舌の色はピンク
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2022年11月26日(土) 広島へ1

5時起床。晴れ。
夜中に一度娘が目を覚ました際にはひやっとしたが、
その後スンナリ寝てくれた。

さっさか洗濯機をまわし、朝食準備。
予定通り5時20分に妻を起こし朝食。休日トースト。
洗い物、歯磨きを済ませ、洗濯物を干し、
6時15分、娘の着替えと保湿をやり、授乳してもらう。
準備は色々あるが、
事前に立てていたスケジュール通りに進む。
自分の着替えをし、残りの荷造りを整え、娘の支度もしてやる。
ゴミ出しを済ませ準備完了、
7時にタクシー到着の連絡が入る。
7時10分に乗車。
運転手は物腰柔らかな好青年ではあるが、頼りない。
 道はどうしますか?
と訊かれたじろぐ。
高速を使うか否かという質問のようで、
その言い方で通ることがほとんどか知らんが、
曖昧な尋ね方だ。
そして、上と下でどれほど時間がかわってくるかを確認してみると、
即答できないのはまだよしとしても、
しばらく考えあぐねている間車を発進させないのは愚鈍に過ぎる。
なんであれ通りには出るのだから発車してから
相談を進めればいいのにもたついている。
運転が始まってからももたつきが気にかかったが、
そこは安全運転と見なすことにした。
なんであれ無事に8時に東京駅へ着きほっとする。
時間はまだあるからと、しばらく駅弁屋を探した。
これにやや手こずり途中で焦りはしたものの、
無事夫婦二人分の駅弁を入手して新幹線乗り場へ。
ベビーカーは入り口ドアに対しギリギリ、
座席についても後部の荷物スペースに
ギリギリ入るというサイズでやや怖かった。
新幹線が発車してからは、ベビーカーに戻したり
抱っこしたりを繰り返した。
大分体力はもってかれるが、
もとよりそのつもりだったから苦ではない。
オムツ替えは広めのトイレの方に
設備が整っていてやりやすかった。
授乳は妻がケープでおこなった。
初の試みだったが思った以上に目立たない。
ただ、姿勢的に無理しなければならないようで
だいぶ疲れ果ててはいた。


娘の落ち着いている間は読書。
ハーメルンに哭く笛。
表紙の時点でかなり痛々しいんじゃないかという不安があった。
読んでみると文章はまともだしキャラクターも悪くない。
ただ主人公造形だけが…やや…
まあ判断は読み終わってからだな。

駅弁食べておやつ食べて本読んで
娘抱っこして妻と会話して景色眺めて
たまにスマホ見て…
新幹線の4時間は悪くない。
娘の泣き声が車内に響き渡ってはしまわないか、
その不安はかなり強かったけれど
ほとんど問題なかったといえる。
泣いたらすぐに抱っこして連結部に連れ出してたし、
ちょっと泣くくらいなら走音でかき消される。
ていうか記憶ほど静かじゃなかったぜ新幹線。
振動も。
まったくないような印象だったけど
ほどよく揺れてくれるから娘にはよかった。
ちょこちょこ眠ってもくれたし。

一人だけ、京都あたりから乗り込んできた
通路を挟んだ向かい側の席の一人客、
40代の悪ぶった男がノーマスクで咳してるから
こういうやつから赤子の泣き声指摘されたら
どう対処しよう、と考えていた。
穏便に済まさない対処として考えたのは、
 おいうるせえぞ、ガキが泣いてんなら親が黙らせろ、
とでも言われた返しで、
 はあスイマセン、あなたも咳しないでくださいね、
と一度返し、
向こうがそれに反論してきたら、
 オマエは咳を止めてくれるお母さんに
 一緒についてきてもらえなかったんですか?
と切り返す。
こりゃ完璧だ。
穏便でないことを除けば。
さらに剣呑にするなら、
オマエのバカな母親は…とすることになるが、
これはさすがに人道にももとる。


新幹線は予定通り12時23分に広島駅へ到着し、
北口からタクシーを拾う。
心配していた荷物問題はあっさり解決。
トランクにベビーカーもスーツケースも収まった。
ぎりぎりだったけど。
さらに手荷物を抱え、娘は妻が後部座席で抱っこして、
義祖父の家へ向かった。
おおよそ20分弱。
運転手は広島弁の気のいいおっちゃん。
気分良かった。

13時前に義祖父宅到着。
ベビーカーのみ玄関先に置かせてもらい、
なかに入って挨拶を交わす。
先にきていた義弟夫婦がすでに娘を抱っこしていた。
また、妻のイトコたち、おじさんおばさんもいた。
義祖父は娘とは初めての対面となる。
ここを引き合わせるのが今回の一番の目的だ。
あとでゆっくり構ってもらうとして、
この時点では慌ただしく挨拶を一通り済ませていった。

妻は二階で喪服に着替え。
僕は一回にとどまり娘にミルクをやった。
義弟の奥さんとも初めての対面となる。
まったく実感はないがいちおう義妹にあたるわけだ。
会話中すっと、お兄さん呼ばわりされてびびった。
妻が着替えをしている間に液体ミルクをやった。

