舌の色はピンク
DiaryINDEX|past|will
晴れ。そんなに寒くない。 弁当は豚バラ肉とキャベツでホイコーロウ風。 行かないで行かないでと引き止める妻を無視して出勤。
たまに見ていたQuora、 ここ最近は1日に何度も見てる。 知識を得る場として認識するのはキケンだけれども 知識欲を刺激するのは確かではあるし きっかけにはなるんだよな。
ファイアパンチ読み終わった。 ンー……? 1巻が一番面白かった。 風呂敷を広げた上から 別の大風呂敷を重ねて広げていって 最終的に極大の風呂敷でくるんだ感じ。 はじめの風呂敷が好きだったな。 あと沙村広明リスペクトの絵柄自体はいいとして 人物の見分けがつかない、 その上同じ顔とか似た顔とか 名前を踏襲するとか錯誤するとかやってるから 話が難しいとかじゃなく単純に分かりづらかった。
夕飯はペペロンチーノ。 キャベツのあまりと、冷凍イカとエビ。 ウマーい。 味はいつも通り安定して美味いし、 今回はブリンブリンのエビが嬉しい。
テレビはねほりんはほりん。 震災復興をやめたひと。を途中から。 高校生のころから自己承認欲求のためだけに 復興支援活動をし続けて、 放課後は友達と遊びに行くこともなく だいたいいつも活動に繰り出していた、 多くの大人たちが褒めに褒めちぎってくれた、 しかしイイコちゃん、マジメちゃんである品行方正の人品を 保っていかなければならない重圧もわずらわしく、 段々と疲れてきていよいよ辞めようと思い SNS上で引退宣言をした、すると労いの言葉はあっても 引き止めの言葉は誰も差し向けてくれず そのまま身を引くこととなった、 その後はガールズバー店員になった……。 なんだか示唆的だ。 納得もし得る。
寝際には今日も、アフリカと韓国の民話を読んだ。 情緒が狂う。
| 2022年03月10日(木) |
無神経レポーター、マッ愚劣ドナルド、ハロウィン乱痴気 |
晴れ。まだ寒い。 朝イチで震災地の軽トラ焼きそば屋台を取材していた。 ご主人は震災で亡くした奥さんの遺影を調理スペースに飾っている。 リポーターのタレントがそれを見て 「奥さんに見守られながら作る焼きそばはいかがですか」 と質問していた。 なんか…いくとこまでいったドSプレイみたいだな。 「お前の死んだ妻に見られながら…どんな気持ちだい?」って。 いや解釈でふざけているようだけれど それ抜きにしても単純に配慮がかけてる質問じゃないかと思った。
弁当は鶏肉の照り焼き。 皮目からパリッと焼いて 醤油と砂糖と胡椒に山椒もちょっと足して仕上げた。
昼休み、隣駅までチャッチャと電車乗って ブックオフ行った。 帰りは歩いて会社まで。 道すがらコンビニでコーヒーとパン買って歩きながら食べた。 気持ちよかった……。 九段下駅ついてからさらにハンバーガー一個買った。 いつも路上に客を並ばせてる低劣店舗。 どう案内してるものかちゃんと学んでおこうと利用してみたら まったくひどいものだった……。 まず路上にうろうろとまばらに並んでいる客5人ほどが全員、 並んでいるのではなく注文後に待っているだけだった。 それを店員が放置している。 「ご注文お済みのお客様はこちらでお待ち下さい」もなければ、 「ご注文お待ちのお客様はこちらへどうぞ」もない。 だから路上にこの店の客がうろうろしてる。 僕を含む未注文客もどこに並んだらいいかわからないし、 横にいる先客を差し置いてレジに行っていいものかもわからない。 なのに、よくみると案内のためだけのバイト店員は一人確保されている。 この一人は、できあがった商品を注文済み待機客に「どうぞ」と渡すだけの役で、 まばらな客連中をさばくまではしない。 というかできそうにない。 これが60代前後のうだつのあがらないオジサンなのだ。 こちらとしては店への不快さを露わにすることすらためらわれた。
まあ…こういう経営方針でやってるマクドナルド自体が やはり愚劣で汚い。 犬畜生にも劣るモラル。 社会のゴミ。一店舗でもなくなった方が世のためになる。 二度とこの店は利用しないし、マクドナルド自体も使いたくない。
近年にわかに旺盛なハロウィンのばかさわぎについて 苦々しく感じている側だったのをちょっと見方改めた。 あれは若い衆にとっての「マツリ」なのであって、 そうしてみれば連中がゴミを散らかしていこうと 「仕方のない奴らだ」と大人たちが笑って ケツ拭いてやるべきもんなのではないかと。 若者たちの「マツリ」なんて、 よほど管理されている場でしかもはや実現しない。 ハレとケで言えば、ある意味では恒常的にハレは実践されるようになった。 娯楽に満ち溢れ、毎日イベントは催され、 その気になればどこにだって行ける。 だから斟酌しないでもいいようなもんだけれど、 それでも、ああやって乱痴気騒ぎできる場は、もうないのだ。 いまの若者には元気がない、と”勝手に”ため息する連中が、 ああした”勝手な”発散に向けて別のため息をするのは滑稽でもある。 いや迷惑は迷惑だし規制は規制、取り締まりは軟化させるべきでないし 今もっておサムイ行事だという印象は変わらないけれど、 「若者側の気持ちもわかる」という理解の示し方じゃなく、 「大人として気構えを律する」観点も大事だと思った。
夕飯は牛肉ともやしを焼肉のタレで炒めた丼。 なんて美味しいんだ。 ていうか西荻の肉屋で買う牛肉が美味しい。 もうあそこ以外で買いたくないな。
食べながら、録画しておいた みんなのうた60周年スペシャルを見た。 期待していたほどには楽曲映像が流れるわけではない。 こうした特番にありがちな、スタジオにタレントを呼んで おしゃべりさせる構成のせいで、かったるい時間が長い。 「これまでの1500曲のなかから、 もっとも多く使われていた単語をAIが分析!」とか 「最も多く出ていた色は?」とか ホントしょうもないコーナーに時間割いて それについてさらにタレントに語らせるという… 民法ならまだしも…ばかばかしいったらない。 その分一曲でも多く流してほしかった。
僕はみんなのうたに全然思い入れがないのだけれども、 こうしてみると少なからぬ有名曲が みんなのうた発祥だったりして驚いた。 ちいさいあきみつけた とか。 おもいでのナントカとか。 ノスタルジックな曲が好きなのは小学2年生のときから。 「小学1年生のころ楽しかったなあ、懐かしいなあ」 って浸ったのをよく覚えている。
兄からベビーカーとバウンサーを貰う件について連絡を入れた。 承諾してもらった。来週末に実家に持っていくとのこと。
21時まで20分ほど妻は原稿…文芸誌の表紙絵を描いていたが 疲れたと言い居間に陣取った。ココアを入れてやった。 ベビー用品の購入予定リストとにらめっこしている。 本来的には今の段階だと他にやるべきことはあるのだが、 どうやら気晴らしにもなっているようだ。 服などは母親にねだるつもりでいるらしく、 その話の流れで義母に電話をかけて話していた。 途中からはスピーカーホンにして三人で。 義母自身、初孫にはいろいろ買ってあげたいらしい。 ありがたい話だ。 この服を着せたい、お宮参りではこう、と盛り上がっていた。 僕は世の多くの父親に等しく、 着飾る方面にはそんなに興味がもてない。 でもまあ実際に着飾られた娘を目の当たりにしたら 舞い上がるのかもしれない。
