舌の色はピンク
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快晴。洗濯物干しが気持ちいい。 ここ数日朝に提供してきたワンタンスープの ワンタンが尽きたから 同じ具材である豚ひき肉を団子にして冷凍してあったのを キャベツとともに煮てスープにした。 今冬はずっと妻にスープを提供し続けてやるつもりだ。 滋養栄養、身体への熱供給。
歯医者。 本命の虫歯治療は終わったから、あとはついで。 地味に詰め物が取れていた奥歯に改めて詰めてもらった。 詰め物詰め物といって、 いったい何を詰めてるのだろう。
夕飯は豚汁。ブリの照焼。 やや偏った飯が前後にあるから 今日は健康食。
夕飯の支度は 炊飯時間である48分と一致させたい。 今日は13分余ったから、 その間に鶏むね肉を調味料とこねて ワンタンの皮に包んだ。 この鶏むね肉は明日の朝弁当作りのために使うが 3割ほどは余る予定のもの。 それを先に処理したわけだ。
予定していた時間ピッタリで夕飯を提供。 ぶり大根は薄味になったが、 へたに濃くなるより風味を味わえる。 豚汁はベストな仕上がり。 肉からも野菜からもよく味が出ているし、 味噌の加減もちょうどいい。 これで漬物があったら至高だった。 でも漬物も塩分摂取の点では足したくないのよな。 漬物そのものがメインにならないと。
食後、妻から構って構ってとそそのかされる。 タバコを辞めて以来 切り替えの時間を持て余しがちのようで、 気を紛らわす意味でも とにかく一緒に何かしていたいようだ。 隣にいてくれるだけでもいいというから 僕は 宮本から君へ を本棚から引っ張り出して読んだ。 手持ちは完全版?の分厚いやつ。 表紙の絵がキレキレ。 躍動感ある宮本のアップ。 こんな絵、新井英樹にしか書けんよ…。
今日もバナナジュース飲みながら とらドラを観た。 続き…買っちゃおうかな! もはや費用というよりスペースの問題なんだよな。 バナナジュースは現在、豆乳8割牛乳2割にしている。 それにほんのちょっとの蜂蜜。 こりゃーかなりの健康飲料だ。 二人分つまり二杯で費用は100円相当くらい。 悪くない悪くない。
水谷隼読みきった。 似たようなプロット多くてもったいない。 オチも弱いし。 でも舞台設定や文章は申し分なく上手い。 図書館行けば借りられるとはいえ、これは買いだね。 神保町まわっても売ってないけど。
10月から年月日を示す数字八桁が特異な日ばかりだな。 今日が20211110 明日は20211111 お次は20211112 頭おかしくなるぜ。
上の 「お次は」 は、お察しの通り 本来「明後日は」にすべきところを 文字数合わせるためだけに三文字表記となるよう 小細工した結果です。 そういうことって、ある。
クレイジーナントカさんの 「おれの おれの おれの話を聞けェー」 って歌、 高校生だったか初めて聞いたとき ちょっと面白ぇーじゃん と思ったのにそっから 「5分だけでもいい」 て続いて アレこれは て不安になりながらそのまま聴き続けてみたら 二番だか三番だかで 「2分だけでもいい」 ときて ウワーだめだろ て絶望した。 曲に歌詞をのっける都合上、 「5(ご)」か「2(に)」の一音にする必要があるから、 ここは「5分」「2分」としているのだ。 「1分」でも「3分」でも「4分」でも、 モーラが一つでも増えたら乗らない。 だから「5分」「2分」。 つまり、意味するところひいては表現の核よりも 表層的な方を優先しているわけで、 いやあ白ける白ける。 当時ティーンエイジャーならではのスピリッツが燃え盛り 異様にむしゃくしゃして 部屋の中を暴れまわるほど不快だった。 今でもあの歌は嫌い。
ただ文章書いててもこんなことは多い。 なんでもかんでも自制しているわけでもないから 上記の「お次は」くらいは通したっつうわけで、 その線引きの位置づけによってセンスがあらわになる。
そうそう。 ある信条とか表明した立場について 極端に徹底しなければならないかのごとく認識する連中が世にはいる。 わかりやすいのがヴィーガンに対しての やっすいツッコミ。 大豆加工などで代替的に食肉めいた料理をいただこうとする人らへ 「結局食べたいんじゃん」とか、 あるいは 「肉食べないのはわかったけどハーブは良いの?」 とか 矛盾点を鋭く突いたつもりでいる鈍い頭脳の面々の やっすいやっすい 誰にでもでき 誰にでも思いつき 誰の心も打たない あほ丸出しのツッコミ。 僕自身はヴィーガン思想にもその立場にも なんら理解を寄せるつもりはないが それにしたって 彼らの主張やその意義についてある程度の解釈はできる。 が詳しくは今は置いといて。 結局コレも「限局」の話だ。 仕分け、整理、線引き。 もうちょっと術語をきっと重ねられるな。 しばらく考えよ。
で
本日11月10日は結婚記念日。 レストランでのお祝いを週末にやるから 今日は言葉をかけあっただけだけど。 快晴で気持ちいい。 入籍日の前日にやった結婚式の日和がこんなだったから懐かしい。