13時半ごろ、一同揃って徒歩で一周忌法要の会場へ。
娘は僕がコニーの抱っこひもで運んだ。
会場は幼稚園…保育園?併設のお寺。
集まった面々は20人ほどはいたろうか。
一年前にもお会いした方々ばかりだ。
当時は妊娠していた妻が無事に出産できた、
これが娘ですと挨拶していく度に祝福の言葉をもらえる。
やはり娘をカワイイと評してもらえるのは嬉しい。

坊さんは一人。
天気も晴れていて、和やかに法要は始まった。
お義祖母さんの遺影を見ていると泣けてくる。
本当に娘をお見せしたかった。

どうでもいいこととしては
会場内にあるYAMAHAのエレクトーンが気になった。
いつ使うんだあれ。

焼香だけ娘抱っこしたままだから慎重にやった、
ほかは何も滞りなく、法要は無事終了。
終わってからも娘を抱いて各人をまわり、
人によっては抱っこしてもらったりもした。

納骨のためタクシーでお墓へ。
ものの10分程度で着き、
お墓に骨が納められるのを一同で見守る。
15時半ごろには終わり、
タクシーに乗って親族は義祖父宅へ。
僕ら夫婦と娘は歩いて帰ることにさせてもらった。
外の涼気は気持ちいいし、娘も乗り物続きなので。
途中ゆめタウンという商業施設に寄って
マクドナルドで照り焼きマックを買い、
川沿いに並んで二人で食べた。
赤子連れて喪服で地べたに座って
ハンバーガー食ってる夫婦というのは
かなりアナーキーだった。
まあ僕らディズニーシーでもベンチ座ってジョジョ読んでたくらいだしな。

帰り道はちょっとだけ迷ってしまい
16時半近くなってようやく着き、
ほっとする暇もなく日が暮れる前に写真撮影。
玄関先にならんで妻持参の一眼を三脚に立てて
無事撮影は済んだ…のだが、
そのあと妻が三脚を倒してしまい、カメラが地面に落ちた。
だいぶやばい落ち方だったが、
その場はとりあえず収めて部屋に戻り、
妻が二階で授乳と着替えをしている間、
義弟夫婦の結婚式の映像を見せてもらった。
ノーカットでずっと見させてもらい、
なかなか楽しめた。
自分の結婚式との比較ができるので。

また、この時間に果物とコロッケをいただいた。
いちごはやけにうまかった。
コロッケの方には思い出があり、
以前訪れた際、義祖母があげてくれた大量のコロッケを
妻とたらふく食べさせてもらった記憶は幸せに彩られている。
想起したら泣きかねないとも思われたが
山盛りでなく小皿に一つずつという格好で出してもらえたから
平常心で食べることができた。

着替えを終えた妻はカメラの破損をかなり不安がっていた。
レンズの蓋が開かないのだ。
なかでカラカラ音がする。
おそらく壊れているだろうという見込み。
義祖父は、買ったらええ、出しちゃるけえと豪気だが、
今回すでに旅費まで多めにいただいているのだ、
そこは妻もわきまえているから、大丈夫大丈夫と笑ってはいた。

夕飯に寿司を頂戴し、それからは一同に
じっくり娘を可愛がってもらった。
写真もいくつか撮り、
今回達成したかったことのほとんどはできたといえる。

食後またカメラのレンズにとりかかり、
僕がちょっとした工夫で蓋をこじ開けてみたら
中から破損したレンズの破片が飛び散った。
おじさんに掃除機をかけてもらったりてんやわんや。
壊れっぷりはいちぢるしく、これは買い直しがいる。
妻はなんとか笑っていた。
あんまり笑い事ではないが笑っていた。
少なくとも撮影データは無事だから、その点はほっとしていた。

翌日も来る旨を伝え、19時ごろにおいとま。
義母が手配してくれたタクシーに乗り込む。
こちらも広島弁の、ひょうきんな運転手さんだった。
20分ほどでホテルに到着。
すぐにホテルマンが荷物を運び出してくれて助かる。
ホテルマンにしてはやけに軽い調子だったが失礼ってほどでもなかった。
チェックインして入室、きれいな夜景に見とれるより先に
機嫌のすぐれない娘を抱っこしてあやす。
そしてどうしてもという妻に従い、
ホテル至近のコンビニまで出て炭酸飲料を買ってきてやった。

授乳してもらってからは娘はやや調子を戻し、
僕が風呂に入れた。
娘を連れてきてもらう寸前、下痢を放ったらしく
妻は悲鳴を上げていた。
今日のところはお湯は張らず、
シャワーで身体を入念に洗うだけで済ませた。
妻の入浴中に娘を寝付かせる。
ホテルが用意したベッドに備え付けられた
布団がちょっとだけコワイからと端に畳んでおいて、
横にさせた後はしばらく泣いていたが
これは放っておいても寝るやつだなとあたりをつけ、
無視してみたらものの数分で寝てくれた。

妻だ風呂から上がった後、
一人ずつかるく夜散歩することに。
妻は40分ほど、ホテル前のイルミネーションを追って
歩いていったようだ。
僕も30分チョット歩いた。
数十分とはいえ夜に慣れない街を一人で歩いていると、
気分だけは一人旅の風情を味わえる。

部屋に戻ってからテレビを付けてみると
映画チャンネルでグリーンマイルがやっていた。
妻と一緒に見るともなく見たが不快極まった。
ほんとどうしようもない、しょうもない映画だなコレ。
スティーブン・キング自体合わないんだけど。
妻とボロクソ言いながら、ラストだけは見ずにテレビを消した。

