舌の色はピンク
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2022年05月10日(火) トップページ修正、割拠苦戦

晴れ。肌寒いけど気持ちいい。
弁当は唐揚げ。
揚げものをすると
コンロ周りに油が飛び散るし
朝からその始末は億劫ではあるのだけど
もう結構慣れてきちゃったな。


夕飯は鶏肉とキノコのクリームニョッキ。
に、しようと思っていたらまたしてもミスをした。
冷凍の豚肉と鶏肉を取り違えてしまったのだ。
あと、ニョッキは賞味期限が切れていた。
自作するのも手間だしと、今夜はペンネで代用した。
でも文句なく美味かった。
うまくならないはずがないパスタだしな。


この日記のトップページ、
ずーっとレイアウト崩れてて
まぁべつにいっか、と放っておいたのを
なんとなく直してみた。
まあ最新の二週間分が表示されないというのはさすがにな…。


妻は出産関連の書類を整理している。
保育園の資料がややこしい。
認証保育園は月々の料金が保護者の収入から勘定されるのだが
その正式な算出は収めている税金の額によるらしく
やたらとややこしかった。
しばらく前に客が持ってきてくれたポテチを開けて
二人分に分割し食べさせてがんばってもらった。


割拠、一年前と比べるとやっぱ自分の中の
「これが書きたい」とか
「これを書かねば立ち行かない」とかいう意識がいまいち抜けていて
感覚を取り戻すのに苦労している。
でも今でもあるはずなんだよな。
論理、自分への言い訳、説得、納得、
他者と触れ合うこと、うわべのコミュニケーション、
本当のコミュニケーション、二律背反を受け入れること、
祝と呪い、……
詰め込んでいこう。
方針さえしっかりしてれば書けるんだ。書けるはず。
出産までに終わらせたいのだ。


一二年前からずっと話題の、
戦争は女の顔をしていないって作品、
漫画版がこの度角川から無料公開の運びとなったらしい。
読みたいけど…
今はそのぶん小説とか本を読んでいたいんだよな。
今月いっぱいくれりゃあなあという感じ。


ヨルダンの民話読み聞かせて寝た。


2022年05月09日(月) お客様は注文主、ドコモのせこい商売、絵本

曇り。肌寒い。
いつもより遅く8時に目を覚まして、慌てて朝食を用意。
弁当は炊き込みご飯と冷凍シューマイだからすぐできる。
チャッチャと済ませて8時34分に家を出た。


とにかく体がくたびれてダルくて何もできない月曜日。
そういえばコロナにかかった気配はない。
先月から人を家に呼ぶ機会を連続させてきて、
さすがに今回ばかりは五分五分か…と心配だったが
なんとか乗り越えられてる。


今日も隣部署では着色の仕事をしている。
サーバー上にアップされていた、
完成と銘打たれたファイルを見てみると
不慣れな割にはよくガンバッたと褒めてやりたくもあるが
一般読者目線からすればまぁ素人くさい。
これが雑誌に掲載、流通されるのか…と思うとげんなりする。
原画を描きあげた作者はもちろんのこと
全国の目の肥えた女子小中学生をがっかりさせてしまうだろう。
会社としては、依頼された要望をクリアすることだけを第一にしているから、
「こんな感じでお願いします」と呈示されたサンプルを
一生懸命模倣して、それ以上のことは決してしない。
つまり多大な時間と労力をかけて、
サンプル以下のものをせっせと現場に作らせている。
お客様はあくまで「発注主」だからそうなる。
作者や読者のことはまったく考えられていない。
なんておろかなんだろう!


職場で唯一フランクに会話する仲の先輩と帰り道をともにした。
僕は月曜日だけは出勤時に本を携行しない。
だから電車内ではスマホを見てたりするのだが
そんなに見るものがあるわけでもないし
帰り道では退屈しがちなので
月曜夜だけはこの先輩を駅で見つけて…あるいは見つけられて、
帰り道をともにすることがままある。
WiMaxを解約しまして、と先輩に話をしてみて
今後は端末からの通信料をdocomoのアプリから確認せねばならず…と嘆いたところ
いやiPhoneなら設定から見れるんじゃないという。
指示に従って試してみたところ、
設定画面からモバイル通信の項目を開き、
こっからさらに初期状態では無表示の通信設定を展開していくと、
果たして今月どれだけの通信をしているかが明らかになった。
大感謝だ。
ただこれまでの僕の落ち度はそう責められたものでもないはずだ。
というのも、数年前iPhoneに乗り換えるにあたって、
ドコモショップで散々店員に訊いたのだ。
通信料の確認は端末のみでできないのかと。
「ハイ、docomoアプリでご確認いただけるので大丈夫ですよ」
「え? アプリを使わなければ確認できないんですか?」
「docomoアプリならすぐ、いつでもすぐにご確認いただけますよ」
「使わずに済むなら使わず確認したいのですが」
「通信の制限量に近くなったらメールも届きますし…大丈夫ですよ」
この会話はよおおおぉぉぉ……っく覚えている。
結果的には、docomoアプリというのは月に何度もアップデートを繰り返し、
そのアップデートを済ませないと何の機能も使えないゴミアプリで、
しかも正常に機能していてもどんな安定回線でさえ
ただの通信料確認に1分ほど待たされ、
あまつさえその間別の操作をすると処理がリセットされるゴミ仕様…
全然いつでもすぐに確認できるということはなかったし、
メールとやらも届く場合と届かない場合と遅れて届く場合とマチマチで、
ここ数ヶ月は全く届いていない。
おかげで何度も通信料をわずかにオーバーして追加使用料金をとられている。

まったく訴えたろかなというくらい何もかもウソだらけで、
セコい商売しやがってという反感だけが育った。
僕に落ち度があるとすれば、
この時の店員の言葉を全面的に信じてしまったことだ。
人を信じてしまったことが落ち度となる。
そんな体験を顧客にさせる企業、ドコモ。


夕飯はマグロの漬け丼。
昨晩のうちに漬けておいた。
これにアボカドを切ってのせる。海苔とわさびも。
で味噌汁。
これ、極みだね。


入浴後、先日妻に紹介してもらった楽曲、
la-ppischのハーメルンという曲に聞き入った。
いい。
80年代のサウンドって懐古的で落ち着く。
他の曲はわりとノリノリでうるせーなって印象だけど
この曲はもろ好み。


義母から絵本が届いた。
妻は懐かしがっている。
読んであげるね、いやいいよ、読んであげるね、いやいいって、
問答を繰り返したが結局妻は2本ほど読み上げた。
なかなかおもしろかった。
オチがなんもなくてもいいんだな。
くまさんがホットケーキつくって
こぐまに食べさせただけみたいな。
おじいさんの落とした靴下に
ネズミやカエルやうさぎやオオカミやイノシシが
住み着いていく話は面白かった。
素敵な住処が絵で表現されてた。


今夜の民話読み聞かせはサウジアラビア。
夫を騙す妻がものすごい悪者に扱われててびびった。


2022年05月08日(日) クリーニング3ヶ月待ち、カーテン強化、金の常識のそれぞれ

8時半起床。やや寒い。
休日トースト食べて、今日も図書館に繰り出した。
今日は開館後に行ったがストレートに企画部屋に通された。
本は随時足されていきますとの触れ込み。
でもあまり代わり映えしない。
2冊だけ頂戴した。
これで昨日今日合わせて10冊。
OKストアで買い物を済ませて、
コミュニティセンターへも足を延ばしてみた。
開いてなかった。
9時から子ども教室みたいなイベントカレンダーは貼ってあるのに…。

