舌の色はピンク
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2021年09月02日(木) くさくさしてる

雨。
ちょっとは朽ちて割れやすくならんかなーと期待を込めて
今も残る処分予定の板を外に出しておいた。
湿ってしなろうと、強度を下げるほうがまずは肝心との見込み。


弁当は鶏もも肉の照り焼き。
フライパンに油引かず皮をパリッと焼いて、
味付けは醤油味醂砂糖と、ちょっとだけコショウ。
火入れに成功し、しっとり食感で美味かった。


無能先輩の無能ムーブをくらい瀕死。
彼より7年ほど年嵩の後輩(でも業界経験は豊富)を
無能先輩は毛嫌いしていて
本来自分がしなければならないはずの調整も
彼がからむと見ると全部なげてくる。
お前の仕事は調整くらいなんだけどな…。
というかお前の仕事が調整程度で済むように支えてやってるのだが…
それすら…
で暇そうにスマホいじってるという。

そうした不適さを上に報告しないのは
上が彼を買っているから。
彼は残業をする点で今の体制からは重宝されている。
僕は残業しないから今の体制からは軽んじられて、
発言権も昔の1/10くらいになってしまった。
あほくさいあほくさい。
僕がこの会社を辞める辞める暁には
辞めるに至った問題点、
今の体制が暗にかかえる課題を、
なにからなにまで全部
ぶちまけずに
辞めてやるのだ。
自分で気づけよっていう。
あほくさいあほくさい。


サラダ菜、ベビーリーフが高い。
出回っている数も少ない。
あきらか天候の影響っすねー。
ここ2週間は葉ものの摂取量減ってしまった。
でもトマトは毎日食べてる。
夕飯は刺身にした。
真鯛とカツオ。
カツオの方はやはり鮮度が落ちやすいらしく
魚に強いスーパーとして知られたユータカラヤですら
あんまり質がよくないという結果に見舞われがちなので
今回はサクに塩振って酒かけといた。
でキッチンペーパーで拭き取って、
よく切れる包丁で切っていく。
でお刺身には味噌汁がほしくなる。
今日も大根にした。
サラダは豚しゃぶ風で、あと一品欲しいからと、
ニラの…なんか辛いやつ。
このニラの食べ方、我が家では普通だったけど
たぶんあまり人に知られてない。
ただニラを茹でて指の長さくらいに切って、
切り刻んだ鷹の爪と醤油とごま油で和えるだけなんだけど。
美味しい。美味しいです。
っつっても今日のMVPはカツオだった。
したごしらえすべきですね。
これまで家で食べてきたカツオで一番うまかった。
生姜醤油も合うこと合うこと。


「グローバル時代の宗教と情報」読んでる。
悪文の連続に苛立ってきた。
文法もところどころ怪しいし、
なにより接続詞の挟みかたに難がある。
ほとんど同語反復みたいな文章が並んだりとか。
読みながら口論してしまう。
著者にも言い訳があるだろうから。
その言い訳を一つひとつ想像し、
一つひとつ潰していく。
アエナフを殺していく。


なんか急に少女漫画脳。
男子からの告白は
ぜったいストレートなのがいいよね〜(わかる〜!)
という女子トークがしたい。


2021年09月01日(水) 個人/情報

…雨。
おかげで涼しくはある。


昼飯はオムライス。
熱々でできあがってしまうのが
弁当にするにあたり難点だけれども
今日の日和は冷ますのに都合よかった。


「誰が誰だかわからない」
「誰が誰であってもよい」
「誰かが誰かの代わりになる」
僕が面白いと思って主題化している観念。
これは「個人」「近代的自我」のあり方とも関わる。
もとより、近代的自我という言葉は嫌いだ。
とりあえず言っとけばまとまる、取っ手のついた便利なフレーズ。
さらには進歩史観と結びつく。
その字固めに都合いい亡霊と化す。

個人のあり方は、内面性のみを取りざたする絶対的な見方と、
社会性あっての存在を扱う相対的な見方とあって、
後者は「市民」のあり方と意味合いが接する。

最近の僕は、
社会生活とくに都市型生活者としての個人のあり方に
行き詰まりを感じている。
こんなもんは何十年も前から言われてる話だけれど…
いわば2021年型として取り組んでみたい。
そこで肝になるのが情報化社会。
2000年代には産業革命につ次ぐ情報革命として、
2010年代にはSociety5.0とかなんとか
新生の社会像が提唱されてきた。
そして2020年代は、物心付いたころにはネットが当たり前にあった、
デジタルネイティブの世代が社会参画していく。
2010年代にもあったろうが、
2020年代に至っては、親もまた、
すでにネットと親和性が高く、
よりネイティブの度合いは増している。

個人を社会的に扱おうとしたとき、
現在の情報化社会においては、
個人情報への認識の変化が鍵となるかもしれない。
個人情報。
同一性を有する個人の、同一性を特定させる情報。
個人情報はその価値が高まるほど漏洩のリスクが増す。
またもともとは無価値であった些細な情報すらもインフレしていく。
個人情報に縛られる個人。
個人であるかぎり無限培植していく個人情報。

誰が誰であっても構わない、が糸口にならないだろうか。
個人Aの個人情報aは、個人Aが個人Bと別人である証左となる。
ところがAとBが区別できなければ、個人情報aの価値は激減する。
AがBかもしれず、CかもDかもしれず、誰とも知れなければ、
個人情報aは無価値化していく…。