話題の邦画、ドライブ・マイ・カーを チェーホフと絡ませて批評した文をTwitterで読んだと、 妻が面白そうな議論をふっかけてきた。 焦点は、生きづらいオジサンの救いかたとなる。 妻の観点の面白さはなんといっても、 フェミニズム文法から発せられる逆説にある。 すなわち、 これまでさんざん”声を上げてきた”女性たちと違って、 男性たちにはそのノウハウがなく、味方や共感を得にくく、 場も形成されていない、あるにはあっても発見されにくい、 または取り沙汰されにくい…といった問題意識だ。 今日の話はあまりまとまりがなかったが、 今月中にドライブ・マイ・カーを見てみようという予定を立てた。
油絵の画題について語ってみたがイマイチ伝わらなかった。 ハロウィンの方については賛同していた。 ただし僕とは向き合い方がちがう。 妻は、もっと大人は子どもに寛容になってやるべきで、 彼らを縛り付ける取り締まりや規制などは撤廃すべきだとする。 僕はむしろ逆で、規制も取り締まりもガンガンやったらいい、 それでも連中が”本当にやりたいこと”ならば、 どんなか細い抜け道だろうと、または罰をくらおうとも、 やる奴はやる…と信じ、それを応援する立場だ。 “本当にやりたい”わけじゃないのにできてしまうゆるやかさが、 莫大な不幸の温床になっているとすら考える。 また、外からの 自由や希望や幸福の像が浸透しきっているのも問題だ。 「私には何もない」という空虚感が、なぜいけないのか? その人には、その人だけの幸せがあればそれでいいはずだ。
僕はあさひなぐの三須さんを引き合いにして語った。 他の誰にも気づかれない自分だけの誉れを大事にしている三須さんの気高さ。 思い出しただけで泣きそうになる。
それから面白半分に、今日ネット上で見かけた、 どっかの知識層界隈で流行っているらしい問題を持ち出してみた。 「世界中のドアと車輪、どちらの方が多いか?」 これは明らかに、明確な答えを判定できる問いかけではない。 だから思考プロセスそのものに面白さがある。 今回のこれは、ドアと車輪っていう、 なんだそりゃって組み合わせが考えるほど面白い。 まずは定義付けがいる。 何をドアとし何をドアと見なさないか、 車輪と一口に言っても機工に組み込まれた部位も入れるのか… そして、「世界中の」が肝となる。 自分の生活範囲から逸脱した広大な対象に どれだけ想像力を及ばせられるか。 これが、なかなか人間が見えるのだ。
寝際の読み聞かせ、今日も二本立て。 アフリカの民話の方は、 清廉実直な貧者が隣の家に住む嫌味たらしい富豪に 馬鹿にされ続けこき使われてきた挙句に もうあなたのもとでは働いてられないと 辞職を申し出たところ 「あのびんぼうやろう、よくもおれにそんな口を叩けたものだ。 焼き殺してやる!」 というオドロキの展開に。 で実際に火をつけるのだけれど 風がビュウと吹いて富豪の家の方が燃えてしまった。 すべてを失くした富豪は貧者に頼ることとなる。 そのてん末の記述が 「びんぼうやろうと馬鹿にしていた相手よりもっとまずしい、 だいびんぼうやろうになってしまいました」 ナレーションの口が悪い。
韓国の民話は今日も陰惨。 出だしで 処女が と言いだしたから こりゃもう死ぬか犯されるわと身構えてたら 物語中盤で処女だけが死ぬ疫病が急に流行ってやむなく死んだ。 でも彼女は霊として村人の夢枕に立ち祠を作ってくれと訴えて、 近隣の人は願いを聞き入れこしらえてやった。 そして、ここがよくわからないのだが 村の人達はその後この祠に 木で削った男性器の像をお供えすると 豊漁になるとかいってその新しい風習が定着したと。 あ?
| 2022年03月09日(水) |
アホの製造業、油絵の画題、子供向け人形 |
晴れ。朝、やや寒い。 弁当は茄子と挽肉の豆板醤炒め。
カロリーメイトフルーツ味をたまに食べる。 健康食品としてではなくお菓子と割り切っている。 さすがに不健康だとなあと思って調べてみると 1箱(ブロック4本)糖質が40gあるらしい。 それを紹介していたページでは、 WHOが一日の砂糖摂取量を25gとしているという情報を引き合いに、 だからカロリーメイト1箱で1日の砂糖摂取限度を越えちゃうんです! と言い切っていた。 いやいや……。 なんで糖質の話が砂糖にすげ変わってんだよ。 でももしかしたら自分の知らない常識があるのかとも思い、 さらに調べてみたところ、 砂糖1gはほぼ糖質1gと換算できるらしい。 だがだからといって、糖質1gを砂糖1gと勘定するのは早合点だ。 十分条件だか必要条件だか、 僕は学がないのでどちらだったかすぐわからなくなるが… イコールに結びつけてはならないだろう。 で、糖質の1日の接種上限量はといえば、 400gほど。 そりゃそうだ。 糖質たっぷりのご飯でもパンでも毎日食べるのだから。 でもそれらは砂糖ではない。
「いかがでしたか?」系のページは全部潰れたらいい。 あのテの記事ページを書くためのライター指南書を 以前読んだことあるけど 賤業という言葉を世に残したいとしか思えないほど 社会の膿まるだしのゲスなナリワイだった。 でこいつらみたいなカビがのさばっているのは グーグル型検索システムという 不潔で不衛生な垢まみれの土壌が腐りきっているからで 今ようやくネット上でも グーグルに失望感を抱いている人たちの声が聞こえ始めてきてるけど はやくくたばんねえかな。 こいつらのやってることってアホの製造だからな。 そうともグーグルは製造業。
夕飯は茄子の蒲焼き。 僕の方には余ったニラを刻んでのっけてみた。合う合う。
画題。 ちょっと現代アート的な発想になってしまうかもしれないけれど、 「オンラインゲームのキャラクターが行列をなしている」 という構図を油絵で描くというのは、ちょっと面白いんじゃないだろうか。 仮想現実の中でお行儀よく何かの待機列を組んでいるキャラクターたち、 という時点で示唆的であるし、 それをさらに絵画に落とし込めるというのが 現実を裏返した虚妄の最果てみたいな面白さがあるように思えたのだけど、 どうだろう、いや面白いかどうか言ってる暇があるなら 実際描いてカタチにしてみせろって話なんでしょうけども でも油絵の技術ないし 僕はこれは油絵で描くのが一番面白いと直感しているし そして着実な技術に裏打ちされた油絵が最適だとも確信している。 そのために油絵技術を学ぶというのも 魅力的なエピソード的ではあるけども そんな暇ねえしな。文章描くほうが大事だ。 じゃあこのアイデアは埋もれてしまうの?って、 それはそれでもったいねえんだよな。
妻が子供用にぬいぐるみを買いたがっている。 ぬいぐるみ及び人形は、僕は反対しているが 妻からすれば 「私たちがどう思おうが、どう抗おうが、 見えないチカラが働いて最終的には ウチの子はたくさんの人形に囲まれるよ」 となんだか恐ろしいようなことを言う。
さらに、イベントごとに興味はあるかとの問い。 お宮参りとかお食い初めとか? 赤子の間のそれってあまり浮かばないけれど。 僕としては、まぁ子育てに限らないが 世間に足並みを揃えるようないわば外圧的なイベントは好まない。 そのくらいなら自分らで勝手にお祝いごとを用意したいものだ。 ただし近代国家となる以前からある風習についてはほとんど忌避はしない。 たとえば、昔は新生児の死亡率が高かったからだろうけれども、 産まれて七日目までは神の子であって、 その先から自分の子となる、 …という見方には頷きたい。 いかにも地域差がありそうだけれども、 それにどんな名前がつけられていようと、 七日目の祝いはしっかりやってやりたいつもりでいる。