帰宅後、タケノコを煮る。3度目の正直。
前回のえぐみは、おそらく煮た後にアクをとらず
そのまま冷蔵庫保存してしまった点に難があった。
改めて調べなおしてみると、アクはとってから保存すべきだったようだ。
やはり、とは思う。
前回参照していた下ごしらえの説明ページでは、
「煮汁は必ずそのまま」とあった。
こちらとしては、えっアクとらなくていいの、と訝りはしたものの、
そのままと言われている以上はそのままにしておいたわけだ。
しかし結局はこれ、
「煮汁は必ずそのまま(だけどアクは取るよね普通ねわかるでしょ)」
という意味だったわけだ。
常識ですけどねえみたいな。
イラー。
お、おれは近ごろこのテの、
ウカツな常識観について憂えるものなのだ…

ちょっと休んでから草むしり。
やはり楽しい。
ただ縁側向きの方はまだ伸び切ってもないし
なにより草を取りすぎると生きものがやってこないからと
妻が強く制してくるので
玄関周りの方を重点的にやった。
ただこちらは小石が敷かれているので
僕の大好きなねじり鎌が機能せず、楽しみは半減する。
それでも45lゴミ袋1袋分めいっぱい刈り込んで、堪能できた。


昼飯は冷やし担々麺。
どんこ椎茸を多めにした。
ニンニクとひき肉、ネギ、豆板醤をごま油で炒めて
刻んだどんこ椎茸を戻し汁ごと入れて煮詰める。
オイスターソースと塩こしょうで濃い目の味付け。
少量の中華だしのスープに練りごまを溶かして
ナンプラー、酢、砂糖を混ぜる。ラー油を加える。
それに麺を浸して、ひき肉乗せて、白髪ねぎを飾り、
チンゲンサイを添えてできあがり。
う、美味い…。
頭バカになる美味さ。


食後一息入れてから、妻は寝室カーテンの
ブレードの細工に乗り出した。
僕は妻の衣類をもってクリーニング店へ向かった。
日付指定ありませんかというからありませんと答え、
では仕上がり予定は…月6日になります、
と受付が言ったが
なにぶんカウンターは透明ビニールで遮られ
さらにマスクをしている折柄だから聞き取りきれず、
6日って言ってたよな聞き違いかなでも言ってたよな
えーまじか6月6日って先すぎるだろっつっても衣替えシーズンだし
指定しなけりゃ後回しってなるとそうなるのかウーンまあいいか、
と思い手続きを進め、最後にレシートを切ってもらったら
 仕上がり予定日 8月6日
とある。
そんな!
クリーニングに服を出して、
これまで1週間以上かかったことがないのでオッタマゲてしまった。
3ヶ月…。さすがにこれは、と思って再交渉した。
たしかに日付を言ってくれてはいましたが
聞き違えをしていました、
さすがに8月だとあんまりにも日が経ちすぎるので
申し訳ないが日付指定にしてもらいたく…
と伝えると、快く受付し直してくれた。
で改められた予定日は5月14日。
料金は変わらない。
いやあ、結果的にはよかったが、びっくりしてしまった。


帰宅後、妻はなおもカーテンと格闘している。
一段落ついたところでほうじ茶を入れて、
庭を眺めながら柏餅を食べた。
幸せな時間。
僕は保坂和志の小説指南本を読みながら
しばらくダラダラと時間を過ごした。
夕方を前に妻がカーテンを完成させた。
さっそく取り付ける。
なるほど抜群に見た目がいい。
写真に収めても映える。
何より部屋に足を踏み入れた瞬間の印象がいい。
ただし肝心の、ベッドにいる時間には背面となってまったく見えない。
そこが残念だが、当人は満足していた。
タッセルも取り付けて完成。
さらに来月に来る予定のベビーベッドのスペースも確保して、
ベッド横の小さい本棚を玄関に一時的に移動した。


母親に電話。
母の日だが何も贈れないと伝えた。
別にいいという。
今は、兄の奥さんの母が余命幾ばくもないらしい。
最期の一ヶ月間は兄の家で面倒を看るとのことだ。
妻に電話を変わってみると、逆子についての話をしていた。
僕も逆子だったらしい。土壇場で助産師さんがガンバッたんだとか。
あとは、出産後に顔を見せる機会についての話もした。
別に急がないとのことでやりやすい。

コンロ掃除。
今日は五徳を重曹で煮立てて洗った。
気分がいい。

廃品回収業者に電話。
チラシ記載の番号にかけるのだが何回かけても不通。
このチラシに従って処分するのが一番金かからなそうなんだけどな。
次のチラシの機会を待つか。

掃除機。
ミヤタクラジオを聴きながらなので苦じゃない。
ミヤは部下を中心とする同僚?と仲良いめのチームを実現できているそうで、
その環の中に自分がいることへの違和感や、
ほんとにこれでいいのか、というような葛藤があるらしい。
パンク精神的な。
その話興味あるーと思った。
僕としてはどっちの感情も育てるべきだと信ずる。
和気を維持しよう、仲良く健全な人間関係を構築するよう勤めながら、
かつ、
全員死ね、
くらいの攻撃感情があっていいと思うし、
葛藤そのものを大事にして欲しい。


夕飯はタケノコのたきこみごはん。
冷蔵庫から取り出したタケノコのえぐみは…ほぼない!美味しい。
これをいちょう切りにして、醤油めんつゆ砂糖で煮立てて、
一度冷ましてから味を含ませて、
それを汁ごと炊飯器に入れる。
どんことその戻し汁も入れる。
それでご飯を炊く。他の具材は今回はなし。

副菜にはニラの辛煮。
ニラをサッと煮て水気を切って4分割して、
唐辛子を刻んで入れた醤油に漬ける。
たくあんが切るだけ。
あとパプリカの余りを使い切りたかったから、
ニンニクと一緒に油で炒めて、
タケノコの姫皮の方も炒めてバターを足して、
海老を加えてレモン汁と塩こしょうで味付け。
味噌汁。
なんて素敵な夕ご飯。
もんくなく美味い。


今日のダーウィンが来た、面白かった…。
カマキリの特集なのだけど
なんと小鳥を襲うという。
世界初の衝撃映像らしい。
たしかに襲っていた。
しかも積極的な狩りの襲撃。
枝先から小鳥の背後に忍び寄って、
鎌で首先をねらう。
小鳥はあらがって飛び立つが、
カマキリはしがみついて離れない。
そのまま地面へと落着。
なおもカマキリは首筋を中心に鎌を突き立て…
小鳥を絶命させていた。
まじかこいつ…。
体重差は3倍以上、体格もまるで違うし、
相手は飛びまでするっていうのに…。
あとどうやって食べるんだろ。
いやそれよりやっぱり快挙だよなあ、
昆虫にとって天敵といえる鳥を、
毒とか群れの工夫とかじゃなく
サシの物理攻撃でしとめるだなんて…。