弁当は鶏もも肉の照り焼き。 醤油と砂糖はいつも目分量だけど 今日はコレ以上ないってくらい ベストでジャストなバランスに仕上がって ウッマウマだった。 ただ朝時間がなくて 弁当箱にサラダ菜を詰めそこねたのが悔やまれる。
夕飯はレトルトカレー。 なんでもかんでも自炊する我が家ではご馳走にあたる。 ウン一応記念日だからな。 妻はバターチキンカレー、 僕はグリーンカレーにした。 レトルトでは流石に具材が弱い。 冷蔵庫に常備してある水煮タケノコをバターで炒め 塩コショウしたものを足した。 サラダにはオリーブオイルでかるくソテーした柿を添えた。 いずれも大正解の美味しさ。
日常のルーチンからの脱却。 たぶんいちばん求めてるのは「誘い」だ。 いま、友人…というより友人的な間柄の関係筋から、 「おうちでパーティーするからおいでよ」 と誘ってもらえたなら、 1%のメンドくささと10%の緊張、 5%のためらい、5%の後悔に弱りつつ、 残りは全部、生の実感に満たされるに違いない。 そのパーティーには何らかの目的が付帯されていてはならない。 パーティー自体が目的でなければならない。 なるべくなら、いつものお決まりのメンツといった少人数よりも、 ちょっと知らない人がいるぐらいの方が望ましい。
自分でやればいいのだろう。 今の家ならできなくもないし、やったろかしら。 だが三四人ならまだしも、 それ以上となると今はまだコロナが危ぶまれる。…。
今夜もとらドラ!を観た。 バナナジュースを飲みながら。 あと一回観たらこれで買ったDVDの視聴分は尽きる。 続き買うか? それとも借りるか。
雨。 今日で結婚式からちょうど2年。 お義父さんから祝いのLINEが届いた。 妻は父と半絶縁している。 複雑な事情と感情の結果だが、 少しずつ緩和されていけばいいと思う。 あくまで少しずつだ。 まだ当面は僕が連絡係となる。
弁当は豚ロースソテー。 ソースは玉ねぎとニンニクを炒めて ケチャップとウスターソースを煮詰めた。 美味かった…。 たまにやろ。
いわゆる人権派って 社会のことどうでもいいんだろうなって思える瞬間がある。 考えなしに人権を主張している連中。 彼らの人権意識は自分の身の回りの世界に集中していて その外をろくろく考えない。
子どもを産めとか育てろとかいう既存の価値意識に対して NOを表明できる時代になった。 アップデートされた価値観とかいう。 「子どもを産まなくても私は私」 「何も悪いことじゃないよ」 「あなたの価値はそれで計られたりしない!」 なんていう、いかにもキラキラした、 人権的に正しいようなフレーズが横行している。 これは一面的には正しいが全面的に正しいともいえないはずなのに、 そこんとこをつつこうものなら非人間的、前時代的、 レッテルを貼られて排除されてしまう。
「限局」がキーワードだ。 限る。 多くのこれは論法において、見えざる秩序を働かせている。 去年流行った「分断」と似たような属性にあるが、 実態や状況を表すよりかは、やはり論法だ。
退勤後、今日こそはとイタリアンの予約をした。 無事に席は確保できた。 楽しみで仕方ない。
高田馬場で途中下車し、ブックオフで 咲-saki-やら初恋の世界やらを買い足して、 レジに行ったら会計を打ち間違えていた。 本来よりも200円ほど安くなっている。 スーパーでもなんでも こういうことってたまにあるけど 僕はちゃんと申告します。 10円でも安く買えるよう店をめぐったりしてるわけだけど 気づいてしまった以上は仕方ない。 自分の心の醜さと向き合うことになったら 金じゃ都合できないし。
そんな最中に妻から連絡が入った。 彼女は彼女で今買い物に繰り出していて、 できれば荻窪で落ち合い一緒に帰ろうというから承諾した。 着いてみると妻はヘトヘトのていで、 買い物中にまた気持ち悪くなってしまったらしい。 ひとけのなくなったところでマスクを外し 夜気を吸って吐いてしたらちょっとは楽になったようだった。 今日買い物していたのはついでらしく、本命の用件は、 中野坂上にあるかかりつけの産婦人科に飛び込みで行ったとのことだった。 しかし医者からは、今の時点ではまだ早すぎると、 診察料もとられず帰されたらしい。 10月7日時点から数えて4週ちょっとの現在でそうなるのか。 あらためて、来週15日月曜に予約をとったそうだ。 スーパーのだけ寄って帰宅。 夕飯は豚肉のバジルオイルソテーを たっぷりのキャベツにのせて。 二人とも食欲旺盛でばくばく食った。
一息入れてバナナジュースを飲み、 風呂に入り、 それからさらにきしめんを食べた。 食べ過ぎ。 しかし庭への窓を開け放って とらドラ!の2話をみながらすするきしめんは なんとも幸せな気分に浸らせてくれた。
今夜も咲を読んで寝た。 そろそろ続刊が尽きる。
7時半起床。快晴。 今日は午前休をとってある。 いつもよりのんびりと朝支度。 トーストにヨーグルト。 妻のための弁当には冷凍しておいた鶏団子を茹でて、 その茹で汁にワンタンを入れて塩コショウ、 ごま油ひと垂らしして小ねぎを散らしたら りっぱなワンタンスープになった。 うまい…。 肉たっぷりワンタン嬉しい。
洗いものを一通り済ませて西荻へ。 今日は西荻の西友が5%オフ。 だがこれに縛られるのもそろそろ癪だ。 よほどの買い物計画がなければ気にしないようにしよう。 二百円やそこらの差で人生が窮屈になる。
