Stand by me,please my friend
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夜中までニュースを見続けて寝不足で、精神的にも既に疲弊していた。被災された方はもちろんのこと、こんな遠くにいる私までこんなことになっているんだから、日本全体が疲れちゃってるんじゃないか、と思った。
この日はピロウズのライヴに行くことにしていた。朝、サイトを見ても「延期」の文字は無かった。一緒に観るはずだった千葉の友人は当然来れなかった。もてなす人も来れなくなってしまったので、ギリギリに待ち合わせる。クアトロの中は普段と変わらない感じ。私はどんな気持ちで臨めば良いか分からなくなっていた。
暗転。久しぶりのピロウズ。さわおさんの表情が心なしか硬い気がした。それでもいつものようにライヴをやってくれた。
終盤、さわおさんがMCをした。ものすごく言葉を選んでいるようだった。このまま何も言わずにいるのも変だし、と、昨日起こった地震のことを話した。それから、俺達には音楽しかないから音楽をやりに来た、と。今日は良いライヴだったと言える夜にしよう、と。この瞬間、自分の心がふっと軽くなるのを感じた。多分、みんな同じような気持ちでいるんだ、というのが分かったから。それからは心から楽しめた。ライヴ自体もすごく良かった。ピロウズを好きでいて良かった、と思った。
アンコールの途中で、別件の用事があってクアトロを出た。近くのライヴハウスでお世話になっているバーのマスターの誕生日イベントがあったから。近藤さんの出番に合わせてハコに着くと、まさに最後のギターを鳴らした瞬間だったというオチ…。 そのころクアトロでは『ハイブリッド レインボウ』が唄われていたはずで。今日聴けなくても良かったか、と言われると返答に困るけど、これからも私はライヴに行くと思うし、またピロウズは地元に来てくれる。だから、きっとまた聴けるよね。
夜、岡山であるライヴに行くことにしていた。3時すぎくらいに、上司から宮城の方で地震があったらしいから電話があったら注意して、と通知があった。会社では業務外のウェブ閲覧を禁止しているので、そのときは状況が全く分からなかった。私の住む場所と震源地は遠く離れていた。
予定通り岡山に向かおうと乗った新幹線で異変に気付く。なぜ宮城で起きた地震で大阪以東の交通がストップしているのか。私が乗る予定だった新幹線も大幅に遅れていた。構内に入ってしまっていたので、とりあえず来た新幹線に飛び乗った。携帯電話や新幹線内の電光掲示板で、状況が徐々に浮き彫りになる。見たことのないマグニチュードの数字。地震の発生時間は15時前。ふと、今日の演者のことを思い出す。この災害に巻き込まれてはいないか?どこか不便な場所で足止めを食ってはいないか?ライヴの開催よりも本人の安否が気がかりになった。それを確認する為に岡山へ向かった。
時間に遅れて着いたハコでは、満員のお客さんと、楽屋代わりのソファに座る演者がいた。無事だった。それだけでなんだかふっと気持ちがゆるんでしまった。なんだかとんでもないことが日本の東側で起きているという事実と、あまりに対照的なこの空間。小さなハコでアンプラグドのライヴ。楽しかった?楽しかった、とは少し違う。なんだか澱のようなものを自分の中に残した状態だった。今これを書いているのは、少し時間が経っているんだけど、あのときと今ではなんだかいろんなものが変化してしまって、あのときの正確な気持ちが思い出せないでいる。でもきっとあの瞬間は楽しかった、と思う。
ライヴが終わって、お店の人がTVの画面をつけた。その瞬間に見たのは気仙沼の火災の映像だった。阪神を思い出させるような映像。それから、津波の映像。これは今まで見たことのないものだった。津波警報がほぼ日本全域を覆っている。つい数分前まで賑わっていた会場に、一気に緊張感が漂った気がした。薄暗いバーに、TVの明かりが煌々と灯って、その向こうには現実味を帯びない現実が映されていた。新幹線がきちんと動くか分からなかったので、すぐにハコを出た。下りの新幹線は既に若干の遅れが発生するくらいには回復していた。
家に着いて、夜中までずっとTVを見ていた。こんなに長くTVを見るのは初めてかもしれない。
まさか深沼さんの弾き語りを聴く日が来るとは…。 この日のムジカは大入り満員。念のため開場時間にハコに着くように行ったのに、既に人がいっぱい。ギリギリ座れて良かった。
まずは深沼さんから。プレイグスの曲をやるとき、お客さんがやたら湧いていた。だよね、プレイグスの人が弾き語りとかレアだもんね。本人は「人生2度目?3度目の弾き語りなんで云々」と、あまり自信なさそうだったけど、そんなことなかった。 個人的に一番心に残ったのは Mellowheadの『A phantom song』っていう曲だった。深沼さんが唄うのを見るのはギー以外では初めてだったんだけど、その歌がすんなり自分の中に入っていくのは、やっぱり唄い方(アクセントの付け方なのかな? が近藤さんに近いからかな。 深沼さんはちっちゃいヤイリのアコギを使ってさすがのテク。左手をガン見してしまった。
後半は近藤さん。先日のEEMツアーでやらなかった『Everyday & Every Night』から。ピアノでやった『Baby Boo』がなんだか男らしいアレンジになってた。セルフカバーの『Lucifer』も、深沼さんのギターに感化されてか、 普段よりも手数(って言っていいの?)が多くて新鮮だった。
