舌の色はピンク
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2021年10月02日(土) 叔父の一周忌

晴れ。台風一過。
妻が11月に出す文芸同人誌の表紙資料のため
早朝から神奈川まで写真を撮りに行くというから
6時半前に起床して
休日トーストを食わせ
7時過ぎに彼女を見送った後
部屋の掃除をしながらブックオフを待つ。
早く来ればくるほど今日一日の予定ははかどる。
しかし8時から9時の予定のところ、
結局は9時10分ごろの訪れとなった。
ここで問題が。
集荷にきた人が、
19箱とは聞いていないという。
こちらとしては散々面倒な手続きを経て
最終的にカスタマーセンターにて
しつこいほど
「かしこまりました。
ワタクシ**が、19箱への変更手続き、処理いたしました」
だの
「たしかに19箱への変更、ワタクシ**が承りました」
だの言われたのに。
で結局は、車に入らないからムリだと帰っていった。
夜にまた来るとのこと。
この人にあたってもしかたない、
というより彼も被害者みたいなもんだから
ここでは事務的に済ませたけど
一人になってからむかむかしていた。
あれだけ下等なウェブシステムで手続き踏んで
しかも電話で変更手続きしたのにこの不首尾。
この朝のために組んだスケジュールが無駄になってるし
しかも夜にまた余計な時間を確保しないといけない。
さらに、本が入った19箱ぶんのダンボール箱を
いったん外に出してやっていたのだが
これをまた玄関内に戻さないといけない。
にわか雨を警戒して。

むかむかしながら西友へ行った。
先週に続き今日も5%オフ。
かと思いきやどうやら日付を見間違えていたらしい。
4日月曜日のようだった。まじか…。
損した気分で買い物済ませたが
今日はもうなにもうまくいかない気がした。

リカバリのためもあり部屋を掃除、きれいになっていく。
そして11時半ごろ家を出…るつもりが、またもトラブル。
スマホがない。
これはまったく自分が悪いのだが、見つからない。
しかたない妻に電話かけてもらおう…としても妻はいない。
あぁじゃあ外出先の妻に電話かけよう…としてもスマホがない。
今日は熊谷駅まで従姉妹が車で迎えに来てくれる予定だった、
しかしこのままでは連絡がとれない。
早く家を出なければ、電車を1本逃すと目的地への到着が20分も遅れる。
今日は法要する時間が決まっているから、従姉妹ごと遅刻させるわけにもいかない。
選択肢は3つあった。
1.スマホは諦め出発する
 遅刻はしないから、予定時間に駅前で従姉妹を見つけさえできればなんとかなる。
 ただし、そこそこ広い駅前のどこで待ち合わせるかは決めていないから、不安がある。
 そしてこの選択をする場合、あと2分ほどで決断しなければならない。
2.遅刻はするがスマホを探す
 スマホさえ見つかれば、すまないが20分遅れるとか、
 自分でタクシーを拾って向かうから迎えはいらないとか、
 連絡ができるからどうとでもなる
 ただし、スマホが見つかるまでどれだけ時間がかかるか知れず、
 何十分かかろうとも必ず見つけ出さねばならない。
3.どちらも諦めない
 駅まで走ることにすれば、あと4分は探せる。
 その4分でどうにかスマホを見つけ出す。
 ただし、なぜか真夏日となっている外を
 準礼装で駅まで走りたくはない。
僕は3を選んだ。
みごと、4分ほどでスマホは見つかった。
大急ぎで家を出て、駅まで走っていった。
電車には間に合い、熊谷駅にて従姉妹との待ち合わせも無事に済んだ。 
よかった…

今日は叔父の一周忌となる。
叔父の子ども三人は朗らかだった。
ほか、馴染みある親戚の面々が十数人いる。
もうこの親戚の集まりもなくなっていく。
叔父の建てたこの家は、好きだった。
10年ほど前に大規模なリフォームをして、
もとの面影はすっかりなくなってしまった。
活発な子ども3人がさんざん暴れまわって
あちこち傷だらけになっていたその家の方が、思い入れが深い。
もうこの家に来る機会も、あるかないか…。

今日面食らったのは、視界が女性で埋め尽くされていた点だ。
なにしろ僕のイトコにあたる世代は、この母方だけで15人いるのだが、
そのうち13人が男であって、
正月の集まりともなれば男連中が場に敷き詰められている記憶が強い。
しかし母の世代は長男と四姉妹。
その長男が亡くなった上、四姉妹の夫は今日は来ていない。
祖父も他界している。
で、僕のイトコ世代はあんまり来ていない。
勘定すると、
女性が祖母1人、母世代姉妹4人、義叔母が1人、従姉妹2人、従兄弟の妻2人、従兄弟の娘3人。
男性は従兄弟2人と僕だけ。
13対3!
どうにも慣れなかった。

コロナ禍の影響も鑑み、法要後は食事もせずあがった。
ただ弁当をくれたから駅で食べた。
牛肉の…なんかやたら美味い弁当。
引っ越してから牛肉率減ってるから身にしみた。

夕方帰宅。
もう暗くなっていたが
とうとう居間の照明を取り替えた。
かっちょええ。
和。
デザイン性に優れた和。
しゃれている。
まずまずの値段するだけある。
部屋の雰囲気がグッとよくなった。


夕飯はカツオの刺身。あさりの味噌汁。たくあん。サラダ。
すばらしいじゃないか。
なあおい。すばらしいよ。
この和の部屋で食う純和食な。素晴らしい。
茶色い惣菜とかも小鉢で用意できてたらもっといかす。


食事中はダラダラとキングオブコントを見た。
ここ数年でめっきり、漫画の感覚を基底にしているネタが増えた。
それは単純なパロティではなく、
ちょっとした共感覚をねらってのテクニックだ。
それだけに、そこんとこはさすがに上の世代には通じない。
松本人志もこのテの「背景にある構造」をえぐりだして
笑いに仕立てる手並みはすごかったし、
というよりこれもこの人から始まったんじゃないかとすらにらんでいるが、
それらを差し引いても通じないはずだ。
採点とのギャップに出てると思う。
食べ終えてからも、
ブックオフの集荷を待ちながらダラダラ見ていた。