9時半に戻ってきて、病院への準備だけ済ませて そそくさ家を出た。 荻窪から飯田橋へ。 飯田橋から水道橋へは一駅歩く。 今日の清々しい日和で、 読書しながら歩いていかないなんて手はないぜ。 めちゃきもちよかった。
11時までの受付にぎりぎり間に合わせる格好で着いた。 病院では提出すべきものを提出するだけだったから ほんの10分程度で終わり。 会社のある神保町へはそっから10分も歩けば着く。 まだ出勤するには早い。 時間があるので散歩し、昼飯先を探したが、 店に入るよりは外でパンでも食べようと思いついた。天来の妙計。 路地裏の小さな古いサンドイッチ店でロースカツサンドを買い、 コンビニで紙パックのカフェオレを買い、 専修大学併設のカフェでビーフカレーパンを買って、 そのまま構内のフリースペースで 日差しと風を浴び浴び、水谷隼を読みながらたいらげた。 幸せな時間。
12時25分に出勤し、自席で一眠りこいた。 20分ほど眠れた。 昼寝にしては深く眠れたようで、 チャイムとともに起きてからもしばらく眠気が 頭全体に乗っていた。
退勤後、週末に行きたいと予定しているレストランに連絡したが不通。 10年前に何度か行った荻窪のイタリアンで、 結婚記念にはうってつけなのだけど。 ただ懸念はある。 妊婦にはNGな食べものはそこそこ多い。 最低限でも生ハム、生魚、非加熱のチーズは コースから避けてもらうよう伝える必要がある。
駅からの帰り道、20分近く歩くから 度々妻に電話している。 すると妻の方も今、夜道を歩いているという。 今日は新宿にウォーキングシューズを買いに行ったらしい。 そのテストを兼ねてただ南へ歩いていったら富士見ヶ丘に着いたそうだ。 来た道を戻っているだけなのに 知らない町だからか迷子の感に見舞われているようであたふたしていた。
夕飯は中華粥。 予定通りワンタンの皮を揚げた。ごま油で。 具のメインである鶏もも肉は少量。 こちらもごま油で少々皮目を焼いた。 レンジで戻したどんこは切り刻み、 戻し汁は出汁にして、さらに中華だしを加え、 塩コショウで味付け。 ウーン美味しい。 ワンタンの皮がいい仕事している。
食後、バナナジュース。 でっかいバナナ買ったらバナナの割合増えて ねっとり濃厚で驚いた。 そりゃそうなんだけど。
入浴後、洗濯物を部屋干ししながらとらドラを再生した。 先日DVDを一枚目だけ買ったのだ。 オープニングとエンディング見れるだけでもいいと思って。 居間で調べ物していた妻も、見るともなく見ていた。 続き買おうかどうか悩む。 要所要所が良いんだよな。 お寒い部分もあるが…。
曇りのち晴れ。 朝飯だけ食べて、すぐさま西荻へ。 鮮度の問題から昨日買わなかったハマグリを探し回る。 が…ない。 魚屋も開いていない。 アッチコッチ回った末、近所のOKマートでかろうじて、 小さいハマグリを買えた。これでよしとする。 午前中はずっと料理の準備。 妻は荻窪に、母に贈るための花を買いに行ってくれた。 昨日にも買ってくれたのだが、 「華々しいもの」という唯一の条件を満たしていない ひっそりしたバラの鉢植えだったから、 これは流石にと難色を示したところ、 鉢植えは一応私も欲しかったからこれは私が引き取る、 また新たに買う…と転回した結果、 みごとに華美な花束を買ってきてくれた。
昼飯にはピザを食べた。 250度のオーブンで8分暖めるだけの冷蔵品。 がこれが美味い。 これから母をもてなす時間に 相伴あずかるつもりだから、 一枚を半分に分けて終いにした。
母は予定より30分ほど早く着いた。 バス停まで迎えに行くと、 このバスもシルバーパスで無料だったのだという。 3日に70歳となった母は、 今月から都営地下鉄、都営バスの運賃が無料になった。 ここまでも200円程度で来れたとのことだ。
家の案内は妻に任せた。 この家に招く初の来客となる。 居室以外の一通りを見せて、居間に落ち着かせた。 今日のもてなしおおよそは 僕の振る舞うご馳走によってなされる。 まずはハマグリのお吸い物。 丁寧に出汁をとって蓋付きの漆器に注ぎ、お麩、三つ葉を浮かせて。 お次は小鉢で、小松菜の煮浸し。こちらは薄めの味つけ。 油揚げの油でニンジンを炒めて、どんこ少々を足して、 サッと煮た小松菜を乗せたもの。 キャロットラペにはかるくローストクルミを和えた。 また、スパイスはクミンだけでなく カルダモンとオールスパイスをほんの少し足した。 続けて漆器に盛った鯛のもみじおろしポン酢。 玉ねぎスライスは十分に辛味を抜いておき、 真鯛の刺し身を重ね、もみじおろしと小ねぎを乗せて、ポン酢を注ぐ。 口の中をサッパリさせたところで高野豆腐。 少量のコンソメの含め煮にして、 どんこ、タケノコ、小ねぎ、刻み生姜のとろみ餡かけ。 海老を添え、深みのある鉢で提供。 鴨肉と柿スライス。普段はケーキ用に使っている黒い皿に。 スライスした柿を軽くオリーブオイルでソテーして 薄めにスモークされた鴨肉と交互に並べる。 ソースは、醤油と少量のナンプラーを煮詰めてワサビを溶かしたもの。 ふろふき大根で口直し。 丁寧に炊いた大根に、 熱したみりんで溶いた白味噌をグラサージュ。 最後はいろり鍋。鶏もも肉とセリと煮ただけの鍋。 国内産のブランド鶏を2時間煮ただけあっていい出汁でてる。
