底に真っ逆さまだぞ、と。

この日のために、落ち着かない日々を過ごすのは、馬鹿げてる。

全く馬鹿げてる。


2020年02月25日(火) アッヘンバッハ症候群

鎮痛剤のロキソニンを飲んで、早々床に就いた。

手首にシップを貼り、腫れた母指球は氷をタオルで包んだものを当てると気持ちが良くて、よく眠ることができた。

朝起きてびっくり仰天!

母指球から手首、手の甲まで、赤紫に皮下出血している。

痛みはだいぶ和らいでいたので、取り合えず仕事に出た。

「これ見て!」と皆に見せびらかしたが、ぶつけて青タン作ったぐらいにしか思われなかった。なんせ雑巾絞りが多い仕事で難儀したが無事、一日終えることができた。

さっそく、きのうの診察料の清算に病院へ出かけた。

受付で「どこにもぶつけていないのに、こんなんなりました」と見事な青タンを見せた。

「どこにも?」
「はい、どこにも」

珍しい症例のようで、すぐ血液検査に回された。

結果が出るまでの1時間、ブックオフのクーポンで貰った「そうじ力でミラクルモーニング!」を読みながら過ごした。

結果は、心配していた血糖値と血小板は異常なし。他にも悪い数値が幾つかあったが、直接の原因には結びつかないようだ。

帰宅してネットで調べたら、「アッヘンバッハ症候群」という立派な病名が付いていた。

加齢による脆弱な微小血管が切れて皮下出血を起こすが、紫斑は数日で消え、健康にさほど心配はないとのこと。原因がはっきりしない症状は「症候群」と呼ぶことも分かった。

アッヘンバッハ症候群!なんと誇らしい名前であることよ。


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