舌の色はピンク
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どちらかといえば天国に行きたいタイプなので、 日夜善行の機会探しに血なまこ。 しかしなかなか遭遇できるものではない。 もっと道端で人間どもが困り果てていたらいいのに。
どうにか機運に乗じ善行せしめた最中も ちゃんと頭上で監査役の天の使いが こちらを確認しているか気が気でない。 人好きのする笑顔や穏やかな声音など 決死で振り絞っている表向きを 余さず正確にメモっておいてほしいものだ。
もしなんらかの間違いがあって地獄に堕とされたら 担当してた天の使いは絶対に殺す。 善行中に培い養った朗らかパワーで罪人どもと一派を組み 血の池から毒物生成して隠し持って お目付け役の鬼に一服盛って脱・獄して 出てからは仲間の元テロリストに派手にやらせて 閻魔大王を人質にとったら拷問にかけて情報吐かせて やることやる。
そんなことはつゆほど考えもしないタイプなので天国に行きたい。
後始末に困るもの が、世には多くあって、 醜い、汚らわしい、気持ち悪いといった印象に おおむね位置づけられる、 なるべくなら自ら手を下したくない悩みの種、 遺骸や腐乱物などを 一挙に吸い込む小型のブラックホールがあったらいい。
ハンドクリーナー式のブラックホールがあったらいい。 キュン。 で済むように。
そしてブラックホールに吸い込まれた遺物たちの 行き場を処理する施設があったらいい。 直感的にいって東京都大田区あたりになるだろう。 いや何もはじめから大田区に施設を用意するわけではない。 ただ遺物たちの行方を探ったら大田区のある区画に溜まっていた。 したがって後から建物で囲む格好となり、 いわんや施設ができあがるそういうわけだ。 無論近隣住民から苦情は押し寄せる。 個人かもしれない。あるいは徒党も組むだろう。デモ行進だって懸念できる。
そんなときにはこれ、まとめてキュン。 邪魔っけなものは全て吸い込んで闇へ葬り去ろう。 あなたを生活の黒幕に。 今ならキャンペーン中につき契約書不要で発売中。
電車が駅に到着すると駅名知らせるアナウンスが流れますよね。
なんでホームに放送するのか。
ホームにいる人間は自分がいま何駅に立ってるか理解している。 彼らだってそのくらいはわかる。なめてもらっちゃこまる。 どう考えても移動中である電車内の人間に向けて知らしめるべき情報なはずなのだ。 扉が開く前にアナウンスされているときすらある。 これがほんとの見切り発車です。ふざけてる。
ついでにのたまえば電光掲示板のやつも我々を馬鹿にしていて、 ここぞというときに文字を点滅させるでしょう。強調する名目で。 時たまあの点滅のテンポがえらくのんびりしている。 滅 の間がえらい長く、文字表示時間がえらい短いという、 乗客全員を試しているとしか思えない難度の点滅。 こちらの仕様……人間はまばたきをする……の穴をうまくついている。
オーケーまだ続けよう。 駅名標はどうだ。 ホームに設置されとるよな。天井から吊り下げられて。 それが電車内から見えないことがある。 よほど角度を工夫しないと窓越しには確認できず、 よほど角度を工夫してすら窓越しには確認できないことしばしば。 やってくれるよな。
……ひとつひとつは脅威に数えずとも、 揃えて和えれば強大な壁がそこには現れる。 いま何駅なのかわからない。 たったこれだけの不明が、 しかし人生狂わすに足る。 まったくよく考えてくれたものだと感心する。 どうしたって抗う手立てはない。 我々は奴隷……奴隷なのだ。
| 2014年10月11日(土) |
首は折れ曲がり肩幅は歪みきり腰はあらぬ軸を描いて |
さいきんポージング創案にめざめた。
悪漢に囲まれたともを助けに見参する格好から 不倶戴天の敵意を向けてくる手合いに許しを請う仕草まで 身一つで思いのまま。 いやさめざめたなんて生易しい。謙遜すんなって。 完全に覚醒した。
妄想は妄想、頭のなかだけのさもしい産物であること、 当方きちっとわきまえてはおりました。 それがどうだ、今となっては外の世界に手が伸びている。 足も伸びている。 ときには曲がっている。 自在だ。この身体は。世界に向けて。 天地はわがもの。
いくつかの肉体操作ができる。
ひとつ明かすと自在に赤面できる。 できるからってなんだ。 いつ発動するが機であるか悩ましいばかり。 照れキャラ…はいらんし。 かといって激情家然とするメリットもない。
ましてやリスクがある。 血液が首から上に充満するのが感じられる。 絶対脳にはよくない。 血管ピクピク浮き出ちゃうもの。赤面は血の色だ。
むかしこの自発赤面に興味をもった友達へ方式を教えてやり 実践させたら 鼻血が噴射して あやういことになった。 いい子はやっちゃいけません。死にます。
フィンフィンフィンフィンフィンフィンフィンフィン ファーローファーローファーローファーロー ピュンピュンピュンピュンピュンピュンピュンピュン クィーロノロロロロー クィーロノロロロロー ピゥールルルルルルルルルル ヒュァッ! ヒュァッ! パープーパープーパープーパープー りるぁん! りるぁん! りるぁん! りるぁん! プァーオ
(近所でたまに鳴るバイクの防犯ベル)
遺影は写メ。 遺書はデコメ。 ARで認識される幽体。 成仏は専用アプリにて。
今日心臓が急に震え出してびびった。 ブー ブー って。携帯のバイブみたいに。 心臓回だった。今回は。
いずれ僕にも最終回がくるわけで、 そしたらあの回が伏線になっていたとか いろいろ考察できるっちゅう寸法だ。
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幽霊になったら。 やはり風体にハクは欲しいと思う。 全身に矢が刺さってたら まァまァ迫力はでるし でもどこか滑稽で憎めない、 それでいて過去(生前)やら心根などがそっと気になる、 理想の幽霊像だと思う。 きっと先輩幽霊がたからも一目置かれたりする。
最終回は心臓が震え出した隙をつかれて 全身に矢を食らう。そう決めた。
あああ…
あああああ…
| 2012年02月08日(水) |
リカちゃん人形その恐怖 |
リカちゃん人形シリーズは全て目線が 正面を向いておらず、横に逸れているそうです。 目が合わないようにとの配慮だそうです。
こわすぎる。
無機物として見なしていない。 オフィシャルが 「この子視線とかあるからよろしくね」 と認めているようなものだ。 じゃあ目が合わないからってどこ見てるんだよ…。 だいいち見てないフリしてようと 彼女の視界には入り込んでいるわけだろ…。
あああだから人形はだめなんだ。 ああああ…あああ……。
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