荷物の整理など済ませるのは明日にまわして、
23時半に一度娘を起こして授乳してもらった後、
0時近くに消灯、就寝。


2022年11月25日(金) 早朝起床、ダメ恋、明日に向けて早寝

3時半起床。
久しぶりに2時半に目を覚ましてしまった娘を
抱っこしてあやしてもう一度寝かしつけて、
その一時間後にはまた起きてしまったから
しばらく様子を見てから妻に授乳してもらい、
そっから暗闇のなか1時間近く抱っこし続けて、
5時前にようやくまた寝てくれた。
ところがこちらはもう目が冴えて眠れず。
しかし娘相手だと全然ストレスとならない。
カリイオのネタだしをずっと考えていたから
ある意味でははかどった。

居間が予約しておいた暖房であたたまる時間を見計らい、
7時15分あたりから動き出す。
一通りのルーティンを終え、
今日も出勤前に2分ほど娘を構った。
娘は昨日あたりからちょいちょい咳込んでいる。
まあ噎せているという調子だからまだ心配はすまい。
8時半に家を出てゆうゆう出勤。


昼の弁当は鶏肉と野菜のあんかけ。
ガーッと食ってすぐ会社をでて、
スーツセレクトで明日用の白シャツを購入。


深夜のダメ恋図鑑最終回読んだ。
市来さんの告白はすごいグッときた。
月並だけど、求めてたやつくれてありがとうというかんじ。
残念だったのは諒くんか…
クズだけどにくめない奴、というバランス感覚が
ちょっとずつ許しがたい方面に傾いていってたから
なるべくしてなった決着といえるけど
それでも許してやってほしかった。


夕飯は冷凍してあった炊き込みご飯と、
昨日買っておいた豚レバーのネギ塩。
レバーあんま美味しくなかったな。ぱさついて…。
炊き込みご飯は美味かった。

娘は明日に向けて、髪がおろされてる。
普段は爆発パンクヘアーだが、
妻は今だけだからとそちらの方も気に入っている。
僕は断然おろしている方が可愛く見えるので嬉しい。
今夜のところは予定通り、いつもより30分早く寝ていただいた。
それから僕は明日持って行くあさりの佃煮を調理。
ほとんど煮るだけだけど。
妻は大荷物をまとめあげていた。
僕も荷造りを仕上げて、一通り済んだら入浴。
おもいのほかスムーズにことは運んだ。
ばっちり準備を整え、いつもよりは早寝。
22時半に寝室へ行き授乳、ミルク、
民話読み聞かせのルーティン。
23時過ぎに就寝。


2022年11月24日(木) PCR検査、タンメン、何もしてない娘の名

7時起床。晴れ。
よく眠れた。

朝のルーティンは忙しくなってきた。
とにかく子どもの洗濯物が多い。
子どもの衣類小物のみ、干すのを妻に任せることにした。
おかげで出勤前1,2分だけ、娘と触れ合える…。
小さい生きものが自分の意志でじたばたしてんのかわええ。

昼休みにPCR検査。
週末の広島行きに向けてのものだ。
予約時間ぴったりに着く。
雑居ビルの三階。
入る前に受付の男性から声がかけられる。
まずはアプリ登録をしてくれとのことだ。
ウェブ上でもしたのに、ここでもまたQRコードから
スマホで個人情報を入力する。
部屋に通されたあとさらに用紙を渡され、
ここでも一通りの個人情報を書く。
これで一週間以内になんらかの営業電話がまたかかってきたら…
だいぶ冷たく当たってしまうな。

抗原検査はめん棒を自分で手に取り
鼻につっこんで粘膜を付着させたらスタッフに渡して終わり。
PCRの方は、唾液を容器に垂らし入れるというものだった。
抗原検査はすぐさま結果が出て、陰性の証明書ももらった。
PCRは明日メールで結果が届く。
ものの10分程度だった。

時間があったから文房具屋で土曜のための香典袋を買う。
なかなか高級感のあるもの。420円。
そしてラーメン屋を探して練り歩く。
今日はがっつり、意識低いラーメンを…
塩かタンメンをいただきたい気分だった。
で日高屋を発見。
タンメン500円か…悪くない。
で席についてみるとメニューにチャーハンセットがある。
半チャーハンなら食べたいと思い注文。
味はなんということもない。
というかタンメンはどの店でも大差ない。
タンメン専門店みたいなところですら
あまり変わりなかったからな。
ガッツリ食えたのは良かった。
が、会計してみると820円。
ちょっと高い。
まあこのご時世、
セットで820円のランチって時点で割安ではあるはずなのだけど、
日高屋って時点でラーメンは400円台、
そこに何か足してもしめて600円台って計算にしたいところが、
タンメンが税込みで550円、
半チャーハンが270円の計算だ。
なんだか悔しい思いをした。


帰りは西荻から。
肉屋で肉を買い、帰宅してからガパオライスを調理。
パプリカとひき肉炒めて中華だし、
醤油で味付けて目玉焼きのっけてシソ散らして完成。
いっきに食って娘をあやす。
しかしあまりかまってくれず。
日中は笑ったりするようなのだが
やはり夜はなかなか機嫌よくしてくれない。
20時半に寝かしつけた後は、
妻とともに週末広島行きのための荷造りを進めた。
香典は祖父母相手の一周忌法要ならば
1万円が相場となるらしいが
こちらはさんざんもらってきてる身でもあるので
3万円つつんだ。
「これ、娘の名前っていらないよな?」
「いらないでしょ。なんにもしてないし」
「そうだね。あいつなにもしてねえからな。カワイイだけで」
「うんあいつなにもしてないから。カワイイだけで」