これちょっと時間かけて考えてみよう。
たぶん考えがいがある。


「晃くんかもしれないし、晃ちゃんかもしれない」2巻めっちゃ面白かった。
男か女かわかんないまんま付き合い出すとは思わなんだ。
そして、旧来の男女観が強固の親族に
その性別を明かさずにいることで
跡継ぎ問題をけむにまくという筋書きも素晴らしい。
これぞまさに、
「個人情報」と「個人」のギャップだ。


夕飯はナンチャッテ唐揚げ。
朝の内に下味をつけておいた。
油引いて揚げ焼き。
キャベツ、トマト、玉ねぎの酢漬け。
美味いー。美味い美味い。


個人情報について追記。
ミステリ、推理小説者における犯人捜し(フーダニット)、
あれはある個人…犯人を、
その個人情報…手がかりから追求していく構造の話だ。
容疑者の時点では、個人は特定され得ない。
犯人かもしれないし、犯人じゃないかもしれない可能性を、
容疑者はそれぞれ有している。
この容疑者が、あるグループ内に限られず、
もっとずっと多い…それこそ何十万何百万という数にのぼることもありうる。
それはうすめたれた犯人だ。
うすめられた個人だ。
……。
まだ考えはまとまらない。


原神、Ver2.1にアップデート。
雷電将軍の実装。
こつこつ貯めてきた石で50連。
将軍は出なかったが新キャラであるサラさんは2体出た。
新マップちょっとだけ入ってみた。
やはり未開拓マップの探索は楽しい。


2021年08月31日(火) 正しさと正しくなさの隙間で

晴れ。
そっから曇り。
夕方から雨。
洗濯は部屋干し。
明日も明後日も雨らしい。

弁当は昨晩と同じ手羽先山賊焼き。玉ねぎ酢漬けが合う。
これだけじゃ寂しいので冷凍してある鶏団子を茹でて
醤油みりん黒酢で味付けて添えた。
ウマイウマイ。


愛知のヒップホップフェスについて思ったこと。
まぁ一般的な話はいいや。
個人的に思ったこと。

出回ってる写真は
「大人数で」「密で」「ノーマスク」
という条件をなるべく満たした構図を選んでるだろうけど、
まぁあの場が実際にあったとして。

きっと観客も、マスクをしたまま参加してる人の方が多かったろう。
そこへ煽りが入るわけだ。
いきおい、次々にマスクを外していく。
熱狂の中で。

彼らが後日、その模様を非難されたとする。
抗弁の仕方はいろいろあるだろうが、
たとえば、
「皆がマスクしてるから従うって、
マシーンじゃないんだからさ。
同調圧力っていうの? マジださいよ。
自分をもてよ。言いなりになんなよな」
みたいなことを連中は平気で言う。
そのアエナフとの口論を思い描いてみた。

「僕がその場にいたとしたら、
周りがドンドン皆が皆マスク外していったとしても、
付けっぱなしでいられる。
空気を読まずに。
そして周囲の皆に対して、きっとこう思う。
“同調圧力に屈して、なんてダサいやつらなんだろう”って。
どうだろうか、こう言われれれば、
マスクつけっぱなしの僕の方を、馬鹿にできないだろう。
こっちからすれば、そっちが間違ってる。
こっちが正しい、って言いたくもなる。
で、そっちはそっちで、いや自分が正しいはずだ、
自分以外が間違ってる、って言いたいものだろう。
まったく、どっちにも正しさがあるし、間違いもあるもんだ。
そういうもんなんだよ。
正しさと正しくなさを行き来して、その隙間で苦しみもだいて、
どうにかマシな答えをなんとかその都度導き出す。
でもそれが大変だからって、面倒だからって、難しいからって、
どちらかが正しいなんて安直な答えにすがりついて、
自分が選ばなかった立場の正しさを考えようともしない幼稚さは、
僕には到底支持できない」
とこう詰めていく。
すると向こうは、
論点的はずれの詭弁を弄するか、
またはガタガタうるせえな的な返事になっていく。
こちらとしては初めからガタガタぬかしたいわけじゃなく、
アホだな
の一言で済ましたいところなので、
理論の説明がいらないなら、アホだな、アホだな、の連呼で話は片付く。
したがって、これより先は、
アホだな、
で畳む。
だがもしこちらの言い分を了解して、
自らの非を省みる様子を見せたなら、
それはもう、立派な人だ。
立場が逆なら僕にはできないかもしれない、
その点で、尊敬に値する人だ。
それはそのまま伝える。


夕飯はウニのクリームパスタ…の予定だったが、
朝の時点で、
何日か前に妻が僕に隠れて
昼飯と夕飯の間にコンビニ弁当を食べていたことが発覚。
これまで何度となく繰り返されてきた不実で、
僕はそのたびに悲しみ、怒り、許し、黙り、理を説き、情に沿い…
とあらゆる応答をしてきた。
論点はあげつらうのも馬鹿らしいけれども、
もはや僕も妻も、また他の誰に聞かせても、
僕の方にばかり正しさが確保される情状。
僕は「正しくなさ」も知っているし、
「全面的な正しさが含有する恐ろしさ」も知っているから、
なおのこと妻には逃げ場がない。

