舌の色はピンク
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| 2022年01月10日(月) |
凶行被害想定、80年代肩パッド、コロナ陽性想定 |
くもり。7時20分起床。 庭の雪が溶けた。 昨晩までは全然溶ける気配なかったのに。 朝方のことなんかな。 早朝にはこの庭にも日差しがあるのかもしれない。
弁当は鶏もも玉ねぎニンジン豆板醤炒め。 味付けが豆板醤だけで済むって毎度ながら不思議だ。
祝日だけど出勤。 中野で乗り換えそびれてうっかり新宿まで出てしまい 仕方なく新宿線乗り換え。 JRからとっても歩く…。 街を歩くのと違い なんの面白みもない無機質な構内を歩く不快さ。 新宿駅の乗り換えの何がイヤってこれ。 他の駅の乗り換えでも同じことだけど 長く時間が掛かるぶん耐えがたくなってくる。 9時20分ごろ神保時着。 遅刻はせんかったけど220円損した。
弁当味薄かった。 豆板醤だけでも成立はしてるけど 美味しく食べるにはオイスターソースがいるな。
先日の代々木の立てこもり犯、 ジョーカーみたいに事件を…という供述をしたらしい。 多くの人間が、自分がこうした凶行者の被害にあったら… あるいは事件に遭遇したら、と想定してみていることだろう。 それに、無差別でもない逆恨みの対象になったら…。 きっと逆恨みされていると思われる相手は僕にもいる。 下手したら お前のせいで人生めちゃくちゃだ とまで恨まれている可能性もないではない。 それがどんなにお門違い、筋違いだろうと、 当人が思い込んでいたならそれまでだ。 万一、その後不運や失敗が重なって、 不遇の原点を求めてきたときに僕の名前が挙がってきたなら、 凶行の標的にもされうる。 いやもう全然そんないわれは本来ないのだけれど 当人の認識次第ではありうる。 万一凶行の対象となったら。 交通事故よりも薄い可能性ではあるが ひとつの危機管理として考えておいても損はないだろう。
実際問題、 テレビで報道される大事件のような 問答無用の殺傷というケースよりは、 その手前の事件を想定してみるべきだろう。 対話の余地はあるのかどうか、 向こうは捨て身でやってきているのかどうか。 現実的なセンでシミュレーションしてみたとき、 恨みを買っていることがまず判明して、 それが今後どのような形でエスカレートしていくものやら 不安でたまらなくなると思うから、 知られている素性を全て洗いたくなるだろう。 知らない土地に引っ越しとか。 でもそのための費用や損失を 相手がまかなってくれるわけじゃないし、 この時点でこちらの人生はめちゃくちゃになる。 理想は対話による和解で、 話し合いの余地さえあればまず試みるべきなんだろうけど、 円満にことを収めるには 折れなくちゃいけない部分がきっと出てくる。 そのとき、たぶん、相手を 「口八丁で」「丸め込む」ような語り口が表れてくるだろう。 それは真心とか誠実とか実直だとかいった美徳とは 相容れにくい性情の発露だ。 悪徳への対処のために、美徳が損なわれる。 そんな自己矛盾に耐えられるだろうか。
退勤後、荻窪に寄って 西友の生活用品コーナーでこたつカバーを見てみた。 3000円で買えはする。 しかし見た目はふるわない。 一応無印も覗いてみた。こちらは9000円。出したくない。 さらに2階のパレットプラザにて寒中見舞いを物色。 喪中挨拶を兼ねたテンプレートはなかった。 しかしもともと自分らで一言書き添えればいいかというつもりでいる。 とりあえずここに来れば買えるという安心を得たからそれを収穫に、 あとはどのデザインのものを買うか妻に尋ねてみようと パンフレットだけ頂戴した。
夕飯は昨日の残り、肉じゃがと それに加えて雪国まいたけ極みの唐揚げ。 前回は油っぽくペシャッとした仕上がりになってしまったから 今回は高温でカラッとなるよう、 雪国まいたけ公式アカウントのレシピにしたがった。 だけれどこのレシピの紹介文は、 ここ数年よく見かける 典型的な「バズレシピ構文」で気持ち悪い。 あの料理のおにいさんとかいうのから始まったと思われるやつ。 一行目からして 「秒で溶けてく…」 だもんな、うわぁここに書き起こしても気持ち悪いぜ。 ダサさ極まれりっつうか。 でも味はいい。 マヨネーズ大3を少量の水でよく溶いて、 片栗粉大1と薄力粉大2、醤油大1を混ぜ合わせて衣を用意。 これに今回は生姜も足した。 舞茸は食べやすいサイズに手で割いて、 薄力粉をまぶしてから衣をまとわせて揚げ焼きにする。 アツアツでいただくと美味いこと美味いこと。 もも肉とはまた別の良さがある。食感がいいし。 こりゃチョビッとだけ胡椒と岩塩振っても美味いな。次回試そ。
ソーイングビーは80年代風ジャケット。 肩パッドはどうみても可愛くないと その価値がわからなかったけど 当時は働く女性、強い女性、社会の前線に立つ女性の装い、 いうなれば武装としての機能があったようだ。 つまりそれは ”守られるか弱さ”からくる可愛さとは対極にあるもので、 男性的価値観におもねらない美性を打ち立てたわけだ。 可愛くないのは成功形であるといえる。
そのままなんとなく うちまで着いてっていいですかを見た。 22歳エロゲ大好き美女とテロップに打たれていた。 エロゲというより 原画師であるカントク氏の大ファンのようで、 部屋中がカントク作品、ポスター、グッズで埋め尽くされていた。 生きることが辛く苦しかった中学生時代に カントクの美少女絵を見て なんて可愛いんだと惚れ抜いてしまい、 それからずっと生きがいみたいになってるという。 本人には誇らしい生き様のようで、 生まれ変わってもこの人生がいいと宣言していた。
22時半過ぎに入浴。最近は早めに入れている。 もしコロナにかかったらを想定しておきたいと、 妻から相談があった。 今現在妻がコロナにかかると産婦人科にかかれなくなる。 急性の出血をしても産婦人科医に見てもらえない、 となるとことは重大だ。 幸いほとんど家から出ない生活をしているから 可能性としては僕がもってきてしまうという方がずっとありうる。 僕が陽性となったらどう自宅隔離するか、 どう生活するか、面倒見るか、といった話をした。 何よりまず僕がかからないことだ。 外食はしない。 不用意に人と口を利かない。 店への出入りは最低限に。 手洗い。 うがい。
寝る前、ちょっとだけトキノ書き進められた。 30分かけてもほんのちょっとだけ。 すでに書きやすいところをバーッと書き散らしたあとで、 こっからがキツイんだよな。 こっから仕上げ段階に至るまで。
| 2022年01月09日(日) |
不快にさせないコメント、ちんどん屋、家を買う話 |
早寝しただけあって妻もちょっとだけ早く起きてきた。 飯食ってほんのちょっぴりノンビリしてから、 洗濯もの干してOKストアで買い物して帰ってきて 風呂入ってミュークルドリーミー。 久しぶりのミュークルドリーミー。 俺の心を乱し落ち着けるミュークルドリーミー。 今日も皆イイコだった… ちあちゃんがプリンセスだと明かされたが そんなプリンセスをあのお空の国の女王二人は 地上めがけて放り落したのか…相変わらずヤベエやつらだな。
昼飯はぶっかけと辛ラーメン。 どちらも美味い。 男子ご飯で特集していたレシピも美味しそうだったけど 結局ぶっかけのうどんが美味しいんだよなあ。 これより美味しいもんそんなにはないからなあ。
昼過ぎ、原神やってから 先に夕飯の肉じゃがをつくってしまった。 味をしみこませたいからとかなり早めに着手したのだ。 玉ねぎはたっぷり2コ。 ごま油でじっくり炒めて、 一口大にしたニンジン大をたっぷり2コ分追加で炒めて、 さらに豚バラ肉。こちらは少なめ。 肉にまで火が通ったら水、酒、みりんを入れて いちど沸騰させてざっとアクをとったら しらたきと醤油、めんつゆを加えて 今日はじっくり1時間ほど煮込んだ。 ジャガイモは傷みやすいから、 ジャガイモだけは夕方に入れる。
その間に映画鑑賞。 ぼくの伯父さん。 この前のプレイタイムの監督。なんとかタチさん。 やっぱわからんな。 でもめっちゃ画面面白い。 そして考えごとが捗る。 あと眠くなる。
夕方、掃除機がけ。 週に1回の掃除機がけ、 頻度は別に誇れもしないだろうけど、 引っ越して以来 どんな週末でも欠かさず週に1回かけつづけてるのは エライと思う。 ちゃんと15分くらいはかけてるし。