トータルはそれなりの量になるから 残していいというつもりで提供したが、 母はご飯のおかわりまでした。 全体的に好評だった。やった甲斐がある。 デザートのみ妻に任せた。 抹茶パフェ。 生クリーム、大納言小豆、コーンフレーク、 黒豆、抹茶アイス、白玉。 白玉は僕がこしらえたもの。 これも美味しく好評だった。
食事しながら、母からいろんな話を聞いた。 勤め先の学校の愚痴やら、主催しているコンサート、 不動産のよもやま話、兄や甥の近況… 年配者に向かって話をしていく僕らではないから、 ごく自然な流れで、しゃべり好きの母の話を聞きっぱなしでいた。 最も我々をおののかせたのは、 母がYoutuberになったことだ。 なにか勘違いをしているのではないかと思われたが、 本当にチャンネルを開設し、4本の動画を公開していた。 長らく続けていた太極拳を下地に、 体と心をめぐる気の話などをしているようだった。 10年ほど前にブログを始めたときにも驚いたけれど 今回はその比ではない。 しかも奇妙な変装までしている。 素顔を晒すよりはいいが、ピンク髪のカツラにサングラス。 いちじるしく異様だ。 それでも当人が楽しんでいるなら何よりである。 面白かったのは動機づけで、 彼女は承認欲求から動いているのではない。 すこしでも固定視聴者をつかんで、 ゆくゆくは副業で営んでいる占いの方に 誘導したいというのだ。 なるほど彼女らしい。 つくづく思考が商いでできている。 それはビジネスではなく、肌感覚とともにある商いの精神。 この人はこうして70年生きてきたのだ。
食事を終え、会話も一段落ついたところで、 妻の妊娠…?を伝えてみた。 本来なら安定期まではまだ明かしたくもないが、 今時点でも母の喜ぶ話題ではあり、 また彼女は人生経験を豊富だから心配ないだろうと踏んで。 これが妻の方のご家族となると、 何分まだこの世代に子をなした事例がないという事情も手伝って、 過大な期待が寄せられてしまうことになるから、 こちらは慎重に、安定期に入るまでは伝えないと決まった。
「まだ確定じゃないけど」と散々念押ししたから 母も込み入った話はしなかったが、 伝えた瞬間にはわかりやすく パアアァッと顔を輝かせた。 喜んでもらえてよかった一方で、 いうなれば、 よくやった! 的な…前時代的な価値観ありきとなりかねないから、 妻への配慮もあり、こちらも話は深入りさせなかった。
それから花束をやり、写真を撮って、 土産を持たせておいとまとなった。 タクシーを手配してやるつもりだったが 彼女はこれを固辞して、 行きと同じくバスと電車を乗り継ぐ経路で帰っていった。
妻はやはり疲れたらしく、ダウンした。 僕は延々と洗いものをして、 それからは先日配本してもらった本を読んでいたが、 妻の勝手に付き合って一緒に漫画を読んだり、 何もせず過ごしたりなどした。 ところへ親戚から連絡が入った。 従兄弟の一人が入籍したそうだ。 めでたい話が続く。 母にとっては実に嬉しい一日だろう。 と思っていたらその母から電話がかかってきた。 今日の件については随分喜んでいた。 また、さっそく土産のわらび餅も開けたそうで、 これも美味しい、おしゃれだと喜んでいた。 写真まで送ってきていた。 実に美味しそうだ。 絶対に食べたい。 近日中に僕もわらび餅を買うことにした。 わらび餅、作りたいしな。
夕飯は昼と似たような献立。 残りもので確認できる味は、やはりいずれも美味しかった。 天才…。
食後に妻と義母が電話しているところ、 少々代わってもらって挨拶した。 昨日いただいた花の礼だ。 花はわからないが気持ちは嬉しい。 いつでも来てくださいねと伝えた。本心だ。 今日を経たことで客をもてなす確信が得られたから。 お義母さんは、娘が禁煙できているかどうかを気にしておられた。 かなり大変そうだがちゃんと続けていると言うと驚いた様子だった。 今は妊娠という事情も加わったから、もう完全に禁煙コースまっしぐらだろう。 だが妊娠についてはまだ言えない。
妻の弟くんもじきに入籍する。 挙式にあたっては、へたすると 妻の出産時期とかち合う可能性もある。 やはり早めに伝えておく必要があった。 安定期に入る直前を目安とした。
それから図書館から借りてきた妊娠出産についての ガイド本を二人で読んだ。 女の負担は大変なものだ。 単純に、損な役回りだ。 この 「単純に損」 という極めてシンプルな話が、 一部の男性に伝わっていない気がする。 高邁なフェミ思想や立派な人権意識、 勉強を必要とされる人文理論などは置いておいて、 まずはこの 「単純に損」 だけに焦点を絞っても、 入り口としては悪くないと思うのだけど。 どうにも 「複雑な損」 に話が傾きがちなのよな。