妻は今日ルミネに繰り出して、
お供え品としてカステラとおかきのセットを買ったようだった。
ただ供え熨斗に名前を書くか問われて
 え、どうするのが常識かわからない、
とためらい、無記名のままにしたそうだった。
で調べてみると、送り主の名を書くものらしい。
そりゃそうか、と合点したが、
一応じゃあ確認とってみようと妻は自分の母に電話を入れた。
別に記入しなくていいとのことだった。
ただひとつここで明らかになったことには、
どうやら妻の従姉妹がコロナの疑いを捨てきれないそうだ。
検査結果が判明するのも土曜とのことで、
もし陽性だった場合には、一家揃って欠となる。
すると施主が不在となるから、
いろいろと滞りそうだが…祈るくらいしか今はできない。

荷造りはまあまあ捗って、
僕は22時半から10分だけ原神をして、寝支度に入った。
妻は23時過ぎまでガンバッて、それから授乳。
僕もミルクをやり、民話を読み聞かせ、
0時前に就寝。


2022年11月23日(水) あぶねえ車のドア開閉、美容院、チベット民話

7時起床。雨。
よく眠れた気がする。
いつもより遅く朝を始めたが
順調にしたくは進み
出勤直前数分だけ娘をあやす時間もつくって
8時半に家を出た。

荻窪駅の手前で僕の歩いている前を
歩道にめり込む格好で車が止まり、
迷惑だなあと思いながら端に身を寄せて通り抜けようとすると
後部座席のドアが開いて中から女性が出てきた。

 あっぶねえ
まじかよこいつ…
スレスレで当たらなかったけど
車のドアの衝撃ってばかにならないんですけどね。
それでも一言謝ってくれれば可愛げあるってもんなのに
見て見ぬふりで顔を背けて立ち去っていくし。
悪辣だし卑劣だと思った。


退勤後、荻窪駅前の美容院へ。
雨降りの中ササッとビルへ駆け込む。
だが間違えた。
入り口も通路もエレベーターもよく似ていた上に
同じ三回に美容院を構えている…というだけで、
別のビルだった。
あわてて4件ほど隣のビルに向かい、
今度こそ目当ての美容院に辿り着いた。
ちょっとだけ楽しかった。

予約時間より5分以上前だったが他に客もなく、
全く待たされることなくそのまま席につき、
シャンプーも頼まず、わずか15分ほどでカットを終えた。
会話も必要最低限。
ひたすらことあるごとに
 スイマセン
の一言を小刻みに挟んでくる腰の低い人だったが、
雨本当うっとうしいですよね、
というコメントはひっかかった。
雨相手ならどんなに悪し様に扱ってもいいってのか…。

あと久しぶりにファッション雑誌読んだ。
本当は文庫本読むつもりでもあったが
美容院来ないと読むもんでもないし
刺激を得るために二冊、一読した。
観ているとむらむらと、服を買いたい意欲もふくらんでくる。
ふだんは服なんてどうでもいいという顔をして、
こだわりないような風に振る舞ってはいるが、
いい服…良質の生地、好みのデザインの服を見ると
買いたくなるし着たくなる。人並みには。
でもそういう服は一着10万とか越えてくるし、
手が出せないから諦めてるだけなのだ。
消費社会を憎む一方で、
一流のデザイナーや職人が手掛けた
消費社会ならではの高品質品を求めているというのは滑稽だが、
その思い、欲求があるからこそ思想も有機的になるというもの。
はじめから欲求してない人間の叫びは血が通っておらず弱々しい。

予想よりずっと早く19時半には帰宅がかない、
昨晩から漬けておいたまぐろを丼にして、
アボカドとどっさり海苔をのっけて味噌汁といただく。
美味い。
相変わらず娘には鳴き声で邪魔されてしまうが美味い。

食後すこしだけ娘をかまってはやれたが、
いかんせんシャンプーも省いているカットだったから、
切られた髪の毛が部屋に落ちてしまう。
寝かしつけは妻に任せきって入浴した。


妻は今日荷造りのリストだけでも作るはずが、
はかどらなかったらしい。
娘の相手に終始して、ようやく動き出せるかというところで、
まずはゲームをしたいとねだってくるから席を譲った。


僕は調べ物をしていたが
ある憂慮すべき事態に見舞われた。
カリイオのネタの一つ、密室出産のアイデアが、
あの大嫌いな、森ナントカの
 すべてがFになる
とちょっとかぶるところがある…
く…
あんなしょうもない、カスみたいな駄作と…
いや核心部分は似て非なるもので、
むしろあれを一段二段踏み抜いたものなのだが、
一方でアイデアのとっかかりとして
知らずと影響を受けていたともいえてしまうし、
少なくともあの作品を知る手合はそう見なすだろう。
困った…
でももったいないよな、全然違うネタではあるのに。
想起してしまうというだけでボツにするのか…いやだな…
でもパクリとか見なされたら心外甚だしいし…
ちょっと考えよ。