ふと思ったこと。 人に嫌われないように、人を不快にさせないように心がけた発言は 言うまでもなくたいてい面白くなくって そのぐらいだったらガンガン不快にさせてしまえよと思うわけだけど 人を不快にさせないように心掛けた発言が 人を不快にさせてしまってることがままあり これはもう最悪。 で 人を不快にさせないように、ていうのは コメント にあらわれることが多い。 相手が何か言った、何かしたから、一言差し出さなきゃいけない、 っていう決まりごとみたいなパターン。 テレビ、芸能人から広まった悪の文化だと思う。 かつて欽ちゃんは、タレントたるもの 「とりあえず何か返せ」 と指導したそうだ。 それはたしかにテレビ番組に求められる能力であり、 というか不可欠な機能であり、 ある言葉やある事態が発生したら まごついたりせず 「とりあえず何か返せ」 っていう。 しかしこれは常套化しすぎた。 しすぎた結果、 とりあえず何か返していない場合に、 ヘンな空気になる という状況が生まれだした。 一般人の会話にも。 多くの人が、 何か言われたり何か事態が発生したら、 「とりあえずなにか言う」。 ヘンな空気になるのを避けるために。 その定型にのっとるのがコミュニケーションだと カンチガイしているような考えなしは もういっそ黙ってろよ。 口を開かなくたっていいんだから。 黙ってたっていいんだよ。 コミュニケーションて そんなに丁重に扱ってやらなくちゃいけないような か弱いもんじゃない。 暴言にも無言にも意味を与えてくれるもんだろう。
18時頃、 遊んで遊んでかまってかまってと繰り返す妻に付き合って 久しぶりにカードゲームをした。 その最中のBGMが難しかった。 テレビからスグにYoutubeを起動できるようにはなったものの 見たい動画もなければかけたい曲もない。 僕は延々Lo-fiでいいのだが妻は陰気臭くて嫌だという。 知らない歌手の知らない曲をかけ続けていたが いずれもピンとこなかった。
夕飯はきっかり19時半、 ダーウィンがきたに合わせて。 虎の回。 毎年恒例、年始の一発目は干支に因んだ動物を特集している。 そして大河ドラマの宣伝をかねる。 それさえなければいいんだけどな。 虎はめちゃくちゃかっこよかった。 ネコ科の動物で、 あれだけ筋肉むきむきで重感のある生きものいないからな。 のしのし歩いてるだけでカッチョエーし 走っても飛んでも見とれる。 そして超怖い。
吉見俊哉編の路上のナントカいう本読み進めてる。 ちんどん屋の話、すごいよかった。 よく知らなかったけどちんどん屋は広告宣伝業で、 楽奏しながら街を練り歩くことで ある店舗やサービスを周知させる、商いの一種らしい。 異界の他者が賑々しく街に登場するというのは いかにも現代的じゃないけれど この本では若手の参入が途絶えはしないと問いていた。 そのうち、早稲田大学のサークル活動として ちんどん屋の真似事?をしている学生たちに インタビューをしていたのだけどこれがよかった。 街に登場してちんどん屋の振る舞いをしていると、 道行く人が笑顔を向けてくれる。 その様相を表す言葉として 「本当に笑顔で」が何度も登場する。 「本当に、本当に笑顔で」。 現代ではウソや気遣いというほどでなくとも 追従や愛想笑いに敏感すぎて、 “そうではない”と確信できる、 体感的な”本当に笑顔になってくれた”という現象が、 どれだけ価値あるものかが表れている。 街と一体化した感じがあって、と表現している学生もいた。 スバラシイ。 街を生きる理想的なありかただ。
本ではその後、サウンドデモに触れていた。 こちらも共感できる内容で、 車に占有された道路の実状を嘆き 路上開放をかかげる人々が 音楽を演奏したりあるいは路上で踊りまくることで 抗議を示すデモなんだそうで、 こちらもスバラシイ。
で 僕は踊りとか歌とか演奏とか そういう原始的なおこない、 世界との通信しようとする態度が好きだし敬慕してるから、 見聞きするたんびにスバラシイスバラシイと感動するのだけど、 じゃあ自分自身はどうか と向き合ってみたときに、 つまり ちんどん屋を体験してみたらいいじゃないか とか 路上で踊るお祭り騒ぎしてみたらいいじゃないか とか 検討しようとしてみても 絶対やろうとは思わない。
たぶん やってる人は言うだろう、 「大丈夫大丈夫、そういうの苦手な人とかいっぱいいるから。 でも難しいことなんにもないし、とりあえずやってみればいいから。 やっちゃえば、ああこんなもんかってなるから。 悩んでるならやったほうがいいよ」 が そういうことではない。 そういうことではないんだな。
この そういうことではなさ の複雑系が僕の文学意識の根っこだと思う。 なかなか言語化はしえない。 というか した途端にウソになる。 だからこそこれは 文学の領分で取りざたされるべきもの。
妻は正月からかかりきりだった革細工を ようやくほとんど完成というところまでこぎつけた。 が母子手帳にはめるにはサイズにやや難があり、 何より革のカバーを装着させると 表紙が見えなくなって これは いざ というときに 他人が一発で母子手帳と判別できず 困るんじゃないかと懸念して、 結局お薬手帳の方に装着する運びとなった。
23時前に入浴。 家を購入するプランについて練りたいと妻が持ちかけてくる。 正直なところ そういう大きな話からは逃げたい。 実際自分は、資本主義社会が前提とする 未来志向型の(虚像、共同幻想型の)人生観が好きではない。 というか 世の多くの不幸の元凶とすら見なしてるから 憎悪の対象とすらいえる。 ただ実際問題、 「持ち家はほしい」という夫婦単位の意志がある。 となると、ローンを組むにあたっては 年数の勘定がシビアとなってくるから いつまでも放っておけない。 待ちの態勢でばかりはいられない。 妻の方でもそのあたりを熟知しているから、 僕の考えかたがどうであれ、 ソレはソレとして早く話を進めましょう、となってくる。 嫌だな。 が、 嫌だなと思っている僕をつつくような振る舞いを 妻自身もしたくない、させないでほしいと思っているだろう。 なにぶん一人で生きてるわけではないから 折り合わないといけない。
間接照明について検討。 居間が暗いので。 とりあえずピンライトを当ててみた。 おしゃれではないが 読書しやすくはなる。
0時過ぎに寝室へ。 30分くらい本読んで1時前に寝た。
| 2022年01月08日(土) |
読書、コロッケ、しょうもない休日 |
晴れ。 庭の雪はまだまだ残っている。 路上からはだいぶなくなった。
朝から図書館へ。 読みたい本2冊の取り寄せをお願いした。 初めてか随分久しぶり。 あと吉見俊哉編の路上のナントカいう本と、 内田樹の呪いのナントカいう本と、 現代社会用語集という本を借りてみた。
OKマートで買い物して、いったん家に戻って荷物を置いて、 さらに西荻へ。 100均、肉屋、八百屋、TSUTAYA、餃子屋行って 帰ってきたら そのまま風呂へ…という計画を今日は諦めた。 各所でちょっとずつ余計な時間をくってしまっていたので。 大人しくアラビアータを作る。 オリーブオイルでニンニクと鷹の爪を炒めて トマト缶をまるっと入れて水足して中火で煮込む。 水分がなくなってきたら足す。 20分から30分くらい。 この間に、好みでケチャップやソースを足したりする。 お湯を沸かしてペンネを茹でる。 7分くらい経って、まだ歯ごたえ感じるくらいで フライパンのトマトソースの方にペンネを移して和えていく。 塩、ブラックペッパーで味を調え、 粉チーズふりかけてイタリアンパセリを飾って完成。 美味かった。 けど今回ウスターソースの代わりに おたふくソース入れたからその味が強かった。 甘いんだなあれ。
昼間は原神やったり本読んだり。 原神はマップ追加されたから探索が楽しい。 このゲーム結局、新マップのタイミングが一番楽しい。 イベントもなんもいらない。
本は、借りてきた現代社会用語集というのを読み始めてみたけど ものすごい悪書。 このタイトルでまさか 著者個人の見聞してきたことのメモ書きとは思わんもの。 イヤーこれはきつい。 これまでどんな悪書だろうと 薬も食らう毒も食らう の精神で読了してきたけど 今回ばかりは断念するかもワカラナイ。 主観と僻見に満ち満ちてる断定的な文章の浅慮っぷりにウンザリする。