妻は今は食欲があり、 それどころかずっと何かを食べていたいくらいだという。 とくに朝、もっと食べたいらしい。 それも何かこう、肉だとか… とリクエストするから跳ね除けたが、 しばらくして一考し、 手持ちの食材から ワンタンスープという最適解を導き出した。 中華粥にワンタンの皮を揚げて入れようと計画していたから、 そのためだけにワンタンの皮を買ってある。 さらに一昨日の担々麺のための豚ひき肉が余っている。 ワンタンなら肉の量も少ない。 体を温めたいに飲ませるスープとしても、 ワンタンスープはうってつけだ。 天才…。
夜も更けていたが せっせとワンタンをこしらえた。 ひき肉はチューブ生姜とニンニク、醤油、酒、胡椒で 2分ほどこねたのみ。 包み始めてから、ワンタンの形がよくワカランことに気づいた。 途中から三角形にしてみたらそれらしくなった。
今夜も咲を読んで寝た。
晴れッ! 喜び勇んで洗濯をしまくり布団を干した。 午前中は在宅しておいて、お義母さんから贈られた花を受取り。 9日が結婚記念日だからと、そのお祝いでくれたものだ。ありがたい。
図書館行って返すもん返してリチャードクレイダーマンを借りた。 明日客として招く母が好きなピアニスト。 あと妊娠出産のガイド本を一冊。 西友は5%割引日。高井戸東に行って米とか買った。 昼飯はサンマにたっぷりの大根おろし。うますぎる。 もうこれさえあればいいって気になってくる。 しかし妻は相変わらず焼き魚を好まない。 妊娠時に焼き魚は食べないほうがいいとかないのか、 などとぼやいていた。
飯食ってからすぐ荻窪へ。 やはり嫌いだこの街は。つまらん街づくり。 ブックオフで本を少々仕入れた。 あとは西友とおなかすいたで食材をしこたま仕込んだ。 湯たんぽも買った。 蓄熱式の、水の入れ替えの要らないものを。3500円くらい。 しかし母へのプレゼントが買えない。 どれもこれもピンとこない。 そのまま西荻へ向かった。 雑貨店などいろいろめぐったが、 結局めぼしいものが見つからず何も買えなかった。
帰宅後、掃除。 妻とともに、引っ越し以来放っておいた 最後のダンボールを開けて始末したり、 細々した物を処理できて充実感があった。
夕飯は担々麺。 挽肉と青野菜だけ自前で用意して、 麺とスープは出来合いのものを。花椒はいらんねえ。
食後も掃除。 21時を前に、理想的なところまでできた。 バナナジュースを入れて映画鑑賞。 先週と同じ監督の、三部作二作目。 蜂蜜。 冒頭数秒で映像美に胸打たれる。 森の風景が映し出されている遠方の奥から人影が歩いてきた時点で、 あぁこの映画はきっとこの人物が画面手前に歩いてくるまで ずっとこのまま映し出すぞと直感した。 その通りだった。 全編に渡ってゆったりした映像の流れ、 細部に沁み入る音の鳴り、 ちょっとした光線のゆらぎなどを楽しめる。 途中で寝た。 映像版イージーリスニングだ。 シナリオを追っていかないもったいなさもあったから また再度観ることになるだろう。
季音って名前を思いついた…けどちょっとおたくくさいかな。 おキネちゃん呼ばわりが可愛いと思われた。 できれば古風な音がいい。 フネもいい。おフネちゃん。 しかしこちらはいい漢字がない。
| 2021年11月05日(金) |
一面においては正しい |
快晴。 今日も会心の秋晴れ。 気分も良くなるってもんよ。
昼、弁当のホイコーロウをガッガッガッと平らげて(美味かった)、 図書館寄って朗読CDとレシピ本返却して、 妊娠関連の本はいまいち弱かったから借りずに出て、 九段下駅のカリグラフィー専門店に行って 母の古希祝い用のレターセットを買った。 手紙書くつもりはないから一言二言程度だけど。 後で写真を納めて贈るわけだ。
しごと。 今の上の方針と最もギャップを感じるのは、 上はあくまで仕事を「業務」の中において、 その完結性を高めたいとしている点で、 それはある一面では確実に正しいのだけれど、 全面的に正しいとは僕は思わない。 出版物を扱っている以上、 著者の思惑や読み手の感受というものを僕は大事にしたい。 だが、完結性の高い業務においては、これらは全く優先されない。 「やると決められたことをやる」「それ以外のことはやらない」 これが鉄則で、そっからはみ出した取り組みの一切は悪とされる。 まったく一面においては正しい。 でも、一面においてだけでしょう。 それをさも全面的に理法として適用しているもんだから面白くない。 早い話、明らかな誤字や作画ミスがあっても、 「編集部から指示されていない以上ウチは知らんぷりする」 という判断をとるケースが多い。 まったく、まったく一面においては正しい。 これがこちらから編集部へお伺いを立てるとなると、 ある政治が発生する。 そうカンタンに話は済まない。 その時だけの件とはならず、事例になる。 あちこちへ事情は波及する。 目に見えてデメリットが生じる場合もあるし、 見えにくい損失が生じる可能性もある。 わかる。 わかるけどダメ。 もう全然ダメ。 そうしていると仕事に魂を込められなくなる。 そっちの影響、そっちへの波及を全然考えられていない。 結果、腑抜けができあがる。 職場には腑抜けばっかりだ。 今は、決まりごとを徹底して守る人間だけが評価されている。 まったく一面においては正しい。 愚かだね。
