今は写真より動画で思い出を残す人の方が多いのかな。そして、撮るだけ撮ったデジタルデータはいつのまにか、紛れてしまい、又はは、劣化したDVDの中で目覚めないまま、消えていくのかな。
それに比べると、昔は、1枚の写真がとても大切にされていたように思う。古いアルバム。私が生きてきた時代の、私が全然写っていない、私のよく知っている人達が若かった頃の、生きていた頃の写真達。
カメラを意識しない無防備な横顔、満面の笑み、明日も今日と同じ日が続くと疑わない顔。けれど私はこの後を知っている。
夏は陽気でハイテンションな一面のそのかげに、しんとした哀しみを抱いている。
いつか、私がこの世からいなくなって、誰かが私のアルバムを開いて、笑うのかため息をつくのか…。それが夏の盛なら、私はこっそり見てみたい。
草葉の陰…影か?…上手いこと言うよな。
エエ年こいて…(←ウム品がない)…海水浴。天気はいいし、海はきれいだし、言うことなし。けど、日差しがハンパねぇ〜。
その昔、夏休みには海水浴に行って、ヒマさえあれば学校のプールへ行って、とにかく人より日焼けして黒くならなければいけないという使命が、子供にはあったような気がする。
大人達も「夏に日焼けしとくと、冬に風邪ひかない。」なんて、根拠があるのかないのかわからんことを堂々と言っていた。
今は日焼けなんてとんでもない事とされて、海水浴もかたみが狭い。ま、今日みたいな日差し…わからんでもないな。
防御しきれなかった腕が焼けていくのがわかる。チリチリ音まで聞こえそうな勢い。このまま焼けると皮膚の次の層まで焼けるのか?…と思った時、初めて丸焼きになるコブタの気持ちがわかったような気がする。
…っていうか、この日焼けした腕、どうすんだよ?
田舎の家は無駄に広い(場合もある)。その無駄に広い部分は収納場所になって、都会生まれ都会育ちで都会に住んでいる身から見ると実にうらやましいのだが、収納場所があるとモノが溜まる(場合がある)。
今いる家の暗黒世界に通じるモノ入れの、前三分の一は平成だが、そのむこうは昭和。
開業〇周年記念だの、開店記念だの、宝の山。誰がどんなセンスと技で選んだのかいちいち聞いてみたいお品の数々…素晴らしい。
地球が滅びる日まで保存しても、(私なら)使わないモノ達。捨てるにもテクニックがいる昨今…燃えるんだか、燃えないんだか…メンドーがくさい…。
この次、このモノ達が日の目を見るのは地球が滅びる時…だな。
高速道路なう。ツィッターにはまだ手を出してないが、「なう」…は便利。
帰省しても、三食昼寝付きで楽をさせてくれた義姉はもういないので、疲れに行くようなものだけど、本は読もう、楽しもうと3冊持参。
その中の1冊、「守護天使」(上村佑)。午前中お稽古にいく電車で読み始めて…困った。面白すぎる。
笑いをこらえるのに苦労する。頬がひくついて、「ぷっ」と吹き出しそうになるのを抑えつけたら、小鼻がプクプクふくらんだ。
それにしても…と、「ぷっ」と吹き出す空気はどこからくるのか考えた。きっと腹の底に溜め込んだろくでもないマイナスオーラが、浄化されて出てくるのに違いない。
笑える小説は大好き♪。お話は始まったばかりで、なんだか恐ろしげな様相も醸し出していてワクワク。
帰省先での用事もバンバン片付ける気になるブックマジックだな。
こんな暑い中、娘くんの水着を買うのにおつきあい。繁華街を右に左に市中引き回しの刑。ひぇ〜な店内、あぢ〜な屋外をなんどもなんども行ったり来たりで頭の中は溶けたアイスクリームのようになっていた…たぶん。
お着替え中にお店の人が言った。「お客さまの7〜8割はパットの追加をされます。」
夏になるとテレビで海岸の水着おねーちゃんのインタビューなどを見る機会がよくあるけど、『みんなエエお胸してるよな〜。最近の子は発育がいいなぁ。それに引き替えうちの…」と思って見ていたのだけど、あれの7〜8割は嘘パイだったわけで、正直を家訓第一項にするわが家(嘘)ではありえな〜い。
そんなこんなで追加のパットを買うこともなくそこそこ(なのに値段は決してそこそこではない)の水着をゲットして帰宅。早速試着して家ん中うろうろ。親父と兄にもお披露目する女子は一体何割だろうか…。
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