今日も民話は陰陽の二本立て。 アフリカの方は、ケニアのある民族の始祖の伝説。 二人の男女が…聖書でいうアダムとイブが…出会って 10人の娘を産み育てた。 10人の娘にはそれぞれナニナニという名前をつけていったが、 名前は9人分しかなかったので末娘には名前がつけられなかった。 それから山頂で神から神託を授かり、 9人の青年を村に迎え入れ、子孫を増やした。 その後も神託を大事にして人を増やし村を広げ、 いつしか村は立派な国となった… みたいな話だったんだけど いや名付けられなかった娘はどこ行ったんだ、 めちゃくちゃ面白い設定で伏線立てたと思ったら…… 最後まで全然出てこなかった。打ち切りかよ。 でも解説を読むに、どうやらもとは大変長いお話のようだ。 収録にあたって簡略化したものなのだろう。 まぁそれくらいなら名付けの部分だって端折ってくれと思うけど。
続けて韓国の民話。 美しい16歳の処女が……という出だしからしてもう剣呑だ。 どうせ不幸になるんだろうと身構えたが想像以上だった。 なんでも昔の風習で、男女が婚約してから結婚するまでの間に どちらかが死んでしまったら、 新婦の死んだ場合には新郎は新たに女を娶ってかまわないけれども 新郎に先立たれた新婦は たとえ一度も新郎の顔姿を見たことがなかったとしても 彼の方の家に嫁がなければならない。 そして以後は貞淑であることが求められる。 男の寄り付くおそれのない隔離された場所で 編み物などをしてひっそり過ごす。 で、このお話でも、どんなに男どもに求められようと 彼女は危難を回避し続けた。 だが不運が重なりイヨイヨという段になって、 彼女は無数の蝶々となり、中空に飛んでいった。 最後まで貞操を守り抜いたのだ……。 いやなに美談みたいにしてるんだよ。 …これが短めの話だったからもう一本読んでやった。 情操の木というタイトル。 倭軍が攻めてきました。 男という男を殺し女という女を犯しました。 という ブランキージェットシティの 悪い人たち を地でいく話だった。
| 2022年03月08日(火) |
交際記念日、育休打ち合わせ、婚外子率 |
雨。久しぶりの雨。やや寒い。 また食パンを買い忘れていた。抜けてるな。 やむなく冷凍ご飯を解凍して、突貫の焼きおにぎり。 鯛味噌を醤油とみりんで溶かしたものを塗って。 しかし急ぎすぎて形は崩れた。味は良かった。
弁当は鶏ももキャベツポン酢。 僕はかなり好きなやつ。
朝イチでミキサーを特集していた。 美味しいバナナジュースの作り方の紹介では 氷を使うと味が薄くなるから冷やしたバナナを使おうとのことだったが 半冷凍のバナナが最適だと思う。 さらに常温のバナナも入れるのが極意とのこと。 おうやってるやってる。 そして長く撹拌しすぎると繊維が壊れてしまうから短く決めろと。 それには経験的に頷けもするものの、 丹念に混ぜるとアワアワになるのよな。 あのアワアワは良いものだ。
会社の管理部…人事と経理を兼ねた総務の部署に赴いて、 育児休暇についての打ち合わせ。 うちの会社ではまだ前例がない。 子どもを持つ男性社員はことごとく 妻の出産などもう十数年前のできごとで、 あとはこの期間、結婚した人間すら稀にしかいない。 いや退職していった者の中にはいたか。 それにしてもほとんどいない。 だから会社の方としても手探りとなるわけだが、 全体的には厚意的ではあった。 あまり仕事のことは考えず、 都合のいいように期間を決めてくれてかまわないという。 とはいえ実際には、現場レベルでのややこしい調整は要る。 そうするとそう長期間の休みをとるのは、 気遣いのみならず、総合的に見て自身への損失もあるだろう。 ひとまずは、どんなに短くても8週間という数字だけ示しておいた。 あとは今月のうちに現場の長たちも合わせた打ち合わせをすることとなる。 問題は引き継ぎうんぬんよりも、残業日の調整だ。 「仕事が入ってくるかもしれないから残っていないといけない」体制である限りは まとわりつく諸問題を、コレを機会に是正できたらいいのだけれど。
妻に会社での打ち合わせを報告すると 上首尾と見て妻は喜んでいた。 今では最低でも2ヶ月、できれば3ヶ月の休暇を望んでいる。 会社内の話を人にするのはつまらないからあまりしたくない。 本当につまらない。 会社の愚痴を人に聞かせる人間を嫌悪するとき、 同時にいつも複雑な感情がめばえる。あれが自分にも向けられるわけだ。 「伝わるわけがない」のと 「一方的な見方になり公平性に欠ける」のが主要因かな。
夕飯はエビチリ。 先日義母から頂戴したブラックタイガーを解凍して、 片栗粉をまぶして長ネギと一緒にサラダ油で炒め、 クックドゥーのソースを絡める。 スープはリケンのわかめスープ。 サラダはちょっとだけ豪華に、タコにガンバッてもらった。 水菜ときゅうりで爽やかに。ドレッシングはゴマ油と醤油、リンゴ酢、塩で。 まあまあ豪華。記念日だしな。 ウマカッタゼー。
食べながら、めちゃめちゃくだらない番組を見た。 妻が敢えて見たがる、再現VTRを主軸にした海外の実録サスペンスの。 下劣な。 今回はテレ東の。 今やどの局でもチョイチョイやってるけど 構成から見るにおそらくは局を問わず 請け負ってる制作会社が同じか、二つ三つしかないのだろうと思われる。 スタジオタレントの反応を見せる画面抜き出し方とか テロップのタイミング、浮き出方、ちょっとした演出が似通うというより同じで、 よくもまぁ人をこれだけいらいらさせてくれるものだ。 付き合って最後まで見たがくだらない話だった。 点と点とは実際にあった事実であろうとも それらを勝手に結びつけて描いた絵図をさも 「これは実際にあったことである」 と紹介する恥知らずの手口。先祖代々に謝って子々孫々に恥じ入れよ。
夕食後のデザートには妻に買ってきてもらったケーキを食べた。 今回はホールではなく1カットずつを指定した。 久我山方面にある店で買ってきてくれたようで、 いわゆる町のケーキ屋さん、という印象が強かったと強調したが、 まずチョコレートのケーキは他の味に頼ることなく ストレートにチョコレートが美味しかった。 ただただチョコレートなのにクリーム、ガナッシュそれぞれに 食感差があるから味わい深い。濃厚なのに後味さわやか。これは当たりだ。 僕が自分でチョコレートをどうしたって、こうはならない。 モンブランも美味しかった。ラム酒がよく効いている。 甘ったるさがちょうどいい。
抱っこひもを検討。 僕の考えでは、一応あれば役立つだろう程度のものと考えている。 少なくとも新生児の間は。 だから性能は求めない。 首がすわるまでは外出の機会が極端に少なく、 その少なく短い機会には布にくるんだ上で 最新の注意で両腕を抱きしめればいいわけだし、第一ベビーカーもある。 新生児を過ぎて、その子の特性が知れてから 本格のものを導入するのがおそらくは賢い。
ベビーカーは兄から譲り受けることにした。A型のもの。 現時点で、A型なんぞや、B型なんぞやってなってるけど。 あとバウンサー。 どちらも二つ余っていて、状態のいい方をくれるらしい。ありがたいことだ。