21時を過ぎて、ブックオフの集荷が来た。
19箱もの分量は初めてだという。
実際の注文としてはありうる範疇だろうから
単にこの人にとって初めてだったに過ぎず、
そう珍しくもないはずだ。たぶん…。
1000円くらいにはなりますかねー
仮に総点数600冊だったとして
値がつかないのが半分以上あっても
250冊の平均が4円なら1000円。
いやムリかな…
100冊くらいしか値がつかなそう。


2021年10月01日(金) 目覚め早し

朝、5時前に目が覚めた。
もう一度眠れないものか試みるが寝付けない。
台風の影響はまだうすく、
風雨はあるものの家の中にいる分にはわからない。
7時半まで待って、ダンボールを捨てに行った。
大雨じゃなくて本当によかった、本当に…。
せっせせっせと十往復する程度で、
不燃ごみもペットボトルも無事にゴミ出しできた。
すっきりした。


弁当は昨日の夜とほぼ同じ。
多めに作った残りもの、ではなく、
なんとなく改めてはじめから調理している。
ただ、味付けをケチャップ多めの酢豚風にした。
早く食べたい。


トーストを食べて、洗いものをして、弁当を仕上げて、シンクを洗い、
歯を磨き、着替え、ちょっとだけ掃除していたらもう8時30分。
あほほど早く置きたのに結局せわしい。
出勤時にも雨は控えて目だった。
徐々に風が強まり駅前でコウモリにはなった。


弁当美味しすぎた。
へたに買うよりいいもんなあ。
食ってスグ、さすがに寝た。
寝なくてももつけど
パフォーマンスがまるで変わってくる。
35分くらい机に臥せっている間、たぶん20分くらいは寝れた。


夕飯は冷凍パスタ。
あえて。
今の冷凍食品どんなもんじゃない、
と試してみたかった。
フレンチドレッシングのサラダとあわせて。
美味しかったな。
あんなコストでこんな美味しいのか。
たびたびお世話になるかも。


栗の渋皮煮。
美味い。
でも汁が多くて濃厚な味には程遠い。
次はぎっとりした栗にしたい。


おびただしい量の本のダンボールを玄関へ運んだ。
腰は無事。
今回の引っ越し関連で
いよいよ腰がやられることもありうるかと思われたけど
結局無事だったな。


2021年09月30日(木) 部屋が広くなっていく

晴れ。のち曇り、雨。
台風が、くる…。


弁当は妻の分だけ。
サラダ油で豆板醤を炒め、
ニンジン、玉ねぎ、冷凍もも肉にじっくり火を通したら
コショウをふりかけてできあがり。
リーフレタスとと鶏胸肉を詰めて完成。
朝食にはいつものトーストとヨーグルト。
8時直前に可燃ごみをとりまとめた。
食後、寝室にカーテンを取り付けた。
前居から持参したものだからサイズがピッタリは合わない。
その割にはやや届かない程度で済んでいる。

外に置きっぱなしのダンボールは、
せめて雨に沈まないようゴミ袋を広げてかぶせた。
覆いきれてはいないが、やらないよりはマシだろう。
これに思いのほか時間をくい、半端なところで家を出た。


出勤してみると無能先輩が今日お休みだという。
昨日がワクチン接種で特別休暇だったのだが
今朝になって発熱したそうだ。
1回目で発熱とは、僕の周りではめずらしい。
これについては仕方ない。
全く彼に非はない。
ただその影響で、
本来なら定時退勤のはずであった僕が
残業しなければならないこととなる。
正確には、必ず居なければならないわけじゃない。
…はず、なので、そこんとこを突いて、
ちょっと残る程度で済ませてもらった。


歯医者。
ワンオペでこそなかったものの
やはり助手にあたるスタッフがおらず、
歯科医師先生二人で
客二人をそれぞれ相手していた。
今日は虫歯を削ってもらった。
痛さが皆無で驚いた。
これまでであれば、
麻酔を歯肉に刺す際にはかなり不快な痛みがあったものだけれど、
今回は刺してすらないか、よほど細い針だったのか、
この時点での痛みがまったくなかった。
以後は麻酔てきめんに効いてるし。
さらに嬉しいのは、
以前であれば頬から顎にかけての一帯が麻痺状態にされたところ、
今回は効果がほぼ口内で済んでいる点だ。
なんだろう、技術の進歩とか機器とか器具とか最新になってってるとは思うのだけど
今回ものすごく実感したというか
歯医者ってもう昔みたいな怖さを感じないで行けるところなんじゃなかろうか。
かかっている医院がアタリというのもあるだろうけども。


帰り道、まだ雨は降っていなかった。
買い物は万全に済ませていたから寄り道せずに帰宅。
引越し前だったら買いだめできなかったから
こんな作戦はとれなかった。

帰宅してすぐ雨戸を閉めた。
大きな、はまりの悪い戸板を8枚分引き出してみると
これはなかなか頼もしい。
今回の台風は23区に大した影響はないと踏んでるけど、
それだけにテストにはちょうどいい。

明日の朝に向けてダンボール類を玄関まわりにまとめておいた。
コンパクトにしているとはいえ何十箱分とある。
明日は雨のなか何往復もすることになる。


夕飯は鶏もも肉と彩り野菜の黒酢あんかけ。
思いつきで冷凍イカも加えた。
水に10分ほど漬ければあとは火を通すだけでいい。
ニンジンを5分ほど茹でてから取り出し、
そのお湯で冷凍しといた鶏団子を茹で、
フライパンでニンジン、玉ねぎ、パプリカ、イカを炒め、
中華だし、醤油、塩コショウで味つけ。
黒酢と少量の水で片栗粉を溶かして、とろみをつける。
サラダ。
うまあい。

食後、腰の重かった栗の渋皮煮に手を出した。
5分お湯で茹でて鬼皮をむく。
何度やってもまともにむけない。
わずかに栗の身が露出してしまう。
3度茹でこぼして、きれいにしてやるまで1時間半ほど。
この時点の栗の重量を計り、その60%分の砂糖をくわえ、
ひたひたのお湯で20分ほど煮る。
今回は栗の具合にも難があり、
鬼皮剥きも上手くなかったが、
味を見てみたらビックリする美味しさだった。
栗の味をまるきり忘れていたので
栗だ
という驚きがあった。
一晩寝かせて味の染み込ませたいから
しっかり味わえるのは明日。