夕飯はコロッケ。 まさかコロッケを一から作る日がこんなに早くやってくるとは…。 しかし調べてみると、そんなに面倒でもなさそうだった。 じゃがいも3コを電子レンジで温めて、 さらに茹でて柔らかくする。 その間に玉ねぎ半分とニンジン少量を細かくみじん切り。 サラダ油で炒める。 合いびき肉300gくらいを加えてしっかり火を通して、 塩コショウ、ナツメグで濃い目の味付け。 水分は飛ばす。 ジャガイモをボウルにあけてマッシュして、 肉の方に混ぜ込む。 これでタネが完成。 小判型にして空気を抜いて、 パットに並べて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。 今回は急冷モードで冷やしたから30分経ったら出して、 油を170度に温めている間に 小麦粉、卵1コ、パン粉を用意。 小麦粉はまんべんなくつけて、 卵…水大さじ1を溶いてよく混ぜておいたもの…にひたして パン粉をたっぷりとまとわせて、揚げる。 はじめの1分は弱火。 そっからちょっとずつ火を強める。 弱火、中火、強火で計6分くらい。 そもそもタネに火が通ってるから あんまり火の通りを気にしないでいいのは楽だ。 焦げ目がついたくらいで引き上げて油をきる。 キャベツに乗せてできあがり。 めちゃウマ。 かなり味が濃い。ナツメグ入れすぎたな。 でも妻はさらにおたふくソースかけてた。
食後、iPhoneに音楽を転送する、 本来なら5分で済む作業にずっと手間取らされた。 Appleがバカだから時間を浪費する。 5分で済むことを30分やってる。 音楽入れるだけのことなのにほんとバカだな。 旧来の製品ですぐ済んだことが どうしてこんなことになるのか。 映画見たかったがAppleがバカだから諦めた。 Appleがバカで休日が腐る。 不愉快だな。不愉快。気分が悪い。 なんでこんなバカのせいで時間浪費しなくちゃならんのだ… 時間がもったいない… 人生が削られてる。 こんな気分じゃ何も楽しくできないし何にもする気になれないし。
でまた原神やった。 するつもりもなかったけどやってみると自分の未熟さが浮き彫りになる。 何が未熟って、 ゲーム内の暴力でスカッとしているっていう。 まんまガキだな。 クンフーがたんねえ。
なおも庭に残る雪を妻は楽しんでいるが 不意に呼び出されたので縁側から降り立ち案内されてみると 新雪に足跡が残っている。 猫かなと検討をつけて、一度部屋に戻った後 照明を持参しもう一度二人で観察してみると、 どうやら鳥の足跡らしいことが伺えた。 ヒヨドリ可能性が高いようだ。 犯人探しのようで楽しかった。
入浴してバナナジュース入れて飲んで 本読んでおとなしく寝た。
| 2022年01月07日(金) |
雪道、自由恋愛の価値、気持ち悪さの学習 |
7時20分起床。 寝室のドアを開けてスグに 廊下から見える銀世界に感動した。
昨日の例があるから 大量のダンボール、ペットボトルを早めに捨てに行った。 地面は凍っている。 隣人が雪かきをしていたので挨拶してみたが あまり余裕なさそうだった。
弁当はチンジャオロース。 酒、醤油を少しだけ温める。 チンジャオロースはもう毎回、 一食してから味付けをし直すその時、 つまり弁当時に完成をさせている。
妻は朝からカメラ撮影に精を出していた。 普段は寒い、眠いといって朝まったく動けない妻だが、 自身から発した動機づけさえあればいくらでも動く。 大して着込みもせずに庭に出てひたすらシャッターを切っていた。
僕は普段より早めに支度を終えた。 徒歩で向かうにせよバスで向かうにせよ、 こんな日にはどんなトラブルに見舞われてもおかしくない。 さていつもと比べて7分前に出発がかなうぞというタイミングで 庭先の妻から呼び出された。 雨樋の垂れ下がる大松の葉や枝にツララが連なっている。 これを見せたかったらしい。 なるほど呼び止める価値のある光景だ。 いいもん見たとホクホクしながら家を出た。
路面凍結は十二分の注意がいる。 バスで行くか悩ましかったものの、 車移動は車移動で、スリップ事故が危ぶまれる。 比べれば徒歩移動の方は気をつけさえすればいい。 雪道を歩き進めていきたい誘惑も手伝って、 のんびり徒歩で向かうことにした。
駅まであともう数分というところで下り坂。 踏みしめる雪もほとんどなく、 薄氷の張っている坂道はどれだけ警戒しても 警戒しすぎることはない…とペースを落としたところで、 真ん前におっさん…お兄さん?… もう自分と同年代くらいの男性を どう読んだものかワカランくなってきたな… まあとにかくサラリーマンが真ん前に入り込んできた。 速度はほとんど変わらないが何分真ん前なので 正直ジャマだなあしかも片手に缶コーヒー持ってあぶなっかし あ ちょ あぶねってバランスあ あー と思う間もなくころびなすった。 きれいに。スッテンコロリンと。 …でも手を差し伸べたところで支えがあるわけでもなし、 かえって引き上げようとするこちらも転びかねないだろうし 見て見ぬふりが彼のためかとスルーして そのまま通り過ぎた。 その瞬間、通行人がまさに僕が諦めた 手を差し伸べて引き上げる動作を試みようとする光景が ちらりと見えた。
電車は遅延なし。 中野駅からは地下鉄となるが そこまでの3駅は高架の眺めだから 雪に埋もれた東京の街並みを一望できる。 しかしせっかくの雪景色であるのに 車中の人々はスマホいじりか 疲れ果てて目をつむっているかで 断然もったいない。 と、惜しがってる僕にしてみても 十数秒だけ景色に見惚れたあとは 日課のネットニュースを追うなどの くだらない時間の世界に戻っていた。
無事に出勤。 ほとんど誰も遅刻しているようには見えない。 リッパなもんだ。
主人恋日記1巻。 少女漫画家を母に持つ陰キャ女子高生が 主人公という設定の少女漫画。 割と好きな作家だし、 自身が三人の子どもを育てる少女漫画家ということで 「恋物語の主人公とは」 を解き明かしていくギミックは面白いんだけれど、 結局は主人公の容姿がよく、 いわゆるヘンシンもの、 シンデレラものとなってしまうのは残念だった。
職場では、僕の隣の席にはもうすぐ40になろうかという女性がいる。 お世辞にもルックスが良いとはいえない。 化粧やオシャレでどうこうなるタイプでもなく、 骨格の時点でいびつ。 仕事ができる方でもなければ、 面白いことも言えない。 では寡黙孤立の人間独特の世界があるかといえばそうでもなく、 それなりに自発的なコメントは発するのだが ことごとくが無味乾燥で頭に残らない。 強いていえば人並み程度の真面目さはあるといえる。 だがその武器一本で男性と恋愛関係を結べるかといえば、 実に厳しい。 人並みの真面目さは、今一歩で実直という美徳にもなり、 愛嬌一滴まじわれば健気という魅力にも通じるが、 この10年間その兆しも見えない。 もし自分が少女漫画の作者で、 彼女を主人公としたなら、を考えてみても、 納得のいく展開にはできそうにない。
こんな勝手な分析は彼女にとっては失礼極まる話で、 当人ならずとも不快になる人も多いだろうけれど、 僕には大事な問題意識なのだ。 「恋愛の価値」 「自由恋愛の是非」 「恋愛物語の位置づけ」 いずれも解決していきたい問い。
去年だか一昨年だったかの話題作、 転スラの漫画版を読んだ。最新刊まで。 全然おもしろくないな…。 いや、面白がることができなかったというべきなのか。 なはんて謙虚に日和るつもりもない。 中学生当時でも、つまんない扱いしていただろう。 正確にはあまり否定したくなるような要素もない。 イタイとか寒いとか下手だとかいうんではなかった。 ただなんにも感興を誘う要素がない。 ガキ向けにしてもお粗末だ。 いわゆる俺tueeeeee要素くらいしか見どころない。
ウシジマくんスピンオフの肉蝮伝説を読み始めてみた。 こちらも面白くない。想像通りの出来。 緩急がなくて初っ端からずっと暴力、非日常、凄惨だから、 本編であったような恐ろしさが全然感じられない。 非日常がスタートライン、話の基準になっちゃってて もうまったく暴力的にも見えない。 こっから面白くなるのかしらん。
東京新規感染者数900人超え。ハイペース。 去年のピークはどのくらいだったかもう思い出せず調べ直したら 8月に連日5000人超えをしていた。 よく忘れてたもんだな。 危機意識だなんだって、結局カタチだけかい。
帰宅時には雪はかなりなくなっていた。 結局はほとんど人通りのある路地しか歩いてないってことだ。 街のスミッコを覗いてみればちょこちょこ残ってるんだけど。
夕飯は七草粥。 買っておいたセットを茹でて、 おかゆだと時間がかかるから 冷凍のご飯を温めてから煮立てたもの。 うんオイシイ。 名目通り胃に優しく ホッとする感じがする。 しかし妻は食後、 七草粥はコレはコレ、コレはアレ、 と草の一つひとつを名指していくのが楽しみなのに 今年は食べるのに夢中でまったく忘れていた と惜しんでいた。
