あまりプロ野球は見ない。日本シリーズとかいうのでどこかが優勝しても、たまたまスーパーが安売りしてたりすると、気付く程度。だから最近覚醒剤がらみで保釈された元選手も、ローラちゃんとCMに出てた人・・・ぐらいの認識。だから保釈されるのがこんなにもニュースとして価値があるのが理解できない。
普通、保釈が決まるとさっさと出てくるらしいのが、なんと約4時間もでてこなかったらしく、それはそれでいいのに、その間ずーっと「あ、車が出てきました・・・あ、違いました」みたいなことを延々とやっていてあきれたのだ。
その間テレビを見ていたのか?・・・と聞かれたら、見ていたから知っているのだけれど、さすがに他の話題に移るだろうと思っていたので仕方なかったのだ。で、出てきた車の後を、単車やらヘリコプターやらが追いかけるのも目を疑った。一体追いかけていって何を見たいのか・・・全然わからない。
彼の前途が滅茶苦茶厳しいのは誰にだってわかるのに。
孫太郎は寝返りが出来るようになった。うつぶせになって、一生懸命頭を持ち上げるのだが、力尽きてパタっと顔を伏せてしまうのが可愛くて、ずーっと見ていて飽きない。自分の子どもの時、こんなに楽しめたのかしら?と、不思議に思う。幼子は魔法そのものだ。
2、3日前やっとこさ寝返りができたばっかりなのに、もう前へ進もうとするのが見て取れて興味深い。まだ、手脚の動きが気持ちについていかないみたいで、やたら手脚をバタバタしているのだが、視線は前にある・・・スリッパだったりチラシだったりおもちゃとは限らない・・・ものに向けられて、近づきたいのに近づかなくて、見ている方がもどかしい。
それなのに、懸命にどうにかしようとしているのをみて、私達はいつこの健気な頑張りを、無垢な頑張りを忘れてしまったのだろうかと、切なくなってしまったのだ。日毎成長していく孫太郎。
頑張りを忘れた時、人は老い始めるのかもしれない。
例の「保育園落ちた・・・」にまつわる色々で、自民党の議員が自分のヤジに関してテレビで弁解しているのを見ていて、全く効果が無くてむしろ出てこなかった方がまだよかったような気がしたのだった。ヤジった他の人はテレビに映らなかったからばっくれているのだが、映ってしまったこの議員は「貧乏くじ引いちまった」わけで、テレビに出てきたことを褒めてあげるべきなのかしら。
でも「・・・日本死ね」の言葉がよほどお気に召さないようで、「子どもに悪影響がある」とか「本当に女性が書いたのか」とか、「そこなのか???あんたの言いたいことは」という弁解出演だった。
そのあと、どこかのテレビが「死ね」の部分にぼかしをかけていて、子ども達にご配慮いただいているのかどうかわからないけど、電波とめちゃうよ・・・の女性大臣の顔が頭に浮かんで食欲がなくなった。
まぁ、日本はこのままだと死ぬんだろうなぁ・・・と思ったりした。
毎年同じ頃に同じ事をやっている。昔々その昔、その時はそれなりに「私も年をとったわ、去年より疲れる」などと、ほざいていたのだが、それはただのなまけものだったな・・・としみじみ思う。今年は、確実に疲れているぞ、私は。かすかに命のキケンさえ感じている。
若い時は、命のキケンというと傷害保険がでるような種類だけだったような気がする。でも今は違う。心臓が止まりそう・・・とか、血圧急上昇でどこかの血管切れそう・・・という、自分の身体の中で何が起こってるんだ?・・・という不安というかざわざわしたものだ。
去年と同じ事をやりおおせながら私は思う。年々要領はよくはなっているのだが、年も年だしより一層の改善をやらなくては・・・と。で、ふとまた思うのだ。確か去年も来年は一層の計画性を・・・等と言っていたのではないのか?命のキケンというか記憶力のキケンは既に起こっているような気がしないでもない。
今年も無事「来年への備え」を考えている幸せ・・・たぶん。
| 2016年03月07日(月) |
日記:ひょっとして・・・ |
私のかーちゃんはもうすぐ86歳だが、とても元気で記憶力だって私の上をいくな・・・と、話をしていていつも思う。そしてもう一つ感じるのは自己肯定力の強さだ。彼女の娘・・・私・・・は、見かけはたぶんそこそこな押しの強さなんだが、実はとても小心者ですべてにおいて自信がない。世の中の人達を「すごいなぁ〜」と良きにつけ悪しきにつけ、いつも感心しているばかりだ。
が・・・。この前実家に行ってぐだぐだとおしゃべりに時間を費やしている時、「そういえば○○のネックレスのこと思い出して・・・」と、この”思い出して”というのが肝心なところなのだが、そのネックレスを見せて、数々の思い出話とちょっと自慢話をしたあと、「これは気に入ってるから、まだあげられなわ、死んだら好きにしていいよ」と片付けたのだった。
「別に欲しいって言ってませんけど?」・・・というのはさておき、この『死んだら好きにしていいよ』という台詞、何回聞いたかしら。あれやこれや、娘にやるのが惜しいなら、それはそれでいいけど、見せびらかしてのこの台詞。
ひょっとして・・・惚けたのか?と意地悪く思ったりする。
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