処分する本をダンボールにまとめなおしてみると、
上限いっぱいの19箱。
まだ更に処分できなくもないだろうから、
後日再び頼むことになるかもしれない。

日に日に部屋が広くなっていく快感。
掃除が楽しい。
が3ヶ月後あたりが不安だ。
生活のほつれが出てくる頃。
さぼりがちだった部分の汚れやら埃もたまってくる頃だし、
しかも真冬で寒い。
年末年始の大掃除がキモか。


世界の郷土料理の本、やたら面白い。
世界の郷土料理を紹介し続けて20年以上に達するサイトが元らしい。
2000年といえばまだまだネット社会が黎明期の頃だ。
浮わついていない、地に足の着いた記述がひたすら好もしい。
国や地域ごとの歴史、文化、宗教について語ったコラムも充実している。
ただ肝心のレシピの方は、やや手に余る。
当然ながら郷土料理は、その土地に根ざした食材と手法を用いている。
だから本来がなんてことない家庭料理のはずでも、
こっちで作ろうとするとやけにコストがかかる。
でも手に入りにくい食材については
いちいち身近な代用品を示してくれたりしていて、たすかる…。


また短編を書き始めてみた。
二次創作の究極系みたいなことやろうとしてる主人公。
今回は会話だけで作劇してみたい。


2021年09月29日(水) 登録情報WEBページのいただけなさ

目覚めは7時半くらい。
冷凍ご飯をあたため、
パンを焼き、トイレに入る。
トルコランプ美しい。
コーンスープも用意してやや優雅な朝食。
弁当は簡易版回鍋肉。
サラダ油で豆板醤炒めて
冷凍豚肉とキャベツ加えて
熱通ったらコショウかけてできあがり。
弁当箱のご飯の上に乗っけて
余熱が冷めたら
ベビーリーフと鶏胸肉詰めて完成。


洗いものを済ませても朝の時間が余ったから、
今日は早めに家を出て西荻から出勤することにした。
27分に家を出て、
とろとろ歩きホームに着いたのが45分。
荻窪よりわずかに遠いのかもしれない。


サハマンション読み始めた。
なにこれ面白い…
自分がやろうとしていたことの
5%くらいはやられてる。
そうそう、マンションを舞台にね、
架空の街を作り上げてね、そうそう…
10%くらいはやられてるかも…
で おもろ…


弁当美味しかった。
マジデー
て美味さなんだよな。
豆板醤てえらいよ。
一度どっかで大きい業務用みたいなの変えたのだけど
今は見つからない。
小型のを頻繁に買う始末。


夕飯はラーメン。ただのラーメン。
茹でて、メンマとネギだけと
野菜炒めをのっけて出来上がり。
やたら美味かった。


日本生命の会員ページから住所を更新。
日曜夜にも試みたのだが情報を入力してから
日曜のこの時間はダメだよーんとはじかれ僕は怒った。
怒ったが今こうしてやった。えらいだろ。


ブックオフの出張買取を予約。土曜朝。
登録ページめちゃくちゃめんどくさかった。
この手のWEBページでまともなの見たことない。
そのなかでもとくにひどかったな。
ああ日本生命もひどかった。
申込み箱数はマックスが19箱と書かれていた覚えがあるが
10までしか申し込めなかった。
それより増やしたい場合は
いったん申し込んでから
問い合わせしろという。
その問い合わせ画面を出すのにも苦労した。
辿り着いてみると
返答に24時間以上はかかるからなとあり
電話することにしたが電話の受付時間は書いてない。
とりあえずかけてみたところ
10時から17時だという。
明日は昼休みに歯医者行くからかけられないかもしれない。


朝の雨を警戒し、ダンボールを家の中へ。
…移そうとと思ったのだが、
考えてみるとこれによって虫の侵入を許してしまいそうだ。
ダンボールには巣食うみたいだからな…
結局
外に置いておいたダンボールはそのままにして
せめて傘をさしておくつもりでいる。

処分する本の冊数を、妻の分だけカウントした。
本は40冊程度。漫画が90冊程度。
ここからまだ増えるにしても、合計150そこそこだろう。
僕の方はこの5倍ほどある。
一度の買い取りでは持っていかれない可能性が高い。

ソファのない生活1週間してみてどうですか、と妻が訊く。
最悪だと答えた。
「この居間、居心地はいいんだけど、
背を預けられる箇所が一つもないんだ」
「たしかに。私はそうか、書斎に椅子があるからいいけど…」
「是非ともほしいもんだね」


新総理が確定し、
さいとうたかをが亡くなり、
嵐の二人が結婚を表明した。
話題、話題、話題。
話題が上滑りしていく。


2021年09月28日(火) 歯医者ワンオペ

7時前に起床。
寝室にカーテンをかけてないから
朝日で目覚める。

洗濯機をまわし、
妻の弁当をこしらえる。
僕は歯医者に行くから弁当がない。
冷凍豚肉とニンジンをオリーブオイルとバルサミコ酢で炒め、
醤油とブラックペッパーで味付けしたものに、
ウールガイを添えた。
リーフレタスと鶏胸肉を詰めて完成。

食パンが一枚しかなかったから僕はこらえることにした。
洗濯機をまわしている間に、
処分する予定だった前居のカーテンを裁断した。
玄関にとりつけるのだ。
というのも、何を血迷ったか現居では、
玄関の真ん前に本棚を設置している。
この玄関が朝がた陽をよく通すので、
何もしないとすぐ本が焼けてしまう。
というわけで、間に合わせであれ必要だからとガンバッた。
まだ取り付けまではしていない。