創作者、制作物を愛していない人間の手によって 作品が世に送り出される嘆かわしさ。 思えばあの人の ネタバレが全然気にならない という性情は伏線だった。 未完結の作品は無価値 とする見方も同じくで、 つまるところ作品を生きた事物としてではなく、 もっと表層的な、所与の、器物のような扱いをしている。 精神のEDつうか。 言い出すといくらでもぼろくそに叩けてしまうな。 自重自重…。 ここの手記では自重する必要はないけれど あんまりいき過ぎると精神に悪影響がでかねない。 自分の精神の安定のためだけに、 ある程度は愚痴も吐くし、 ある程度は悪徳を自重する。 ここはそのためのスペースなのだ。
ちはやふる。 やっぱくどい。 この漫画を芯から好きな人というのはきっと、 すなわち原田先生が好きな人だろう。 原田先生のキャラクターにノレるかノレないかが分水嶺と思われる。 すごくよくできた良いキャラだと思う。 ある意味では理想的中年像で、 おっさんかくあるべしという 愛嬌と格好良さ、 さらには欠点までを兼ね備えている。 しかし、女性的だ。 女性の描くおっさん像だ。 僕はノレない。 ぼかぁこのキャラは好きじゃない。
前々から狙っていた 西荻駅前の熊本ラーメンを食べた。 注文は野菜ラーメン。 野菜に味がとってかれて魅力がよくワカランかったな。 ノーマルのラーメンにすべきだったか。
店員さんが若く、明らかに不慣れで、 案内はたどたどしいし動きの一つ一つが覚束ない。 声だけでも張れれば断然違うと思うのだけど、 こういうときに軽妙なオッサン然として 「あんちゃんガンバレヨッ」 てな励ましを与えてやりたいのに、できない。 度胸というより貫禄の問題だ。 僕に言われてもピンとこないだろう。
妻、今夜は飲み会だった。 もちろんアルコールは飲まず、 食べ物も控え気味に…というのは本人から自重してるとして、 それでも心配ではあった。 いいかげん参加だけはしておかないといけない会社の集まりだったそうだ。 無事に戻ってきてほっとした。
数日前に原神で胡桃と護摩の杖引いたのが じわじわ多幸感。 あーいうのって普通は引いた瞬間に ヨッシャー!とかいって 白目向いて痙攣、 脳汁ドバドバ分泌されるのを楽しむもんだと思ってたけど 自分は瞬間的には平熱で そっから何日間もじわじわほのかに幸せな気分になれるようで これは良い、健康的だと思った。
いい名前を思いついた。 かなり条件を満たしている。 とくに音がいい。
晴れ。 秋の会心の晴れ。
弁当は妻の分のみ。 豚肉をキャベツと炒めて レンジであっためたジャガイモも足して コンソメ塩コショウで味付けしたもの。 ご飯には牛そぼろ。
昼は歯医者。 滞りなく銀歯が嵌った。 今日は4890円。 支出が続くーゥ。
また仕事で馬鹿げた流れに付き合わされてる。 わざわざ書き残すのも馬鹿馬鹿しいから もういいかとも思ったけど やっぱり苛立たしいので 精神衛生の都合上ここに書く。
先日の、他部署の余剰人員をこちらの部署で使うという話が本格化して、 案の定(あまりに想像通りに)面倒事が露出してきている。 彼女の座席に作業環境を整えなければならないという都合は こちらが渋った理由の一つであったはずなのだが、 彼女に作業を教えるにあたって、 彼女の席では”密になるから”それは避けて、 こちらの部署内で教えてくれろという。 まさか本当に”密になるから”なんていう馬鹿げた理由ではないだろう、 なんらかの事情や謀略があると察するのだが トータルひっくるめて馬鹿げている。 こちらから「ください」と引っ張ってきた人員ならまだしも、 向こうの都合から始まったことであるのに不都合を押し付けられている。 こんな事情に振り回される当人も可哀想だし。 おそらく向こうは、ゆくゆくはこちらの部署に吸収させてしまいたいのだろう。 その思惑を直感したからこそ、 早い段階で 「命じられたなら承知するが」 という言葉で応じてみたのにそのときははぐらかされた。 つまり、 “その人員はいらないからお前の部署によこす、 ただしそれは命じたものではなく、 あくまでお前の部署が、いるというからよこしたのだ。” という決着にするつもりなのだ。汚い。汚い…。 向こうからの意向を取り次いでいる無能先輩も 向こうそのものも引っくるめて もう全然信頼できない。 信頼できないと思わせるような立ち回りをするのが、 まさに馬鹿げている。 もう十分辞める理由になるな。 でも全然伝わらないだろうな。
荻窪に寄ってブックオフで ロメールのDVDがないか物色してまわったが、ない。 さらに咲-saki-の抜けてる巻探しをして 結局は怜-toki-の2巻を買ったが 帰宅後確認してみるにこれは間違いであった。 2巻がダブった…。
夕飯はブリのガーリックステーにするつもりが、 やけにブリが高かったばかりに諦めた。 代わりにタラの照り焼き。ニンニク強めで。 味噌汁とよく合う。美味かった。
食後、妻が 「これ陽性かなあ」 とおそるおそる見せてきたそれは 果たして妊娠検査薬であった。 うっすらと線が出ている。 説明書には、薄くても出ていれば陽性と記述されていた。 早期発見の検査薬だからまだ確実性は求められないが、 数日前から気分の悪さを訴えていたこともあり、 可能性は高いと思われる。