どうしても間食したくなったら
せめて後からでいいから報告してくれ、
隠したりごまかしたりはしないてくれ、
というやり取りも繰り返してきた上で、
今回は明確にごまかされた。
醜いことだ。
嘘をつくこと、
嘘を隠そうとすること、
ついた嘘をごまかそうとすること、
いずれも醜い。
何より醜いのは、
自分に嘘をついてごまかす…正当化しようとする心の動きで、
僕にとってはこの心の動きが、
この世の何より怖ろしい、醜い、最悪の地獄だと思っている。
この地獄に比べたら、
よく世間でいうところの比喩的な地獄なんて全然大したことない…
というと言い過ぎだけど、単純で、
解決のしようがある問題ごとばかりに見える。
この自己欺瞞の地獄は「声」に満ち満ちている。
それを…それを俺は
『割拠』で表現したいのだが…難しい…

「ごまかし、嘘、自分への甘やかし、言い訳、言い分、
すっげーわかる。
すっげーわかるから嫌なんだよ。
そして、
すっげーわかるから許すんだよ」

呪いと祝福。
僕らは地獄をも言祝いでいこう。


妻の分の夕飯は
アサリの佃煮と大根の味噌汁、サラダにした。
まぁこれだけでも本来じゅうぶんだからな…マジで…
サラダには柚子胡椒をきかせた鶏むね肉も盛ってるし…


夜は大雨になった。


2021年08月30日(月) 性被害の女の子のたとえ

晴れ。
しかし夜には強い雨の恐れもあるとのことで警戒。
とかいって傘を持ち歩きまではしないのだけど。


弁当は生春巻き。
炒り卵。
ご飯には牛そぼろをふりかけた。
ウマイウマイ。
牛そぼろ、記憶よりずっと美味しい。


引っ越し関連の情報、あらためてまとめた。
もろもろひっくるめて一旦は130万くらいか…?
こっからさらに、テーブルとかの家具類買い替えが発生するから、
なんだかんだで150万くらいになるのかな。
まぁもっと早く引っ越すところを長らく引っ張ってきたし、
いちおう予算圏内か…
冷蔵庫は間に合わせじゃない
ガチモン買ったわけだしな。


夕飯は
味付け済で焼けばいいだけの手羽先山賊焼き。
大量のキャベツとともに。
大根の味噌汁は今日もさぼった。
暑かったから…。
山賊焼きはまぁまぁだった。
この手の肉モノで味が濃すぎないのは偉い。
山賊焼きって何?


引越し先ではなんといっても虫が心配される。
慣れた方がいい、と妻は繰り返す。
だが僕からしてみれば、初めての一人暮らしで体験した、
あの思い出したくもないおそるべき日々…
ほとんどトラウマと化している時期を経てきているのだ、
あれで慣れなかったのだから今更ムリだという主張がある。
「たとえばな。
かつて強姦輪姦されまくった女の子がいてな、
それはもはや昔のできごとではあるけど、
今は今で電車内の痴漢に悩まされているとする。
その女の子に言えるのか?
慣れなよ、って」
こう伝えてみると理解を示してくれた。
説得としてはおかしいが、
納得を目当てとしているからよい。
「今の話、ネットに上げてもいい?」
「それを読む人の中には、
実際に性被害に遭ってる女性もいるだろうからダメ」
というかそもそもの例えがよくなかった。


都市のドラマツルギー、面白い!
80年代の本だけど先進的。
東京を盛り場から紐解くという。
中身はかなりカタメの人文評論で、
こういうの、
読み慣れてない人はとことん解読不能だとなあとしみじみ思った。
僕にとっても解読不能の他分野の記述があるように。
こうしてみるとつくづく、
高校時代に哲学にかぶれてよかった。
名だたる哲学者の著作を
そう何作も読み通したわけではないけれど、
研究書のたぐいは面白がってそこそこ読んだ。
以後もゆるゆると読み続けてきたら、
哲学の用語、固有名詞が連発されてても意味が読み取れるし、
難解な言い回しにもまぁ対応できる。
よかった、本当によかった…
これが読めないと人文科学系統の本を読む楽しみ、
半減以下だものな…


2021年08月29日(日) 引っ越し準備

曇り。
トースト食ってテキパキ準備して家を出た。

自転車で西荻へ。
TSUTAYA西荻店はサウンドレンタル持続していてびっくり。
しかし今月いっぱいまでだった。
まあ、しかたないか…。
昔TSUTAYAでバイトしていたときはサウンド担当でした。
いまどきレンタルCDというのは、まあ、なあ…。
検索機を頼ればDVDの取り寄せしてくれるというのは嬉しい。
洋画鑑賞がはかどる!


で引っ越し先へ。妻と合流。
今回は細かいところまで採寸していった。
火災報知機は6コあることを確認。
前日バルサン焚く際にはすべてをふさぐ必要がある。
コンセント位置と数を調べ、家具の配置の算段を立てた。
隣近所への挨拶は2軒分でよさそうだ。
ゴミ収集の曜日も把握。
それなりにスムーズにいった。


バスと電車を伝い帰る妻と別れ、
僕は新居近くの図書館に行った。
自転車で4分ほどだから今より行きやすい。
そして好みの図書館だった。
ここに通い詰める日々を思うとわくわくする。


やや道に迷いながら帰宅。
ちゃっちゃとナポリタン。
麺を茹でている間に
サラダ油で玉ねぎ炒めてピーマン炒めて
ニンジン炒めてウインナー炒めて
ケチャップ、ウスターソース、ちょっとだけ醤油入れて
水分飛ばしていって
きもち早めに引き上げた麺を絡める。
味見してちょっと塩足してコショウ振ってできあがり。
うんまぁまぁ美味い。
ナポリタンが劇的に美味いなんてこたあないからこれでいい。
まぁまぁ美味い。