洗濯物を干すには8分かかり、
遅刻ぎりぎりのタイムで家を出た。
あわよくば今日は西荻から、
パン屋に寄って出勤としゃれこみたかったが、そんな時間はない。
とはいえ今日は昼休みにも飯が食えるかあやしい。
荻窪から電車に乗り九段下で降りてすぐのマックで、
ソーセージマフィンを頼んだ。
110円。安いな。
マックなんてもう行かないから、
すっかり高値のイメージがつきまとってたけど、
朝の単品オーダーならこんななのか。
美味いし。
空腹のせいか、腹が立つほど美味い。
ただやっぱり不健康な味はする。
TSUTAYA時代、異様に手さばきの早い先輩が、
マックを食うと機動力が落ちる、
とぼやいていたのを思い出す。
よくわかる。

夏と秋の間にある、
台風の翌日のようなさわやかさ。
風に清涼感がある。
ハンバーガーを食べながら朝の街を歩き、
橋の上で立ち止まったりしてみると、
一人旅したい欲がむくむく湧いてきた。
でも、だめだ。
今年も自粛。


昼休み、歯医者。
コロナ禍の影響でか、なんと先生一人で切り盛りしている。
客(患者?)も僕一人。
この歯科医にはいつきても
5〜6名のスタッフと3〜4名の客がいたもんだから面食らった。
受付も先生。助手もいない。
それで診療できんのか…?
と不安だったが、問題なかった。
接客はやはり不慣れなのか
対応が腰低すぎる…という程度で、何も文句はない。
歯の痛みは、詰め物が取れてしまったのが原因のようだ。
今日のところは被せものをしてもらった。
ほか、歯石があったり小さい虫歯があるとのことで、
明後日木曜日にまた来院することとなった。
ハイペースで診療してもらえるのは好もしい。


OKマートでクレソンなどの野菜類だけ購入し、帰宅。
冷凍鶏もも肉をフライパンで茹で、
クレソンを全部加えた。
コンソメスープとともに50分煮る。
同時に炊飯開始。48分後に炊ける。
洗濯物を取り込み、部屋の片付けを進めてみると、
居間はおおおそ片付いた。
あとは金曜朝にダンボールを捨て、
処分する何百冊もの本をブックオフに回収してもらえたら、
広々とした生活空間が姿を表わすだろう。

調理しながら、
例の出版業お手伝いの件の連絡が入ったから
応答した。
全面的に手直ししたようだ。
ファイルの作業時刻は午前3時半だった。
正直なところまだ不安の残る組版ではあったが
それでもマシにはなった。
これ以上は、
印刷製本の方面に明るいわけじゃない自分には
責任がもてない。
無事に出版されることをただ祈る。

空腹。
鶏もも肉を30分ほど煮たところで塩を加え
味を確かめてみると
信じられない美味さ。
いいにおいが立ち上がって…夢見心地に。
ニンニクをスライスし、
少量のオリーブオイルで揚げておく。
サラダはフレンチドレッシングを使ってみたかったから、
キャベツを千切りにしてベビーリーフと合わせた。
トマトも角切りに。
炊けたご飯を器に盛り、
鶏もも肉とそのスープをかけて
くたくたのクレソンものっけて、
ニンニクチップを散らして完成。
美味い…。
しみわたるぞ…。

食後、洗いものをしてすぐ、
西友に繰り出した。
木金が大雨になりそうだから
今のうちに食材を買い足しておきたい。
以前だったらこうした動きができなかったが
今は冷蔵庫が頼もしいからやれてしまう。
ついでに道すがら、前居の鍵のスペアの方を
旭化成にレターパックで出しておいた。

鶏胸ひき肉とパプリカ、ベビーリーフ、トマト、
厚切りの食パンなどを買った。
家に戻ると妻がトイレに照明を設置し終えていた。
先日買ったトルコランプだ。
これは美しい。
トイレの中を中東風に染め上げたくなる。

僕は鶏団子を作った。
鶏胸ひきにくをボウルに入れて
麺棒でこねて
少量の小麦粉、塩、チューブ生姜を加えて
さらにこねれば後は丸めるだけ。
イッコイッコ丸めてラップに包んでいく作業は
かなり面倒だ。
が、これからも幾度となく発生する作業だろう。
早く慣れてしまいたい。

光回線の中継器が届いた。
試行錯誤を重ねつつ、
なんとか接続がかなった。
妻の期待していた速度は実現しなかったようだが、
安定した回線の確保はできたということで、
一旦はこれでよしとなった。


原神一周年。
僕は当初から手を出していたわけじゃないものの、
去年からプレイして続けているし、
きっと最もプレイ時間の長いゲームとなっている。
メデタイとは思う。
このゲームはよくできている。
いつかレビューをまとめるか。


0時をまわってから風呂。
入浴を前に、
妻はぬいぐるみを洗濯していた。
長らく書斎の本棚に飾られていた小型のもので、
煙草によりかなり汚くなっていたが、
すすぎ洗いだの脱水機能だのを試してみた結果、
かなりきれいになっていた。

タイルに貼った吸着器具はなんとかもっている。
今夜シャンプーなどを置いてみて、
明日無事だったらようやく一安心となる。


就寝は2時近くなった。眠い。
日々充実はしている。
しかし考える時間が足りない。
何をしたか、よりも、
何を考えたか、の方がずっと大事なのに。


2021年09月27日(月) オツカレ月曜日

晴れ。
つつがなく台風は接近しているらしい。
木曜日が雨、金曜日が大荒れの見込み。


朝、キッチンのたちまわり。
冷凍ご飯を電子レンジで温めている間に、
可燃ごみを出しに行った。
まだ引っ越しの始末によるゴミが多い。2往復した。
食パンをオーブントーストに配置。
アイスコーヒーを入れておく。
弁当のおかずはテストを兼ねて冷凍食品にした。
唐揚げとソースカツ。
どちらも朝に冷凍のまま弁当に入れれば昼頃には食べ頃だと書いてある。
温まったご飯を弁当箱に詰めて冷凍食品を入れると、
これはそれぞれ冷ますのと解かすのとが期待でき、ちょうどいい。
トーストにはピーナッツペーストを塗り、妻を起こして朝食。
朝8時から8時15分にかけてはテレビで見るものがない。
NHKはニュースを終えてドラマがうるさいし、
民放の朝番組はニュースと呼べないし。
Eテレをなんとなく見ていた。
食べ終わったらすぐに洗いもの。
かるくシンクも拭いておき、排水口のゴミも回収した。
手を洗い直し、弁当の粗熱がとれたことを確認して、
揚げものの下にリーフレタスを置き、
隙間に鶏胸肉を詰め、
白米の上にウールガイを乗せて完成。
着替えを済まし、歯を磨き、マスクをし、
荷物を持って家を出た。
8時32分。
ゴミの回収はまだ来ていなかった。