山尾悠子読み始めてみた。
夢の棲む街。
すげー…すげー……。
尾崎翠を彷彿とさせる幻想文学。
これを大学生時点で書き上げるだなんてどうかしてる。

あとボルヘス読みたいと思った。


妻と義弟についての話をした。
焦点は、彼が結婚式の金をどう都合するつもりなのか。
なんでも奥さんと100万ずつは負担しようと計画しているそうなのだが、
就職二年目で果たして都合できるのか、
妻は怪しんでいた。
聞くところによると、奥さんの方は裕福な家庭とはいえないながら、
それだけに彼女は几帳面で、金の管理はシッカリしている。
そして結婚及び結婚式へかける思いも強いようだから、
おそらくは積み立ててきた費用資金があるだろうと僕は踏んだ。
心配は義弟の方で、こちらはもともと長らく就職せず、
永続的に親へ無心をねだってきただけあって、預金はほとんどないだろう。
ボーナス便りでも100万の都合は難しいかもしれない。
すると今回も、親に支払いをしてもらった上で、
100万は後から返す、という算段なのかもしれない。
だとしたらイカンと妻は憤っていた。
僕は、常識感というのは人それぞれにあり、
そのズレは奇異に思えたりなんとなく許せたりするものだが、
家族相手にはより強く意識されがちだと説いた。
さらに、金の常識観というのはまさしく人それぞれで、
よっぽどでなければどちらが正しいというのものではないのだが、
人ぞれぞれに金の常識観があるというのはあらかじめ意識して、
そのうえで意見しなければならないと強調した。

自分のことを思い返しもした。
10年ほど前だったか、
兄に貯金がどのくらいあるかを訊かれて、
200万ちょっとだと答えたら、
今の年齢でそれはヤバい、
お前はもうちょっと危機感持ったほうがいい、
という
正しいとも正しくないともいえるようなお言葉を食らった。
かなりの反感が湧いたのを覚えている。


食後、眠くて仕方ないという妻に付き添い、
寝室ですこし衛府の七忍を読んだ。
でしばらく休ませてから、
再びほうじ茶と柏餅を用意して食べた。


廊下で読書するにも寒く、なんのやる気も出ず、
早めの風呂へ。


エジプトの非倫理的な民話を読み聞かせて寝た。


2022年05月07日(土) 車側がなんとかして、夜の石神井公園、義弟電話

雨、と思われや案外晴れていた。
休日トーストを食べている間、
チコちゃんに叱られるを見るともなく見ていると、
園児帽の黄色い理由というのを解説していた。
どこそこの誰それさんが一生懸命研究して、
車から見えやすく目立つ色を黄色だと断定したそうで、
実際全国に普及してからは交通事故の園児の被害者数は減ってったらしい。

それはスバラシイことなんだけども
そもそもなんで園児側が努力せねばならないのか…。
車乗ってる人間は自分の都合で乗り回してるんだから
車乗ってる側が努力せえよっていう。
具体的にいうと、車の全面に衝撃吸収の装置でもとりつけろよと。
もちろんダサくなるし、費用もかかる。
設置義務ともなれば点検の労力が発生し、違反による罰金も生じる。
しかし人命がかかってるわけで、
車乗らない人間の自衛努力を促すくらいなら
お前らがまず不都合被れよってスジじゃないですか。
衝撃吸収の装置っていうのはあくまで例で、
実現可能な範囲ならなんでもいいんだけれど。


ぷりぷりしながら出支度。
いつになくビン、カンのゴミが多い。
来客が多かったからな。
一通りまとめてゴミ出しして、図書館へ。
今日はリユース品がもらえる。
8時50分時点で3人並んでいた。
それが開館までの10分で15人ほどの列になっていた。
老人が多い。
9時の開館に合わせて2へと案内される。
一人10冊までのところ、今日は8冊頂戴した。
宮脇檀の都市生活の本が美味しい。

その足でOKストアへ。
買い物を済ませて帰宅。
でまた家を出て今度は西荻へ。
コミュニティセンターで
育パパ応援企画みたいなのの話を伺いたかったのと
テレビは回収してないのものか訊きたかったが
開いてなかった。
あと先日妙に惹かれてしまったパンダのシャツを買いに行ったところ
Mサイズが売り切れてしまったとのことでこちらも空振った。
しかし数日後にはまた入荷する見込みだそうだ。
八百屋、肉屋で買い物を済ませたついでに100均へ。
庭用の折りたたみ椅子200円を買った。
が買ってから気づいたことには、背もたれがない。
同じ店で同じ商品を買ったつもりだったが
こりゃもう下位互換といわざるをえないな。


昼飯は簡易版シンガポールライス。
鶏肉をゴマ油で炒めて、
生姜醤油ナンプラー酢砂糖パクチーのタレをかけただけのもの。
じゅうぶんシンガポールライスの風情。美味い。


午後は余裕があった。
カーテンの取付は明日にして、ポコポコ届く荷物を整理するなどした。
赤ちゃんのおむつ用ゴミ箱や布団、キルトパッドなど。
そっからは、廊下に置いた椅子に座って
蚊取り線香の香りを嗅ぎながら読書するなどして過ごした。
短い昼寝もした。
妻は妻で、衣替えにいそしみつつ休憩や昼寝をして過ごしていた。


夕飯の時間を早めた。
せっかくだからまだやや明るいといえる時間帯に食べたくて、
18時前に調理し始めて18時半に食べた。
レバニラ。やたら美味い。
牛乳でしっかり臭みをとった鶏レバーを
ゴマ油でじっくり炒めて火を通したら皿に取る。
もやしとニラを強火でサッと炒めてレバーを戻す。
オイスターソースと胡椒で味付けてできあがり。
調味はいたってシンプルなのにな。
レバーは柔らかく、野菜はシャキシャキ。
これまでで一番上手くいったかもしれない。

絡新婦の理読み切った。
前半800ページくらいはものすげえ退屈だけど
終盤で明らかになってくる構造がものすげえ作品。
…でも記憶違いがあった。
初めて読んだ当時に真犯人の衝撃あったのがまるで別人だった。
勘違いだったからいっちゃうと、
シリーズ一作目のヒロイン的立場の人が今作の真犯人だった、
という勘違いをしていた。
スゲーエ、過去の登場人物をこんな風に使うんだーア、
と感動した印象がまるごと勘違いだった。


19時半過ぎ、妻の許可を得て自転車でふらふら走りに行った。
八丁通りを抜けて上井草へ、そっから上石神井へ。
上石神井は昼間の光景しか知らなかったけど
夜はわりと歓楽街の風味があるんだな。
お姉さんがたくさん立ってた。
通りを北上して大泉学園へ。
そっからちょっと道に迷って石神井公園。
夜の石神井公園めちゃこわ。
21時にもなってないのに人気はないし
道はあっても灯りの届いていない完全なる闇の部分があって
さすがにそこは通り抜けなかった。
森の暗さって本当的な恐怖あるよなあ。
昔行ったキャンプでの夜の森を思い出した。
都会ぐらしは完全なる闇を知らんのだ。
でも都会にもあるんだな。


21時半過ぎに帰宅。
突貫で生クリームこしらえてホットケーキ焼いて食べた。
冷凍ベリーつき。
森永のホットケーキミックス美味しい。
散々買ってきた意識高い系のミックスより美味しいのでは。

食べ終わってから、義弟への電話。
妻が道理をとうとうと説く。
僕は最後に激励しておいた。
面倒で仕方ないと思うがこれが結婚だから腹は括れと。
そしてこの面倒は、やっておいたほうが後が断然楽だからやっとけと。


お義母さんにも電話。
妻から義弟についての報告がなされる。
そして明日が母の日であることを指摘される。
失態だ…。
この前美味しいフィナンシェをいただいたから…とおっしゃってはいただいたが…。
妻を大事にすることで応じよう。

入浴。
今夜も民話読み聞かせて寝た。


2022年05月06日(金) 電車内警官四人組、イヤホン復活

晴れ。あたたかい。
7時半に起きて居間へ。
今日は弁当なしだからかなり余裕がある。
妻用のトーストにはフムスとクリームチーズを塗ってやり、
さらにヨーグルトにはバナナを刻んで入れてやった。
週末の雨模様を懸念して洗濯。
出勤直前にシーツだけは干してやり、あとは妻に任せた。
8時半出勤。