午後、ちょっとゆっくりしてからまた外出。
木材は割っていけば通常の可燃ごみでだせるからと、
公園で次々に割っていった。
その公園は3段階の奥行きがあって、
はじめの入り口付近に小鳥の死体があり蠅が群がっていた。
不気味なのでその奥へ進むと、今度は鳩くらいの大きさの鳥の死体。
やはり、虫などが群がっていた。
しかたなく最も奥の広場まで行くと、
そこにはトイレから煙草をくわえて出てくるオッサンの姿ひとつ。
童話みたいだったな。したいじゃなくてよかった。
板は踏み抜くと強烈な音がした。
破裂音。
バキイ!じゃなくて、パアン!
これまで在宅中に外から発砲音みたいな音が聞こえたとき、
いやさすがにタイヤのパンクあたりだろうと決めつけていたが、
連続して音が発生することもあり不可解だった。
なるほど、こういう可能性もあるのか。
一つの知見を得た。


古本…というか漫画の処分もした。
30冊ほどのうち値が付いた漫画が3冊。1冊5円。
15円のために手続きするのもな…と尻込み、
全部まとめて引き取ってもらうことにした。


引っ越し業者へ連絡。
梱包作業は午前中から始まり、夕方までかかるらしい。
そりゃそうか。
しかし大丈夫かな。18日、かなり忙しい。
引っ越し自体は6時間程度が見込まれるとのこと。
荷物が見積時よりそこそこ増えてもいいというのは助かった。


夕飯は生春巻き。
アサリの佃煮。
サラダは豚しゃぶ風にした。
大根の味噌汁をつけ忘れた。
19時半ぴったりにできあがる理想のスケジュールを実現したのに
ダーウィンはパラリンピックにくわれて放映なし。
だらだらと鉄腕DASHを観た。
震災以来手つかずだったDASH村に訪れていた。
たいへんなことしてたんだな。


ラブレターの話ちょっと進めた。
タイトルが思いつけば全体の方向性がもっと見えてくるのだけど…。


2021年08月28日(土) 冷蔵庫3倍

晴れ。
トースト食べた後妻が現住居管理会社に退去申請の電話。
退去を申し込んでから40日間は家賃が発生してしまうらしい。
引っ越し予定日は9/19日。家賃は10/6まで発生。
一日あたり4500円どぶに捨てることになる。かなりへこんだ。


昼飯は冷やし中華。
ちゃんと器も冷やしていただく。
冷やし中華はしっかり冷やしてるほど美味しい。


正午に家を出て銀行へ。
来月には共同口座が600万になる。
苦労している実感はないのによくもまぁ貯まるものだ。

さっさか吉祥寺のヨドバシへ。
洗濯機はまぁこれでいいかという製品が見つかった。
はじめに案内してくれた男性店員は発声が受け付けられなかった。
次に案内してくれた恰幅のいいお姉さんはできそうな人で、
口振りにいっさい不快感がない。
不快感がないというと偉そうだけれどもなかなか稀有なことだ。
話がまぁまぁ進んできたあと、
引っ越しするならば光回線も同時に申し込んでくれればとお決まりの案内。
よくよく聞いてみるとお得、…なのはどこのキャンペーンもそうだから、
それだけならお断りするのだが、
よそのキャンペーンに見劣りしない内容で、
今回手続きを一括化できるのはおいしい。
それなりに頭の中でそろばんを弾いて、申し込むことにした。
ただし光回線はもともと妻がWimaxから乗り換えたいと目論んでいたから、
これは妻名義となる。
冷蔵庫は随分なやんだ。
もともと予算20万円内のつもりで来たものの、
デザインにうるさい妻のお眼鏡にかなう製品がない。
いや一つだけあるにはあった。
が34万円する。
容量も極端に多い。
今使っている冷蔵庫が小さいとはいえ、
その3.5倍だ。
かなり悩んだが、結局は、長く使うつもりで許諾した。

光回線を引くためのプランにあたって
引っ越し先に地デジアンテナが設置されているかが問題となるが
僕らはそこまで把握しておらず
不動産会社に連絡を入れると担当者は16時過ぎまで戻ってこないとのことだった。
まさかアンテナがないのにその旨を伝えてないなんて、
にわかには考えづらかったがその担当者への不信感はある。
また、ヨドバシ店員が住所からストリートビューで確認してみたところ、
設置されているようには見えないとの推測を立てていた。
いったんは店を出て、休憩がてら担当者の戻りを待つことにした。

妻が気に入っているカフェは縮小営業中で、
17時までは空かないようだった。
僕らの後にも続々と若者が店先へ訪れてはすごすご帰っていった。
ずいぶんな人気店だ。
今日は異様に暑く、
また多くのカフェの類がコロナ禍で席数を減らしており、
あるいは休業していて、
その上最も込み合う時間帯とくれば、
そうそう入店できるものでもない。
やむをえずkirarinaに入り、7階のカフェまで行ってみた。
やはり並んでいる。
が5階の方のケーキ屋には数分待っただけで入れた。
ケーキ屋というよりタルト専門店で、
何年も前から店頭の美しいタルト姿にあこがれていたものだ。
だが正直なところあまり美味しくはなかった。
苺ソースがジャムのようでヘンに甘く、馴染んでいない。
カスタードは他の味に負けている。
そもそもタルトがパイ生地だ。
自分で作った方がずっと美味しかった。
こけおどしだね、と妻は表現した。