と、考えているうちに23時を過ぎていた。
授乳後ミルクをやり、寝支度していたらもう0時を過ぎている。
今夜からは読み聞かせはチベット民話。
ほとんどチベット仏教の話となるようだ。
冒頭、天地創造から始まり、
東西南北4つの世界が描写され、
そのうちの一つは千年生きる天界人の世界。
食べるものも無限にあり、
幸せそのものにあふれた時間を千年間過ごせるそうなのだが、
最後の七日間だけは絶大な痛みと苦しみとに見舞われるのだという。
なにそれこわ…おもしろ…

こわごわ寝た。


2022年11月22日(火) 迫り方、アップデートされてない価値観、アメリカのジョーク

6時半起床。晴れ。
7時過ぎに起き上がって洗濯から始める。
弁当は鶏もも肉人参玉葱豆板醤炒めにして、
あとはいつも通りのルーティンだったのだが
洗濯物を干す時間が足りなくなってしまった。
外に干す大人用の衣服だけ手がけて、
娘の服や小物は妻に任せてしまった。
「いや正確にはまだ1,2分は動けるのだけど、
その1,2分を娘とのふれあいの時間にしたくてね…。
きみが、いやそんな時間なんかどうでもいいから
残った家事をしろというなら家事するが…」
「その迫り方は卑怯だ!」
「エッ!?」
妻に任せている間、ぞんぶん娘と触れ合った。


OKストアでトイレットペーパーと食材など買って
今回は平日にしては珍しい大荷物。
明日明後日の分まで買い込んだ格好だ。
帰宅してみると妻が抱っこひもで娘をあやしている。
日中は新宿にまで繰り出したそうだ。
ふと立ち寄った伊勢丹で、一時期はまっていた
銀座でしか買えなかった金平糖が売り出していたからと、
試しに買ったそうだ。
それにまたスタイを買っていた。
午前中は娘の小児ワクチン接種の三回目を無事に済ませ、
今は放っとくと泣いてしまうからおろせないと苦笑している。
夕飯はエビチリで、
むきエビをクックドゥーで炒めればできてしまうようなものだから
下準備だけ済ませたあとすこし娘と遊んだ。

夕飯食べながらうる星やつらの3話目を見た。
面堂登場。
いいな、アップデートされてない価値観で…。
全体のテンポもいいしキャラもキレてる。
ヘリクツ抜きで面白い。


いまは娘に授乳前一日三回、
蜜状の麦芽糖を飲ませているのだが、
使うたびに封をするため、
クリップが必要となり今日会社からくすねてきた。
で思い出すのが、依然読んだ認知心理学の本で紹介されていた
アメリカのジョーク。
息子が学校にペンを忘れたといって、
それを父が説教するように諭す。
どうしてそんなことをしたんだ、
ペンならパパが会社からいくらでも調達できるのに…
これはよくできたジョークで、
妻に聞かせてみたら瞬時に意を汲み取ってくれてうれしかった。


食後の授乳が済んでからまた僕が娘をあやし、
15分ほどはぐずっていたが
その後数分くらいはまともに構えた。
嬉しい。果てしない可愛がり。


23時に授乳、ミルクをやり、
今夜でとうとうインド民話を読みきった。
長かった…。
初めて一話も抜かさずに順繰りに読み進めたものだから感慨深い。


2022年11月21日(月) ささくれ、宇能鴻一郎、4ヶ月記念

6時半起床。雨。
7時まで布団のなかでごろごろとして、
洗濯から一日をはじめる。
朝の娘への保湿時間はすっかり
サービスタイムのようなものになった。


朝イチでささくれの特集。
皮膚の専門科医から言わせると、
ささくれはあまりに身近すぎて、
医学的な正式名称がないらしい。
表皮剥離と言えもする…のだが、
これを病気とすると有病率がほぼ100%となるため、
病気とも言えないそうだ。面白っ!
また発生メカニズムも仮説にとどまるとのこと。
爪が伸びるに従って皮膚は引っ張られ剥がれる、
という話には感興を得た。

だがテレビが興味深い一方で、
娘がたいへん機嫌よく、かまうほど笑ってくれるので
あっち向いてこっち向いてで忙しかった。


宇能鴻一郎の短編集読んでる。
めちゃ面白い。
し、文章が好みったらない。
ねっとりしているのに歯切れよくかろやかで、
全脳にめりこむ感じ。気持ちいいー…


弁当は肉屋の鶏ももバジルソテー。
順当に美味い。


残業時間は無能先輩のお仕事ごっこに付き合い。
退勤後、妻に電話。
僕の帰りが遅くなる月曜は疲労が心配なのだが、
今日は比較的おとなしく済んだらしい。

帰宅してすぐ飯。
卵かけごはんにした。
今日は娘が産まれて4ヶ月記念日。
めでたいめでたい。
よく健康で育ってくれている。

妻は日中、ベビーマッサージを試みてやったらしい。
これが大成功だったそうだ。
娘はたいへん上機嫌になって、
そりゃもう可愛くってしかたなかったという。


飯食って風呂入ったらもう23時間近。
洗い物してミルクの用意して荷物整理して寝支度。
ほとんど何もできないが
今は何をしながらでもカリオリのことを考えているから
あんまり時間が空費されている感じもしない。