信号で1分待たされても、
荻窪駅へは8時47分に着いた。
ホームへの到着は48分。
ホームの端っこから目当ての位置までで49分。
東西線直通の東陽町行きが51分に来て、乗った。

そっから乗りっぱなしで9時15分。
会社への到着は21分。
出勤時間がドアtoドアで50分ならまぁマシか…?
高円寺時代と変わらず、乗りっぱなし1本で行けるのはウマイ。


弁当かなり美味かった。
ソースカツ甘いけど。
今回ウールガイを薄味にしておいたから合う。


遅れていた
庭の剪定のスケジュールについて
造園業者から連絡が入った。
台風がこなければ金曜。
きたら週明けからとなるとのこと。
9月上旬にも来たらしいのだが、
スズメバチに刺されて引き下がったらしい。
なるほど、なるほどだ。
けっこう庭に出入りしていたけど危なかったのだな。
とはいえ、高い場所で木々を処理しようとかしなければ、
そう危険もないそうだ。

作業に入ったら2日かかるらしく、
その間は外に洗濯物を干すなとのことだから、
来週月曜火曜で済ませてくれるのが理想だ。
へたに金曜来られて土曜がつぶれるのは、困る。


次の土曜日、
去年なくなった叔父の一周忌で熊谷を訪れる予定について、
母に電話をかけ確認を取った。
熊谷駅から車で拾ってくれるらしい。
それはよかったのだが、
一周忌でも香典を持参するというのは
計算から抜けていた。
惜しむ気持はないつもりなんだけれど
想定外の出費は今時分手痛い。
金がどかどか出ていく。


月曜だからだるい。
引っ越してもこのだるさは変わらない。
だるいが、帰ってから一仕事。
現居になにか不都合のあった場合は
2週間以内に管理会社に一報くれとあったから、
事前にまとめておいたメモを
妻がメールに仕立ててくれたのだが、
残置物についての書類が見当たらないという。
それは僕が鍵を受け取りにいった際にもらった書類で、
引越し当日のドタバタにまぎれて
関連書類と一緒にしておかなかったらしく、
どこを探しても見当たらない。
メール自体は出せるはずなのだが、
確認したいと突っ張る妻を前に、
こちらも意地になって夕飯を作りながら、
食べながらも探し続けた。
夕飯はマグロの刺身をぶつ切りにして
ウールガイをのせた丼。
わかめの味噌汁。サラダ。
刺し身は塩と酒をぶっかけて
水分を念入りに拭き取った甲斐あって、美味い。
早々に食い終えて、本腰入れて書類を探した。
バッグに入れた覚えはあったから、
まだ開けていないダンボールを解いてみると、
果たして見つかった。
すぐには使わない書類として
仕分けした覚えがある。
メールは滞りなく出せた。
妻に言いたいことは山ほどあったが、
向こうも不満を出しきらないようにしてはいたので、
とりあえず見つかってよかったね、
とお互い納得し、この場は済ませた。


さらに、風呂の吸着器具との格闘をした。
十数分かけてようやく、
もう二度と外れまいという程度にまでもっていくことができた。
これでダメだったら諦めると妻は言いきった。
コストとしては数千円ムダになるようだ。
僕はこの手の製品の不良が気に食わない。
その製品、道具が目的とするところの正規の用途を果たせていない、
という不具合には耐えがたい不満を感じる。
この器具でいえば、タイルに吸着することだけを目当てとした存在だ。
ただタイルに吸着さえすればいい、それだけの存在であるのに、
吸着されないでは済まされない。
この物の存在価値がない。
まったく道具は即自存在だ。
世のためにも順当な手続きをして返品すべきと信ずるが、
妻は面倒くさがってしないだろう。
僕も耐えがたいところを耐えるつもりでいる。


それから、くたばった。
10分くらいだけ原神をして、
借りてきた郷土料理の本をパラパラとめくり、
これが食べたいの作りたいのと妻と言い合った。
1時半くらいに寝た。


2021年09月26日(日) 果てないかたづけ

朝は休日トーストに加え、
ヨーグルトにクコの実を加えた。
妻が昨日買ったものだ。
さらに、バナナをキャラメリゼして添えてみた。
クコの実はまだ固かった。
漬ける時間が30分じゃ短いようだ。やはり前の晩からか。
バナナの方は、
美味かったがこれはトーストに合わせたいと妻にダメ出しを食らった。
そのうちフレンチトーストを焼く。

掃除、掃除、掃除。
果てない作業でも
確実に進んではいるから楽しい。
ただ腰を痛めないよう、ちょくちょく休みをいれる必要がある。

昼はシンガポールライスにしたかったが、
10年前によく行っていた
オムライスの美味しい洋食屋がまだあることを妻に告げると、
どうしても食べたいとごねる。
やむなく店へと向かう道すがら、
線路近くにまたもギャッペの店があった。
中東の主人はやはり商売上手で、
こちらがサイズについて質問をしてもまともに答えず、
この図柄の鹿を見てくれ、これは吉兆を表していて…
といった説明をたたみかけてくる。
こちらは商品に対して、妥当性や正解を探ろうとしている。
しかし彼の方は、
この商品にどれだけの価値があるか?
この商品の価値とはなんなのか?
という焦点に限っていて、
それはとても本質的でスバラシイと思った。
昨日のランプの店でもそうだったが、
非論理的である会話が、今は恋しい。