不動産担当者からの電話によれば、
地デジアンテナは設置されているらしい。
また、明日の内見の予約を取りつけた。
店を出てまたヨドバシへ。
冷蔵庫について先ほどの店員さんに値切りを迫ると、
2万円の減額に応じてくれた。
さらにこの製品なら、
冷蔵庫買い替えに伴う東京都からのサービスで、
手続きをすれば2万円の商品券がいただけるらしい。
その上ヨドバシのカードをクレジット付きにすれば
さらに1万円の値引きと、3000円分のポイントが入る。
一通りの説明を聞き、納得できるまで質問をして、
これにも申し込むことにした。
冷蔵庫は31万円、洗濯機は9万円で、合計40万円。
ただし冷蔵庫の方は延長保証料として1万5千円加算。
実際にはポイント使用によって支払額はもっと低かったが、
なかなか大きい買い物をした。

ただ手続きはかなり大変だった。
1時間半はかかったろうか。
リサイクル品引き取りの手続き、
洗濯機配送と設置の手続き、
冷蔵庫配送と設置の手続き、
光回線プランの手続き、
光回線工事の手続き、
光回線契約の説明、
ヨドバシクレジットの手続き…。
このクレジットの手続きが最も手間取った。
妻はもともと婚姻により名字が変わる制度には反対していて、
結婚してから実生活の上で不都合が重なっているからなおさらだったところへ、
このクレジット関係の手続きというやつはとことん、
その手の名前の登録でいじめてくる。
妻は日本の制度に、
僕はクレジットカードの構造に、
それぞれ強く苛立っていた。

それでも目の前の人の人柄には救われる。
仮クレジットカード発行手続きカウンターのお姉さんは、
憤りを隠せない妻を前に、
わかります、私も同じでしたと笑顔で対応してくれていた。
この先の客にもその笑顔を向け続けてほしいと思った。


くたくたにくたびれて高円寺へ。
ちゃっちゃとスーパーで買い物を済ませ、
家へ帰る道すがら、さっき僕はウソをついてしまったと妻に白状した。
というのも、
億劫な手続きを進めながらヨドバシの店員さんに、
冷蔵庫の買い替えが嬉しいという話をしてみたところ
大きい冷蔵庫の魅力を自分の経験をもとに語ってくれたのだが、
「肉のドリップがなくなるんですよ」
とのコメントに対し
あれ困りますよね的な返答を僕はした。
だが実際には、今の冷蔵庫はあんまり小さいから、
基本的に肉は買ったその日に使う。
つまり日が経ってドリップが生じることはなかった。
困りますよねも何もない。
かわいそうに、と妻は笑った。


夕飯は彩野菜と鶏団子の中華風あんかけ。
中華風といいながら中華だし入れるのを忘れた。
でもじゅうぶん美味かった。
高野豆腐も入れた。まぁ…ありかな。


その後、夫婦それぞれ引っ越し関連のやるべきことをまとめた。
面倒だけれど多分今日明日がもっとも面倒で、
ここさえ凌げばあとは引っ越し直前まではそう大変でもないと思うとがんばれる。


2021年08月27日(金) ゴミ捨ての思い出

晴れ。
身体を内部から灼きつくすモノスゴイような蒸し暑さ。
昨日からずっと、周囲の空間ごと火照ってる。


弁当は昨日冷凍しておいたハンバーグ。
弁当だから大根おろしも万能ねぎものせられないが
(のせてもいいのか? しらん)
声をあげたくなるほど美味かった。


ちょっと思い出したこと。
小学生の頃住んでいたマンションに幼なじみがいた。双子の。
彼らはそのマンションの大家の息子だったけれど、
なにかにつけ僕のほうがリーダー格だった。
彼らはあまり出来のいい方ではなく、
比べると僕は品行方正なイメージを
大人たちにももってもらっていた。
全体的に信用があった。

小3くらいのある日、僕は母親から、
ゴミ出しをしておくよう遣わされた。
その朝、僕は戸惑っていた。
ゴミの出し方がわからない。
ゴミは手に持っている。
それをどこへ、どうしたらいいのかわからない。
呆然と立ち尽くした末、
隣のアサヒさんという老夫婦が住む部屋の前にゴミを置いて、
そのまま逃げるように登校してしまった。

学校から帰ってみるとマンションでちょっとした騒ぎになっていた。
アサヒさんの部屋の前にゴミを置いたのは誰だ。
僕は遠巻きに眺めていた。
当の被害者にあたるアサヒさんより、
大家である幼なじみ二人の母親が猛烈に怒っていた。
彼女は自分の息子を責め立てていた。
「アンタたちがやったんでしょう!!」
二人は、知らない、やってないと言い張った。
当たり前だ。犯人は僕なのだ。
しかし、名乗り出れなかった。
「じゃあ誰がやったっていうの!」
二人は泣きそうになりながら、
おそらく僕の名前を出したのだろう。
「あの子がこんなことするはずないでしょ!」
とすさまじい剣幕で一層怒られていた。
僕は早くこの場が収束することだけを願い、
結局黙り続けていた。

この一件の真相が明るみに出ることはなかった。
僕は誰にも明かさなかったし、
双子ともその後なにくわぬ顔で遊び続けた。
でも、ずうっと、僕の心には暗い影があった。
あの場で名乗り出れなかった。
あの場で名乗り出なかった。
あの場を過ぎても打ち明けなかった。
結局自分は汚い人間なんだ、と、ことあるごとに思い返された。