授乳、ミルク、民話読み聞かせて寝た。


2022年11月20日(日) 笑ってくれた、妻文フリ、数学

7時起床。
8時に妻を起こして朝食。
休日トーストとヨーグルト。
食後、妻は娘に授乳。
その直前、蜜のような薬をスプーンで
娘の口に含ませる。
それなりに飲んではくれたが
舌で撫で回すもんだから
つけたばかりのスタイがベトベトになって笑った。

家事雑事を済ませた後、僕はOKストアへ。
ごく短時間で買い物を済ませて帰宅。
娘は上機嫌で、しばらく遊べた。
笑顔を向けてくれた瞬間、
…今週はずっと目を合わせて笑顔なんて向けてくれなかったので、
なんだか泣けてきてしまった。

妻は身支度を済ませ、文フリに出かけていった。
しばらくは娘を構いつつ、昼飯の準備も進め、
娘のミルクも用意したところで泣かれだしたが、
しばらくは辛抱してもらうことにした。
できれば12時までは耐えさせたかったので。
すると便を出していた。
並盛りとはいえ数日ぶりにまとめて出してくれたわけで、
ずっと便秘を心配していた妻には真っ先にLINEで報告した。

昼飯はサンマと味噌汁。
録画しておいたチェンソーマンを見ながら食べた。
面白いとかどうこうってより、
まあ、映像きれいだねという印象。

続けて娘にミルクをやる。
かなりのスローペースで、30分かけても
110ml程度しか飲んでくれなかった。
しかしその後はちょっとあやしてやると寝てくれた。
途中何度か起きはしたものの、
放っておいてもまた寝てくれるレベルで楽だった。

娘の昼寝中はG線に集中した。
やはり終盤は劇的に面白い。
展開にムチャもあるのだけど
ムチャを押し通すから成立する面白さってあるもんな。
そしてドラマ部分で泣かされてしもうた。
わかってはいるのにボロボロ泣いた。
で見事な締めくくり。
この作品の良さの半分は、最後の最後、
ハッピーエンドと言い切れない、
主題への答えならぬ答えをたたきつけた
見事なラストシーンにある。
考えうる限り最高のラスト。
…この作品、エロゲ界では今でも語り草ではあるが、
しかし一般には残らない。
もったいねえよなあ。
アニメか漫画か…もっと大々的なメディアミックスがされないと、
これだけの名作が埋もれてしまうのだ。
だいたい声優かぶりもあってか
コードギアスと対比されがちだが
あの程度の凡作と比べること自体おぞましい。
ホンの面白さはぶっちぎってるのだけどなあ。
もったいねえなあ。


15半時過ぎになって起き出した娘を抱っこし、
しばらくあやしてやって、
落ち着いた隙に大悪司をインストールした。
それから娘にミルクをやってみると、
これがかなりの苦戦となった。
5分も飲まないうちに拒まれ泣かれてしまう。
何度か抱っこしたりいろいろと試みたところ、
飲ませ始めて50分も経った頃、
ようやく本来のペースで飲み始めてくれて、
最終的には160ml飲み干してくれた。

妻は17時に帰宅。
本はなかなか売れたらしい。
50部刷って46とか47売れたというから
ほとんど理想的だろう。
そして人混みが多かったとのこと。
あとは、前回面白かったですと伝えてくれた方がいたそうだ。
これはなによりの喜びだろう。

とりあえず胸が張っているからと
いったん授乳を試みて、
たっぷりミルクを飲み終えたばかりの娘は
くわえないかとも思われたが
数分は吸ってくれていたようだ。

娘を入浴させる直前、また便を出した。
尋常の量。
昼間と合わせればそこそこ出ている。
とはいえここ数日分としては、
まだ出てもいいところだけれども。


妻の入浴中に、
今回の妻のサークルの冊子を読んでみた。
はじめの人はとりとめない随想。
あまり中身らしい中身はなかった。
次は人文系の研究者で、
修士課程初年度の苦労を書き綴っていたのだが、
当人にとっては苦労らしい苦労でも、
傍から見ると珍しい話もなく、読み応えはなかった。
三番手である妻の漫画が最も面白かった。
ページ数は少ないがキチンと中身がある。
トリはこのサークルにおいての知の巨人で、
大忙しの中今回は参加を見送るはずだったが
一晩で原稿を仕上げたらしく、
知のよく行き届いた小文となっていた。
だが読み手にとって意味内容が充実しているかとなれば別で、
へぇとは思えてもおぉとはならない。
評論文だからいいのかもしれないが。


夕飯は肉じゃがと炊き込みご飯。
がっつりお腹いっぱい食べた。
ダーウィンを見ながら娘を抱っこしながら。
ダーウィンはミツバチの特集。
自身の30倍もウェイトがあるオオスズメバチは
ミツバチの巣を見つけると仲間にも寄らせるように
ニオイ成分をこすりつけていくらしく、
恐ろしくも面白い。
だがミツバチはさらにそれへの対策として、
ダリアの葉をかじって散らして
そのニオイ成分を中和させるのだとか。
…ハチが防虫剤つかってるってことか!
めちゃおもしろかった。
あとは熱殺蜂球に一度参加したミツバチは
寿命が半分くらいになってしまうから
次の熱殺蜂球の機会には真っ先に突撃して
中心部の最も熱の高まる箇所を担当して
そのまま死んだりするんだとか。
オモシレ、オモシレ…。