昨日の友人夫婦の話の続きをした。 ちょうど最近考えていた問題意識に紐付けてみた。 たとえば企業家や政治家が大掛かりな不祥事を起こした、 そのニュースを見かけて 責任回避に必死だなと鼻白む場面は多い。 大体、そもそもの仕組みが 責任をとりにくい、責任を所在を分散している、 誰もが責任を逃れられるようになっている…ようになっていて、 少なからぬ人々が、そのシステムを白眼視している。
が。 誰にどんな問題が起きたって、 親しい間柄の人間…親友や、親、配偶者など…は、 あなたのせいじゃないよ、と いってあげたいだろうし いってあげるべきなんだろうし 少なくとも そういえる余地はあるべきなんだろう。 とすると 誰か一人に、言い逃れできないように責任がのしかかるような仕組みは、 それはそれでよろしくもない…ともいえるかもしれない。 この観点は重要だ。 だがそれは結論ではない。 いろんな問題ごとに適用できるってだけ。
新型コロナが流行して以来 様々な言説が飛び交ってるけど 今ここで思うのは 「感染は常に誰かのせいにできる」点だ。 必ず誰かから感染したわけだから。 それは 「本当は俺は悪くない」にも通ずる。 その理非、是非はおいといて、 「俺は悪くないのに」という思いが発生しても全然不思議じゃない。 今回のケースに当てはめてみると、 夫からしてみれば、 「沖縄で誰かにうつされた」 という思いがあるだろう。 たとえば、 「俺は反対していたが友達の意向で滞在が長引いた」 「地元の人との接触は極力避けていたが向こうからグイグイこられた」 「米兵御用達みたいな場所に面白半分で連れて行かれた」 「やたら咳してるのにマスクつけてない奴がいた」 いくらでもそんな状況は考えられる。 そして 当人からすれば、 親しい人間には 「あなたのせいじゃないよ」 ととりあえず言ってもらいたいものだと思われる。 言われてから、いや自分も悪かったんだがと省みることもできようが、 真っ先にそのフォローがないと、きっと気分は害される、 というか心に余裕のないまま応答することになる。
…ってだけじゃなくまだ随分いろいろと考えたけど いったんここまで。
妻は仕事が残っているとのことで 居間にノートPCを持ち込んで作業していた。 おえらがたの作成した公文書の草稿の書式が甘いと嘆いていた。 情報の整理法がなっていないとのことだ。 「キマリゴトとして駄目なわけじゃなかったとしても、 私はこの出来上がり、すごく気持ち悪い」 その気分はわかる。 そして、相手にもこれが気持ち悪いことなのだと感じてほしい、 後輩を教育しているとこの感覚はよくある、 それを気持ち悪いと感じるように教育していきたいっていう… と継いでみると、 まさしくその通りだと妻は共感を示したが、 「これはいたるところであるよ。 人が人と関わっていれば理解と誤解と錯誤とが渦巻く。 その差の、間のところで発生するズレだから もうめちゃくちゃいろんなところであるよ。 きみ相手だってそう。 例えば部屋に衣服が脱ぎ捨てられてるのを ダメとか怒られるとかいう他律的な戒めじゃなく まず気持ち悪いって思ってほしいっていう…」 「あ、よく言ってる。それよく言ってるね。 そっかあ。ウルセエなあ」 元気な口の悪さだった。
| 2022年01月06日(木) |
ゴミ、積雪、余裕のないとき |
晴れ。寒い。午後から雪が降るとかなんとか。 8時前、年末年始にたまった燃えるゴミ袋を出しに行った。 まだゴミ箱には残っているがそっちは出勤がてら出すつもりで、 しかし万一収集車が先に来ていたらかなり災難だからと 出せる方を先に出したのだ。 結果的にはよかった。 出勤時に最後のゴミ袋一つを出そうとしたらもう回収されていた。 よくはないがよかった。 一つは残ってしまったがリスク回避はできたし、 今の庭ならゴミ袋一つあと3日置いておいても支障はない。 生ゴミとはいえ冬場だし。
でも年末の回収最終日に続き 今回の年始の回収開開始日にも 収集場にゴミ袋が溢れておらず驚いた。 前の住まいだったら溜まりに溜まったゴミ袋がワンサカだったもんだけど。 区域に対する住戸数の少なさ、住民の少なさ、 それに年末年始に帰省しているといった生活態が反映しているんだろう。 毛並みがいいな。
妻には鶏肉と白菜の炒めものを弁当に仕立ててやって、 僕は昼に絶対にラーメンを食べるつもりで 朝からずっと楽しみで仕方なかった。 この楽しみがあればこそ 凍えるよな冷気にも喜んで耐えられるってもんよ。
待ちに待った昼休み。 会社から出てみると、雪。 …雪! 本日12時ごろから東京でも雪が降る可能性が… と予報で言ってはいたが 本当に12時ピッタから振り始めたな。 ラーメン屋では入店早々メガネが曇って参った。 券売機のメニューが見えない。 必然、メガネをずらして操作しなければならず苦労した。 おりゃー視力0.01だからよお。 ほとんどカンであっさりラーメンを引き当てたぜえ。 そんでようやっと食べれたラーメン美味かったわぁ。
東京の新規感染者640人。昨日から倍増。 100、300,600とこれまでにないペースで増加してる。 こっぇえー。 大抵の人が一年前より危機感ないしなあ。
夕方、積雪。 思いのほか積もった。九段下の景色はなかなかきれい。 荻窪の駅前は路面がやや凍結していて危なかったが 住宅地の方が新雪を踏んでいけるので安全だった。
OKストアで買い物して帰宅。 路地裏はみごとな銀世界。 雪は止んでいて、たまに吹く風が電線上に か弱く乗っている雪をふわりと舞わせると 雪片が電灯に照らされてキラキラして綺麗。 あちこちで子どもが遊んでいた。 雪だるまを作っていたり、雪玉を投げたり、 ただ歩いたり走ったり、どの子も楽しそうにしていた。
足元に注意しつつ雪景色独特の気分に浸りながら帰宅。 玄関先に雪だるま。中くらいのと小さいのといくつか並んでいる。 妻が仕事をさぼってセッセセッセとこしらえたもののようだ。 身体を冷やすなというのに。 室外機の雪だけ取り払って家に入った。 見て と妻が言う。 「見つけた」 コタツのスイッチだった。 現在居間に置かれているテーブルは 本来ならコタツであるのだが 購入当時これをそういう用途で使うことを妻は疎んじて スイッチをどっかに追いやってしまった以来行方不明となり 今更コタツとして機能させたくてもさせられない 不遇の日々が続いていたのだが ちょっと探したらすぐ見つかった、とのことで あとで試してみることにした。
妻が言うには、降雪のさなかでも鳥はガンガン来ていたらしい。 庭を見ていると見事な美景。 妻はよくはしゃいで、カメラを取り出しあちらこちらを撮影していた。
夕飯はチンジャオロース。 牛肉だけボウルに入れて醤油みりん酒生姜ニンニクで下味つけて 冷蔵庫で15分。 その間にピーマンとタケノコ用意して炒めて 30分くらいでちゃっちゃと作った。 ご飯は冷凍を解凍。 その間にコタツをセットしてみた。 布団カバーはナシ。 着け始めは焦げ臭い。そういえばこんなんだったな。 チンジャオロースの仕上げにオイスターソースをちょろっと足して… というところで ブレーカーが落ちた。 エアコン、コタツ、電子レンジ、テレビ、電気ストーブ、 ほか待機電力もろもろ… さもありなんさもありなん。 一発はあるかと思われてきたが これまで結局落ちてこなかったんだよな。 ブレーカーはさっさか上げてコタツのスイッチを止めた。 電子レンジがいかんかったな。 しかしまさにオイスターソースを注ぐときに 明かりがなくなってしまったものだから どれだけフライパンに垂れたやらワカラナイ。 かといって味見もせずギャンブル的な味付けになった。
が美味かった! チンジャオロースはえらいな。美味しくえらいな。
食べ終わってから コタツ用布団カバーについて調べた。 正方形のかなり大きめのサイズとなるし 5000円はしてしまう。 デザインにこだわれば10000円を超える。 もともと用意するつもりのなかったコタツ設備に それだけのコストはかけたくないし、 シーズンがすぎればただただ邪魔である。 またよくいう話、部屋にコタツがあるとそこから出れなくなる。 妻がそうなるのは目に見えてるが それに加えて僕までもが出れないとなると この住まいの維持機能が絶える。 スイッチが見つかったことは嬉しいが だからといって強いて使わなければならないわけでもなく、 暖房器具ならたとえばホットカーペットなんかでも じゅうぶん効果を発揮するだろうから 検討できないだろうか、 そんな話をした。
といっている間に 先日もウチに来てくれた妻の友人から妻へ電話が入った。 一度は書斎にこもったが、 15分ほどして戻ってくるとスピーカーホンにして、 コタツをどうするか悩んでいる件を相談した。 彼女の案ではホットカーペット推しだった。
