RMの日記
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2009年05月13日(水) 海外渡航

再来週から海外渡航。豚インフルエンザ感染者が出ているヨーロッパの国へ行くので、大学からは自粛を求められている渡航。海外から帰ってきたら、大学への健康状態の電話報告と7日間の自宅待機。ほんとに7日間も大学に行けないのかな。休んでる余裕はないのですが。感染拡大防止は努めなければならないので、理解はしますが、感染可能性がとてもとても低いので、接触した人の健康状態と自分の健康状態が確かめられたら、勤務可能としてくれないのかな。ウイルスの潜伏期間がどうだ、とか言われると何も言えなくなるし、議論して勝てはしないですね。議論して理屈で制度変更できるなら、7日間の待機が5日間になるくらいですか。大学事務の人に間違って「この制度、何とかならないものか」と言ってしまったのですが、「きっちり守ってください」と諭されました。他の大学ではヨーロッパ渡航であれば、自宅軟禁が解除されたので、私の考えが特別なものとも思えません。こういうことにはとてもストレスを感じます。


2009年05月11日(月) 他大学から

他大学から大学院に入学希望の学生が初めて現れた。地道に学外活動してきたからなぁ。2年前から立ち上げた研究会の意義は自分にとってとても大きい。自分の居場所を作ったことにもなったし、純粋な研究の交流会になっているし、そこで知り合った学部生が大学院希望してくれるし。学部生が大学院の進学先を決めるのは大概は、印象が良かったとか、イメージがよかったとか、大学のネームブランドとか、そういうものが多いけど、とにかくうれしいや。いくつか調整しないといけないことがあるけど、何とかして、来春から一緒に実験できますように。


2009年05月08日(金) 思惑

企画展の担当になってしまった。お願いされたのか。そか。教員歴が長くなってくるとこういう役回りが多くなってくる。WGで主役的に動かないとまったく動かないこの企画。今日の会議では、ニコニコしながら、本気で取り組もうと思い、積極的に発言した。まじめに考え、この専攻のこと、企画担当の部署のこと、さまざまな人の顔を思い浮かべながら。会議中にふとカラ元気な自分にハッとしたりはあった。もう一編の論文を気合い入れて書いている最中なのだが、この企画展関連のため、2日間筆が止まってしまっていることを思ったり、学生がいま進行させている実験の詳細を頭が巡ったりで、一瞬ハッとするのである。誰のための企画?、あの人の思惑一つで企画が立てられこちらはこんな気持ちになるん?、と一瞬ハッとするのである。という2時間の会議。楽しみます。次の休みの日は家族連れて、関連の資料館に行こっか。長距離ドライブになるけど。


2009年05月07日(木) シニアオーサー

シニアオーサーになったオリジナル論文を初めて投稿した。短い論文やけど、自分で見つけた感、自分が発見した感が大きい。研究に自由さが出てきていると自分で分析できる。いろんなしがらみが取れてきていて、それが自由さとして現れている。こういう意味では自信になってくる。小さい論文ではあるけれど、この積み重ねが大きな発見につながっていくので、こういうオリジナリティのあるものを継続して出していきたい。


2009年05月06日(水) 人の気持ちを想像する力

軋轢の中で生きていくのに肝要。傷つけて傷つけられていつも思う。歳を重ねるごとに頑固さが見え隠れするのはなぜ。


2009年05月05日(火) 大切な人

 一番力を入れてやっている研究。イギリス人と共同でやっていて、結果がネガティブだった旨のメールが今日届いた。始めて10年になる研究だけど、一向に結果が出ない。もうやめた方がいいと思う。30代後半の今、業績を積み重ねてポジションを得る準備をするときなのに、結果が出ない研究をずっとやっている。周りの同年代は、昇進していき、うまくやっているように見えるだけに、しんどい。
 この世界にまだ隠れていることを見てみたいので、研究をしていている。まったくわからないことを研究対象とすべきで、その点では正統な研究をしている。けれど、成果が出るのに100年かかる研究はまともに対峙するものではない。数年、5年、10年という単位で何かしら明らかにできる研究を積み重ねることで、100年かかる研究に取り組んでいく。この課題は100年かかる研究に思えてくる。そんな研究対象を選ぶ研究者はセンスがない。自分はセンスがない研究者では、とも思う。
 ここであきらめるかどうかが、目標に達するかどうかの違い、と数年後に明らかになったときにはそう言える。数年経ってもダメだったときは、やっぱりセンスがなかった、と言える。後にならないとわからないだけに、この道を選択するのがセンス。センスのいい研究者がいい発見をする。もう少し続けるべきだ、とも思っている。あきらめようか、続けようか、こんなこともう何回も思っている。「描いた夢、理想追い続けたって多分ものにできるのは一握りの人だけど、あと少し頑張って見ようかな。それでもいつか可能性が消える日が来ても大切な人はいる。」


2009年05月04日(月) 休日

 2年ぶりに日記再開。
 6時起床、大学に向かう。学科の事務仕事を9時までひたすら。50ページの報告書作り。この2時間で大半を仕上げる。あとは修正作業。こういうスキマ時間をうまく作って、うまく使う決意をしてしばらく経つけど、書類処理のスピードをもう一段階あげないと、ますます書類仕事ばかりしてる感になる。帰宅。
 30分ほど子供と遊ぶ。
 10時から水泳。週末の大会に向けて泳ぎ込めるかな。メイン50Kx16 1'。av49"。1800m。となりレーンでの妙齢の30名以上のダンスの波を受けながら。途中からアヤカちゃんが泳ぐ。
 GWやからどこかに連れて行くべきだとの声を受け、12時にビッグバン。3歳児Rには早いけど、ジャンングルジム難関コースにムリヤリ挑戦させ、「コワい」って泣きながらがんばらせる。1歳児Mは気ままに歩く歩く。子供が成長した感味わって、なんか充実。
 実家にお世話になり、手巻き寿司。相棒大満足。20時頃の帰宅で、21時30分頃寝かしつけ&相棒就寝。これからのスキマ時間で朝の続きで修正作業。ウチの学生に休みの日にはよく遊んで、スキマ時間には実験のことに頭巡らせてやぁ、と伝えなあかんと思いつつ。実験しないとき以外の時間に考えること、めっちゃ大事やねんで。すぐに形にならないものにも価値があるものがある。


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