20代も半ばを過ぎてからようやく、
小学生のころこんなことがあってね、と
この一件を人に語れるようになった。
自分の中で最もといえるくらい恥ずかしい、
醜い自分をさらけ出すエピソードだ。
年齢で容赦してもらうにしても躊躇いがあり、
どうにか笑い話に仕立てて人に聞かせた。
でも本当は今でも、この影は暗く重い。
きっとその時の自分が現在と分断されきれず、
継続しているからだと思う。


夕飯は焼き魚。
妻が嫌がるから彼女の大好物の大根おろしを添えた。
昨日冷凍しておいたものだ。
あとキムチ。目玉焼き。


割拠がまた一章分終わるから、
ここで気晴らしの読みものをまた書いてる。
ラブレターもの。
特定の誰かに向けて書いてはいるのに
その誰かを特定しえない。
文面は恋心を打ち明ける内容であるものの、
実世界では両者が両思いであることは自明で…
というへンテコロジックを形にしたい。
「誰が誰だかわからない」
はずっと面白いテーマだと思うのですけどね。
なにだれどれ。
いい名前だよこれ。


2021年08月26日(木) モノポリーの例え/ワクチンのリスク

晴れ。
アッチッチ。

朝テレビ見てたら
なんですか今どきは
シェアハウスを使って
カップルが同棲生活の体験できるんですって。
うまくいくかもわからない二人が
新居を構えるにはリスクが生じるものだし
本来なら生じるはずの
別離に伴う不動産トラブルも考えなくていいから
本格的に二人暮らし始める前に
お試しでどうぞっていうサービスだそうで。

僕はこういう
2010年代からわちゃくちゃ増えてった
「世に埋もれた需要を見つけ出す」式のビジネスが
でえっきらいなんですねー

人のため
って名目でコトを始めるけど
全然世のためにならない。
どころじゃない。
見えないまんま世を腐らせていく。蝕んでいく。
ただしその根拠を示すのは難しい。
で、だからこそ蔓延るのだけど。

小学生の頃モノポリーが好きで、
あれって4人くらいでやってると戦略性が増すんですよね。
モノポリーは単なる双六ゲームじゃなくて
プレイヤー間に「交渉」が認められている。
(少なくとも僕が買った90年代の時点では説明書に書かれていた)
プレイヤーはキャッシュと物件の権利書を集めていく。
プレイヤーAが求める物件権利書をプレイヤーBが有しているとき、
交渉を仕掛けることができる。
その交渉内容は自由だ。互いの合意があればいい。
だからたとえば、Aはある権利書をBから買いたい。
Aは5000万円でどうかと持ちかける。
Bは、いや8000万円からだと応じる。
では5000万円に加えて、
Bが僕の土地に止まったとき支払う金額を
3回まで5割オフにするよ、とAが条件を足す。
なるほどそりゃあいいと、この申し出をBが呑んだら交渉成立。
お互いにとってウィンウィンな結果となる。

が…
これはAとBのお互いにとってウィンウィンなだけで、
CとDにとっては不利益でしかない。
小学生の僕はそのあたりを意識しながら、
ゲームに勝つために進んでAの立場をとっていた。
ゲームなので。

ところがこれが大人になって世間を見渡してみると、
ビジネスや政治の世界で横行している。
しかもモノポリーとは桁が違い、
プレイヤー数が4人だとかいうレベルじゃない。何億人といる。
するとかえって、その面々は取り沙汰されない。
せいぜいが利害関係者、
株主や取引先、顧客、その身内といったステイクホルダーが
勘定される程度で、
その枠組を擬似的に世の中と見なし、
「ためになっている」
と主張している。
あさはかだ。
そのあさはかさ、でえっきらいだよ。


弁当は炊き込みご飯。
僕は九段下のキッチンジローに行った。
客は少なめだけど
周りには行列できてる店もあったりしてこっえーえ。

モデルナワクチン160万回分に異物混入のニュース。
すでに打たれた例もあるようだ。
というより友達が該当していたらしい。

IT関係の不祥事でありがちだけど
こんなエラーは前提としてありうることだ。
というのはサービスの担い手を擁護しているわけでは全くなくて、
“だから、反対派が非知性的なわけじゃない”という主張に帰結する。
 「今どきクレジットカード使わないとかw」
  「個人情報管理されるとか嫌なんだよ」
 「ワクチン打たないとか陰謀論に騙されすぎでしょ」
  「でも身体に何かを注入することに抵抗感があって…」
進歩的で理性的で合理的な判断からすれば、
旧来の価値観にとどまってばかりの
保守的な…印象だけでいえばヒステリー気質な
“理屈の通じない”相手にさぞや見えるのだろうけれども、
それは安直な答え、誤謬をふんだんにまとわせた早合点だ。
現金払いに固執するのも
ワクチン接種を踏みとどまるのも
「ある観点からすれば合理的でない」
だけで、
そこへ「あらゆる観点」を持ち込めば合理性は確保される。

問題が起きたときに「ホラね」と言うのも愚かしく、
問題が起きなかったときに「ホラね」と言うのも愚かしい。
どっちかの立場が正しいということはなく、
どちらの立場にも、正しさと正しくなさが同居している。
それを弁えない限りは、ヒステリーだ。

とてもシンプルで、かつ大事なことだと思うんですが。
でもそんなことより今回は、
異物が混入しているワクチンを接種することになってしまった方々の
不安に寄り添いたい…のだがこれもまた難しい。できることがない。
せいぜい、不安になりすぎないよう、気を紛らわさせる程度か。