肝心の洋食屋は開いていなかった。
しかし今日開いていないだけで、
店は営業している。
また来ることにして、それからランチを求めてさまよった。

すずらん通りは虚無だ。
緊急事態宣言が開けたらまた違うのかもしれないが、
今のところは食指の動く店が全然ない。
諦めず一帯を歩き通していると、
覚えのないもう一つの商店街が。
こちらは魅力的だった。
入りたい店がいくつもある。
今の気分と話し合った結果、
コーンスープとパンをセットで出しているカフェに入った。
平日はR20、休日はR18という、
ガキはお断りだの店だった。
しかし入ってみると順当にオシャレなフェという感じで、
変わったところは見えない。
妻はクロックムッシュを食べたがったが、
なにせ今は店員一人で切り盛りしている都合上
40分ほどもかかる見込みだというから諦めた。
妻はコーンクリームスープとバタートーストのセット、
僕は小さめのコーンクリームスープとキッシュのセットにした。
スープがめちゃくちゃ美味しい。
パンを浸して食べると
塩味と油分とクリームのまろやかさで脳汁でまくった。

まっすぐ帰宅。
掃除を再開して、1時間ほどしてから今度は一人で荻窪駅へ。
タウンセブンのキャンドゥで便利グッズを買い、
ルミネにも寄った。
迷い込んだフロアがよみうり文化ナントカとかいう、
学習や講座に特化したスペースで、
地域住人のための教室ぽくて好感をもった。
ただ3ヶ月や6ヶ月単位で4万5万かかってくるから、
この手の月謝としては妥当、どころか割安なんだろうけれども、
今の自分には手が出ない。

ブックオフでサハ・マンションを買った。
図書館だと数ヶ月待ちそうだったし
立ち寄った本屋にも置いておらず
しかも喫緊にほしかったので。
1000円くらい。
これもいずれは売ることになるのか。

帰宅して、便利グッズを各所に取り付けた。
納戸にはピン刺しのフックを。
キッチンにはスマホスタンドを置いた。
コーヒー用スペースには小型のキッチンラックを置き、
缶などを収納した。見栄えがいい。


妻も漫画と文庫本の整理に苦心していた。
「私さ、初めて思うんだけどさ」
「うん」
「岡崎京子さ。ほら、もう作品増えないからさ。
これまで何回も、あー新作出ねーのか、って、
そういう感じだったんだけどさ」
「うん」
「岡崎京子、本多すぎ! 仕事しすぎ! 困る!」
「そうだな」
気持ちはよくわかる。

僕は伊坂幸太郎の文庫本を捨てた。
今回、何百冊も本と漫画を売る手筈だが、
もう世に流通してほしくないゲテモノは、
売ろうとは思えない。

僕はさらにもう一度家を出て、
今度は荻窪駅と反対側へと路地を進み、
五日市街道と井の頭通りを見学した。
ここにもOKマートがある。
駐輪場が精算式で、
無料時間を超過することはまずないだろうが、
駐輪と精算手続きの手間が億劫だから、
このスーパーの利用機会は少なそうだ。
なにしろ現居はスーパーの環境が充実している。
南北それぞれにOKマートがあり、
東西それぞれに西友がある。
その中でも自宅から自転車で3分もあればいける
最寄りのスーパーではあるから、
お世話になる機会自体はあるだろう。

夕飯は牛肉と大根のしぐれ煮。
大根は白米の研ぎ汁で40分ほど下茹でしてから、
水、顆粒だし、めんつゆ、醤油にしょうがを加え、
1時間ほど茹でた。
この時点でかなりウマイ。
牛肉は余り物。
でも牛肉入れたらせっかくの優しい味が台無しに。
三つ葉も買い忘れてたし
その分長ネギを多めに入れた。
並行して、鶏胸肉を茹でつつ、
大根のウールガイも調理した。
粒マスタードを買ってなかったから
ホットドッグ用で代用。
明日からの常備菜になる。
さらに、卵を消費したいからと目玉焼きも作り、
余っていた豚汁を添えて、品数の多い夕飯に。
美味かった。
毎日夫婦揃って美味しい飯が食える幸せを噛み締めている。


妻は光回線に苦戦している。
せっかくの高速のはずが、
寝室に設置せざるを得ないルーターからはもっとも距離の遠い書斎に
据え置きPCを置いている都合のため
接続の覚束ない低速回線しか認識されず、
ネット環境はあってないようなものとなっている。
妻は30mの延長ケーブルを買って
壁、床、天井を這わせて有線で接続してしまいたいと提案したが
僕は大反対した。
なにしろ大工事だ。
ただ這わせるだけじゃなく、
徹底的に目立たないように工作したがるのは目に見えている。
確実には計画以上の大変な実作業が待っている。
あれこれに追われている忙しい二人が
他の事柄をほっぽって
何時間もかけてすることじゃない。
中継器の購入を勧めた。

風呂場の吸着器具に大苦戦。
確実に吸着しているはずなのに
数十分か数時間経つとガラガラガッシャーン。
棚ごと落下。
いくらかのやり方を試してみるものの、
貼っつける際には水分ご法度なのと、
数時間単位で様子を見なければならないから、
すぐには試しきれない。


処理したい本が山積み。
はやく出張買い取りに来てほしい。
申し込めば翌日か翌々日には来てくれるようだ。
今は台風が懸念となっている。
台風しんどい。
もし予報通り金曜日に天気が荒れるとなると、
庭先に置いてあるダンボールの山は
事前に家屋内に運び入れておき、
当日の朝はずぶ濡れになりながら
せっせせっせと何往復も回収場所に運び出す必要がある。
これをすることになる可能性は非常に高い。
せめて前日の夜更けに出せれば
そのまま風呂に入ってしまえばいいのだけど
この地域では朝のゴミ出しが徹底されている。
かなり参ってる。


2021年09月25日(土) 西荻かいもの

休日トーストを食べ、午前中から西友へ。
月に二度か三度ある5%オフの日ということで、
この機会を活かし買いだめすることにした。
西荻とは逆方向の、環八沿いの店舗。
一直線で5分もあれば着く上に、
駐輪スペースが広く取られて、
直置きできるのはありがたい。
品揃えはまずまず。
以前はできなかった、冷凍肉の買いだめをすることにした。
豚バラ肉と豚ロース、鶏もも肉をそれぞれ1kgずつ。
これは弁当がはかどる…。