妊娠か…。 時期や時節や時勢を鑑みて、 なにやら複雑な心境…… に、 なるかと思われたがまったくなかった。 前々から計画立ててもいたし、 かといって全然できないじゃないかと嘆くほど苦戦もしておらず、 不安も焦燥も達成感も今はなく、 いわゆる「実感がない」が正直なところだ。 子をなすことよりも、目の前の妻の体調のほうが心配される。 身重とあらば食生活をはじめ 生活習慣のことごとくを見直す必要がある。 もともと心身ともに健康を逸しやすい妻だから、 これからはさらにデリケートな身柄となる。 とかなんとか思案していたところ、 まだ確定じゃないからね、と妻に念押しされた。 来週の土曜にでも産婦人科にかかり、 そこで正式な結果が判定される。 できていたとしても、早期流産は十分にありうる。 だからぬか喜びしてはならないし、 安定期に入るまでは周囲にも言えない。 「できていようとできていなかろうと、 できていて思わしい結果にならなかったとしても、 すべて受け入れていこうね」 と言葉をかけて、互いに了解し合った。
ただ、なんというかこれは、言いたくなる。 主に友達に報告したくなる。 いや実は妻がね、と。 言わないけども。 ただ言わずにいるのも騙しているような感じだ。 無事に安定期に入ってくれればいいと願う。 もう気が早い。
一通りの話を終えてから、 妻はゲームを買いたがった。 割と久しぶりではあるし、 長時間プレイはしないというから承知した。 2000円くらいのインディーズゲーム。 3D酔いが心配される。 時間帯は遅かったがバナナジュースを豆乳で入れてやった。 バナナは妊婦に必要な食物繊維も葉酸も摂れる上、 ビタミンB6がつわりの症状を軽減させるらしい。 豆乳も妊婦にはいいみたいだから、抜群の飲み物だ。 ブレンダー買ってよかった。 毎日のように飲ませてやろう。
妻の知人である出版業の方から本が届いた。 ちょっと前に漫画製版の助言?をしたのが見事出版され、 その配本をよこしてくれたのだ。 ウーン美しい。 わずかでも自分が関わってるとなると 異様に良く思えてくる。 中身は文章と漫画が半々。 装幀の立派さに比べると まぁ漫画パートはやや見劣りしてしまうけれども 十分形になっている。 僕は、本は中身がすべてと思っているから、 平気でページの端を折るし風呂でだって読む。 だけどこれは流石に大事にしたい。 就寝前の時間をつかって読むとする。
| 2021年11月03日(水) |
丸の内、自動化回転寿司 |
快晴。 祝日だが出勤。 退勤後に丸の内で妻とショッピングする予定を見越して ちょっと若めの服で家を出た。
妻の昼飯は鶏肉とキャベツのニンニク黒胡椒炒め。 僕の方の昼飯は、悩みに悩んだ挙句 キッチンジローにでも行くかと九段下駅まで歩いていってみたものの 祝日につきお休み。 というか周辺の飲食店軒並みお休み。 まあな、オフィス街だもんな…。そうなるよな。 昼食難民となってしかたなく吉野家へ。 カルビ丼と味噌汁、サラダ。 まあ、ウマイかマズイかでいえばウマイけども、 なんの面白みもない味。 金と、それ以上に貴重な食事機会を逸したのが悔やまれる。 かなうなら一回たりとも飯をハズしたくない。 内臓器官のために挟む健康食ならまだしも 味付け濃い目の外食で無駄打ちってのはゼロにしたい…。
祝日だから 最近の傾向として 早上がりが許されるかとも思われたが 各部署の意向以前に上からそのお達しが今回は下されなかったから 忙しくもないのに定時までいた。 まぁこちらは仕事がなくはないのだけど 他部署は明らかに終盤3時間くらい暇を持て余していてカワイソーだった。
退勤即、神保町から大手町へ。 駅構内を長々歩き丸の内KITTEへ。 妻と合流。 近年グッドデザインを受賞した品物の数々を取り揃えたショップで いろいろと物色してみたものの、2年前とそう変わらない。 他の雑貨店でも似たようなところがある。 これはHakoaのショップで顕著で、 ある時期にググッと新作が増えたっきり、打ち止めになってしまった。 ただ今はこちらに、和雑貨を求める需要がある。 そういう目で見てみるとちらほら面白い物品もあった。 が僕の方はろくろく買わず。 妻の方があれこれ買っていた。
ショッピングの雰囲気を味わうだけでも 本日の目的は達せられたつもりでいる。 アンテナの感度が高まるのだ。 本当なら丸ビルまで足を伸ばしたくもあったが 各所は20時で閉店。 おとなしく西荻までまで戻って、駅前の回転寿司に入った。 入店して即座に客案内の装置があり機械操作で座席へと誘導され、 席についてからは一席に一機設けられた端末操作で寿司を注文する。 目の前に板前はおらず、レーンはあるが寿司は回転していない。 ただ端末操作で注文したら、 二分とかからず厨房から寿司が高速で流れてくる。 皿を受け取ったら、受け取りましたのボタンを端末でタッチする。 掛け声も呼び声も要らす、店員とのふれあいは一切ない。 コロナ禍に最適化された接客法ともいえるけれども、 おそらくはコロナがなくてもいずれはこうなっていたという、 ある種の合理性の極致を見た。 味も悪くはないし、二人で4500円なら高くもない。 だが二度とは行かないだろう。
