Stand by me,please my friend
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2012年11月03日(土)

毎年秋のこの時期に湯田温泉を訪れている王子だけど、実際にライヴを観に行ったことがなかったので、のんびり鈍行乗り継ぎで山口へ行ってみた。

約4時間の道のりでやってきた湯田温泉。前に来たのはスカパラのときだったかな。前回は足湯に浸かったりしたのだけど、今回のもう一つの目的である中原中也記念館へ直行。こぢんまりとした記念館で、中也の原稿が保存されていたり、本が読めたり。中身は大学の頃勉強したことばかりだったけど、肉筆原稿とかはやっぱりテンションがあがる。

宿にチェックインして、せっかくなので温泉に入る。思ったより長湯してしまい、完全に体がオフモードに…。

だるい体をたたき起こして向かったOrgan's Melodyは、普段は椅子なしのライヴハウスなのかな?という造り。周南やそのあたりのバンドが対バン。アコギとカホンのユニットが上手で思わぬ収穫だった。

トリの王子はエレキ一本で。
最初に鳴らされた音、何だか聴き覚えがあると思ってたら『感触』だった。ファーストの曲を聴くの久しぶり。
聴きなれた曲でもアプローチが違うとこんなに印象って変わるんだねぇ。

がっつりとディレイをかけた『沈黙の足音』から『ひとりぼっちのメロディ』では、曲間でエフェクター使いまくりのひとり音響系みたいなことになってた。今まであんまりこういうエフェクターの使い方をしているのを見たことがなかったからとても新鮮。
この日のエフェクター大好き感はずっと続き、『夕闇と少年』でもディレイかけまくりだった。個人的にはこの曲はアコギが好きかな。。

「初めて湯田温泉に行ったとき、ライヴ前に温泉に入ってビールを飲んだら湯あたりしちゃって爆睡してしまった」とMCで言っていた王子。まさに本日の私でした。足湯だけにしとくべきだった…。

ピアノで唄った新曲の『朝顔』。なんでもないけど大切な日常を切り取った優しい良い曲だった。ちょっと泣きそうになった。私の中で近藤さんのソロは、冬の海とか、秋の森とか、そんな感じだったんだけど、この曲は春の若葉のような夏の木陰のようなそんな曲だった。
TEBの『Fall in the starlight』もピアノで。ピアノで聴いたのは初めてだったかな。本当にTEBの曲?と思うくらい、王子ソロにハマってたなぁ。

もう一曲の新曲『光と影、心と身体』はがらっと雰囲気が変わって、ソロ初期の雰囲気というかそんな印象だった。少しdipを思った。

アンコールでは『ディズニーランド』。この曲は次のアルバムに入ると思う、と言ってから唄いはじめた王子。下手しなくても2枚組にできそうなほど未発表曲が溜まってるもんねぇ…新譜、本当に待ってる。

久しぶりの王子のソロ、すごく心地よかったなぁ。やっぱり私はこの人の音楽が好きなんだな、と再確認した日だった。仕事のこととかで疲れきってたけど、この人の音楽を聴いてたら波立ってた心が静まる気がした。明日もこの音楽に触れることができるの。幸せ。


2012年10月30日(火)

お久しぶりすぎます。

先週購入したプレイグスの『CROUD CUTTER』が名盤で、ずっと聴いている。
特に『I know,I know』が名曲すぎて、この曲ばかり聴いてる。
次点で『途上の夜』かな、今のところ。

この盤を初めて聴いたのがとても疲れているときで、
『I know,I know』がiPodから流れてきたときに、思わず泣きそうになってしまったのだった。
私にはまだ音楽で流せる涙があるんだなぁ、なんてふと思ってしまった。

それにしても忙しすぎだろ…。
週末は王子に会えるからそれまで頑張る。


2012年10月27日(土)

先日流れた旅行のリベンジで京都へ。

一日めは白川疏水周辺を重点的に。
「日沓」というカフェで腹ごなしした後に、ヴォーリズ設計の駒井家住宅へ。細やかな配慮の見える設計を丁寧に説明してもらった後は、しばし住宅内を散策。西洋建築が日本の風土にそっと寄り添う、素敵な家だった。…なんて言いつつ、水樹奈々嬢のCDジャケットのパクリ写真を撮ったりとはしゃぎあげたアラサー3人。
すぐ近くの銀月アパートメントを除くとウクレレの音が聴こえてきた。ウクレレ教室を開いているみたい。このアパートに住んでみたいなぁ。