荻窪駅から東西線に乗り込むと、
警官四人と同一車両に乗り合わせた。
いてくれるだけで犯罪抑止になるのだから
なにはなくとも二人二人に分かれてくれた方が
痴漢とかもより牽制できるんじゃないかな…と思うが
そんな一義的な目では見ちゃいけない。
しかしなにかタラタラしている。
一人は吊革二つに両手を挙げる格好で体重を預けて
そのへんの高校生みたいだったし、
また一人は片足を折り曲げて姿勢悪く立っていて
そのへんの中学生みたいだったし、
…昨今取り沙汰される、やれ自衛隊員がやれ消防隊員が
物陰で水を飲んでいただの態度が悪かっただのというクレームは、
あれはまさしくクレームだとは思うのだけれど、
じゃあこの場合はどうか。
仮にも制服をフルにまとって荷物を手にし、
さらに四人組でいる以上は公務の最中ではあるのだろう。
それが電車内という公共の場において、
人々の規範となるような佇まいを到底してくれていない…。
いや、ありか。
信用は減らすけど、非難されるほどではないだろう。
問題があるとすると、吊革二つを専有していた一人は
大きめのバックパックを背中に提げていて、
さらにドア付近のエリアに陣取っていた。
電車が駅に到着してホームから人が乗り込んできても
わずかに身を捩らす程度で、まぁ邪魔になっていた。
というか一般客だったら明らかにただただ邪魔な非常識扱いだろう。
彼らは会社員とは違うから、
普段から電車に乗り慣れているとは言い難い。
いや交番勤務でも電車通勤してるのかもしれないが…
乗り慣れていないことにしてやりたい。
問題は、四人いるのだから他のまともそうな警官が、
彼を律するべきなのだ。
これは会社員だろうが大学生だろうが変わらないけど。
単純に態度が横柄で、並よりかは図体のでかい成人男性が
ああやって車両内にのさばっているのは、
女性目線から見れば直感的に「怖い」とも思える。

あとはショックだったんだな。
漫画、天使な小生意気の作中で、ニセ警官の出てくるシーンがある。
主人公がそれを看破できた根拠は、
「お巡りさんって武道やってるだろ。
あんなチンタラ歩かないよなと思って」
と説かれる。

いやー チンタラ歩いてましたねー。
新米ってほど若くも見えず
二十代後半くらいだったはずだけど。

あれ声かけても良かったんかな。
もう少し電車内でのマナーを気遣ってくださいと。
署に一報入れるのは違うもんなあ。
直接ならありな気がする。


ワイヤレスイヤホンが復活した。
買ったその日からずっと
ろくに繋がらなかったが
ある日服のポケットに入れたまま洗濯してしまい
浸水しきった結果完全にオシャカになってしまい
でも
これ乾いたら復活する気がする
と直感して
冷蔵庫にずっと入れっぱなしにしておいて
で昨日試してみたら順当に機能した。
今日に至って、連続再生40分も達成。快挙。

まあ当たり前のことができるようになっただけなんだけど。
有線時代に戻せという考えも変わりはしない。
でもそれはそれとしてよかったな。


昼飯はインドカレーを食べた
チーズナン食べるかどうかかなり悩んで
悩んで悩んだ挙句ガマンできると思えたからガマンした。
でも今月どっかで食べておきたくはある。


カバチタレ面白い。
書類で戦っていく大人のバトル。
ナニワ金融道のスタイルを模しているだけで
書き手はまったく別人なんだな。
あの密度で長期連載ってものすごい。


夕飯はガパオライスにした。
豚ひき肉と、パプリカと海老と目玉焼きと大葉で。
美味いよなあ。
海老も合うしよお。
これ人に提供してやりたい。
シンガポールライスよりもクセないし手軽だし。


民話読み聞かせて寝た。


2022年05月05日(木) 義母から贈答、WiMax解約ストレスマックス

連休最終日。天気が良い。
午前中は掃除。
燃えるゴミを捨てて、
やや臭うようになってきたゴミ箱をきれいに拭いて、
外に置いて日光干しした。
4時間くらい日光にあててから新しい消臭シートを貼るわけだ。
これから始まる蒸し暑い季節に向けて、準備は万全に整えておく。


10時半過ぎにOKストアへ。
野菜をドカッと買った。
ここしばらくはお客さんもてなしが続いていたが
当分はそんな予定もない。
買い物が実に気楽。

その足で今日も西荻へ。
途中でフレンチビストロ店オルガンを目にする。
ちょくちょくTwitterで評判を見かける名店だ。
できれば出産前に一度は行っておきたい。
やや値が張るけども。

TSUTAYAでDVDを返却。
その目の前にある服屋で、
アニマルプリントのシャツが目についた。
僕は動物柄の衣類を集めている。
しかしこだわりがあって、
よく見ないとそれと一見気づかない、
模様に溶け込んだ動物柄を欲している。
なかなかその好みに合うものは見つけられず、
それだけに見かけたら手に入れている。
今日見たのはパンダ。
か、可愛い。
ごく小さいパンダのイラストが無数に描かれたシャツで、
かなり好みの柄だった。
ただ8800円する。
いったんは見送ることにした。

いつもとやや違うルートで家へと向かったら、
商店街で臨時店舗が開いていた。
フリーマケット的な。
古本に誘われて入ってみた。
古本は…冊数はあるが、本読みのラインナップではない。
藤沢周平とか赤川次郎とかそういう。
服は女性向け。
何も買わずに出た。
B型ベビーカー500円だけ気になったけど。


昼飯は妻のリクエストに沿ってそうめん。
練り生姜を溶かしたつゆに、
大葉、みょうが、ごま、万能ねぎを加えていただく。
美味い。
なんとこの部屋に合うことだろう…。
開け放した窓からの涼風が
バルミューダの微風にそそのかされて
たまに吹き抜けてくる。気持ちいいったらありゃしない。


食後、掃除をかんぺきに済ませて、
部屋を整え、妻は写真に収めた。
これからは子ども用品があふれかれるからと、
最後に一枚撮っておきたかったらしい。


13時半、義母をおまねき。
あれこれベビー用品をいただく。
ご自身で縫われたのだという帽子はネズミ柄で、
さぞや赤子に似合うだろうと思われた。
さらにブランドものの外着。
定価はとても高い。
それが、セールで半額やら7割引となった品のようだ。
ただ新生児用ではなく、もうすこし育ってから着させることになる。
いずれにしてもありがたい。
さらに、お義母さんの妊娠出産の日誌を頂戴した。
かなりプライバシーに関わることが書いてあるので、
妻に預けた。
もてなしは先日の果物と、温め直したフィナンシェだけ。
母娘がつらつらと妊娠出産の話をし続けているのと、
たまに合いの手を挟む程度でおとなしく聞いていた。
広島の義祖父にテレビ電話をかけ、
あとは義弟の結婚式の予定などにも言及し、
16時過ぎにお義母さんはおいとまとなった。

それから、いただいたものを冊子に記入した。
数年前に買った、”おつきあい”の記録のための本。
ここに出産祝い品などを記入する。
後で内祝いを贈る際に漏れがなくなる。