帰り、一本道の途中にある図書館へ。
いい。
この図書館は、いい。
地域の暇人が形作っている雰囲気で、
しかし図書館側のサービスは充実している。
傘の貸し出しまでしている。
目当ての本は予約が埋まってたから
なんとなく世界の郷土料理を紹介しまくってる本を借りた。
荷物の整理が片付くまでは在宅時に読書する余裕がもてないけど、
はやく本読みたい。


昼飯は炒飯。
じっくり長ネギの青いトコを炒めてネギ油用意して
キャベツと長ネギ刻んだのと卵と中華だしと塩コショウで
スタンダードな炒飯。
しかしやたら美味かった。マジで。


日中は荷物の整理を延々がんばった。
やればやるだけ整えられていく。
処分する本が想定していたよりずっと多い。
むかし友人が僕の本棚を見て、
「これ全部読んだの?」と不思議がっていたが、
こうしてみると自分でも不思議だ。
一冊読むのに数日はかかるのに、
あほみたいな量の本がある。
売る本と、しまう本、飾る本を次々に仕分けしていく。

そんな最中に、
出版業の手伝いをする約束をしていた知人から連絡が入った。
組版をしてみたから見てほしいという。
妻は妻で、友人が近くまで来ているから
会いに行ってくるといって家を出ていった。

今夜は夕飯を西荻でとる予定だったが、
家を出る直前まで、組版についての応対をした。
率直にいえば、ページに対して画像が大きすぎた。
これでは、天地と小口は見栄えが悪いだけで済むが、
ノド側は文字も絵も切れてしまう。
相手はモノスゴク忙しいようだけれど、
さすがに見逃せないと思い、
全ページのやり直しを勧めた。

17時半になって妻から連絡が入り、自転車で西荻へ。
ものの5分で着く。
さすがに飯にはまだ早いので、骨董通りをぶらつくことにした。
ふと立ち寄ったトルコランプの店で、
物見遊山のつもりがアレヨアレヨと商談が進み
いつのまにか買う流れに。
なかなか面白い、食わせものの店主だった。
しかし品は申し分ない。
青のガラスが美しい小柄のランプ。
元々は2万円だが、今日買うなら1万5000円にまけると言い出し、
ここは”そういう文化”だからと、
値切り交渉を妻に耳打ちするつもりでいたところ
僕が促すまでもなく妻はガンバっていた。
「ドコに住んでるノー?
電車賃で、あと1000円だけまけるヨー」
「荻窪なんですけどお、ちょおーっと遠くってえ」
「荻窪ネ。荻窪いいとこネー」
「引っ越してきたばっかりで」
「ドコカラー?」
「高円寺です」
「高円寺ネ! むかし住んでたヨー。
高円寺昔面白カッタ。今はツマンナイネー。
昔はこういうお店イッパイあったヨー」
と話しながらもう勝手に商品を紙に包み始める店主。
うまく交渉すればもっと値切れたんだろうが、
明らかに向こうがウワテだった。
ランプは買い手である妻の懐から支払ったが、
僕は僕で気に入ったから3000円だけ出費した。

さらに足を伸ばし、
前々から目をつけていたギャッペの店にも踏み入った。
こちらは日本人の中年女性が応対してくれて、安心した。
トルコ絨毯ではなく、ペルシャ絨毯にあたるとのこと。
目の粗い絨毯は模様の解像度が低く、一般的に安いのだが、
目の細かい絨毯に比べて劣っているかといえばそうでもなく、
独特の模様の面白さがあるし、
何より肌触りが違うとのことで、結局は好みなのだと力説していた。
勧めに従い裸足になって
目の粗いギャッペを踏ませてもらうと、
たしかにフワフワとたいへん気持ちいい。
夢見心地の肌触り。
今回は買わなかったが、
いつかあの肌触りのギャッペは欲しいと思わされてしまった。

夕飯はもんじゃお好み焼きにした。
なにか引っ越した祝い、打ち上げの真似事がしたくて、
どこがいいか思案してみたところ浮かんだのが、
折り目正しい店でなく、もんじゃだった。
路地裏にある小さなお店。
19時ラストオーダー、20時閉店だという。
現在時刻が18時45分。問題ない。
妻はめずらしく、酒を飲みたいと呟いた。
店の人に聞いてみると、声をひそめて、
出せます、とささやいた。
生ビールとウーロン茶で乾杯した。

妻は、中学からの友人が
近々結婚してしまうことに関してうなだれていた。
彼女の相手が誰であれ結婚してほしくないのだという。
しかし、彼女の幸せは願っている。
「やっかいな親みたいだな」
「でも嫌なんだもん」
妻が彼女の幸せを心から願っているのは本心だ。
現実との折り合いがついてはいないが、
いろいろひっくるめても、いい友情だと思った。

もんじゃは抜群に美味かった。
キャベツの一番美味しい食べ方だなと思う。
お好み焼きも、気分にうまくハマッた。
お好み焼きはタイミング次第ではピザをかるく凌駕する。

食べ終えてスグ会計。長居はしない。
250円のはずのウーロン茶2杯が
450円として2杯分勘定されていたようだったが、
指摘はしなかった。
この1年半を生き延びるために
個人店は大変だったろうし、ねぎらいを込めて。
これがチェーンだったら、
レジ締め後の売上と合わないとかってハナシになりうるから
指摘せざるをえないところだけども。

店を出た瞬間のひんやりした夜風にしばし浸った。
これを求めていた。
もううっかり機会が失われてしまったが、
夜に飲食店から出た瞬間の心地には
何にも代えがたい幸福感がある。

店を出た足で駅前の西友へ。
妻を伴っては初回だし
わりと望むままにカゴに入れさせた。
好きなドレッシングを一品だけ買っていいと促すと、
いかにもちょろく
パッケージのデザインに惹かれて
700円以上するドレッシングを選んだ。
ドレッシングに700円は痛い。
見た目がオシャレ、という理由でこの高さ。
さらに400円のフレンチドレッシングも加わった。
その他あれこれ全部合わせて約10000円の買い物。
5%割引で500円のお得。
ドレッシングさえなければ喜べたものを…。

帰宅してからはまた荷解きの再開。
やってもやっても漫画と文庫本が出て来る。
終わらない。
0時近くまで働き通して、風呂に入り、
それからまた再開して、2時頃寝た。