アンコールは1/2ギー。本編のサクサク進行から180度方向転換し、なんともゆるーい雰囲気。このふたりだとこういう雰囲気になるんだ…。 MCではギーの新曲の話から新幹線の名称の話題に。東海道新幹線は「こだま(音速)」→「ひかり(光速)」→「のぞみ(もっと速いイマジネーション)」と、うまいこと名前がついてるのに、東北新幹線は「やまびこ(音速)」→「あおば(草かよ!)」→「はやて(風かよ!)」と、東北はなめられてる…とか言ってた。(地元が福島のFさん) 近藤さんにチャチャを入れられながらおしゃべりする深沼さん。こんな可愛らしい人だったんだなぁ、となんだか予想外なキャラにほんわかしてしまった。 こんな調子で30分ほどかけて『My Imagination』『The winter road』『No knock』を。やっぱりセッションは楽しい!明日の本編も楽しみ。
この日は西宮の友人宅にお泊まり。よっぱらいのダンナの帰宅に合わせて就寝。
ROCKIN' ICHIRO & BOOGIE WOOGIE SWING BOYS@心斎橋JANUS。
活動休止前、金沢で観たのが最初で最後だったので、今回の復活は純粋に嬉しく、発表されたときから心待ちにしてた。 バスで地元のライヴで一緒になる知り合いと偶然鉢合わせ(笑)その日は別のバンドのライヴだったけど、こういうこともあるよね、そりゃ。
心斎橋JANUSはまだ出来て1〜2年くらい?の新しいハコで、オーナーが元セカンドラインのオーナー。新しいのに雰囲気も良くて、お気に入りになりました。
客入れのSEもロカやブギウギ。それだけでテンションがあがる。19時の開演前にはお客さんから催促の声があがったり。 1曲目は『Honey mustard onion』。いきなりのイチロー節にテンションが上がる。 そしてShozoさんのドラムに釘付け!かっこいい〜。私はユウタくんのドラムのロキイチしか観たことがなくて。ユウタくんのロックなドラムも良いけど、Shozoさんのタイトなドラムも素敵。 もっと「懐かしい」って気持ちになるかと思ったけど、それよりもまず「楽しい」って気持ちが一番だった。
ワンマンなので曲はたっぷりと。まだ音源になってない『Green Apple Shower』やっぱ好きだな。 これぞブギウギって感じの『Stay with me』とか『Parhaps』も聴けたし、イチローさんがウッドベースに乗っかる姿やシゲキさんが背面弾きをする姿も観れた。 あっという間の2時間。楽しすぎた!
地元の大阪だけあって、お客さんからはロキイチの復活を望む声もたくさん。 今のところ、また復活する予定は立っていないようだけど、それを無責任に望むだけっていうのはもう出来ないな。
「これでまたしばらく(ロキイチが)できないけど、俺も寂しいし、シゲキも寂しいし、ショウゾウも寂しい、みんな寂しい」こんな感じのことをイチローさんがMCで言ってたんだけど、その言葉を聴けただけで私は満足かも。それだけこのバンドを大切にしてるのが分かった気がしたので。
終演後は大阪なのに博多もつ鍋屋に行き(しかももつ鍋を食べず)、悪化してた風邪をさらにひどくしましたとさ。 もっと夜の大阪を満喫したかった…。
近藤智洋/塚本晃/山田晃士@城下公会堂
大阪から岡山へ電車で移動。バスでも良かったけど、本が読みたい気分だった。ひとり移動のときは必ず近藤さんの『ここから』を聴く。なんとなくテーマソングみたいなものになっている。 だけど、今日の気分はピロウズだったからずっとピロウズを聴いていた。
岡山で友人と落ち合って、ラコスバーガーで乾杯!ラコスバーガー美味しいよー。
会場の城下公会堂。お洒落な内装の店。新井くんとかがライヴに来てるらしい。上階はサウダーヂな夜、こっちの店の名前は知ってた。
この日の出順は塚本さん→山田さん→近藤さん。 近藤さんは昨日と同じで最近のオリジナル曲からスタート。 なんだか音色が今までと違う…と思ったらエフェクターを踏んでた。今までエフェクターを使ったりしていなかったから意外だった。
『雨色のギター』、エフェクターをかませた音色で聴いたら余計バンドで聴きたいと思った。 『アメリカの夢』のタイトルを紹介するとき、浅川マキさんのことを少し(アメリカの夜って曲があるから)。浅川マキさんの初期の音源が紙ジャケで再発されるんだって!
昨日は全部オリジナル曲を唄ったので、今回のツアーはそうなのかな、と思ったら、「今日初挑戦の曲をやってみます」と、ピロウズの『ハイブリット レインボウ』。まさか近藤さんがピロウズをカバーするなんて思ってもみなくて、本当にびっくりした。
今日ここに来るときに電車の中で聴いていた『ハイブリッド レインボウ』。 ただの偶然なんだけど、ものすごく嬉しい偶然だった。
>I can feel. I can feel that hybrid rainbow. >昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を持ってる
もうこの時点でおなかいっぱいな状態。
アンコールでは昨日に引き続き3人でそれぞれの曲をセッション。 なんだか3人とも楽しそうで、山田さんの曲を唄ってるときなんて、客席に強制的にシンガロンさせてた(笑)
それぞれやってることは全く違う3人だけど、セッションでそれぞれ唄うと、なんとなく違和感なく聴けてしまうのは曲の力があるからなのか、声に力があるからなのか。
サウダーヂな夜で夜中まで呑んで(呑めないけど)、楽しい気分のまま就寝。
楽しいライヴ初めでした。 今年も良いライヴにたくさん巡り合えますように。
カオリ
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