やることやってから、
今日も廊下の椅子でリラックスした時間を過ごした。
妻は義弟の立ち回りについて問題視していた。
8月に結婚式を控える彼は、
本来なら親族を中心に各方面へ必要な連絡を随時こなし、
その障壁があるなら払えるよう根回しをしたり、
費用を負担してくれる親に向けての義理を果たしたり、
いろいろいろいろとやることはあるはずなのだが、
妻から見れば全然できていなくてもどかしいという。
姉として指摘してやらねばなるまいと発奮している。
僕からしてもたしかにもどかしさは感じる。
ただ、僕は自分のなすべきことが道筋としてはっきり見えるタイプだから、
それに沿って物事を運んでいくだけで、
実際自分の結婚式の際にも
その通りに進めてあまり苦労はしなかった。
妻は道が見えないタイプだ。
問題点は発見できる、課題を挙げることはできるから、
今回も彼のかかえる問題をいくつもあげつらってはいるが、
自分が当事者だったら、
じゃあどうするか、どんな順序でことを進めていけばいいかが
なかなか見えないだろう…と諭すと、
たしかに私もそうだ、気づきたくなかったと苦笑していた。
ただ今回は、義弟はその問題点自体に気づいていない可能性もあるから、
やはり姉からの指摘は必要なのだろとは思えた。
僕は「まぁ、まぁ」といなす役回りだな。


夕方を前にサッポロ一番を二人で分けて食べた。
庭で。
美味しすぎる。
ついでに蔦を切った。
いずれスズメバチを寄せ付けかねない植物が、
木枝に這って延びていたのだ。
大物を三本引き抜き、まだそう延びていないものも
五、六本始末した。


19時前、妻は散歩に出かけていった。
夕日が綺麗だったらしく、
僕も行けばよかったとやや公開した。

夕飯は海老とタケノコとキャベツのナンプラー炒め。
タケノコはエグみをとるためにバターで炒めてからあわせた。
いずれも食感が抜群。美味しいったらありゃしない。
パクチーも添えてみたがこれは強烈。
料理によって存在感がとても変わるのは面白い。


割拠、なんか全然進まない。
アタマが切り替わらない感じ。
表現したいテーマが一年前よりも薄れてる実感がある。
呪いと祝福。
掘り出したほうがいいのか、差し替えたほうがいいのか。


読書会についての本を読んだ。
いかにも木っ端ライターが書いた文章で
たいへんつまらなかったが、
自分が読書会を開くとしたらどうなるかのビジョンを
ほんのり具体的にはしてくれた。
ためしに妻に訊いてみると、
大学時代いくつかの読書会に参加した経験から、
ガチならガチなほどよいという答えだった。
ぬるさとか気安さとか緊張感のなさは
つまらなくするばかりだから
ガチガチに難解な課題本に
長い時間かけて取り組むのがいいし、
できれば専門の研究者や教授が居座ってくれるのが理想、
という。
「自分の理解が及ばないところを他の人が補ってくれるから。
そうじゃないと読書会の意味ないから」
なるほどもっともではある。
じゃあ自分はとなると、
僕は本を読んで得た知見も疑問も感興も、
べつに他人と分かち合いたいわけじゃないし、
また他人の視点を必要ともしていない。
だから読書会への動機は、純度が低いものとなる。
有り体にいえば、それを手立てとして、
友人知人の人間関係を広めることになってしまう。
「でもきみ友達いらないじゃん」
と妻はいう。
「そんな」
「いらないいらない。きみに友達なんかいらないよ」
なんてことをいう妻なのだろう。
ただまぁたしかに、そうなのかもしれない。
少なくとも読書を介した交友関係などはいらないのかもしれない。
すべてを割り切ってしまえば相当上手くやれる能力はあるはずだけれど、
目的の方がぶれている…。


WiMaxの契約を切った。
屋内外問わず通信が安定しなさすぎだし、
毎日のストレスがモノスゴイので。
それで違約金払わされるのは望ましくないが…。
どうせ2ヶ月後には育休が始まって、3ヶ月はいらないしな。
自宅なら光回線があって、
外でもスマホの4G回線があるから。

でWeb上で解約手続き。
お定まりのアンケート画面。
ご解約の理由をお聞かせくださいという。
ぬけぬけと…。
並んでる選択肢の中から一つしか選べないし。
「通信速度が遅いから」
にしたけど、遅いとかいう以前に
そもそもつながんないんだよな。
「どうかこれからの消費者のために、広告に大きく
『※ろくに通信つながりません』とでも書くようにしてください。」
と書き足しておいた。
こんなん絶対上の人間には報告されないんだけど、
目にしたオペレーターが一人でも
こんな会社の仕事に関わってるの恥ずかしい、
と思ってくれたらいい。

で解約手続き全部済ませた後に新事実が。
端末のSIMカードを返却せよという。
それ自体は構わないが、佐賀にある会社に郵送して、
郵送費用はこちら負担という。
凄まじいストレス。
最後の最後までこれか。


妻はベビー用品の残りをネット上で注文していた。
布団などを合わせて5万円ほど。
かなりの額だ…。
もっと削れるはずではあるのだが、
妻の高級志向、
というよりは高品質志向はかなり根強いものだから、
もうこの際折れておいた。


民話読み聞かせはサウジアラビアの長編。
3人の女がそれぞれ、
夫をハメてやった話を披露していく。
ダメ恋図鑑みたいで楽しい。


2022年05月04日(水) 蛇との遭遇、錦糸町買い物、ジャリカットゥ

晴れ。休日。あたたかい。
昨夜の始末がまだある。
それらを済ませてからOKストアへ。
酔狂でタケノコを買った。買っちまった…。
さらにスギ薬局に寄り、
今日こそはと蚊取り線香を買った。
900円くらいするんだな…。
1巻きで30円くらいか。
しかし夏への気分には変えられない。

その足で西荻に向かってTSUTAYAへ。
ジャリカットゥを借りた。
この店ももうじき料金が改まるらしい。
旧作は7泊8日のみ、275円。けっこう痛い。
準新作も7泊8日のみ、495円。かなり痛い。
新作だけ1泊2日があって410円。2泊3日が495円。
ウーン……。
単なる値上がりじゃなく、これまであった
「旧作準新作の1泊2日」の選択肢がなくなるというのがつらい。
つらいというか理不尽というか。
商売上の工夫ではある。
だが消費者側に不利負担をあけすけに押し付けるのは
賢い工夫ではない。
月額1100円のプレミア会員にさえなれば
「旧作準新作の1泊2日」の選択肢が発生する。
なんじゃそりゃ…。
本末転倒。
サブスクのサービスにこのままじゃ負けるジリ貧だからと、
もがけばもがくほど負け筋に走っていってる。

それでもアマプラやネトフリなんかよりは
TSUTAYAを応援するけども。
そういや自分がTSUTAYAの店員だった頃は
ゴールデンウィークなんつったら
客がズババババババーッと
常時20人くらい並んでたなあ。
時代は変わった。
店舗に客も店員もろくにいない。
あれから15年以上経ってんだもんなあ。
いやあ、よくもってるってもんだ。


帰宅後、早速タケノコを水から煮る。米ぬかとともに。
ちゃんと皮は3枚剥いて、穂先は1/5切り落とした。
唐辛子も入れた。
これでえぐかったらお慰み。

何も予定は入れないつもりだったが
晴れているので錦糸町に出向くことに。
家事一切を済ませて昼飯。
カツオの刺身を豆腐の味噌汁でいただく。
美味い。実に美味い。
毎日これでもいいなとすら思える。