絵本は何冊くらい置いてもいいものかと妻が尋ねるので ピーク30冊、最終的には10冊と答えた。 妻は、少なすぎると抗弁する。 どんなに制限しても50は欲しいとのことだ。 僕からすれば、どうあれ図書館には頼るのだし、 何よりうちには大量の漫画がある。 そして実例として、僕は絵本のない環境で育った。 それでもこんなにも…情緒豊かで…お話好きで…お話を作れもする… のだから、0冊でもいいくらいだと主張した。 だがまた一方で、絵本により育てられた妻という実例があるのも確かだ。 さらに弱みはある。 現状、何千冊という本や漫画をかかえているのだから 今更数十冊の絵本がなんだと言われれば窮してしまう。 ただなんであれ、いっぺんに数十冊をセットで買うことはないからと、 いったんは棚上げにした。
ここ数日、人口減少についての本を読んでいる。 内田樹編で複数の著述者によるもの。 今日読んだ部分では、日本の出生率について、 結婚した女性が出産する率はそう変わっておらず、 ただ晩婚化については確かであり、 これは有縁共同体に頼らずに済む生き方として 資本主義の発展に伴う成果でもあって、 先進諸国に同様の傾向はあるのだが、 重要なのは婚外子率である、 つまり日本や韓国では結婚した上での子どもという常識が根強く、 若い男女の結婚を促進するような手当や福祉政策が充実される一方で、 これがフランスとなると結婚していない男女が子どもを持つにあたっての 地位、権利の確保をしている、 すなわち婚外子率を高めることで人口減少に歯止めをかけているというのだ。 スウェーデンも似たようなものらしい。 タテの家族構造が強い国ほどこれを是とはしがたいだろうし、 一概には飲み込みかねる説ではあるのだけど、面白いとは思った。
就寝を前に、 今日もアフリカと韓国の民話を両方読んでね、と妻がねだる。 「あれ、クセになりそう」 甘いのと塩辛いのを交互に食べ進めるみたいな感じか。 脳天気アッパードラッグと陰惨ダウナードラッグ。 サウナからの冷水風呂。 健康には悪そうだ。
アフリカの民話、今日読んだのは蛇とナマコ。 お互いに足と目を交換し合って、 ナマコは目をあげちゃったから海に落ちて海中ぐらしになった、 蛇は目を得たから人間のきらびやかな生活を見るのが楽しくって 屋根裏に住み着くようになった、 というおとなしめな話。 韓国の方はまたしても女人が凄惨な目に合っていた。
| 2022年03月07日(月) |
うぐいす色、記念日プレゼント、アフリカ民話 |
7時起床。やや寒い。 妻が早起きしている。 反して僕は眠く、7時半過ぎまでは布団の中でごろごろとしていた。
弁当、ガパオライス。 いつもは中華だしに醤油と胡椒だけの味付けだけれど 今回はナンプラーも足した。 おかげでちょっと水気が多い。 この水分がそのまま味付けだから、 弁当に詰める際に汁気を控えた結果、 果たして薄味になった。 それでも美味しかったけど。
藤本タツキのファイアパンチを読み始めた。 おもしろ…っ。 死なない回復能力の持ち主が 死ぬまで消えない炎をまとってる、 って設定の時点で神がかってる。 ファイアパンチなんていうライトな言葉並びとの落差も バツグンのスパイスになってるし脱帽。
21時半、荻窪駅。 妻から大量のメッセージが届いている。 どこで拾ってくるのだかLINEの可愛らしい動物スタンプで、 いつ帰ってくるのまだ帰ってこないのと寂しさをアピールしている。 電話をかけてみるとわざとらしい泣きべそをかいて 早く帰ってきてほしいとわめく。 子育てのシミュレーションをさせてもらっているようだ。
夕飯はインスタントラーメンにした。 妻は辛ラーメン、僕はサッポロ一番塩らーめん。 僕の方は卵とニラと白菜で煮込んだ。 妻にも具だくさんをすすめたが、卵だけでいいという。 辛ラーメンはそのまんまだと味気ない、美味しくないという声をよく聞く。 それだけに具を盛り込んでダシをとると化ける。 とはいえ卵だけでも十分ではある。 お互い美味しく食べた。
テレビはグレーテルのかまど。 秀吉が愛したうぐいす餅。 何がうぐいすなのかと言えば、うぐいす色の餅だから。 ところがこのうぐいす色というのが問題で、 実際のうぐいすの色ではなく、江戸時代に うぐいすとメジロとが混同されていた影響から、 茶色がかっていたり緑がかっていたり、 なんともヤヤコシイ色となっている。 番組では、ほんのりと青みがかったきな粉をまとわせていた。 まだ青い大豆を原料としたきな粉をうぐいすきな粉と呼ぶのだそうだ。
食後、妻が作成した出産関係買い物リストを見せてもらった。 よくまとまっている。 さらに、健康保険のポイントで溜まった分の引き換えを なんの製品にするか、候補をみせてもらった。 僕は空気清浄機とサーキュレーターに限定し、 さらに製品を絞った。 サーキュレーターは初夏まで出番ないが 空気清浄機は花粉飛散のピークに間に合うかもしれない。
入浴後、遅い時間ではあったが フィナンシェを一つ、分けて食べた。 表面のサクッとした食感はやはり失われてしまう。 味は昨日より良い。甘みもほうじ茶の風味も増している。
就寝は遅くなった。 1時近くなって寝室に赴くと、枕元にプレゼントが。 すぐにピンときた。 0時をまわって、3月8日は交際記念日となる。 凝ったラッピングを解いてみると 中身は靴下だった。 ペンギンの柄が施されている。 僕は長年かけて動物柄の衣類をちょっとずつ集めている。 その基準はかなり厳しく、そうそう目当ての柄は目につかない。 基準からすればこの柄は、好みにドンピシャとはいかなかった。 下地が水色というのもいかにも若い。 だが単品で見たときには可愛らしさがある。 なにより気持ちが嬉しいものだ。 一筆箋には、初めての妊娠による不安を乗り越えていけるのも 君のおかげだといった旨の謝辞が書かれていた。 ラッピングにはカリグラフィーによる文字列が描かれていた。 クリスマスプレゼントの、正の意趣返しのようでもある。 総じてたいへん嬉しい贈り物となった。 僕からは何も贈れていないが その分週末のケーキは全力で作ってやろうと決めた。
寝際に読んだアフリカの民話、大分狂ってた…。 動物カーレース。 サバンナの動物が各々自動車を用意してレースをする。 賞金を目当てに。 ガソリンとかテレビとか平気で出てくる。民話? 登場人物も割と性格壊れてるし 最終的には放屁で自動車を爆速させてごぼう抜きという コロコロコミックみたいな展開。
さすがにこれはついていけねえ、となって なんと口直しに韓国の民話を。 相変わらず美しい女人が犠牲になって 男ばっかりが報われていた。 …老母と二人暮らししている貧乏な青年が 今に嫁をつくってやるそうすれば母さんも楽になるんだと希望している 導入の時点で嫁を介護漬けにする気満々だ。 そして森で美しい女性と出会う。 一目で心奪われた青年は彼女を追いかけ回し、 逃げる彼女をつかまえてレイプ。 でも結局女の方も満更じゃないみたいな。エロ漫画か? 女は、兄にバレたら大変なことになるという。 兄妹は虎なのだ。 世人にたくさん害なしてきた兄は今に討伐されかねない。 代わりに私が人間につかまろうと思う、と妹は白状する。 その捕物をあなたがしてくれれば、 きっとあなたの手柄となるだろう…と彼女は提案し、 果たして決行日、青年は虎を捕縛する。 一晩だけ妻であったその虎は息絶え、 青年は彼女の企図したとおり官位を得て、 その後は裕福に暮らしましたとさ。