2021年09月24日(金) いそがしいそがし

晴れ。暑い。
ありったけのダンボールを捨てられた。気持ちいい。
ただまだまだ荷解きは終わっておらず、
来週にはまた今回に近いくらいの量を出すことになる。

洗濯、弁当作りを済ませて、
洗いものにキッチン掃除まですると時間が足りなくなってくる。

弁当は牛丼風。
サラダ油で玉ねぎ炒めて牛肉も炒めて、
生姜ニンニク砂糖めんつゆで味付け。
あとメンチカツもわずかに入れた。
うまいうまい。


前の住居の退去について正式に決まった。
コロナ禍の影響も鑑みて、立ち会いはナシ。
鍵も郵送でいいらしい。
ただ、どうあれ我々は清掃しに、一度は部屋に行く。
とくに妻は、空っぽになった部屋を見てはいない。
一応見ておきたくはあるらしい。


夕飯は焼きうどん。
西友で買ったしめじが量少なくてショックを受けている。

やることはたくさんあるが、あとまわし。


2021年09月23日(木) RPGのアイディア

祝日。晴れ。
朝から隣の男子小学生が
サッカーボールで遊んでいる。
僕にとっては懐かしい響きだが、
妻はボールの衝突音が苦手だという。
「もともと、多分、そんなに気にならなかったんだけど。
ほら、前の家で、向かいの長い工事あったでしょう。
あれでダメになっちゃったんだよね。
騒音に敏感になった」
なるほど、うなずける。
それでも控えめな音ではあるから、まだマシなようだ。


燃えるゴミ回収日。
この地域の住人はあまりゴミを出さないのか、
以前であればあふれかえっていたような省スペースのカゴ内にも、
じゅうぶん余裕を持って収められていた。
また、ゴミ出しスペースは駐車場に面している。
ちょうど車を置かない余地にあたる領域が確保されているから、
ここにダンボールを出せそうだ。ほっとした。


出勤。
道筋がどうあっても日差しを免れず、暑い。
だが冬は心強い。
きもち早歩きで荻窪駅まで向かってみたところ13分ちょっと。
ホームまで14〜15分。
これなら前の住まいと比べ、1分半増しといったところだろう。
まあいっか。
ふだん運動しないし。
このくらいの歩きはするべきだ。


弁当は昨日の残り。
鶏もも肉と彩り野菜の中華風。
オイスターソースとみりん、
塩コショウで調味したものだけど
醤油を足してもよかったなこりゃ。


昼、家にいた妻に連絡をとってみると、
無事光回線の工事は終わったそうで、
心の底から安堵した。
だが一つ問題がある。
ルーターが届いてない。
なんでも、前住居の方に配送されているそうなのだ。
明日か明後日に妻が取りに行くことになった。
週末には利用できるだろう。
今のWiMaxによる回線はとことんザコだからな…


祝日につき仕事は早めの退勤がかなった。
荻窪のタウンセブンの地下食品売り場を散策。
惣菜がたくさん売っている…が、今はそう楽しめない。



夕飯はサンマの塩焼き。
大根おろしにポン酢。
具だくさん豚汁。
たくあん。
純和風


割拠、再開。
誰にも望まれてなくてもやるのだ、
そう決めたから。


思いついたRPGのアイデア。
イメージとしては聖剣伝説1みたいな、
見下ろし型2DアクションRPG。
別にそうである必要はないのだけど、
ゲーム中プレイヤーがいつでも武器攻撃できるシステムであってほしい。
つまいオープンワールド式でもいい。
で、画面の上か下かどっちでもいいのだけど、
左右の端から端まで一直線にバーがある。
はじめは単なる模様にしか見えない。
でも実はこれが、ラスボスのHPを表している。
プレイヤーはゲームスタートからゲームクリアーまで、
ずっとラスボスと戦闘している、という設定。
フィールド上のオブジェクトを攻撃することで、
いつでもラスボスにダメージを与えられる。
だからゲームスタート直後からひたすら武器攻撃連打するだけでも
クリアーはできる。
ただしこの場合はリアルの時間で2週間くらい連続で攻撃し続けてないといけない。
だから実際には、イベントをクリアすることでパワーアップしたり、
ザコモンスターや中ボスを倒していくことで、
ゲージを減らしていく。
つまり順当にプレイしていけば、
このゲージはゲーム進行度と一致する格好となる。
ラスボスには固定のビジュアルもあるが、
実態としては、フィールドそのものが本体。
だからモンスターだけじゃなく、木を切ったり、
火山を噴火させたり、あるいは水を汚染しても
ラスボスへのダメージとなる。
それどころか、村人を斬り殺してもダメージとなる。
つまり造物主への反逆のようなシナリオとなる。
ゲームは環境破壊と殺戮によって進行する。

主人公はそれを知っているのか否か?
これについては保留。
初めから信念をもって破壊者しててもいいし、
途中でそれと知って絶望してもいいし、
知らないままラストバトルで明かされるでもいいし、
いずれのパターンも面白いと思う。
いずれも惜しいからルート分岐するのもアリだな。
でもこのシナリオはシステムと一体化するべきだから、
こっから先はゲームシステムの都合次第となる。
っつっても考える分には面白がっていいはずだ、
思いついたらここにメモしていくか。

パッと浮かぶ設定としては、
主人公はかつて妹の命を生贄としてこの世界に奪われている。
その復讐者である…でもこれは安直過ぎる。
ただ王道だから形になるし、ちょっとずらせば特異性も演出できるだろう。
あるいは無垢な勇者気取りであれば、担がれてる設定になる。
彼が信頼を寄せるハカセとか長老が、
この世界をブッ壊してやりたいと企図して、
主人公をそそのかしている。
または、この世界は再生を欲している。
再生のためには破壊がいる。
破壊者である主人公は、この世界に創出された役柄の実演者に過ぎない…
…こういうの、4人や5人くらい集まって、
ブレインストーミングよろしく思いつきを話しまくったら楽しいんだろうな。
そんなんしたことねえよ。
いつも一人で考えてる。


れどれ |MAIL