タケノコは1時間半ほど煮ることができた。
家を出る直前に火を止めて、あとは放置。
自然に熱が取れるのを待ったほうがいいらしい。


外は日差しが大分暑かった。
荻窪駅までは物陰もあまりなく、
妻の体力が心配されもしたが、
途中の橋で妻が
蛇!
と叫んで駆け出した。
何かの聞き間違いかと思いながら追いかけていくと、
妻が指差す先に、たしかに蛇がいた。
川の端のコンクリートとの境目でじっとしている。
アオダイショウであるらしい。
1.5m近くある。
かなりびっくりした。
上からとはいえ都市部でこれだけ大きな蛇が見られるとは…。
それも、よく見つけたものだ。
直線距離で30mくらいはきっと離れていたろうに。
実際、道行く人は誰も気づかず通り過ぎている。
僕は辺りの人に教えてやりたいくらいだった。
蛇がいますよ、ほら、見てくださいと。
蛇はじっとしていたが、ちょっと動いてもらいたくなって、
頭部めがけて砂利を振りかけてみた。
いっこうに反応がない。
それではこれならと、
手持ちのペットボトルのルイボスティーをかけてみると、
にわかにニョロニョロ動き出し、
水流に負けかけながら対岸まで泳いでいった。
それからまたじっと寝ていた。
正味15分ほど観察していたが飽きなかった。
いいものが見れた。


錦糸町へは総武線で一本だが30分以上かかる。
衛府の七忍を読んだ。沖田編。面白い。
錦糸町へは着くなり目当てのアルカナ錦糸町へ直行。
アカチャンホンポで肌着やベビーバス、
ほ乳瓶関連商品などをこまごまと買う。
トータル18000円くらい。
大物はないのにけっこうするな…。
はじめの数ヶ月しか使わないものがほとんどだから手痛い。
肌着に関しては、半袖とコンビ服を
それぞれ五着ずつほど欲しかったのだが、
白無地となると選択肢が限られ、
ちょうどいいと思われたセットが長袖だったりして、
店員さんに尋ねもしたのだが
これと思えるものがなかった。

ついでに下のフロアで陶器を物色などした。
母の日、父の日も迫っている。
さらに妻の誕生日は間近。
まだプランが立っていない。
今年はプレゼントで間に合わせてしまおうか。

建物を出て、すぐ目の前にあった喫茶店へ。
古くさい、昔ながらの喫茶店で値段もそれなりだったが
案内された2階は窓から風が吹き抜けて居心地は悪くない。
けれども加熱式のみとはいえ喫煙者がいる空間でもあって、
身重の妻を長居させる環境ではなく十数分でおいとました。

大荷物を持って荻窪駅から歩いて帰り、
まずはタケノコの面倒を見た。
煮汁ごとタッパーに移して冷蔵庫へ。
ほんの少し切って塩だけつけて味見。
美味しい。…が、まだえぐみがあった。


庭に蚊取り線香を炊いて、廊下で涼んだ。
風は気持ちいいし、なにより線香の香りにうっとりする。
妻も羨んで、代わって代わってという。
しかし「いい香りだね」と言った数秒後に「臭い」と撤回する。
「蚊取り線香の匂い、好きは好きなんだよ。
でもちょっと強いから…。もうちょっと弱ければいいのに」
昨日のオペラの残りもここで食べた。
かなり幸せな時間だった。


夕飯はタケノコを甘めの煮汁で煮立てたものと、
永谷園のお茶漬け。
これを廊下で食べた。
折りたたみの机を置き、両側に1Pソファを配した簡易の食卓。
テレビを消して、薄明かりのもとで食べる。
雰囲気抜群。
タケノコはやはりまだちょっとだけエグみがあったが、
かなりごまかせてはいた。
お茶漬けは窓から差し込むやや肌寒い風にぴったりだった。
食べ終わってからもしばらくゆっくりした。
なにしろ気持ちいい。


20時を前に一通りの家事を済ませ、
Twitterを見ると冒頭30分というトレンドが上がっている。
2日前から無料配信している刀剣乱舞の2.5次元舞台のことらしい。
昨日の件もあるしと妻に伝えてみたところ、
では30分だけ観るとのことで、その後映画を見ることにした。
妻はあの手の趣味をさんざんバカにしてきたクチだが、
年齢やらいまの状況やらが相まって、
ちょっとは心すくものがあるのかもしれない。


映画は結局21時近くになってから見始めた。
インド映画。ジャリカットゥ。
面白かった…。
絵がよかった。
監督が描いている絵がバッチシ形になってるのが気持ちいい。
理性ゼロ、非合理の塊みたいなおっさんの群衆が
ひたすら猪突猛進していくのも気持ちいい。
徒歩版マッドマックスといううたい文句だったが、
マッドマックスの目指してる表現とはまた違う。
カルト加減がちょうどいいっつうか。
90分だしダレもしないし、人に勧めやすいな。

23時ごろに入浴。
民話読み聞かせて寝た。


2022年05月03日(火) 男女もてなし、麻雀教導、長話

晴れ。すごく天気がいい。
9時にトーストを食べ、どうしても眠いという妻を寝室に見送り、
僕はOKストアへ。
買うもん買ってスギ薬局へ。まだ開店前で買い物できず。
帰宅後、入浴。
のち洗濯。掃除。フムスをつくる。
掃除と料理用意のペースはここ最近の連続もてなしでなんとなくつかめてる。
調子にのってフィナンシェの生地まで用意した。
そしたらかなり忙しくなってしまい…
わりと慌てて掃除機かけて、料理の支度を完全に済ませて待機。
客は予定通り13時に来た。女子二人。
ひとりはすごくノリがいいというかテンションが高い。
我が家の雰囲気を褒めちぎってくれた。
一通りの挨拶を済ませたあとは、その人の強い勧めで
刀剣乱舞のミュージカルのブルーレイを観ていた。
下手な子たちがどんどんと上手くなっていくのが見どころらしい。
ずっと細やかな解説をしている…すごい体力だ。
料理は
ホットケーキにフムス、ランプフィッシュキャビア、
生ハム、クリームチーズ。
モッツァレラのサラダ。
鴨肉のブルーベリーソース。
ホワイトアスパラガスとブラウンマッシュルームのリゾット。
一通り美味しく召し上がってもらえた。
1時間ほどで食べ終わり、妻がコーヒーを淹れ、
僕はオペラを出した。
その間も3人はずっと刀剣乱舞を見ていた。
途中で、炭酸ジュースの瓶をの蓋を開けるための騒動があった。
ワインを模したそれにはコルク栓が詰まっていた。
しかし我が家にオープナーはない。
だが調べてみると、釘とペンチで引き抜けるとある。
DIYに長じた妻がたくさんの釘を持ってきて、
プラスドライバーで栓に突き刺していき、
僕がペンチで引き抜く…のだが、抜けない。
力を出すためには瓶を抑える重みがいる。
女子二名に思いっきり瓶を支えてもらい、
勢い良く力を込めてみると、抜けた。
全員の力が合わさった感動があって、ハイタッチをした。
あと果物も出した。
お二人が大量に買い込んできてくれたのだ。
白苺、大ぶりの苺、ブドウ、琵琶。
なんとも豪勢な皿ができあがった。


15時半、かつての同僚である友人が加わる。
というかもうミヤタクラジオのミヤだな。
愛聴している身からすると
 ホンモノだー
という感じ。

彼が来てもまだ映像は続いていたから、
食べ物飲み物を出して、しばらくはチョロチョロと会話していた。
娘の名前についてもうかがった。
葉結はわりといい感じ。
維乃も…。いよいよ難しい。

煙草を吸う彼を庭へ誘い、
二人ですこし喋った。
ミヤタクラジオについて思うところを開陳した。
ここがいい、ここがスバラシイとアレコレ言いたいのだが
あんまり当人に伝わると今後やりにくいかなというか
少なからず意識されてしまいかねないいので
やや控え目にしておいた。