こう…ちょうどいいバランスの民話ないんか。
| 2022年03月06日(日) |
欧米問題認識転倒、Z世代、「それは正論だけど」 |
午前3時ごろに一度起きた。妻も起きていた。 まだ身体は痛むし気だるい。熱も寒気も感じる。 眠気はある、しかし眠れない……。 水だけ飲み、布団の中でオウアウエウウと格闘していたら いつのまにか眠れていたようで、気づけば8時。 東の窓から朝日が差している。 布団の中で、毎秒身体の機能がみるみる回復していく実感を味わった。
妻にせかされ8時10分には寝室を出て、今日も休日トースト。 身体が動いて気持ちいい。 それからチャキチャキと身支度をしてOKストアへ。 戻ってきてすぐ入浴。風呂掃除。 出てすぐ洗濯機を回し、 家事やゲームや読書をして、 洗濯物を干したらミュークルドリーミー。 今回も良かった…。 よもやドリームパートナーがミューちゃんとかそんなんありか。 考えうる選択肢を超越。 やはり子どもには難しすぎる。 ちあふるタイムももう最後かと思われたけど アックムーちゃんはまだガンバッてる。 あと2、3回で終わっちゃうのか? 情報は探しても出てこない。 出てこないこと自体が続きのないことを裏付けるようでもある。
昼飯はアラビアータ。 今回は生のトマトから作ってみた。 トマト缶に比べると随分スッキリした食べやすい味。 甘い。まろみがある。 これ美味しいなあ…。でもトマト缶より大分コストがかかる。
読書。近代家族がどうとか。 明治初期に母性愛という言葉が流布して以来、 子どもは産みの親である母親が育ててしかるべきもの、 という認識が強烈に刷り込まれていったという説は頷けた。 江戸時代においては父親が育児に参加するのが当たり前だった、 という味方もできるらしく、 むしろ欧米からの視察団が来日して 町内で子どもをあやしたりなんだりしている光景を目の当たりにして、 いち早く近代的家族の成形を達成している彼らは 「まだ父親が家に囲われているのか」といった感想をもったらしい。 ホントこいつら…。 LGBTといい多様性といい捕鯨といい差別意識ナンチャラといいSDGsといい… 元よりお前らに発端していた問題を伝染させておいて 認識を転倒させて先駆けぶって、どうしようもないぜ。
夕方、テレビでげいのうじんがコンニャクを作っていた。 その流れで、コンニャクのユッケと唐揚げを紹介していた。 よさそう。 ユッケはコンニャクを細切りにして…あとはユッケの味付けをする。だけ。 唐揚げの方は、一度コンニャクを冷凍してから、それを常温解凍する。 そうすると分子構造がアレして味の染み込みがア・レーするらしい。 フ、フーン。 回答できたら水気を絞る。 抜くだけ抜くと、鶏肉みたいな触感になるようだ。 これに下味をつけて、通常の唐揚げのように焼くと。 今度やってみよ。
ヘンタイ・プリズン、紅林ルート。 というか実質ソフりんルートというか…。 めちゃめちゃいいな…。 ここまで2ルートはエンタメ展開のアイデアが盛り込まれてて シナリオが進んでいく求心力が強烈だった、 でもこのルートはドラマが主軸だ。 おふざけとしか思われなかったヘンタイ・プリズンの設定が 異様なリアリズムをもって立ち上がってくる。 それがキャラクターに命を吹き込んでまでいて……見事だ。 まさかの、ぬきたしを凌駕する高クオリテイ……。 宣伝も口コミも派手には行われていないのがもったいない。
金曜に続き掃除機かけた。エライ。
妻からベビーベッドの相談。 寝室に置く予定だがどこに位置取りしようかと。 話し合った結果、ベッドの左側に置くことにした。
夕飯はチヂミと韓国風スープ。 チヂミは卵1コに対して 薄力粉100g片栗粉30g、水130ml…というレシピだが、 これだとそれなり不健康なので 粉は計120gに、水もそれに合わせて120gにしておいた。せめてな。 で塩とちょっぴり砂糖を加えてよく混ぜ合わせて、 ニラを切って入れる。フライパンで焼く。 タレは長ネギ3cm分くらいと鷹の爪一本を細かく刻んで醤油にひたす。 ゴマ油を一たらし。 スープは、ニンニクとイチョウ切りにした大根ニンジンをゴマ油で炒めて、 牛肉が余ってなかったから鶏もも肉を小さめに切って加えて、 細切りにエリンギも一緒にざっと炒めたら水を入れて煮込む。 味付けは醤油、塩、胡椒。 野菜の旨みが出るから薄味でも十分美味しいんだよな。
youtubeでお願いマッスルをかけてみた。 ついこの前、ブックオフで耳に入って気になって検索したのだ。 そしたらチョット前に話題になってたアニメの主題歌だった。 ダンベル何キロ持てる?だったか。 原作者がケンガンアシュラの人で、 僕はあれを心底クソ漫画だとさげすんでいるから見る気はしなかったのだけど この歌はたしかに中毒性ある…。 でなんか流れで、けものフレンズの主題歌も聴いてみた。 ジャパリパーク。 なるほどノリノリだ、これも各位が虜になるのもうなずける。 ただ妻のすすめで聴いてみた、作詞作曲している男性が歌ってるバージョンは 実に実にきもかった。果てしなく……。 こんなんだったっけなあ、と妻も不思議がっていた。 清涼感を求めてミュークルドリーミー1期のオープングを見てみた。 心が洗われた。
ベビーベッドを再検討。 オムツ替えまでをも考慮して、調べたり話し合ったりした。 どうやらベビーベッドからでもオムツ替えはできそうだ。 そしてオムツ替えは、深夜に起きてまでしなくてもいいらしい。 もろもろ検討してみた結果、足元が開くタイプがいいだろうとなった。 今現在目をつけている商品の値段は40000円を超える。 でもまあそんなもんだろう。 抱っこひもは20000円しないようにしたい。 ベビー用品、初期段階で20万円くらいはかかりそうだ。 そのうち、10万円は義祖父から頂戴した現金でまかなえる。 また、東京エミッションゼロポイントだったかで得た2万円分の商品券もある。 国や自治体からの助成金もある。 もっと自己負担かかるものかと思われたけれど、 案外どうにでもなりそうだ。
21時過ぎからフィナンシェに着手。 材料余ってるから。ほうじ茶のフィナンシェにした。 あらかじめ割っておいた卵白2コ分に 薄力粉とアーモンドプードルと粉糖とほうじ茶パウダーを入れて 泡立て器で混ぜて ちょっとだけ焦がすぐらいに溶かした無塩バターを三回に分けて入れて混ぜて 本当はここで生地を寝かせるのだけど今日は横着して そのまま型に入れて 210度に予熱しておいたオーブンで5分半焼成、 それから190度に落として8分焼成。 横着した割には上手にできた。 表面はサクッと、中はフワッとして美味しい。
テレビでZ世代のタレントを集めてどうのとやっている。 Z世代って今更だけどなんぞやと妻と論じ合って、 今回ばかりは早めにネット検索を頼った。 つまるところは20世紀の最終世代10年分を指すものらしい。 馬鹿馬鹿しい。24のアルファベットで1世紀を10分割するのか。 「知らなかっただけで、私や君も、1980年代生まれだから X世代だったらしいよ」 と妻が言う。 ああ、まさにこれだ。まさにこれなのだ、昨日の、NHKの例は。 「知らない間に」「世界のどこかで「自分が設定されている」。 クソッタレもいいところだな。