電話を切ってから、彼女から妻への相談内容を知った。 なんでも新婚の旦那さんが正月に沖縄へ旅行に行ったそうで、 沖縄といえばここ数日のニュースでは感染者激増が騒がれ 今日に至っては新規感染者数が900人を超えたが、 年末時点ではまだ収束ムードもあったことであるし、 年始の友人との沖縄旅行は長年続けてきた定例行事とのことで、 それ自体は責められない…のだが、 あいにくPCR検査の結果は陽性となってしまったらしい。 無症状ではあるものの、結果はそうなってしまった。 今は自宅で部屋を別々に過ごし、 電話にて夫婦間の会話を試みたそうだが、 彼女は茶化すつもりでもなく明るく迎えようと、 今のお気持ちをどうぞ、と記者風に応じてみたらしい。 この一言が軽率であったのか、彼を怒らせてしまった。 彼女は謝ったが彼の方の怒りは収まらず、 今のはオカシイ、他の誰かに聞いてみろ… と突き放されたそうで、 それで電話をかけてきたとのことだ。 妻は、 謝ってるんだからそれ以上ナニすりゃいいんだと、 旦那の態度に否定的だった。 加えて、それは当事者二人の問題であって、 他の人間に意見を聞いてみろというのもズレている、 といった答えを示したそうだ。
僕はそれよりかは柔和に受け入れたい。 無症状とはいえ不安はあるだろうし、 仕事への影響も大いに懸念されるし 友人たちへの心配もやまないだろう。 つまり到底余裕がない。 余裕がないと人へのあたりはきつくなる。 大抵の人間がそうであるし そうありたくないとしている僕自身にも覚えがある。 普段なら流せる失言にも厳しくなるし 理不尽な応対だってする。そういうものだ。
今夜も早めに入浴をした。 その直前、うどんを食べることにした。 雪景色の庭を見ながらだ。 1玉のうどんを2つの器に分けて、 窓を開け放し縁側に腰掛けて食べる。 寒いことには寒いがうどんで温まるし、 どれだけ身体が冷えてもすぐ後には風呂が待っている。 最高の3分間だった。
入浴後、踵のヒビ割れについて妻からレクチャーされる。 僕が調べもせずにドラッグストアで買ったものは 捨てろ とさとされて、 自前の品の中から数日間これを試してくれと渡されたものを塗った。
0時半ごろ、寝室へ。 雪の冷気により冷やされきっている。 暖房と湯たんぽの力を借りてもなお寒い。 これまでにないほど寒い。 20分ほど夫婦でぎゃあぎゃあ寒がりながら、 本を読んで寝た。
| 2022年01月05日(水) |
仕事始め、あきらめへの誘惑、未来からの開放 |
晴れ。 7時20分に目覚め。 休み明けでさすがに眠い。 ただそんな気力のなさを見越して 昨晩はキーマカレーにしたのだ。 弁当はご飯とキーマカレーを温めるだけでほぼ出来上がる。 ちょっとだけ醤油とオイスターソースを足した。
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したとの報道を 背に受けて家を出た。
仕事はほとんど何もない。 入ってくるはずの仕事が遅れているようだ。 弁当は美味かった。 うちの会社は基本的に各員曜日ごとの残業が定められている。 僕は月水金で今日は残業のつもりだったのだが 18時25分になってから 差し迫った仕事がなければ今日は18時であがってよかったことが判明。 先にあがっていた無能先輩が伝達できていなかったのだ。 それでも残魚無しであがれるならオイシイ、 ヨカッタヨカッタと穏やかに帰途についたのだが だんだんと苛立ってきた。 たかだか20数分のズレとはいえ 帰宅後のまとまった時間でとらえると 立ち回りに大幅な差が出てくる。 残業なら残業で、職場でできることはあったわけだし、 結果的に最も非生産的な時間の扱われ方となる決着をした。
19時過ぎに荻窪到着、 今日はうどんの予定だったところを差し替えて 豚バラと白菜と大根の煮込みにすることにして OKストアにだけ寄り19時半に帰宅、 ご飯も冷凍してあったのを温めただけで済ませたから 20時には飯が食えた。 テレビではテレ東の うちまで送っていいですか を久しぶりになんとなく見始めた。 ちゃんと見るつもりはなかったが途中から見入ってしまった。 代々木の一戸建てに住む69歳の男性。 家は広々とした日本家屋…のはずなのだが ゴミ屋敷と化している。 その中で、とくに不自由そうでもなく 明るく呑気に不衛生に暮らしている。 今は遺産だかなんだかで食いつないでいるが あと7,8年もしたらその金も尽きるんじゃないの…と笑っている。 別に死んでしまっても構わない、 おれを知ってる人間もいなくなっちまった、 親も妹も死んでしまって、 自分を知ってる人間がいないんじゃ、え、生きてる意味、ないじゃない、 という話には含蓄があった。
またその後、キングオブコントで優勝した 空気階段のなんとかモグラが まだほとんど売れていない5年前の時点で この番組にたまたま取材されていた映像を放映していた。 ギャンブルや風俗で重ねた借金が500万円あり 高円寺にある金のない芸人のための部屋に 先輩と一緒に暮らし 家賃14000円をたまに払っている… 彼が人間的にどれだけクズか、といったエピソードが語られていったが 結局は芸人の道で結果出してるわけで、 売れた今でも借金は何百万とあるそうだが これは掛け値なくカッコイイ、 どころかほとんど芸人の理想像なんじゃないかとすら思った。 大阪芸大の学費が払えずに退学したものの 落語研究会でお笑いを面白いと思い芸人を志す、 風俗のボーイなど勤めつつ 日用品などは先輩の世話になって あとは競馬パチンコしてその日暮らし… 才能がなければ落ちぶれていくだけの人生だったかもしれないところを 才能によってみごと開花させた。 いや結果は置いといても、まず捨て身になれる生き様が強い。 後先考えず…いや考えていたのかもしれないが世間一般からすれば捨て身で、 ゼロやマイナスの地点に身を置ける時点で、 ある羨ましさをもつ人は持つだろう。僕はもった。
原神の大型アップデート。 ダウンロードが遅々として進まない。 回線というよりPS4の問題かもしれない。 ルーターとPS4の両方を再起動したらマシにはなった。 その間に、だいぶ早めとなるが入浴することにした。 連日少しずつ読み進めている住まいのシェアについての本を今日も読む。 ベラルーシの長屋の事例が載っていた。 広場を中心に掘っ立て小屋が連なって、 ここで彼らは一時の共同体となり 生活用品や育児などを協同しているという。 音は隣人に筒抜けで会話はおろか夫婦の営みさえ丸聞こえ。 ただそれらは、聞いてないことにするという暗黙のルールがある。 一方で、子どもを打擲するような気配がしたなら隣人は黙ってはいない。 そういった生活模様が紹介されていた。 黒澤の どですかでん だったか タイトルも不確かだし本当に黒澤だったっけ?とも あちこち記憶あやしげだけど あの邦画を思い出した。 人間の暮らし、社会の在り方の、一つの真実があると思う。 別に現実問題ああいった生活がしたいわけじゃないが、 羨むようなところもある。 彼らは今を生きている。その日その日を。 経済観念は「未来」の観点を導入する。 ある未開の地では「今、ここ」という現実態を常に生きていると アルフォンソ・リンギスは説いていた。 吉見俊哉は大正時代の銀座を引き合いに 欧米から「未来」をまなざす視点を与えられたと論じていた。 どですかでんでバラック小屋に住む人たち、 冬には寒くて凍えて、 そうなると狭い部屋に敷き詰めた布団に 重ねられるだけ毛布やら掛け布団を …それもろくに洗われていない、ボロボロの、異臭漂うような布地を… ひたすら重ねていって、 あとはもうそこに包まって何もしないだろう。 それは現行社会が想定させる幸福像とはかけ離れている。 また当人にしてみても、 寒い、することがない、ただただ耐えるだけの夜 というのはどうにかして抜け出したい環境だったりもするのだろう。 それでも、今そのときだけを生きている。 その時空間の実現は、 どんな大豪邸に住まうよりも羨ましいと思えもする。 あきらめへの誘惑。 未来からの開放。
寝際、妻はiPadを楽しんでいた。 ドット絵を描けるアプリを試してみたところ感動したらしい。 画面の大きさと操作性、なによりペンで描けること。 これまでスマホ画面に指操作でチマチマ描いてきたわけだから 感動もひとしおだろう。 絵を描くとなればマウスで描いてきた僕にもよくわかる。
| 2022年01月04日(火) |
米中論、市場原理、内面の自由 |