夕飯は和風ハンバーグ。
今日も麺棒でこねた。
手でこねないのは
熱の問題もあるけど
やはりあの脂っけは敵だ、
素手に付着させたくない。


パラリンピックに小学生を観戦させようという件、
辞退が相次いでいるようでちょっと安心する。
NOを突きつけることができる、できたということなので、その点で。

今回の問題、
「子どものために教育があるんであって、
教育のために子どもがあるんじゃない」
てまとめるとスッキリする。
まぁよくある構文よね。
もう誰か言ってるかな。


2021年08月25日(水) スポーツの本当の価値

晴れ。
あっちいー。
じめじめした暑さで不快指数が高い。
こんなんでも自転車だったら風を切れるから
それなりに気持ちいい夏なんだけど。
蒸し暑さは何より出勤と相性がよくない。


オリンピックの開会式だか閉会式のときに思ったこと、
退屈そうにしている選手たちの群れに向けて
サッカーボール一つ投げ込んだら…という妄想をしたのは
そのときの日記にも書いたけど、
思いのほか
このとき頭に描いた選手たちの姿に元気をもらえてるところがある。

あの群れの中にボールを放り込む。
一人の選手が気づき、立ち上がって足元で転がす。
それに気づいた近くの選手がボールに足を向ける。
ボールをキープしていた選手が誰へともなくパスをする。
似たような運動が繰り返され、いきおい他国の選手を巻き込んでいく。
たまに、サッカーボールの取扱いに覚えのある選手が、
プロ顔負けのリフティング技術を披露してみせたりする。
かと思えば、五輪選手らしからぬ足さばきで、
あらぬ方向へボールを飛ばしていったりもする。
そのボールを追っかける選手たちには、
国籍も性別も政治理念も利権も関係ないだろう。
そしてきっと笑ってボールを追っている。
見ている人間もなんだか顔がほころぶ。
スポーツの本当の価値ってそういうことだろう。

感動させようという企図に上手いことドライブしたいんじゃなくて、
もっと自然の、掛け値ない、パワフルで勝手な姿に勝手に感動したいのだ。
でも現実の世界最大のスポーツの式典は
そういったスポーツの掛け値なさを
あらゆる目的意識に接続した掛け値に化かして
最も窮屈な形に閉じ込めていた。

そういうわけで僕にとっては、
僕の頭に描いた架空の選手たちが勝手気ままにボールを追う姿ばかりに
感動させられている。
しかし脳内で済むっていうのは
スポーツから究極にかけ離れた遊び方だから
かなり皮肉な話だ。
でも本当に、ちょっと頭に描いただけで、その都度、元気をもらえるのだ。
美しくて、パワフルで、余計なノイズが剥ぎ取られた、原始の姿…

いやもちろん現代のスポーツは
科学や社会通念と結びついてて
それこそが
獣の運動と人間のスポーツ競技を分かつのだって、
わかってますよ、でも、でもです。
 そのボールを追っかける選手たちには、
 国籍も性別も政治理念も利権も関係ないだろう
がすべてです。


弁当は昨日のキーマカレー。
ドライカレーって言ったほうが正確なんかな。
キーマって3種類くらいあるのよな。
弁当にすると冷めたまんまだけど
不思議とこれはこれでめちゃウマ。

そういえば、
「おいしい」と「うまい」を比較すると
後者のほうが品に欠けてて
女性はあんまり口にしない印象だ。
でも女性だろうと言う人は言う。
「うっま!」とか
「うま〜っ」とかならなおさら。
ところが
「うまそう」
になると、これはもう、男性しか言わない。
まぁほんの少ない例としては女性でもあるだろうけど、
少なくとも僕の知る限り、想定できる限りの女性は、
「うまそう」
は言わない。
「うまい」
を言う人だったとしても。
ってことに気づいた。ってだけ。


無能先輩のおバカぶりががっつり発揮されて
不愉快な午後だった。
ある業務で
ファイル名に一部の記号が使われている場合には
あらかじめ格納されているフォルダごと圧縮をする、
という新ルールに対して
一部の記号の分類が判然としない上に
8割型のファイル名に該当するから
それだったらファイル名にかかわらず圧縮をする、
とした方が確認の手間も減り
ミスしがちな作業者の負担も減り
データ管理上の統一感も出る、
と進言したのだが却下された。
いちいち解凍するのが面倒だという。
馬鹿丸出しだ。
テキストファイルだから
圧縮も解凍も1秒で、
解凍を要する機会の発生はそんなにないのに
本当に馬鹿だ。いらいらする…
絶対、必ず、
一部の作業者はこれに気を取られて
本来ならしなかったはずのミスをする、
目に見えてる、アホだ、アホすぎる。
これからいちいち、
「あ、先方が送ってきたこのファイル名には
カッコが使われてるから圧縮をかけなきゃあ…
いやでもこのカッコは半角じゃないから大丈夫だあ、
いやでもよく見たらなんだこれ閉じる方だけは半角だぞお、
やっぱり圧縮しなきゃあ…。
こっちのファイル名にはなんだか見覚えない記号使われてるなああ、
この記号のときは圧縮必要なのか調べるか尋ねるかしなきゃあ…」
というアホな時間が発生する。
一律圧縮するようにしたらこの手間とリスクがなくなるのに。
あああああ言い足りない
アホだバカだ低能だ。
けどこうやって吐き出すと1%くらいは浄化するな。