16時半近くなってから麻雀の準備を整えた。
普段使いの正方形テーブルにマットを敷き、
牌を混ぜる。
山を作ってもらうところから始め、
説明しながらゲームの流れを追っていく。
なんだか自分でもビックリするほど
丁寧に簡明に順序立てて教えられた。
覚える側の女子二名の感度も高かった。
すぐ要点をつかんでくれたから、
二、三度ゆっくり局をまわしただけで、
以後は牌を伏せて、ミヤに二人の後ろについてもらった。
その状況をヒカルの碁に見立てて、
サイ、サイと呼んでいる。
二人は思った以上に覚えがよく、
手役こそ覚えていないものの
ある程度は一人でできそうだったから、
僕が席を抜けて、四人でプレイしてもらった。
点棒ありの本番。
僕は飲み物食い物を手配しながら、たまに二人の様子を見る程度。
3時間近くかけて半荘一回してもらったが、
跳満がバンバン出た。
高校野球でもアマチュア格闘技でも、
技術が伴わないほど防御がおろそかで
高火力の殴り合いになりがちだというが…見ていて面白かった。
流局もなし。
この日の見どころは、
全然いかさない配牌から要所要所をツモってきた女子が
メンピン三色ドラ1を張ってリーチした直後に
安目のアガリ牌が出たのを無視して
高めの一発ツモを引き当てたオヤッパネ。
結局彼女はトップで終わった。


女子二名を見送った後は、庭で友人と長話をした。
仕事の話と恋愛の話が主。
庭に1時間以上居座るのは初めてだったがかなりリラックスして喋れる。
23時近くなって見送り。
しかしまだ話したかったので荻窪駅まで送り、
さらに改札前でも立ち話をした。
僕はこの、立ち話という場面自体もとても好きなのだ。
まだ熟していない芸術論の一端を語った。
理路がおぼつかない未熟な語りになってしまったが、
それでも聞いてもらえるだけで充実した。
白色蛍光灯をつける瞬間に死にたくなる、
嫌なことがあった日の道にはいつも白色蛍光灯があった、
などの話をした。

あと、トキノを読んでくれるということで、冊子を渡した。
読んでもらえるだけでありがたい。


さよならして帰り道、
一人で歩く15分はあっちゅーまだった。
いろいろ考えてたら一瞬で家についていた。不思議。


後片付けは最低限だけ済ませて、
残りは明日に回すことにした。
妻も疲れていた。
ここ数年は人と会ってもあぁ楽しかったななんて全然思えなかったが
今日はちょっと楽しかった気がするよと妻にこぼしたら、
きみがそう思えるなら良かったと微笑んでくれた。


寝る前には逆子体操に勤しんでいた。
十数分かかるのだという。
その間、民話を読み聞かせてやった。
体操の後はそのまま寝入る必要があるらしく、
今夜は漫画も読まず消灯した。


2022年05月02日(月) 連休中日の出勤、アレルギー反応、ゼラチンとの格闘

晴れ。気持ちのいい天気。
弁当はパクチーがあまってるからエスニックに。
ニンニク玉ねぎ豚肉をオリーブオイルで炒めて、
ナンプラーと醤油と砂糖で味付けして
目玉焼きとパクチーをのっけたもの。


連休中日の出勤。
やっぱり仕事はない。
金曜に引き続き、隣の部署では素人が着色をガンバッている。
自発的に動くことは制されているが
いいかげんバカバカしいので
せめてこのくらいはと、
使われていない機器が集まっているスペースから
ペンタブレットを発掘してやった。
だがペンが見つからない。
ペンがないならないで、それなら捨ててしまえばいいのだが、
ペンは別売りで買えるものだから…と無能先輩は言う。
こんな場面で使われないなら
今後もペンだけ買って陽の目をみるなんて機会はまずないのだが、
自分でものを考えない、事なかれに徹するのが無能の真価とばかり、
「まあ、置いておくしかないんじゃない?」
というバカみたいなバカ発言をくらっていろいろバカバカしい。


まがりなりにもゴールデンウィーク中につき
今日この日が完全なる平日扱いなのか特別日扱いなのか
まったくわからないまま日を過ごし
定時になって
今日は残業なしでえすと上から伝えられ
18時に退勤できた。
しかし伝えかたは各部署の一名に定時すぎてから
チャットで指示したのみで、
その一名が数秒違いのタイミングで端末を落として
そのまま退勤してたら残りのものには伝わらないというお粗末さ。
というか実際これ、年始がそうだったんだよな。
で後から「なんで残ってるの?」とか言われるという。
あほすぎる…。


妻、検診。
逆子は直ってないがそれ以外は順調だという。
血圧も基準値内のようだ。
ほっとする。


残業じゃなくなったからとOKストアに寄ってみたが
思った以上に買うものがなかった。
夕飯は昼飯と似たようなエスニック。
豚肉とナスをナンプラー主体で味付けて炒めたもの。
パクチーを飾ってできあがり。
うん…うん美味い。
すっかりパクチー克服したかもしれない。


夜、明日のもてなしに向けてオペラの準備。
スポンジ生地をカット、シロップをたっぷり打ち、
間にガナッシュを流し、
クルミの糖衣がけを散りばめ、バタークリームを塗る。
さらに外側にバタークリームをナッペして、
一度冷やす。
作業中はミヤタクラジオ聞いてた。
トーク中にアレルギーへの言及があった。
ミヤが、花粉症がつらいのだという。
それを受けて、タクは免疫が弱いからなんじゃないかというのだが、
僕の記憶ではアレルギー反応というのは免疫反応の誤作動で、
へたに免疫機構を強化すると
かえってアレルギー反応も強くなってしまう…と聞いた覚えがある。
免疫を上げなきゃとタクは言い、
免疫上げるようなことはだいたいやってるとミヤは答える。
ああ…あああ!と思った。


入浴を挟んでさぁいよいよグラサージュに入る。



生クリームがない。
先日多めに買っておいたつもりになっていたが、ない。
どうしてさっき…OKストアで…。
悔やんでも悔やみきれない。
時刻は23時近かったから
24時間スーパーに頼らないと買えない。
意を決して西荻窪西友へ。
シュババババッと会計してすぐ帰宅して作業再開。
すると今度は、なぜかゼラチンが固まらない…。
なぜだろう。
分量も確実だし、なんだったらちょっと多めにしているのに。
冷やしても固まらない。これまでと違うぞ…。
買い物挟んだからゼラチンがふやかされすぎたとか?
まさかなあ、でも他に要因らしい要因がない。
仕方ないからゼラチンを追加。
そのために、板ゼラチンを水で10分ふやかしてから
ごく少量の生クリームを沸騰直前まで温めて
板ゼラチンの水気を切って溶かして
よー…っく混ぜて
濾し器で濾してもとのグラサージュ液に加えて
またよー…っく混ぜて冷水にあてて冷やして混ぜて混ぜて…
という1サイクル30分くらいかかる作業を
何度も繰り返して精魂枯れ申した。
1時15分くらいになんとか形になって、寝ることにした。