あと 出産やらベビー用品の参考にと 兄から頂戴したExcelのリストを見て いかにも公務員風の表組だと妻が批評し、 これでは表計算の汎用がかなわないから、 ここをこうこうこうして直したい、 総務省のガイドラインでもそうなっている…といった言を漏らした。 「別に文句あるわけじゃないんだけど、 ていうか全然いいんだけど、中にはね、 エンジニアでこういう作りをする人間がいて、 それには参っちゃうんだ」 うちの会社でも似たようなことはある。 誰よりも組版に精通していなければならないはずのデザイナーが、 考えられないような仕様でデータを仕上げてくる。 うちの会社ではベテランほど呆れている。 だが僕はそのテの文句に辟易している。 「自分の会社のルール」と 「業界のルール」と 「相手の会社のルール」を 一緒くたに扱ってしまっているから、そういう認識になるのだ。 相手には実際、そうするだけの合理的な理由があったりするし、 はたまた非合理だったとしても、 やはり非合理なりの理由が複層的に潜んでいたりする。 妻にもそう伝えて諭した。 「それはわかるよ。それは正論だけど。だけどさあ」 「いや、ちがう。逆だ。 今は君のほうが、それは正論だけどさあって、言われてる側」 この「それは正論だけど」は ここ数年のマジックフレーズになっていて、 僕は大変敵視している。 機会のあるたんびについばんでやる。 詐欺師を追い詰めるクロサギの気分だな。
図書館では世界中から集めた民話と、 あとアフリカの民話を借りてきた。 思うのだが、日本の代表的な民話を20ほど厳選しろと命じられても、 全然思い浮かべられない。 だいたいがおとぎ話になってしまいそうだ。 民話とおとぎ話と言い伝えと伝説と寓話と、 それぞれちょっとずつ性格が違う。 定義付け次第かね。 日本昔話なんてものは、それぞれの属性を包括している。
寝際、アフリカの民話を読み聞かせた。 起こる出来事のスケールがでかい。 神様が地球の中心に衝撃を与えて溶岩を撒き散らせて山を割って そのかたっぽがキリマンジャロになったよ、とか。 でも語り始めや締めに呪文のようなお定まりの一言があったりするの、とってもいい。
| 2022年03月05日(土) |
ワクチン副反応ダウン、ダラダラ休日 |
休日トースト。 久しぶりに、カロリーハーフでないマヨネーズを使ってみた。 如実に美味しい。 こんなに?ってくらい美味しい。 頭バカんなるなこれ。 うちの休日トーストは食パンの四辺をマヨネーズで囲い そこへ一枚あたり卵半量を落とすわけですが 囲いが十分な山になってないと卵が流れ落ちてしまうので マヨネーズはまぁまぁな量が用立てられるわけです。 だからこれからも平時はカロリーハーフのマヨネーズを使う。 ただ2ヶ月にいっぺんくらいはこれもありか。美味すぎる。
妻は午前中から副反応で調子悪そうだった。 早々に38度越え。大人しくベッドで寝ていた。 僕はなんともなくヘッチャラで、前回も午前中は余裕だったなあと思い返しつつ、 ハーメルンのバイオリン弾きを終盤だけ読み返した。 子どものころは正面から好きで、 長じてからは読めたもんじゃねえなと突き放していたが、 今読むとヤッパリよくできている。 個性的すぎる絵も悪くない。 というか線が生きまくってるし、表情はバツグンに上手い。 そしてケストラー様のキャラはお見事。 作中に並み居るゲス野郎をはるかに上回るクズ野郎という。 何の目的も野心もないし敵も味方も気まぐれで殺す。 たいした意味もなく大量に殺す。 でもコイツが魔族の生命力の源泉だから 他の魔族は逆らいたくても逆らえない。 そして戦力差がありすぎる。一人でインフレしている。 コイツを倒すのが結局ハーメルの攻撃バフとフルートの回復バフというのは、 構図的にはよくできてるけど描写的にはちょっと無理あるよなあ… ってくらいケストラーの威力は強烈だった。
昼飯は出前。たぬきうどん。美味い。 妻はせっかく頼んだ天そばが喉を通らなかった。 ちょうど副反応の症状がピークに達してしまったようだ。 そしてたしかに、天そばのそばは量が多かった。 暖かい汁に浸った大量のそばの麺はグロテスクだ。 泣く泣く捨てた。 妻は解熱剤を飲み下し寝室へ。 寝付くまで民話を語り聞かせてやった。
僕は午後に入ってからヤンワリと副反応の症状を感じ始めてきた。 頭痛の兆し。わずかな倦怠感。 もとより今日は何もしないと心に決めていた。 原神などプレイしてかなりズボラに過ごす。 そして13時過ぎ、妻は解熱剤が効きだしたようで 腹が減ったとねだる。 いったんは大学芋を食わせておいた。 もはや元気いっぱいで、 しかし僕の方は熱が少しずつ上っていってもおり、 あまり一緒に遊ぶ余裕まではない。 15時くらいからいよいよ悪化してきた。 17時過ぎたころには頭痛、熱。熱は38度ちょっと。 あと全身の節々がやんわり痛んだ。
この間、妻はベーグルパンを発見した。 これにバナナをサンドして焼く思いつきを実行しようとし、 さらにバターを取り出してのせたものだから、 いかに心身が参っていようと見過ごすわけにはいかず、 まずフライパンでバターを溶かすよう指示し、 そこへ輪切りにしたバナナを入れて焦げ焼きにするよう導いた。 これを、2つに割ったベーグルの切断面にのせてトースターで焼く。 僕も二口ほどもらったが実に美味かった。
僕は昼寝はできず終いだったが、 ヘンタイ・プリズンを進められた。 組長ルートをクリア。めちゃ面白かった。 いやめっちゃ面白かった。 話のたたみ方だけ、あーそうなるか……と 無難さに拍子抜けしたところはあるけれども、 王道といえば王道だし、しっかりたたまれてるからアレでいいのか。 なにより中盤の加速、飛び跳ね具合が気持ちいいしな。
あとは読書もしたが、眠れはしなかった。 夕方だいぶ具合が悪くなってきた頃、 眠りたがる妻にねだられて、 またしても民話を読み聞かせた。 相変わらず凄惨な話。
妻は18時を前に解熱剤を服用。 一日2回まで、6時間はあける必要があり、 効き目がおおよそ5時間ほどのようだ。 飲む前はかなりつらそうだったが 30分ほどで効いてきて、 食欲もあるというから夕飯はレトルトカレーにした。 妻は欧風ビーフカレー、僕はバターチキンカレー。 妻の調子に反して僕はすっかり参っていたが やはり食欲はあったからもりもり食べた。 食べて体力を回復させるつもりでもりもりと。
妻から強く勧められて 大島弓子のバナナブレッドのプディングを読んだ。 大島弓子は初めて。 すげえ。 名を残すだけあるな……こりゃ傑物だ。 でも読むのえらい体力使う。 今日はヘトヘトになりながら読んだ。 ちょっともったいなかったか。
21時半に入浴し、最低限洗いものだけ済ませて、 なんと23時に寝室へ。 今晩もさらに民話を読み聞かせ。 韓国の民話、いいかげんにしろってくらい女が不幸になる。 若い女がすぐ死ぬ。 男もまぁ死ぬけど。 凄惨悲惨のきわみ。 この本がそうなだけかもしれないけど。 勧善懲悪的な英雄譚だってないわけないだろうし。
| 2022年03月04日(金) |
裕福な家庭、ワクチン接種3回目、NHK論法、考え方は変わる |
早めに目が覚めた。腹具合はまだ穏やかでない。 つっても昨晩よりはましか。 お腹の風邪、というやつかもしれないが 嘔吐感などはない。熱もなし。 単に胃腸が荒れているだけ?