つまりまー この感覚は TSUTAYAやBOOK OFFみたいなもんだ。 各地に展開されたこれらの店舗は、個人経営で商売していた レンタルビデオショップや古本屋を 次々とことごとく駆逐していった。 もともとその分野を愛好していた面々からすれば、 いくら資本力に優れたそれら店舗が 一見安かったり一見使い勝手がよかったりしても、 その業界での培われてきた流儀や伝統、 広くいって文化が死んでしまう憂いがあり、 大勢に抗っていたい一方で、 駆逐されてしまったならばもはや受け入れざるをえず、 むしろ愛すべき店々を食いつぶしていっただけに その分だけ頑張ってもらおうとする心理まで働きかけてきたところへ、 今度は新手のサービス、配信主体のビジネルモデルに押されて 「さんざん駆逐してきたはずの」TSUTAYAやBOOK OFFが 今度は駆逐される側にまわるという、 自由競争のあまりに自然な成り行き。
僕(ら)には、回転寿司とはこういうもんだって 一端のこだわりがあるけれども、 その時点でも本来の寿司って文化からはかけ離れてる。 そもそも寿司を回転させるって意味わからないしな。 で、その回転寿司が新たな時勢に塗りつぶされる如く まるまる様変わりしてしまったとしても、 これはもう、「そういうもの」なのだ。
…と踏まえた上でなお、 各世代は自分の世代の「懐古的正当」の感覚を、 肯定しきっていいと思う、 その主張を僕はかかげてる。 今回の回転寿司の件は、今度いくどとなく思い返すだろう。 うん、来てみてよかった。
久しぶりにちはやふる読んでる。 30巻くらいまでは持ってるから、 そっからの続きを。 やっぱ脂っこい…。 感動シーンとか名言みたいな 決めゴマの置き方に食傷する。 いや面白いし上手いし、 決めゴマはものすごーくキマッてるのだけど、 ずっと焼肉食わされてるみたいでウェップってなる。 このへん、あさひなぐは見事だったと思う。くどくなくて。
晴れ。 お洗濯が気持ちよくって小さなしあわせ。 弁当は茄子と豚ひき肉の豆板醤炒め。 ニンジン、鶏胸肉、リーフレタスだけ添えて、 オーソドックスなシンプル弁当。
電車に乗り込む際に緊張感を伴うようになった。 先日の京王線の影響がしばらくは続くだろう。 それは他の乗客にとっても同じで、 皆で似たような怯えと疑いを 互いに向けながら乗り込む電車というのは なかなか不思議な感覚だ。
実際にはあまり怖がれない。 交通事故のほうがよっぽど怖い。 確率もそうだし、もし遭遇したときの被害も、 きっと交通事故のほうが多大だ。 世間的に交通事故がなめられすぎてる。 ミギーの言葉に耳を貸せよ、 言ってたろ寄生生物による殺戮リスクなんかよりも 交通事故に気をつけろって。
仕事は余裕あり。暇がある。 仕事における暇と 私生活における暇は違う。 さらいは、私生活における暇も一緒くたには語れない。
暇の重要性。 平日の予定と予冷の間、 スケジュールの隙間の時間に空白が生じることがある。 または休日に、ぽっかりと至適の行動が見当たらないことがある。 それらの暇は不純な暇で、 なにかしなきゃ、 何をしたらいいのだろう、 何もしないのも時間がもったいない… と意識してしまうような、追われるような感覚が伴い、 これには全然価値を認められない。
そうではなく、たとえば閉鎖空間で、 何をする要件もなく、 また何もできないような暇な時間。 これこそが尊い。 たとえば新幹線での移動中にスマホの電源が切れて、 手持ちの本もなく、 また話し相手も居ないような状況。 眠るでもなくただぼんやりと時間を過ごし、 風景を眺めたり、 座席のまわりの細工を見たり、 つまらない考えごとにふけったり… といった時間が心を救うのです。
というか スマホがあるともう最悪。 時間を無駄にしない、 という目的意識はほとんど逆効果で、 おおよその人間はおおよその場合において、 隙間時間のスマホで 自分を無駄にして ドンドンと腑抜けの馬鹿になっていく。 時間の無駄遣いより自分の無駄遣いを恥じろ。
今日初めて 骸 って漢字を書いた。 残骸と書きながら、 あぁ多分この字を書くのは初めてだなと 奇妙な感覚に見舞われた。 知ってるのに書いたことはない。 外国人が驚きそうだ。 あれだけ多くの漢字を覚えておいて、 実際に書くことはないのかと。 逆に、 英語圏の人が英文書きながら このスペルは初めて書く とか言い出したら エーなんのために覚えてんだよ って思っちゃいそうだもんな。
夕飯は冷凍餃子。味の素の。 ラー油買っておいて…良かった… 美味しすぎるぜ。
原神、祈願がフータオピックアップとなった。 例によって妻に引かせてみる。 しょっぱなですり抜け、モナを引く。 恒常の5人のうちでは一番美味しい。 それから50連させたところ見事にフータオを引いてくれた。 さらには護摩の杖も出たし、 これまでで最もフィーバーって感じだった。
「瞳をとじて」完成。 投稿。 無反応。 いいけどね…いいけど…。 完成させるのが第一なのだ。 自分は出来に納得している。 でもう次を見据えてる。 次は現代のおとぎ話。御髪山。
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