ロンドン五輪でメダルを取った男子水泳選手が、テレビで「握手を求められたあと、必ず胸板を触られる…」という話をしていて、「わかる!」私はその握手を求めた人の気持ちがめっちゃわかる!…と思ったのでした。
くそ暑いさなかのオリンピックでは、水泳競技は見ているだけで涼しいような気分になってなかなかいいものだと思うのだけど、今回は特に男子選手のスバラシイ体型にほれぼれしてしまって、つるつるのムキムキのあの胸板に触れてみたいと何度思ったことか…。
生半可のトレーニングでは形成されない見事な逆三角形。もちろんタイムが命の競技なんだから、ドキドキしながら応援だってよもや忘れずやっているのだけど、プールサイドの彼らを見て、試合後のインタビューを見て「ほぅ〜」とため息をつきながら胸板を眺めていたのでした。
セクスィ〜♪
火曜日にとーちゃんの所へ面会に行ってきたのだけど、この前行った時はやたら眠そうで、会話にちょっと間があくとすぐこっくり船をこぎ出すので、せっかく2時間近くかけてやってきたのに…と思いつつも仕方ないなぁ〜と早めに帰ったのだったが、今回はやたら元気で、話してくれることは筋の通ったことから、ワンダーランドのお話まで幅広く、それなりに話してくれて楽しかったんだよ。
イタリア人やフランス人が出てきたので、思わず「えらくワールドワイドだね?」と行ったら「そうや!」と笑顔で言うので、複雑な思いと笑っちゃうようなあっけらかんで胸の奥がきゅっとなった。
帰りには車椅子でエレベータまで送ってくれて、いつもその時私は別れがたくなるのだけど、エレベータの中の私に右手は不自由なので左手を伸ばしてきたので、何かな?と思いつつ握りかえした。
別れる時には握手することに決めたらしいんだ、かーちゃんと。
終わったわ…オリンピック。4年に一回あるオリンピックなんだから別に珍しくないのだけど、今回のオリンピックは時差はあるし、帰省もあった私にしては珍しくとても楽しんだオリンピックだったと思うの。
何はなくてもサッカーのおかげ。男女ともMAXの6試合に臨んでくれて、試合はなるだけリアルタイムで観戦し、時差のせいで新聞の記事は朝刊と夕刊と両方楽しめて、ずっと勝っていたものだからニュースも一生懸命見て、解説も夢中で見ていたような気がする。そしてたいていサッカーの前後には他の競技の話もでるわけで、「へぇ〜これもあれも結構おもしろいじゃん!」と一流の技とドキドキを楽しんだ。
私ってこんなにサッカー好きだったんだ? なんで今までこんなおもしろいものに気がつかなかったのかしら? …で、気がついた。最近「なでしこジャパン」や「ザックジャパン」が強いからじゃん?
…つまり流行に乗ってるお調子者ってこと?
オリンピックがおもしろくて、いまだかつてこんなに夢中になってみたことがあったっけ?…と思うぐらいおもしろく感じるのは、ひとえにサッカーが男女ともがんばっているからで、なでしこジャパンvsブラジル戦もしっかり見てしまって、今日はお昼寝に忙しかったわけで。
さっきまで男子の対エジプト戦を見ていた。サッカーを見ていると、まるで自分も走っているかのように感じて、試合が終わると「体重減ってるかも?」って思ってしまうのだけど、これはただの妄想なわけで、それでも昨夜のなでしこジャパンの試合は手に汗握る展開だったし、男子の試合ではけが人が出て冷や汗も出たので、たぶん少しは体重が減ったはず。
あまり「金メダル、金メダル」と言うのは好きではないのだけど、メダル争いに参加してくれるということは、それだけたくさん試合を見ることが出来るってことで、そこはうれしいこと。
ちゃんと全部見ることができるかな。
世界中の誰彼なく、手当たり次第に暑中お見舞い申し上げたくなるくらい暑い。朝からテキトーな手抜き家事をするだけで、「私って働き者じゃん?」って勘違いするぐらい鬼汗がでて、あせもできたかも?…と思っているうちに皮膚も鬼汗環境になれたのか、なんということもなくなり、いっそこの暑さ気持ちいいかも?…って思えるほど、突き抜けて暑い。
昔、絵日記が人ごとでなく自分の課題であった頃、「今日の気温は30℃」がけっこう「すごい!」ことだったような気がするのだけど、今や、35℃なんて当たり前で、実際の街の気温、アスファルトの照り返し、その他諸々で、38℃とか39℃とか聞くと、もうみんなインフルエンザ?…とか思っちゃう。
それでも・・・なんだかんだ言いつつ、今年の夏も過ぎていく。間違いなく過ぎていく。それを思うと、頭がぼーっとするこの暑さでさえ、いとおしくて抱きしめたくなるんだ。
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