休日トーストを食べ、洗濯機を回して、回している間にOKストアへ。 買うもん買って帰宅して、洗いもんして洗濯物干して一息。 妻が、 子供が生まれたら何かその子のためだけの物を贈ってあげたい という。 僕はアイヌの事例を思い出し、紋様とナイフがいいと思ったが、 さすがに通らなかった。 形のないものであれば、その子の名前専用の書体、というアイデアを 読み物("トキノ")内で採用しているが、 妻はあくまで、形あるものをあげたいようだ。
昼飯はチーズとキノコのリゾット。 キノコはシメジとマッシュルーム。 チーズは仕上げに絡めるだけ。 実に美味しい。 チーズが不健康だけどたまにはいいかも。
食後一息ついて、荻窪へ。 前も行った美容院。 美容師さんが完全に会話なしで作業してくれたので 向かいの女性客と女性美容師の会話を聞いていた。 おそらくは客が40代か50代ほど、美容師は30代ほどか。 出産やら育児だかの世間話をしている。 客は、今は女の子が多くなっていると語っていた。 「裕福なうちの子ってだいたい女の子じゃない」 というフレーズが心に残った。ちょっと面白い。 実際的には、女の子のほうが 親の見栄張りを担わされがちなのだとは思われる。 それはともかく、直感的になんとなく納得できるのが面白い。 また、遺伝子だか染色体だかの都合で、 男の子は女の子よりも先天的な障害が多いそうだ。
20分ほどでカット終了。 髪はバッチリだった。 担当してくれた美容師が 美容師らしからぬ小太り体系、清潔感のまるでない風体だったから 正直不安だったのが吹き飛ばされた。 「バッチリです、最高です」 と言葉にして再三伝えると、照れくさそうに笑んでいた。
思いの外早く終わったから、 自転車を走らせて阿佐ヶ谷まで足を伸ばした。 ブックオフに立ち寄ってみたもののあまり収穫はなし。 内田樹だけ買った。呪いの時代。 図書館で借りてからずっとほしいなと思っていたもの。
阿佐ヶ谷から荻窪へ向かう路地に とても可愛いベビー用品店を発見した。 こうしてみるとやはり、ベビー用品は女の子向けの方が 可愛い製品が揃っていると再認識する。
今度は大通り沿いのOKストアに寄り、 明日に向けてさらに買い込む。 帰宅は15時。 布団を取り込んでセット。 夕飯の下準備もして、さらに明日何もしなくていいように、 出来る限りの家事を済ませた。 掃除機も居間だけはかけた。 16時半過ぎ、うたた寝していた妻を起こし、 支度して、近所の病院へ。 ワクチン接種にあたっては大した荷物はない。 接種券は必要事項記入済で、保険証すらいらない。 ただ前回は夏だったが、今回は冬であることに留意してなかった。 注射針を打ちにくい。 待っている間に上着を脱いでおいた。 担当してくれた女医はなんだか冷徹で、 言葉少なに目も合わせてくれない。 そして打つ際に 「ちょっと痛いですよー」 という。 前回、前々回ともあんまり注射針が細くて 全然痛みを感じずビックリしたくらいだから、 痛いですよと脅され身構えてしまい、 その強張りのためか実際痛かった。 そして筋肉に注入されゆく異物感を味わう。 ここでは逆に 「ハーイ入ってる感じしませんねー」 とワケワカラないような言葉を向けられて 「はい」 と答えてしまった。
渡されたストップウォッチで15分待って、 何事もなく終了。 妻もあの女医さんには戸惑ったと病院を出てから話を聞いた。 そして妻もまた複層には無頓着で、 よりにもよってワンピースで来てしまい、 ええいままよと下からまくりあげて 腕を露出させたらしい。豪快だ。
帰り道、図書館に寄った。 たまごクラブだけ借りてみた。
夕飯はスタミナ。 毎回ちょっとずつ改良している。 今回はニンニクを足してみた。 そして海老とイカも…。 だんだん八宝菜じみてきている。キクラゲも入れてるし。 今日はアンの具合がよく、 これまでで一番美味しくできた。
食後、大学芋を作る。 前回より醤油は少なく、砂糖は多く。 かなりキャラメル化させたから 少しは飴がけがカリッとするだろうか。 不安ながらも冷蔵庫へ。
入浴前にPCのセットアップ。 母親に続き、叔母に買ってやったもの。 富士通の、バッテリ制御ツールのアップデートがどうとかいう文句が 起動するたんびにどうしても出てくる。 非常に不快。 アップデートのためにダウンロードしろという指示に従い 落としたセットアップ用アプリケーションを開くと 自動で処理が始まるが正常に完了したものかは分からない。 とりあえず再起動してみると全く同じアップデート指示が出てくる。 ちょっとずつ設定を変えて何度か繰り返しても同じ。 いよいよ腹が立って検索をかけてみると 似たような症状に悩まされている人は多数いた。 もう無視していいから 起動アプリケーション設定を無効にすべしとの情報を得た。 自分でもそれは試してみていたのだが、 まさか全く同じアプリケーションが、 欧文名と和文名で二つ用意されているとは思わなんだ。 完全なる嫌がらせ。
ちょっとした思いつき。 NHKが、テレビを接していない世帯からも受信料を徴収する、 という取り組みはしばらく前から話題になっている。 インターネット環境さえあれば、と言い始めてもいる。 その正当性を確保するかのように、 ネット上で見逃し配信を始めるそうだ。 これを推し進めていくと、 つまり「……じゃなくても受信料を徴収します」という論法を使っていくと、 たとえば「日本在住世帯じゃなくても受信料を徴収します」と言ってしまえる。 いや言えないけど。言ってしまえるとしよう。 すなわち「世界中の人々にNHK受信料が発生している」と設定づけられるのだ。 これをひっくりかえすと、 世界中のどこかに、こんな論法で 「私たちが提供しているサービスの料金を (そのサービスを受けているかに関わらず)世界中からいただきます」 としている企業があってもおかしくない。 僕らはすでに、知らないところで、未払い者にさせられているのだ…。
と妻に語ってみたがイマイチ伝わってなかった。 「インターネット環境さえあればNHK見れるんだから じゃあ日本に限んないよねって考え方は面白い」という。 そこもそうなんだけど、ちょっと核心から外れている。 知らない間に自分に数値が付与されている不気味さが肝なんだけどな。 しかもそれを、回避することは絶対にできない。 請求されない限りは架空請求ですらなく、 ただリスト上で数値をもてあそばれている……。
入浴後、子育て雑誌を読んでいろいろ製品など検討した。 妻が、 育児にあたってこれだけは譲れない って何かあるかと問う。 これと言える具体的なこだわりはない。 虐待やらネグレクトやらは言わずもがなで 妻とはそのあたりの当たり前を共有できている。 だからあくまで方針となる。 僕の考えでは、 子育てに限らないが未来のことについては具体性をもって考えず、 抽象的な方針だけを定めておいた方がいい、 どんな未来も受け入れられるように……となる。 それには納得してもらえたが、妻としては、 でもわかんないじゃん二人の間で意外なすれ違いがあるかもしれない、 子どもを持つって初めての経験で思いもよらない考え方のズレがあるかもしれない、 だから話しておくことって大事だよと言う。 なるほどごもっともだ。 将来的に生じうる無用な言い合いを避けるため、 または緩和させるためにも現段階で先んじて 互いの考えを把握しあっておくのは賢明だ。 しかしまた、これはこれで、言質めいてしまう。 あのときあぁ言ったじゃないか、と引き合いに出されるおそれがある。 初めての経験だからこそ、これから互いに意見はコロコロ変わるだろう。 あっさり考えかたが変わっていく点については 両者とも了解しておいたほうがいい、と話をまとめ、 妻にも承知してもらった。
0時前に寝室へ。 民話を読み聞かせ、就寝。
| 2022年03月03日(木) |
メキシコ大使の日課、UFJ自動支払機、腹痛 |
晴れ。気持ちがいい。 防寒もほぼいらず、花粉もあまり飛んでいない、 今の時節はかなり良い。