食後の授乳を終えると、
ここ最近にしては珍しく
夜でも娘が上機嫌だったから妻と二人であやした。
たっぷりと愛情を交換。
あと身長測れそうだからと測ってみた。
65cm。月齢4ヶ月間近の女の子としては、そこそこ大きい方のはずだ。
20時半に寝かしつけ。


面倒ごと済ませるために調べたりなんだりした。
広島ではホテルで哺乳瓶を洗うくらいはしてくれるそうだ。助かる。
美容院は水曜日に予約をとった。
翌日木曜日の昼に神保町でPCR検査。
抗原については即日結果が出て、
陽性陰性は翌日にメールで届くとのこと。
あと日本生命のページにアクセスしてみたら
毎週日曜の20時から翌朝まではログインできないとのことで
あっけにとられた。
ログインすらできないってあほか…。
登録内容の変更はまだしも
登録情報の確認すらできない。
あほすぎる…。


あとは静かに読書した。
数学の本、おもいのほか難しい。
幼い頃から周囲からは
数字に強いと思われがちだったけれど
僕に数学の才能はない。
せいぜい直接計算が苦手でないのと
ペーパーテストの問題文をすんなり解釈できる程度のことで、
表層でない部分に関してはすっかりハテナだ。
勉強し直そうとも思わないし。


23時に授乳。
ここしばらくはミルクをやる前に体温を測るのだが
今日は上手くいかず泣かせてしまった。
先にミルクをやってから再チャレンジ。
最終的にはことなきをえたが、
熱がありそうならまだしも
習慣のためだけに泣かせてまで測ろうというのは
本末転倒じゃないかと妻に指摘され、もっともだと思った。

民話を読み聞かせて寝た。


2022年11月19日(土) 妻産婦人科、ブータンノワール、遊んでおねだり

6時起床。晴れ。
洗濯洗濯洗濯…
今日は洗濯の日と決め込んでいる。
娘の機嫌はいい感じ。
授乳後にあやしてると笑ってくれて泣きそうになった。


午前中は妻は産婦人科へ。
無事を祈りつつ待つ。
娘は寝たり泣いたり笑ったりしていて
どの娘もたいへん可愛らしい。
妻はそう時間もかからなかったようで、
10時半ごろ帰宅してきた。
医者の見立てではほぼ問題ないでしょう、
心配なさらずとのことだったらしい。
一応検査は検査でしていて、その結果は2週間後だとか。

入れ替わりで僕は図書館へ出向いた。
予約しておいた本に加え
ふと手にとってみた新刊も入手しほくほく。

昼飯はぶっかけにした。
スパン短いけど。
今度は大根おろしをつけた。美味い。

掃除機をかけ、今日借りてきた本を呼んだ。
数学の本。面白い。ちょっと難しい。

妻と娘と散歩がてらドラッグストアへ。
オムツ2セット、保湿クリーム、
それに妻用のなんだかんだで、
平気で一万近くいく。おげえ。
店を出た後は二人と分かれ僕は西荻へ。
パン屋でパンと、肉屋で大量の肉を買った。

洗濯物を取り込み、寝具をセットし、
ベビーカーに空気を入れ、
そうしてようやく娘をあやす。
でまた妻に預けて夕飯の夕飯準備にとりかかる。
今夜は肉じゃが。
炒めて煮れば出来上がる。

入浴は早めにした。
テスト的に、自分が体を洗っている間
娘をバウンサーで待たせず、
一緒に浴室に入って
浴室内のバスマットに横たえさせておく、
という方法を試みてみた。
問題らしい問題はなかったが、
10秒おきくらいに娘にシャワーをかけてやる必要があり、
かえって手間のようだった。

夕飯は肉じゃがに焼き鮭。
人参にうまく火が入りきってなかったようで、
ちょっとえぐみを感じた。
ほかは美味かった。
録画しておいたドキュメンタリー、
家族新聞というのを見た。
70年以上続けているという、
一家による一家のための家族新聞。
この時点で面白い。ネタにしたい。
内容についてはこれということもなかったけど、
そういうものがあるって時点で十分奇想だ。


娘を20時半に寝かしつけ、
21時、ブータンノワールにご登場願った。
11時間冷蔵庫で解凍したものだ。
茹で焼きにして、パンとともにいただく。
なんか…だいぶ違うな。記憶と。
もっとガツンとくる旨味と野趣にあふれていたようだ。
美味いは美味いのだけど。
次回はグラタンにでもしてみてしまおうか。

広島行きの荷物などについて妻と確認し合った。
妻がリストを作成し、
足りないところを僕が指摘して補う。
今回楽なのは、ほとんど外に出歩く要件のないことだ。
とくに東京では、自宅前に呼んだタクシーで東京駅まで向かい、
そっから新幹線に乗るだけ。復路も同様。
最低限の用意さえしてあれば、どうとでもなりそうだ。

妻は23時まではゲームに興じていた。
逆転裁判をプレイしながら
チョット見てよと話しかけてくるのだが
その度にこちらの手が止まるから
勘弁してくれというと、
妻と遊びたくないのかとごねる。
「だっていま君はゲームで遊んでるじゃないか」
「ゲームだけじゃ足りないの」
「逆だったらどうだ、自分の作業の手をこうして止められるのは」
「最悪」
「だね」
「でも関係ないし」
強気だった。