お休み最終日。晴れ。 寝坊して9時過ぎに起床。 朝ごはんだけ食べてスーパーに繰り出すつもりが、 物価上昇のニュースを見たばかりに夫婦で議論となった。 僕は市場経済型社会の成り行きを訴えた。 中国における自由の制限は必ずしも悪しきものでもなく、 また独裁政治と呼びならわす危険性について論じた。 例えば他国における徴兵制にしてみても、 現状日本に住まう身からしてみれば、 いざとなれば戦場に駆り出される、 それでなくとも時間が浪費させられる点において、 御免こうむるという実感がある、 それは大多数の意見であるとも思われるが、 その国における地理的条件、歴史、国際情勢といった 諸々の条件のもとにおいては、「仕方ない」となるだろう。 だから他国の政情を語る際には、その国においての条件を 一通り踏まえた上で批評するべきなのだが、 日本の尺度をもってして善し悪しを語っている場合が多い。 明らかな悪が見えたとしても 近視眼的に善悪を裁定すべきではない。 また報道の偏向もあるし、そもそもアメリカ型の市場原理主義、 資本主義社会に最適化された民主主義の価値観で 物事を判定しようとする目線自体が被洗脳的であるのに、 中国や北朝鮮を見て 「この人たち洗脳されちゃってる」 と軽々しくコメントするのはかなり危うい。 それでもかわいそうな人はかわいそうだ、 と慈悲的な感情つつかれる問題についても、 それは一面的な見方に過ぎず、 ある秩序のためには必要悪として肯定されうる。 また、被害者や弱者に寄り添いたい心持ちと、 加害者や強者を糾弾したい心持ちとは弁別すべきであるし、 「何にしたっておかしいよ」 と述べてしまう感覚自体がおかしいのだと疑え、 そんな意見をあーだーこーだ述べた。 僕からすれば 内面の自由が何より大事だが、 外面的な自由を得ようとすると それは植え付けられた幸福論… 健康でなければならない、結婚すべき、 金はもっておけ、趣味を謳歌しろ、… に根差している場合が多く、 これは内面の自由を侵しがちであるから、 ホドホドでいい。 内面の自由の方も、 徹底すると山奥の仙人が理想像となってしまうが、 そこまでは求めない。ホドホドでいい。 バランスなのだ。 今は外面的自由が暴走している。
もろもろ省いて結論だけを言えば、 文学っていいぞ、 この一言に尽きるんだと言って締めようとしたが、 その文学が規制されたりするんじゃんと妻が笑うから、 規制対象となるのはあくまで出版物であって、 それこそまさに市場的な目線でしかモノを見ていない、 と話を続けることになってしまった。 妻は表現規制を何より嫌う。 それは表現を大事にしている層にとって当然の姿勢とも取れるが、 僕からすれば表現をなめている。 焚書されたってなんだって表現は生き抜く。 砂にだって絵は描けるし 耳元に囁いたって物語は語れる。 市場と作品とはあまり強固に結びつけられてしまって 表現というものがやたらと肥大化しているが 僕はもっと原始的な表現にこそその価値が認められるはずだと信じている。
1日に訪れた友人の弟からLINEが入った。 家に訪れた際には丁度風呂に入っていて挨拶できなかったが、 渡したパンデピスを食したらしく、その礼を兼ねてのメッセージだった。 感想がほとんどスパイスについて。 そういえばコイツは元々ラーメン屋になりかけていたのを 挫折したのかなんかのか方向転換して グリーンカレー専門店を開こうとしていて 折悪しくコロナの流行が始まってしまったから その計画は頓挫しているようだけれど ことスパイスについてはかなりの専門家なのだ。 パンデピスは見た目がいいから何人もにあげてきてるけど こうやってスパイスについて語ってきた相手は初めてだから面白かった。
今日は行くつもりだった温泉を諦めた。 コロナの心配が増してきているのと なかなかお休み最終日ゆっくりできそうにないので。
随分遅れてOKストアへ。 ついでに寄るつもりだった図書館は今日まで休館だった。 しっかりお休みください。
帰宅後は焼きおにぎりの準備。 あと昨日の客から頂戴した出来合いのお出汁でお吸い物。 どちらもンーー美味い。
食後、映画。プレイタイム。この前寝ちゃったやつ。 面白い。 画面全体にピントが合っていて 画面のどこを見ていても ずーっと何かしら動いている、何か起きている。 これだけ群像を描いた映画ってないんじゃないか。 誰が何をしたっていう筋がない映画はたくさんあるけれど 誰かが何かを延々し続けている映画っていうのか それもひっきりなしに その何かにもアイデアがあって面白いし レストランでの狂騒的な描写はあれ見たかった映像の一つなんだよな。 DVD欲しいな。 バックグラウンドに垂れ流しておける。 全編にわたって言うなればノイズみたいなもんだし。
そっからちょろっと原神やって、テレビに戻したらハムナプトラやってた。 見るともなく見る。 妻はずっと革細工を…トンカチを隣でガンガン叩いていた。 ちょうどその頃に義父からLINEのメッセージ。 来週か再来週に広島へ行き、 義母の去年亡くなった母の仏前に挨拶しにいくとのお報せだ。 これに妻が怒っていた。 人の気持ちを考えていない、 今さら誰になんの挨拶があるのか、 結局自分のことしか考えていない、 そういった怒りだった。 僕はこれに対して、義父だって感情のある人間なのだから そちらにも配慮した解決法が必要だろうという話をして、 そっからさらに家制度と血縁関係がどうのといって レヴィナスの親子論についてもちょっと触れて
TSUTAYAへDVDを返しに行って 肉屋に行って財布を持ってき忘れたことに気づいて 一度家に帰って本日2回目のOKストアに行った。 ひき肉に加えてみりんと醤油などを買った。
帰ってから妻のリクエストに応じて ぜんざいを作った。 作ったといってもほぼ出来合い。 小豆汁をあったまめて、焼いた餅を切って入れた。 そこで気づいたが僕はぜんざいを食べたことがない。 というかお汁粉も知らない。 味はわかる。あんこだから見当はつく。 しかし形がなんとなくしかわからない。 まあこんなもんだろというつもりで見た目整えてみたが まずは器が違うと批判された。 味噌汁椀でいいようだった。 味もイマイチ。 餅も焼きが足りなかったようで固かった。 来年はちゃんと作ってみるか。 「そういえば、家庭によってはぜんざいに、塩入れたりするんだって」 「ウン、僕が調べたレシピでも大抵は入れてたな」 「ほんとに? 私、甘いものに入れる塩って邪道だと思うんだよ」 「君が美味しがってるタルト生地には必ず入ってるよ」 「エッ!」 「タルトでも、チョコレートケーキでも…。 こっくりと味が際立つからね。レシピの時点でそうなってる」 「まじか…」 「そのおぜんざいも、塩入れたら美味しくなると思うよ。試しておく?」 「試す」 結局それなりに美味しくなった。
妻は今日は一日中革細工。 その合間に漫画を読んでいた。 37.5度の涙。病児保育を題材にしたCheeseの作品。 この先始まる子育ての日々を先取りして 読むだけで疲れるものかと思われたが 今のところは楽しんで読んでいる。 まだ他人事として読めるものらしい。
作業中はとにかく夫に近くにいてほしいようで、 そうなると僕ができる行動が限られてくる。 そういえばとYoutubeで ODD TAXIのオーディオドラマを垂れ流してやった。 5分が13話分。 ウーンようできてる。 劇場版というのが アニメ本編の再編集版であり 最終回のその後も描写しているとのことだけど 公開した頃には脚本の様々を忘れてるだろうな。 多分見るとしたらレンタル始まってからだし、 そのときにわざわざ本編を通して見直しもしないだろうし。
夕飯はキーマカレー。 ピーマン、玉ねぎ、にんじん、エリンギを延々みじん切り。 だけど今回は初めて、 ハンドブレンダーでのみじん切りを試してみることにした。 あまり具合は良くなかった。 玉ねぎは1玉が入らない。半量ずつとなる。 これをチョッパーで切り刻む。 すると細かく切れている部分と、まだ切れていない部分とが出てくる。 十分切り刻もうとすると、今度は刻まれすぎた部分が多くなって、 おろしたみたいな仕上がりになった。 だからもっと少ない量で、ちょっとずつ入れていく必要がある。 となると、あらかじめかなり刻んでから投入していくわけで、 それだったらはじめっからみじん切りにしても手間はあまり変わらない。 結果は包丁みじん切りの方が良さそうだし。 だいいち、先日のタクシー運転手のナビ依存でもそうだが、 あんまり便利用品に頼ってるとザコになる。 バナナをジュースにするのとは違って、 包丁で十分できるのだから手でやった方が何かといい。 ただ今回はテストを兼ねてはいたので、 続いてニンジンとピーマンとエリンギも刻ませてみた。 いずれも玉ねぎより水分量が低いから 刻みすぎてもあまり問題はない。 そして確かに、賽の目より細かく刻んではくれる。一瞬で。 使いみちはあるのだ、きっと。 ほとんどないけど…。
