象の求愛ダンス出張所



うたの日10月

2016年11月08日(火)




浴槽のふちに甘えて傷ついた今日という日をあたためて寝る



おばちゃんの愛はティッシュの上にある少し潰れたもみじ饅頭



いつだって記憶はよけいなことをするセイタカアワダチソウ滅びろよ



流されるテールランプの赤い河好きだったとか聞かされながら



おかあさん今年も帰省はできません東京のコンビニで買う餅



お目当てはパンダのはずの恋人がずっとただずっとカバを見て泣く



オレンジとオレンジジュースの関係でどれだけ似ても解り合えない



落ち葉から1番綺麗な1枚を選んで渡してくれる秋風



折りながらもう出さないと決めていた手紙を抱いて封筒になる



じっとして待っていたけどかあさんの梨を剥く手は戻ってこない



お茶なんか要らない黒糖フークレエ飲み込め飲み込め今日からひとり



ふたりして並べてみてるはだかんぼあしのゆびまでおとこのひとね



オレンジの星座のように幾つかを空に残されてる木守柿



家よりも大きくなった窓を開けおいでさみしい夜のとりたち



すぐに咲く球根ひとつくださいなキオスクで買うアーモンドチョコ



部屋中のほこりが耳をすましてる新しく来た掃除機の音



安かったカットメロンがどこまでも胡瓜の味でやめてさみしい



神様は栓をわたしにくれなくて愛とか溜まる湯船などない



煙突があるおうちに住みたかったよね要らないパパは燃やせるような





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ハナゾウ