「悪の教典」という本を読み終えて、「あ〜おもしろかった」というか「やっと終わったよ」というか、「しんどかった」というか…。太めの文庫本上下二冊、単行本が出た時に「おもしろそうだっ!」と思ったので、文庫本になってやっと読めたわけで…。
下巻の半分を過ぎてから終わりまで、息を詰めて読んだので「ま、おもしろかった」のだけど、その前に読んでいたのが「獣の奏者」という本で、これは正真正銘おもしろくて、「命って…」「生きるって…」「人の争いって…」と、心をふるわせる物語だったので、あまりの差にちょっと疲れた…というのが正直な感想。
で、次は「東京バンドワゴン−4」…可も無く不可も無く、しみじみ読んでほんわかして、ふふんと笑って、「そうですかぁ〜」と終わる、なんでTVドラマにならないのかな〜と思う本です。
ひざが痛いじゃないか? ずっとずっと前から、たぶん15年くらい前から時々痛くなる時があって、そんな時はなるべく痛くなるようなことはしないで安静に・・・というのは大げさだけど、ちょっと大事にするという感じでやり過ごしてきた。
でも、この1ヶ月ぐらいめっちゃ痛くなったり、それほどでもなくなったりするのだけど、今日は痛い。歩いている時は忘れてるのだけど、同じ姿勢を長いことやっていたり、足を組んだり、正座はいいけど膝を崩したりすると痛い。
このまま持病「膝痛」ってなことになったらどうしよう。「グルグル○ルコサミン?」の宣伝についつい注目してしまう。「ヒアルロン酸」とか本当に聞くのかしら?・・・と、「○ジュン」の宣伝も真剣に見てしまう今日この頃なのだ。
寒くなる前に治したい。
今日は何度となく空を見ました。見上げればいつも空はあるのだけど、そうそう見上げてばかりいるわけにもいかず、日々雑用に追われている私。空を見上げる度にちょっとたくさん息を吐いて、これをため息というのだけど、そして空の色雲の形、風の向き、お日様のかけらキラキラをしみじみと見ている私でありました。
秋です。今日もやたらまぶしい日差し、じっとりとまとわりつく湿気、夏のアイテムには事欠かない一日だったけど、空の高い所で秋がこっそりとこっちを見ているのがわかりました。
私のため息はどこへ行くのでしょう。何も悲しい事は無いのに、何も辛いことも無いのに、どうしてため息は不意をついて出てくるのでしょう。
秋はこんな私でさえセンチメンタルにするのね。
この前田舎に行った時持って帰ってきた、男物の羽織をほどいたのだが、これがほこりだらけで、見た目ではけっこうきれいだったのに、ほどくにつれて年代を感じさせる有様で、ひょっとして元の持ち主さんはこれを来て乾燥した田舎町、または砂漠、それとも道路が舗装されていなかった頃の町をさんざん歩き回ったのか?…というくらいホコリが出てきてびっくり。
糸も弱っていたので布地自体が弱っていたらいやだな…って思いつつ作業を終えた。もう一つあった羽織はこのホコリ羽織よりよく着用した感があふれていたのに、ホコリはそれほど出なく、不思議な感じ。
古着はおもしろい。ぶちぶち糸を切りながら、これを来た人のこと、時代、背景を勝手に想像するのはおもしろい。和服はちゃんと保存しておくと何度でも作り替えることができるので、素敵だ♪…っていつも思うんだ。
男物着物もちゃんと縫えるようになりたい。
さっき実家から帰ってきた。もちろんとーちゃんとの面会付き。今日は殆どワンダーランドのお話で、相づち打つのが難しくて、「し、しまった、ここは憤慨するところだった!」と思ってしまう時もあったりして。そんなワンダーランドなお話から突然こっちの世界に戻ってくるので、本当にとーちゃんのお相手はたいへんだ。
そろそろ帰ろうかな…と思っている時に、とうちゃんは言ったんだ。「今度はいつ来てくれるの?」今年の夏は暑くて生まれて初めて夏バテ&夏やせを経験した私はちょっとお疲れ気味なので、次は2週間先を予定していたのだけど、こんな台詞をとーちゃんが言うのは初めてなので、つい「来週ね」…って言っちまった。
ワンダーランド報告を終えて、黙ってしまったとーちゃんの車椅子の横でヤンキー座りして、20分くらい窓越しの空を見たり、スタッフの仕事ぶりを見たり…。いい時間だと思った。
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