23時過ぎに授乳、ミルクをやり、
民話を読み聞かせて寝た。


2022年11月18日(金) 軍艦島、義母から贈り物、スケジューリング

6時半起床。晴れ。
7時過ぎに起き出してあれこれをやっつける。
朝食食べて授乳してもらって、
娘を見てるとああ可愛すぎる…


なんかのワイドショーで観光名所としての軍艦島がもう危機的状況で、
あと半年もすれば取り壊さざるをえない棟があるんだとか。
フーン。
ぜひ壊してくれよ。
ジェントリフィケーションの積み重ねて
軍艦島みたいな環境をつぶしていった歴史があるのに、
こぎれいな街こぎれいなマンションに住む連中が、
雰囲気あるゥー廃墟好きィーとかいってたしなむの、
すごくグロテスクだ。
盛者必衰とか生者必滅とか取り込んどけ。


昼飯は昨日買った牛焼肉。はい美味い。
美味いし楽だけどそろそろ元の
ちゃんと惣菜作って摂る食生活に戻さないとな。
健康的に。


退勤後妻に電話。
今日は高円寺の皮膚科に抱っこひもで行ったという。
とくに問題はなかったと聞いて安心した。

帰宅してみると義母が来ていて、
手縫いの帽子やぬいぐるみを娘に持ってきてくれていた。
数分だけ会話して、そそくさとお義母さんはおいとま。
玄関まで見送り、僕は夕飯のからあげの準備にかかった。
今日はもうガッツリ食おうということで
鶏もも肉は2枚使った。

実に美味かった…
ソーイングビー見ながら食った。
幸せのとき。

食後は今夜もむすめをあやす挑戦を試みるも、だめ。
どうにも泣かれてしまう。時間帯の問題のようだけど。
20時半に妻が寝付かせた。

広島行きの予定を妻と詰める。
向こうの義祖父の都合で会食の予定が消えたから
ちょっとスケジュールを組みなおす必要がある。


寝るまで妻はゲームしていた。
僕は雑事をこなし、23時に寝支度、
授乳後にミルク、
民話を読み聞かせて寝た。


2022年11月17日(木) 精進料理とスパイス、できる後輩、職場のばかばかしさ

6時起床。晴れ。
やはり目が覚めてしまう…
7時近くまでごろごろとして動き出した。


朝食食べながらなんとなく見ていた朝イチで
精進料理にスパイスカレーが人気という特集。
精進料理でスパイスってダメなんじゃないの、
と妻が当たり前みたいな指摘をする。
「そうすると山椒もダメってことになってしまう」
「ダメなのでは?」
「まあ、こんなふざけたトコならなんでもいいんだろうけど…。
だいたいがほら、もともとはなかった物が、歴史的に後付けされていくわけだからね」
「うん」
「そもそもでいえば、仏教の発祥地はインドだぜ」
「あ、そっか」
「まあ原始仏教と精進料理とは関係ないけど」
「精進料理、いらないのでは?」
娘がはっとした顔をしていた。


昼飯は今日はフリー。
ラーメンを食べに行った。
濃い目の背脂系なのだが、
ここであっさりを選ぶとちょうどいい濃さを味わえる。
ただ店内の席の目の前にある小文がいつも気にかかる。
背脂は身体にいいのですという趣旨の文なのだが、
あまりに非論理的でメマイがする。
写真撮ったらよかったなあれもう。


仕事で、後輩に仕事を教えたら
これが久しぶりのできるやつだった。
スムーズでスマート、
所作の一つ一つから、考えながら作業しているのが伝わる。
まったく嬉しいことで、
いやこれが当たり前なんだけどねうちの会社レベル低すぎる、
とも思いつつ嬉しくはあった。

しかしおおっぴらに褒めるのはまた難しい。
同じ後輩でありながら彼女よりは先輩でありつつ
あまり仕事ができないからそうそう褒めてきていない…
という者がすぐ横にいるのに、激賞はしにくい。
まぁしたんだけど。
言葉を選ぶ必要には迫られた。

いやでもまじで有能な人物だったな…
うちの会社にはもったいないから
早いとこ見切っちゃってもいいのよとも思う。


夕飯はチャーハン。
牛肉と花椒の。
美味いです。美味い。


仕事のこと考えるとあーいらいらする。
あんなどうでもいい仕事と
どうでもいい人間たちのために
こうしてストレスかかえなくちゃらないのが
もうバカバカしい。
まあ…上の連中には、
こちらが彼らを見下してるのは伝わってるのだろう。
いま僕は自分の能力の十分の一も引き出されてない。
しょうもない仕事ばかりを、
それでも周囲よりははるかに上回る効率でできているから
一見成立してしまっているのだけど、
客観的にはもったいないったらない。
連中の仕事ごっこに付き合って時間を浪費している。
それでもバカみたいな仕事の隙間に
いろいろとネタ出しとかできるから
甘んじてるわけだ。


図書館にいろいろと本を
取り寄せ願って予約した。
新作書く前は能動的に読むもの増えて楽しい。


23時過ぎに授乳、ミルクやり。
妻にまた不正出血。
土曜日に皮膚科に行く予定を明日にして、
産婦人科の方に急きょ土曜行くことへ。
大事にいたる可能性は低そうではあるが
当人は不安がっている。
気持ち長めに民話を読み聞かせてやり、0時半頃就寝。


れどれ |MAIL