そうして出来上がったキーマカレーは味がうすかった。 おかしいな? せっかくの貴重なカレーの機会であるのに。 デブメニューだからあんまりやりたくないのよな。 塩分も知らず知らずに摂りすぎてしまう。
食後、妻はトンカチをガチコンガチコンやっていた。 僕にはやはり側にいてほしいらしく、 すぐ横のソファで読書していた。 また都市論、まちづくりの本。 勝手に悪い先入観もってた宮台真司が面白い。 屋上は何も目的がもたされていない空白の場所ってのはなるほどだ。 あといくつか示唆があって… それらは"花束"にも"トキノ"にもつかえそうだ。 でもこの休み期間中ろくろく小説は読めなかった…。 そして執筆にいたっては全くといっていいほど書き進められていない…。 正月って駄目なんだな。 去年はズーッとゲームしてたわけだし。
オッドタクシーの考察動画をちょっとだけみた。 なんかいかにも素人くさいVtuberみたいなやつの。 やっぱ苦手だな。嫌いだ。うんざりする。この手の。 何がっていろいろあるけど もう一番素直な気持ちとしては声が嫌なんだな。 口調が。 語り口が。 素人くさい声って大きらいだ。とくに男の。 じゃあ見るなよって話なので限界の二歩手前で閉じた。
昨日のタルトの残りを食べて風呂へ。 入浴後、久しぶりにバナナジュース。 東京都の感染者数増えてる。150人。 こっからオミクロン株の猛威が始まるのだろう。 年末年始の人だかりの結果もこれからだし、 真冬突入だし、 ワクチンの効果切れもあいまって、 感染者数がたやすく増えることは目に見えてる。 それでも以前とは違って ほとんどの人間がまだ平常的に日々を過ごせていけるだろう。 僕はまた自粛に入る。 1月末に呼ぼうと画策していた友達との集まりもキャンセルするつもりだ。
オッドタクシーのOPがよかったから、 クレジットされていたスカートとPUNPEEというのを調べてみた。 スカートとはバンドで、オッドタクシーの楽曲には そのキーパーソンが参加していたようだが、 スカートの楽曲そのものはピンとこなかった。 おとなしいフジファブリックという感じ。 PUNPEEの方が聴けた。 夜っぽさ、街っぽさがある。
0時過ぎ、洗濯物を部屋干しして寝室へ。 明日から仕事が再開するが全く実感がない。 お休みが永遠に続いてもらいたい。 ありがちなフレーズだな。
| 2022年01月03日(月) |
来客もてなし、オッドタクシー |
晴れ。 8時過ぎまで眠れた。 気持ちのいい朝。寒いけど。 朝食はフレンチトースト。 昨日の夜から食パンを浸しておいた。 卵液には牛乳だけじゃなく生クリームをつかったし ちゃんとリンゴの薄切りをジュクジュクに熱して添えた。 チョコソースやメープルシロップはないので黒蜜をかけた。 うまうま。
チャッチャと片付けして西友へ。 イチゴ600円。まあするよな、しかたない。 帰宅して入浴。入浴ばっかしてる。でも気持ちいいから…。 都市のメトロポリス、ちょっとずつ読み進めていたけど もう断念しよかな。 もっと読みたい小説ある。
昼飯はおとなしくご飯に広島菜、栗きんとん、黒豆、田作り。 あと昨日使い切らなかった美味しい牛肉。味噌汁。美味い。
タルトの仕上げ。 カスタードクリームを用意して 一度冷やしてからタルトに塗りたくり、 イチゴを乗せられるだけ乗せて 刻んだピスタチオを散らして そっからさらに 面倒がらずけちらず、 ナパージュをまんべんなくぬりたくってツヤッツヤに。 おお…きれいにできた。 言い訳なしのタルトのできあがりだ。
掃除して、お餅を焼いた。 昨日と同じく醤油海苔。 そしてリベンジの、砂糖を混ぜたきな粉。 ただここで妻が、 今更言いにくいのだが私は別に きな粉餅が好きなわけじゃないのだと白状した。 ひとえに懐かしさで食べたかっただけらしい。 コノヤローといっている間に客が来た。 妻の友人。 同年代の客を招くのは初めて。 とはいえ彼女は引っ越し時にも手伝ってくれたから からっぽのこの家は知っている。 生活環境を整えてから来るのは初めてで まずは庭並みに感動していた。 鳥がやって来やすいのは朝をピークにして14時頃までで、 15時を過ぎた今はペースが落ちるが、 それでも何羽かは見れた。 餌をつついている姿も鑑賞できた。
ただ居間でゆっくりしてもらえればよかったのだが 結局は全部屋を案内することとなった。 むきだしの寝室も、掃除の足りていないキッチンも…。 彼女の方は新婚で、一戸建てを購入したばかりの身。 話を聞いているとウッカリ暴言を吐きかねなかったから あんまり口を挟まず聞き役でいた。
タルトのお披露目。 見た目はばっちり。 美味しかったけどピスタチオの味が弱かった。 カスタードクリームの甘さに負けてもーた。 美味しいのだけどもったいない。 今回は繊細な味のほうが絶対良かったのにと悔しくなる。
妻の友人に、金剛寺さんは面倒くさい全巻を貸した。 これは是非とも勧めたいものだったから念願かなって嬉しい。 宇宙よりも遠い場所も勧めたがこれは視聴済みとのことだった。 面白かったとは感想していたが あの分だと別にハマッてはいなかったのだろうな。
今日がエアコンの効きがよく、 心配していた冷え込みにも見舞われず、 日が暮れてきてもむしろちょっとモワッとするような 暖房独特の熱気があった。 17時頃から夕飯の準備。 クレソン鶏もものスープご飯。 クレソン鶏ももを40分ほど煮出した時点のスープに 塩コショウだけして客に飲ませて、 彼女はバスで帰っていった。 妻は見送りがてらコンビニへ型紙のコピーをしに行った。
夕飯ギリギリまでその型紙の切り抜きをしているのを途中で止めさせて、 果たしてクレソン鶏ももスープごはんは大成功の美味しさ。 テレビは録画しておいたマジ歌選手権を見た。 牛乳を口に含むルールはなくしてしまったようだ。 番組は、どうにか最高人気時のノリを 維持しようと努めているのは伝わってくるが、 それでももう潮時感がイナメナイ。 大抵そういうもんだけど 初回とか二回目くらいまでがフレッシュで面白くて、 そっからは 良かったトコを踏襲し続けていこうって魂胆やら ちょっとヒネリ加えて飽きさせないようにしようって作為やらで だんだんと現場感が薄れてきて白けてくる。
オッドタクシー。 結局見切ってしまった。 最後は5話連続で観た。 面白かったな…ウンおもしろかった。 この手の、人と人との因果が立体交差して 事件が起こり収束していく、 その軌道上で多くの伏線が散りばめられ 終盤にバタバタバタッと回収されていく… という作品には覚えがあるし、 そのなかで随一とまでは思わないけど 単純におもしろかった。 くやしさもある。 最終回の、一つの場所一場面に登場人物が集まっていて… というのは、理想のクライマックスだ。 あとなんか女キャラ可愛かったな。動物の見た目でも可愛かった。 二階堂るいちゃんカワイソすぎる。 ていうかミステリーキッスが全員報われなさすぎる…。
あとはもう大人しく入浴して寝た。
晴れ。 今日の予定はとくなし。 朝から布団を洗って干した。 午前中に最寄りの西友へ。 正月でもやってるてなぁ助かる。 牛乳や野菜を買い、帰ってすぐ昼飯の支度。 玉ねぎ切ってサラダ油で炒めて ニンジン大きめに切って加えて しめじも加えてあと冷凍してあった豚バラ肉を 凍ったまんま加えてかるく火を通したら 水を足して煮る格好ととのえて弱火にして風呂へ。 入浴後、調理の続き。 カレーうどんだ! がやや薄味の仕上がりで至高の美味しさには至らなかった。
食後、オッドタクシー1話だけ鑑賞。面白くなってきた。 原神やってちょっとノンビリ過ごしてから、今度は西荻へ。 TSUTAYAで自分用の映画を一本借りた。 昨晩にも友人から二本借りたのだが、 それらは妻も観たいとのことで、 しかし連休中に一緒に見る時間はもてなさそうだから、 今夜自分一人で観るようのものを借りたのだった。 そのまま西友へ。 ゴミ箱の消臭剤と明日用の野菜買ったりした。 あの西友やっぱ気分が暗くなる。 店内BGMがアナウンス付きで賑やかぽいから騙されかけるけど 店員も客もひっくるめてろくに人の声しないし 皆だまーって売り場をウロウロしている。 帰宅後、おやつにお餅を焼いた。 僕は醤油海苔。 妻はきな粉。 だがきな粉に砂糖を加えるもんだとは認識しておらず叱られた。 後から足したがあまり風情は出ない。明日出してやるか。