少し南下して、ガケ書房へ。こういう本屋があるとこも京都の良いところだと思う。さすが学生の町。外ではコーヒーの焙煎をしてたり、中古レコードの市を開いていたり、なんだかわくわくする場所。

三条まで下って、アヴリルという糸屋さんへ。一度行ってみたかったこの糸屋さん。オリジナルの糸が店中にある。可愛い可愛い可愛い!シュシュのキットを購入。作れるかな…。

ごはんを食べて、コーヒーを飲みに六曜社へ。残念ながらドーナツは売り切れだったけれど、ミルクコーヒーを堪能した。コーヒーと煙草をお供にレポートを仕上げる学生がいたりして、なんだか大学時代が懐かしくなった。ので、その流れでジュンク堂へ。先日亡くなった丸谷才一の著書を買った。

宿で嵐にしやがれを見て就寝。もう夜更かしできない体なのね…。


2012年09月28日(金)

豪快に日程を取り間違えて行けないと悲しんでいたりと色々あったけれど、なんとかソールドアウト(広島では珍しい事象)のチケットを握りしめ、クアトロに向かった。

知り合いいるかな、と見回すと、バーカウンター近くに知人を見つけた。婚約中の彼女におめでとうを言い、お目当ての最初のバンドを見るためにフロアに入った。
と思った矢先に、明日台風が接近することを知る。明日は瀬戸内の島に旅行に行くつもりだったのに。台風が来るということは船が決行するということで、ということは新幹線や宿のキャンセルをしないといけないということだ。急いで宿に連絡を取り、新幹線は友人にキャンセルに行ってもらった。クタクタで開演の直前になんとかフロアへ入り込んだ。

本日のお目当てはSo many tears。何気に今年2回目のライヴ。いつもの下手で音が鳴らされるのを待つ。正直な感想を言ってしまえば、バンドとしての音は私が求めているものではない。加藤さんにはやはりロザリオスや、今はやっていないけれどアノニマスのようなヒリヒリした感触を求めてしまう。そんな個人的な思いは抜きにして、半年ぶりに観たSMTはよりバンド感を増していた。ほぼ全員が初見であったであろう会場で、最後は歓声が聞こえた。

続いて出てきたのは細美くん。アベが亡くなった年のセットストックで観て以来。弾き語りは初めて。相変わらず綺麗な英語の発音に感心しているところで、ひとりじゃ寂しいから、と人を呼び込む。はっと感づいて前へ詰めると、出てきたのはやはりウエノ先輩だった。缶ビールを煽って椅子に座り、細美くんとふたりで『STAND BY ME』を演奏した。それから、もうひとりいる、と呼びこまれたのはこちらは意外だった堀江さん。なんて豪華なメンバーなの、とひとりくらくらしてしまった。
曲は知らないものばかりだったけど、最後にエルレの『Make a wish』を唄った。

トリはマニッシュボーイズ!達也さんを観るのはいつぶりだろう?揃いの繋ぎでのっけからガツンと響く演奏をかます二人。曲はおどけたものも多いけれど、演奏が凄すぎて圧倒される。大の大人が本気で遊ぶとこうなります、のお手本のような二人。途中から堀江さんもベースで加わって、更に音圧を増す。
どこかの曲で欣ちゃんと加藤さんの二人を呼びいれた。欣ちゃんのときはふたりで欣ちゃんのMCを真似して(まんざらでない欣ちゃん)、加藤さんのときは「加藤って鳥取出身だけど、陰と陽って鳥取のこと馬鹿にしてんじゃねえよ」って紹介して(それに「民放少ないからって馬鹿にすんじゃねえ!」と応える加藤さん)、対バンというより、みんなで作り上げるステージだった。

アンコールではせっかくの地元だから、と、ウエノ先輩を呼び込んでセッションを。始まり方こそ「タイトル何にする?うーん…『クアトロ』でいっか」とかせっちゃんが言い、ゆるく始まったセッションだったけれど、実力のあるメンバーしかいないとこうも目が離せないものになるのかと驚いた。

本当に良いイベントだった!