食パンを買いそびれてい朝食がなかった。 やむなく弁当のため作っていた 鶏もも肉と玉葱人参の豆板醤炒めを朝飯にした。 冷凍ご飯はレンジで解凍して。 弁当とは被ってしまうけれど。 僕は朝食抜きにした。
朝イチでメキシコの大使に取材していた。 60代の女性。 毎朝起きたが 「大使の仕事は最高!」と口に出して 一日を始めるらしい。 カッチョイイ女の人だった。 「生きるのに重要なのは、呼吸と情熱。 深く息を吸って、吐いて…。 そして、なんでもいいから夢中になれることを見つけて、 それをやりきるの。 疲れたら深く息を吸って、吐いて…」 スバラシイ。
昼休み、時間があったから三菱UFJに行って 奨学金の支払いをすることにした。 正確には当時の居住区による母子福祉金。 三ヶ月に一度、三ヶ月分の支払い書が届く。 本当は今回は1月に支払いたかったのだが ちょうどコロナが猛威を振るいだしていたから やむなく見送っていたのだ。 で今日とうとう意を決して行った。 ら、信じられないくらい不愉快な目にあった。 ここでは専用の、納付書支払い専用の自動支払機をすすめられる。 この機械の勝手の悪さは前にも書いた気がする。 詳細は省くが全機能が低劣なのだ。 その上あまり自動でもなく、 納付書を機械に通すと行員がベルで呼ばれて、 結局は裏で手作業をすることとなる。 しかも納付書は1枚ずつしか受け付けられない。 僕は三ヶ月分が納付書三枚分で手配されているから、 ものすごく時間も手間もかかるこの支払いを、 三回も繰り返さなければならない。 直接の手続きであれば当然、三枚分まとめてで済むのだけれど、 向こうには向こうの都合があるから、 こちらからは時間も手間も互いにくわせるよう思われても、 なにか思いがけない企図があるのだろうと斟酌して 機械をいじくってやってるのだが 一枚目の手続きが終わった時点で 取扱中止のエラーが表示された。イラッ。 いやここで怒っても仕方ない。 行員を呼び現時点での状況を簡明に説明した。 だが今更この機械に戻っていられない。 直接の手続きなら2分とかからないところを、 すでに10分近く無駄にさせられている。 この上、まだエラーを生じかねない機械で、 同じ手順をあと二回繰り返すなどやっていられない。
……ああもう書き起こしてるだけで苛立ってくるな。 ストレス解消のための日記でもあるのに これじゃやってられないから もうこっからは省いて省いて簡潔に感情的に書く。
モノスゴイ不躾な行員に遭った。 機械はもういいから直接手続きしてください、 とお願いしたところ 一切詫びもせず目すら合わせず キョトン の顔。 2秒くらい硬直してようやく小声で ハイ ハイ と。 「全然意味わかんないけど言うことは聞いておきます」 みたいな。
おおおおおお てめえはどうかしてる “通知表”もってこいよ”通知表”をよォ!? “保護者への連絡事項”ビッシリ書いてやっからよォ!?
で窓口に頼み直したら普通に2分で済んだ。 もうあの銀行で払うのやだな。
明日のワクチン接種とその後の副反応によるダウンを見越して やりたいことはいろいろあったのだが 急きょ残業になった。 先輩が通勤時に電車の窓を開けようと身体をねじまげたところ肩が外れ 脱臼してしまい会社を休んで病院に駆け込んだのが昨日のこと。 大事には至らず今日は出社してきたのだが、やはり痛いは痛いらしく、 悪化しそうなら無理せず休んでもらっても…とこちらから切り出したくらいだから、 今回はなんにも文句ない。お大事にしてほしい。
帰り、電車から降りたら急に お腹が ギュー…ッ となって 冷や汗ダラダラ、痛いよりかは気持ち悪い、 でもこわごわ歩いてはいられる…という具合で、 どうにか20分歩けはしたけど 家帰ってすぐにダウンした。 食欲はなかった。 夕飯はエビチリにするつもりだったが どうにも入る気がしない、 諦めてお茶漬けにした。 緑茶に本だし入れて、ご飯にそそいで 小葱をふりかけただけ。 ホッとするおいしさ。
それからも安静にしてたけど 本調子には戻らない。 さっさか風呂に入って寝ることにした。 寝る前に多めにヨーグルト食べた。 ブルーベリーたっぷりにして。めちゃうま。
寝際には、今日も韓国の民話を読み聞かせてやった。 悪人一家の父親が死神に余命宣告されたものの 一家で唯一心の清い娘が代わりに冥界に行って その美徳に心打たれた閻魔大王が全部を許してやり 父親もその後は善人になりましたとさっていう。 残る母親と息子は悪人のままなんだろうから そっちの心情が気になった。
| 2022年03月02日(水) |
見えない誰か、分娩台での長丁場、土産話 |
晴れ。寒くない。気持ちい。 弁当は牛丼。
九段下駅前でティッシュ配りしているお兄さんがいた。 「よろしくお願いしまーす。 新しくオープンしたお弁当屋さんでーす」 自分でお弁当屋さん言うな。
昨日思った反戦についての考えで、 ちょっとだけレヴィナスへの理解に及べたかもしれない。 「見えない誰か」。 「顔」。 匿名の「夜」。
夕飯はうどん。 妻はぶっかけ、僕はタマゴ豚キムチ長ネギ。 どちらも美味い。
母から依頼され、 叔母のノートPCの買い替えも請け負ってやった。 15.6インチ、メモリ16GBでSSD256GB、31000円。 すげえ時代になったもんだな…。
原神。 新しいイベントが始まった。 相変わらず意味プー。 でも今や引退を見越して面倒からは開放されてるのだ。 ややこしいイベントは放置。 で、先日引けた八重さん、ネット上じゃボロクソだけど 使用感悪くないし別に割と強いのでは…。 いつのまにか敵が死滅してるパターン。割と楽しい。
まだ先の話だけど 妻の出産に伴う産院への入院について 一緒に資料を読んだ。 数日の間のできごととなる。 その間、赤ちゃんの面倒は母親が見るわけだが、 母親の面倒は母親自身が見ることとなる。 それが叶わなければ父親、つまり僕の登場となる。 そのために寝泊まりすることもありうるようだ。
また、分娩台では飲み食いできるのだと知った。 長丁場だもんな…。 さらにはアロマの設備や、 はたまたCDをかけることもできるようだった。 僕は何か持参していきたいが 妻はあまりいい顔をしない。 でも思い出の曲になりうるから何かかけたい。
女の子の名前検討。 カ撫。カは花か香か可か佳か、 いろいろ考えられるけど ネット上で見てみると撫でるの字は 愛撫を思わせて子どもにはふさわしくないとの声が ちらほら見受けられた。 さらには、漢字に 無 が含まれているから できれば避けるべしといった意見もあった。 というわけで候補から脱落かな。 今のところは 「葉ユ(結/揺/侑)」 「淡」 「維乃」 の三候補。 あと2つくらい用意しておいて、 友人や家族に相談の上で決めたいところ。
ネットで知った話。 世界中のディズニーランドは ディズニー社が直営しているそうなのだが 唯一日本のみ、東京ディズニーランドだけは オリエンタルランドが経営権を担っているらしい。 というのも、東京TDLを開こうという当時、 来客はろくに飲食費に金を使わなかったそうだ。 アメリカ本社は失望。 こりゃろくな採算見込めないなと見捨ててしまったが、 飲食に金を落としまくる欧米と違い、 日本には土産文化があった。 欧米でのディズニーランドでは土産品などは 大して売れないらしい。 ところが日本ではこれが売れる売れる。 そうした文化の違いをアメリカ本社は 見越せていなかったのだった、という話。 面白い。 土産文化ってそうよね。 今度調べてみたい。 交易とか贈与とかも絡むだろうから 文化人類学的なアプローチしてる本は必ずあるはず。
寝入り際、図書館から借りてきた 韓国の民話を妻に読み聞かせた。 役人を呪い殺す女の亡霊の話と 姥捨てが国ぐるみのクイズ解いたことで免除された話と 龍の井戸のがつくられた話。 いずれもなんてことはなかったけれど 向こうに実際ある地名や名所の由来となっている話が ちらほらあって興味深かった。
|