その後妻は2022年の手帳の細工に取り組み。 僕はケーキ作りにいそしんだ。 タルトは毎回、なんだかんだで言い訳の発生する仕上がりになってる。 ちょっとだけ横着してしまうのだ。 タルト生地、ちょっとだけ横着すればとても簡単にできる。 だがやっぱりそれなりの仕上がりになる。 で ちゃんと作ろうとするとすごく面倒くさい。 めん棒つかって…ラップで二重にくるんで… それでも久しぶりに、ちゃんと作ってみたかったのだ。このお休みをいかして。 で 手間を惜しまなかった甲斐あって、 きれいに型に敷き込めた。 満足。精神が満たされる。
夕飯はお義母さんから頂戴した霜降り牛肉を すきやき風の味付けでドンブリにした。 醤油砂糖おだしでとったタレで牛肉をかるく煮て ご飯に盛って 小ねぎをどっさり。 ウマカッター…。これは…まじうま…。
タルトの続き。 ピスタチオのアーモンドクリーム。 ボウルに常温に戻した無塩バター40gを入れて ホイッパーでクリーム状に練って 粉糖40gを2〜3回に分けて混ぜ合わせて ほぐした卵40gも少しずつ加えて混ぜて ピスタチオペースト30gも加えてよく混ぜる。 アーモンドプードル40gを加えて混ぜ合わせたら、 キルシュ酒も少量加えてひとまとめにする。 生地にラップを密着させて冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
でタルト生地にたっぷりと送り込む。 180度のオーブンで27分焼成。 焼いている間にオッドタクシーを観た。 順当に面白くなってってる。 順当に面白いねという感じ。
タルトはかなり上手に焼けた。満足満足。 色も形もいい。 でも底面見ると2か所、ぼっかり窪んでた。なんこれ。 表面的には見えないトコだし気にしなきゃあまあいいんだけどもよお。
そっから妻とともに妊娠中期にすべきことを確認し合った。 が16週はまだそんなに契機ともならない。 20週からまた庫とコトが動き出してくる。 ただとりあえず大晦日にタクシー呼んだ際に出せなかった ゆりかご券がどこにあるかだけ探し回った。 部屋中。20分くらい探したか。 で結局大本のクリアファイルの中にあったっていう。単純な見落とし。 ゆりかご券による妊産婦タクシー呼び出しサービスは 6事業者にのみ適用される。 などなどを再確認した。
21時半過ぎから映画を観た。 70年代くらいのフランス映画。プレイタイムっていう。 いかにも前衛アートフィルムというか、これは… ワケワカランつもりで観たわけだけど 実際ワケワカランまま進んでってかなり早い段階で眠気に見舞われ おそらく20分時点くらいで寝入ってしまった。 きもちよかった。 また明日見るか。
かなりおとなしい日だった。休めたからいいか。 そういって自分を納得させている。 正直なところ、子どもが産まれるとなると、猶予がない。 本を読み足りない。 そして書きものが書き足りない。 全然足りない…。 あと半年もしたら読書量は激減するだろう。 書きものの時間なんか取れるんだろか。 書くにはダイブがいるから、 ちょっとしたスキマ時間にというわけにもいかない。 まとまった時間がないといけない。 それなのに まとまった休みである今書けていない。 焦る。 という気持ちもよくないからと、 なんだかんだでごまかしている。
入浴してねむった。
| 2022年01月01日(土) |
新年の挨拶、プロジェクター、エチュード |
晴れ。 元日なのに8時前に目が覚める。いい子! 結局昨晩が遅くないからな。 起き抜けに妻の初夢を聞いた。 動物言語学研究者と虎を探しているうちに 記憶を失くしてしまってそっからまた記憶を取り戻して… うんぬんという荒唐無稽な夢で笑えた。
朝飯食って洗濯して洗いもんして… 出発前に一応バス停まで正月ダイヤを確認しに行った。 なにしろ今日は妻の体を冷やさない努力が至上命題となるので。 11時に家を出た。 玄関を出た際にちょうど郵便配達員が左隣の家に郵便物を投函し、 我が家を飛ばして右隣の家へ郵便物を投函する、 そういう光景に巡りあわせた。 いいんだ…うちは今年は喪中だから… 年賀状こないのは正常なことだからいいんだ…
最寄りのバス亭から荻窪へ。 初めて駅行きのバスに乗った。早い。楽。 ものの5分ほどで荻窪駅につき、中央線で高円寺へ。 ここでバス乗り換え7分待ち。寒い。かなりきつかった。 乗ってしまえば楽。20分ほどで板橋本町へ。 12時前に実家到着。 母、長男夫婦とその子供、次男と僕ら夫婦の7人で新年の挨拶。 甥二人にお年玉あげて 長男夫婦から妊娠期間および育児のアドバイスもらって ご馳走しこたま食ってあとは甥ッコを構い続けた。 甥はもう5歳になるが軽い。抱き寄せやすい。 頬っぺたはアカチャーンのようにぷにぷにでいつまでも触れる。 ケーキも食わせてお年賀もくれてやって 家族写真も撮って一通りの役目は果たした。 15時ごろに退散。 そのまま今度は近所の友人の家へ。 部屋に入るなり挨拶もほとんどなく 100インチスクリーンプロジェクターの披露。 3年ぶりだろうがお構いなし。 これぞ男友達ってやつだよなァとなんだか安心する。 映像はなにがいいか悩んだ挙句に Amazonプライムでピックアップされていた Perfumeのライブ映像を垂れ流し。 まじで映画館のよう。臨場感ある。 スクリーンの目の前に立って棚のDVDをあさって フと映像見てみたら臨場感ありすぎて 自分がステージに立ってるようだった。 ささいな雑談挟んで今度はBlu-layのMAD MAX怒りのデスロード。 きれいすぎる…。 映画館よりもスクリーンに近いせいか これまで見てきたどんな映像よりも高画質に見えた。 そのぶんCG部分はCGらしさが際立つようでもあった。 20分ほど観たあとは、スクリーンから目を話して、 部屋の雰囲気に浸っていた。 “花束”における部屋のイメージは割とコレに近い。 西荻窪にかつてあったカフェ、tokiが スクリーンに映画垂れ流ししていたが こちらの部屋の方が狭さといいゴチャッと感といい 僕の望む風景に近い。 これで窓からネオンの光が入ってくれれば 映画エンター・ザ・ボイドのような異界感も足されて理想なのだけど。
妻の妊娠を報告した際には絶叫的な声をあげてくれた。 結婚のときもこの男だけはそうだった。ヘンに素直なのだ。 そんな話もしつつ彼が次に撮る予定の映画の話を聞いた。 ウィークリーマンションを2週間借りてロケに臨むとのことだ。 主役は男三人で。設定脚本の詳細はここでは伏せる。 僕ら夫婦二人は面白がってしまってアレコレとアイデアを出し合った。 そのうち即興でやってみたくなって、 電気消して三人でエチュードをした。 30分くらいになった。 途中でカットしてそっからは反省会というか感想会。 どういう意図で演じていたか、 どんな設定を裏に秘めていたかなど語り合ってかなり楽しかった。 あとつまみのコーヒーナッツが美味しかった。 帰り際彼の母に久しぶりに会った。 部屋は猫による傷だらけ。新築の部屋なのに。やっぱこうなるんか。 あとじゃあもうバイバイというところで友人の彼女の話を聞いた。 21歳らしい。 年の差14歳くらい? こいつずっと21歳くらいと付き合ってんな。 真剣恋愛とも思えないけど… 向こうから迫ってくるからとかなんとか ラノベ主人公みたいなこといってる。 あと何年かまえにもらい損ねた中国旅行のお土産をもらった。 西洋絵画の贋作産業によって切り盛りしてる村で 面白がって買ってきた一枚なんだとか。 が、もうシワクチャ。 それだけにこちらも気兼ねなく雑に扱える。 シワクチャのまま持って帰った。
バス、電車、バスを乗り継いで帰宅。寒い。 帰宅してなお寒い。 暖房の予約をしていたつもりが全然効いてない。 さくさくと夕飯をつくってあったまる。 田作り広島菜栗きんとん黒豆、冷凍コロッケ、味噌汁、ごはん。 テレビはどうでもいい正月番組が見たいとの誘いに乗って、 東西ネタ合戦みたいなネタだし番組を見た。 何組かは感心する面白さだったけど 感動するような面白さには巡り合えず。 ここ数年はもうずっとそんな感じだな。
寒い、寒い。 オッドタクシーをすこし観た。 シナリオしっかりしてて 群像劇サスペンスのお手本みたいだけど 笑わせようとしてる会話さむいなあ ひねったツッコミがきつい。 いかにも人工的な会話という感じ。嫌い。 それ以外はいい感じ。 あちこちに伏線バリバリ。どれだけついていけるか。
ちょろっとエロゲやって本読んで寝た。
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