2012年09月23日(日)

いつもの高速バスで大阪へ。ルクアでちょっとウインドウショッピングしてから本日の会場のある塚本へ向かった。
初めて行ったハウリンバーは、私好みのちょっといなたいバーだった。普段はあるであろうテーブルは全て片付けられ、スタンディング仕様になっていた。思いっきり座って待つつもりだったから、高いヒールで来てしまったよ…。

辺りを見回せば見知った顔がちらほら。いつの間にか知り合いも増えた。名前も知らないけれど必ず顔を合わせる男の子や、優しいお姉さんお兄さん。今日はセシルのマスター一行も来ていてにぎやか。

さて、The Everything Breaksの初ワンマンである。私自身彼らのライヴを観るのは初めてだけど、事前に音源は手に入れていたから少しは知ってる曲もある。けど、ワンマンできるのか…?というのがまず感じたこと。曲は3分以内が殆どで、音源になってるのは6曲。その後曲が増えていたとしても…と考えていたところで、SEが止んだ。

ステージらしいステージは無いので、フロアライヴのような形態。とにかく近い。フロントの近藤さんも「近っ!」と苦笑していた。

『Fury』から始まったライヴ。初っ端からハンドマイクで唄いあげる近藤さんに、バンディッツともハリスともちょっと違って聴こえる高橋さんのドラムに、恩賀さんのベースに佐山さんのギター。ラウドな音像に、これはライヴハウスで観てみたかったな、と思う。決して良くない音だったけれど、テンションだけは順調に上がっていき、音に合わせてヒールの踵を鳴らす。

弾き語りで聴いた『Fall in the starlight』に続けて鳴らされたのは、ある意味一番の古株で、過去に何度か弾き語りを聴いたことのあった『17』だった。この曲、聴き間違いじゃなきゃ歌詞に"lost in hell"とか聴こえるんだよね。したら、律儀にピールアウトを思い出してしまうんだよね。けど、このバンドは4人で、近藤さんはベースを持つことはなくて、あの三角形ではないんだな、と、懐古という意味ではなく、そんな風に感じた。
そんな思いも次の『Right Now』でふっ飛ばされた。だってこの曲馬鹿すぎるんだもん(誉めてます)。念願であった"yeah, yeah, yeah, yeah"で思いっきり腕を上げることもできた。と思ったら、後ろで姉さんににやにやと見られていた。

カバー曲も一曲ほど。このバンドでカバーするとすればこのバンドでしょ、と思っていたとおり、クラッシュ。けど、選曲が意外すぎた。『Armagideon time』て!ダブ特有の気だるくも心地よいベースのリズムに体を揺らす。ギター上手いなぁ…。

後半はフロントマンは更に自由に。どの曲だったか、いきなり視界から近藤さんが消えたと思ったら、床に寝ころんでた。更に恩賀さんのマイクまで蹴倒しそうになってて吹いた。マイクスタンドももう体をなしていなくて、ハンドマイク鷲掴みでお腹から声を張り上げて唄う近藤さんの姿にぐっときてしまった。
終盤でやった『Cracking』は音源の導入の曲だけあってお客さんの盛り上がりが半端なかったし、続く『Don't paint your picture blank,tonight』は高橋さんのドラムがかっこよすぎた。それから、この曲は唄というか、スポークンワーズのような曲で、それがどうにもピを思い出してしまっていけなかった。8年前だったか、最後に彼らのライヴを観たときのことを少し思いだした。
あっという間に本編が終わってしまい、時間を見てみたら、本当に一時間経っていない。

店のBGMを流しだしても止めないアンコールに応えて出てきた4人は、本当にアンコールを予定していなかったようで、「本当はアンコールをやらずにすぱっと終わったらかっこいいなと思って店のBGMを上げてくださいって言ったのに…」やら「何しようか…まあ、なんかやるわ」やら、軽くぼやいた後、音源になっていない『Driving in my head』を再度唄って終わった。

ライヴ後は知人たちで少し話して、ハウリンバーでオムライスを食べて退散。新幹線にこんなに余裕を持って乗ったのなんて初めてだわ…。

***

1. Fury
2. Sally’s story
3. Driving in my head
4. Fall in the starlight
5. 17
6. Right now
7. Kids meal
8. Armagideon time (※THE CLASH )
9. Painless pain
10. Just in my place
11. Better days
12. Way out
13. Cracking
14. Don't paint your picture blank,tonight
15. Do nothing
〜 ENCORE 〜
1. Driving in my head


カオリ