寝際の民話読み聞かせはモロッコの長編。
これまでで最も長い。
なんとか前半だけ読んで、残りは明日。


2022年05月01日(日) 男5人もてなし、割拠再開


朝は曇り。寒い。なかなか布団から出れなかった。

8時半に休日トースト。
そっからまずはカスタードクリームを用意。
ちゃきちゃきと仕上げて冷蔵庫へ。
OKストアで買い物。
帰宅後、チヂミのたれやシンガポールライスのタレを用意しつつ、
部屋を掃除していく。
カスタードが固まりだしたら、スプーンで軽く混ぜてゆるくして、
タルトに塗りたくる。ラップしておく。
ブルーベリーソースの用意。
冷凍ブルベリーを水とバルサミコ酢とともに煮つめて
醤油を足してさらに煮つめ最後にわさびも少々足す。
苺をカット。タルトに盛り付けて、ナパージュを塗る。
ミントの葉を散りばめ、ケーキピックを飾って完成。
掃除機をかけたり、部屋の物の配置を整えたりして、
11時半には一通りの用意ができた。

妻は12時前に出かけていった。
飯は外で食べてくる、16時くらいに帰るとのことだった。
客は12時半くらいに着くとのことで、
最寄りのバス停までは迎えに行った。
男4人がぞろぞろと現れる。
二年半ぶりほどだが別に挨拶らしい挨拶もない。
そういう仲だからいい。
4人は、荻窪駅のバス停がわかりにくかったと笑いながら責め立てる。
あれはたしかにちょっとわかりにくい。
今後の案内の参考にさせてもらうことにした。

家へと招き入れ、こぼされる感想は予想通りというか、
これまでの客と比べて圧倒的にコメントが薄い。
それでもくつろげるスペースと認識はしてくれたようで。
各々居間で体を伸ばしていた。
手土産がないのも彼ららしい。
10分ほど遅れて最後の一人がやってきたが、
彼だけはやたら差し入れをくれた。
葛あんみつ、いちご大福、甘夏ゼリー……。
彼にはSwitchを借りている身だから、本来ならこちらから
なにか礼をすべきところだ。
律儀なのに加えて食への関心が高い彼らしい振る舞いだと感心した。

そこからは次々に飯を出していった。
先週とほぼ変わらない。
人参とナス、半熟卵のアチャール。
チヂミ。
モッツァレラのサラダ。
鴨肉のブルーベリーソース。
シンガポールライス。
ホワイトアスパラガスとマッシュルームのリゾット。
5人中3人がパクチーを不得手としていたが、
シンガポールライスは食べやすいようで、
いずれも完食していた。
連中は食べながら笑い話に興じていたから
もてなす側としては嬉しいのだが
そこはやはり男で
話すより食べる方に比重が置かれるらしく
皿の片付くペースが異様に早かった。
かんぺきに用意していた割に
最後のリゾットは待たせることとなった。

それぞれの要望に合わせて
アイスコーヒー、ホットコーヒー、紅茶を出して
苺のタルトを振る舞った。
一息ついて卓上を片付け、カードゲームへ。
成敗-Say Bye-。
カナイセイジがゲームデザインした傑作カードゲーム。
プレイヤー同士が対戦するのではなく、
場に置かれた仮想敵をプレイヤー全員が協力して倒す仕組みとなっている。
この6人の集まりは別にそれぞれが仲良いわけじゃない。
それを冗談として言い合えるような仲ではあるが、
いつでも険悪な関係になる準備はできている。
だから対戦型は相性が悪い。
その点、協力型のこのゲームはあまり悪くない。
毎回ルールを思い出すのに苦労するが、
初回のテストプレイを終えてからは頭を使って楽しめた。
結局ボロ負けではあったが
それでも楽しめるというのは大事だ。

最終戦の成績の悪かった3人がコンビニへ買い出しに行った。
雨が強まってもいるなかご苦労なことだと、
僕は他の2人と家の中でのんびりした。
この集まりの中でも最も付き合いの長い、
小5からの腐れ縁のある1人が、
先月うちの親父死んじゃったんだよねと打ち明けた。
小中高の当時、彼の家に何度も泊まりに行ったから、
向こうの親父さんというのはほとんど話したことないとはいえ
知らない仲じゃない。
それにこの男自体、中二の頃僕の父の葬式に来てくれてもいるのだ。
言ってくれりゃあよと僕は言ったが、
葬式は身内だけでこじんまり、
コロナ禍でもあるしほとんど周知させなかったのだと彼は答えた。

買い出し組は大量のスナック菓子と冷たい緑茶を買ってきた。
中学生の頃から変わらない。
座を改めて、人生ゲームをすることにした。
その30分ほど前に帰宅して寝室で休んでいた妻も呼び出して、
1人を銀行係に据え、残る6人でプレイした。
全然おもしろくない…。
場は盛り上がっていたし、楽しい時間を過ごせはしたのだが、
なにぶんルーレットを振るだけで戦略などあったもんじゃないし
何を賭けているわけでもないから張りがない。
1時間ほどでプレイを終え、いったん小休止をいれてから、
今度はゴッドギャンビッツに移行した。
能力性UNO。
海外赴任の長かった1人はこのゲームに通じていなかったから、
まずはその彼にルールを教えるためにテストプレイをした。
20分程かけて1ラウンドを終え、続けて本番。
このタイミングで1人が帰宅となった。
子どもが関節炎だかなんだからしい。

最低限の張り合いはほしいからと、
最下位が1位に500円だけ払うことにした。
初めてプレイする彼だけは仮に最下位になっても100円で、
とルールを足しておいたが
終わってみれば彼はトータル2位の好成績で、
僕は3位、1位は妻だった。

予定通り19時前に解散。
人生ゲームは置いてかれた。
つい食べてしまったスナック菓子が強く、
口の中が油っこいから夕飯はぶっかけにした。
ダーウィンが来たは生きもの大集結特集。
トドやクジラ、サルが大集結している現場を見せてくれた。

20時を過ぎて、まだ片付けは残っているものの疲れてしまい、
ちょっと妻と寝室で漫画を読んだ。
21時過ぎに再始動。
オペラのためにクルミのジェノワーズを焼く。
クルミをフードプロセッサーで粉末状にするのは
正直気持ちいい。
あんなにすり鉢で大変だったのにな…あんなに…。
生地はうまくできたが、焼成の温度を間違えた。
菓子作りの焼成温度は180度が多い。
でもスポンジは170度なんだよな…
うっかり180度にしちまった…
焼き上がりの見た目はよく、萎んでもいない。
あとは食感か。
スライスしてみないとわかんないな。
つまり明日にならないとわからない。

クルミの糖衣がけは
なんか砂糖が結晶化せずに
キャラメリゼになってしまった。
火が高温すぎたか。
まあでもこれでも美味いだろ。
いいやいいや。


割拠、Twitterへの投稿を再開した。
1日2話を継続すれば34に達するまで17日。
たまに3話にしたら2章分を1ヶ月でアップできる。
2ヶ月で4章分。
…あれ、出産予定日に間に合わない…?
あと5か6章分くらいはいるものな。
やべえな。


民話読み聞かせ。サウジアラビアだったっけな。
商人である父親は旅人を歓待するのが好きで、
いつも客を招いては飯を食わせる。
妻をなくしてからめとった後妻は
継子である娘と息子が嫌い。
で、ある日客に出す飯をつくってたら
肉がないってことで
後妻は息子を肉切り包丁で刻んで鍋に入れてしまった。
父と客は全く気づかず飯をたいらげて、
でも真相に感づいた娘だけは口にしなかった。
娘は弟の骨を集めておいて土に埋めた。
そしたら雄鶏に化けて、自分の不幸を市場で歌いだした。
で、雄鶏の呪いによって、
後妻は喉に針を突き立てられて死んだ。
あと自分の肉を食べたということで
父も同様に死なせた。
で、弟は骨から復活した。
姉弟はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。

ハッピーエンドへの犠牲がさあ…。
父そんなに悪くないだろ…。


れどれ |MAIL