仕事の愚痴ってたいてい近視眼的、視野狭窄に陥ってて
自分本位の見方しかできてないケースが多い。
愚痴を聞いてる側は冷静だから
「まぁそういうもんだよね」
「相手にもいろいろあるからね」
「でも実際はこういうことなんじゃないの」
など
直接指摘するかはともかくそう感じることは多い。
「上司が無能で」「先輩がバカで」「同期が嫌なやつで」
いずれも大抵、
「でもそれはさ」と続けて覆させてしまえるもんだ。
それに、どんなに愚かで非論理的で非知性的に見えたとしても、
ある秩序のためには仕方なかったりする。
ある明らかな批点をあげつらい是正したとしても、
そのために全体の秩序が崩壊することがありうる。
「誰にとっても明らかな批点」だからといって、
一概に批難されるべきではない。

以上の訳合い一切を慎重に踏まえた上で、
今日のあの無能はとびきりバカだったと言ってるのだ。


あと本当に後輩の面々を帰してやれよと…。
他部署はバンバン帰してるのに
ここは無能が無能采配振り続けてるからから救えない。
こいつ多分東京の一日の感染者数が10万人ですとかなっても
上から何も言われなかったら今と同じ態度でいる。
多分じゃないか。ほぼ間違いない。
しかし自分の頭で考えようとしないバカさは
あまり本人のせいとも言い切れない…
要介護要介護…

などと考え出すとこの通り
どこまでも自分が嫌なやつになっていく。
思うにですねー
アホというのは
人の悪しき部分、醜い性質、
本人が必死に蓋している嫌な人格を
容易に引き出してしまうのですねー
でも
だからアホにかかわるな、
というのも違うと思うんですねー
自分の嫌な面にも向き合ってかないと
いつか壊れちゃうからな。


夕飯は牛肉とにんにくの芽の炒めもの。
にんにくの芽は多めに切っておいて
サラダ油で炒めたら一度避けておき
続けて長ネギと牛肉熱して
醤油めんつゆ砂糖で味付けて
にんにくの芽を戻して胡椒かけてできあがり。
思った以上に美味かった。
実に実に美味かった。


ジークンドーについて調べてみたら
ブルースリーが創始者でびっくらこいた。
「ブルースリーはジークンドーの使い手」
という情報はなんとなく知ってはいて、
その時点で
「単なる役者じゃないのか、へえすげえな」
とか思ってたのに、まさか彼からなんて。
しかもありったけの哲学・思想を詰め込んだ上での
実戦術とか格好良すぎる。
んで32だか33くらいで夭折してるし。
まさに伝説的人物だな…
調べれば調べるほど面白かった…
いや全然調べてないけどこっからさき
調べるほど面白いのは確定してる…


2021年08月24日(火) パラリンピコー開会式

晴れ。暑い。
夏の盛りは今週までかな。あとは残暑。


弁当は鶏ももニンジン玉ねぎ豆板醤炒め。
ちゃっちゃと仕上げた。
しっかり美味い。
でもお弁当の定番のなかじゃちょっと格落ちかもしれない。
代わり映えなくて飽きつつある。

引っ越したら食生活ががらりと変わる。
なにしろ冷蔵庫の容量が倍以上になる予定だ。
必然的に献立も変わってくる。
常備菜のおかげで毎食の品数が増えること請け合い。
何よりスーパーに行く回数を減らせるのは大きい。
スーパー好きなんだけどレジの混雑はいかんともしがたいし
コロナ禍のリスクはかなり心配される。
現在の週5スーパーをまずは週3に、
できれば週2にまで減らすのが目標だ。
コロナ禍においてはネットスーパーも積極的に使う。

夜はドライカレー。
まずはいきなり我が家の秘密兵器にご登場願う。
カレーに最適のスパイス、
シ…シ…なんだっけ…
思い出せないけどまあいいや秘密の平気なわけだし
とにかくこいつを入れると味がマシマシになる。
そのまんまだとくせぇのなんのって有害物質なんだけど
熱を通すと
生姜とニンニクをじっくり炒めたような香りが立つ。
そこへ油入れて刻んだ玉ねぎ、にんじん、パプリカ、エリンギを
3分おきくらいに加えてく。
全部みじん切り。オリャーッと多めに。
どうせ炒めてる間にカサは減るし。とくにエリンギは。
最後に豚ひき肉を入れて
醤油砂糖オイスターソースちょっとずつ入れて
ケチャップとウスターソースもトットットと入れて
酒とアーモンドミルクとカレールー入れて水分飛ぶまで熱する。
うっまあ…。
今日のは大成功だった。
牛乳の代わりにアーモンドミルク入れたのはアドリブだったけど、アリだ。


パラリンピコー開会式観た。ながらでだけど。
ちゃんとコンセプトに統一感があるとか
何を見せたいのかがわかるとか
オリンピコー開会式に比べると随分よかったんだろう。
途中でデコトラ乱入してくるのは面食らったけど
面食らわせた時点で勝ちみたいなとこもあるしな。
なによりパフォーマーが
実際に障害を負っている…わかりやすく身体に欠損があったりしていて
どうやってこんなダンスや演奏ができるんだ、
どれだけ努力してきたんだ…と感嘆せざるを得ず、
その点魅せられるものだった。

あと自分はオリンピックもパラリンピックもフジロックも
別に開催中止を求める立場じゃなかったなと再認識した。
いや全く開催を望む立場でもないし
8:2くらいの比率で中止すべきという思いはあったけど
何が何でも中止っていうような主張はない。
けっこうどうでもいいんだな。


れどれ |MAIL