舌の色はピンク
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だって犬にサンタの装いさせているのですもの… あたし、怖いわあって思っちゃって… 飼い主さんは何者のつもりなのかしら、ねえ、 やだわあサンタに首輪つけて、ねえ、そんな登場人物いないじゃない。 あれよあれ、ほら…成立してないっていうの? 犬がトナカイで飼い主がサンタならわかるわよ。あたしにだって。 だけどねえ犬がサンタじゃもう……あ、神? 神気取りってこと? 飼い主さんが? 聖なる? きゃー。いやねぇそれならわかるわよ。 はじめからそう言ってくれたら、あたしだって、ねえ、 あれするのに、こわいわあ。いやねぇ、ほんと。世の中物騒で。
咳が止まらず。 毎冬のことだけれど喉が痛んでしかたない。
職場の同僚も僕と同じく喉がつらそうだったけれど こっちの咳に血が混じっていることを聞かせたら まじすか… だって。
勝ったと思ったよ。
ときめきラブポーション。 首ったけとゆう意味で使いました。
いいよね。 極端に言えばろくろ首のような。 フィクションに頼らざるをえないけれども。
女が特有する情念とやらには美しさも怖さも目いっぱい蓄えられている。 そんなものがいつまでも大人しくしているはずがないのです。 精神性が肉体を突き抜けたとき、様式なんかほっぽって、 彼女らの首はいつか伸びるのだと思う。
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安永知澄の漫画に首の伸びる女を描いた短編があった。 あれは素晴らしいです。素晴らしい。 艶なんかとは一線を画した色気が描かれております。
忠臣蔵を見たことがない。ドラマでも映画でも。 今日NHKでふと見た特集によって初めて赤穂事件の概要を知った。 興味深いものを感じ、視聴後、Wikipediaと手持ちの資料で補った。
はたして、まったく浅野内匠頭サイドに肩入れできないとゆう結論が導き出された。
いろいろ理由はあるけど一番のところは 老いた吉良上野介を唐突に背後から明確な殺意のもと斬りつけてなお 二、三と刀を振るうも殺害し得なかった浅野内匠頭のチャラリー鼻から牛乳。感が いくらなんでも情けなさ過ぎる。
その点、赤穂浪士たちは同じ不意討ちでも 未明午前4時に殺戮劇を演じに行って みごと寝ぼけ眼どもをほふりまくることに成功したわけだから まだいいのかもしれない。
ドラマ見れば印象変わるんだろうか。
| 2011年12月10日(土) |
今夜は月が奇形ですね |
月食を見た。 見るつもりで見た。 赤かった。
日常生活時に不意に現われる赤い月のほうが好きっぽい。
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月食がなんたるかを知らされて 月食の正解形を頭に叩き込んだ上で 「月食が見れた」ってなんだかこっけいだ。 せっかくの感動が確認作業に終始する。 芸術作品の鑑賞や遺跡探訪でもおんなじに思える。 頭空っぽのほうが夢詰め込めるらしいぜ…?
たいていのところには気負いせず一人で行ける。 あまり物怖じしない。 一人焼肉とか一人カラオケとか全く問題ない。 一人で行きたくない場所あるだろうか。
と、思案巡らしてみたところ、あった。 ライブハウスだ。 友人からの招待の。
いや演奏中は別にいいのだけど。 演奏が終わった後に軽い挨拶をするそのいっとき、あれがつらい。 友人と挨拶しながら、その友人が僕と関係ない別の人間と 同時に立ち話をし始めた瞬間、あの瞬間がつらすぎる。 過去に何度もある。何度も何度もある。 去るに去れず、笑顔みたいな顔をしてただひたすら時間持て余すあの感じ。 連れがいれば助かるものを、一人でいてはせいぜい 用もないのに携帯を触り続けるくらいしか手立てがない。 さいあくなのは割とハイテンションに挨拶してしまった直後に 新たな話し相手が現われたときのパターンで、 あんなに数秒前まで気さくだったのに俺、今なに沈黙してんの俺、 みたいな、あああ、笑顔らしき顔ももたなくなっていってさあ、あああああああ ああ
無理。無理です。 今思い出してみただけで食欲がなくなったよ。
僕ってやつぁ物欲に乏しく プレゼントに欲しい品なんてそうそうない。
と、思われてきたのだけど 入手困難なものまで含めれば幾つか浮かぶ。 鐘とか。巨大な。 毎日でも除夜の鐘の真似事ができる。 ストレス溜まってきたりしたらすぐ突いちゃう。 ゴゥーンンン…。ゥーンンンン……。 やりきれなくなった真夜中に泣き叫びながら乱打してもいい。 ゴーンゴゴーンゴーゴゴゴゴワォーンンゴ ゴワゴワゴゴゴーンンンゴワォーンゴワォーン ンンン…。 うん、欲しい。相当欲しいなこれは。
しかし大鐘となると、資金の問題のみならず、土地、売買ルート、 他こまごました許可が必要だろうと考えられ実現性は低い。 大鐘倶楽部、みたいな組織があればいいのにな。せめて。
あとは無難に、宝箱など。 宝そのものより宝箱もらったほうがときめく。それはとてもめくるめく。
この寒さのなか息が白くならない。 複数人が集まる野外で当たり前のように白い息が景色に浮かぶ一方 僕の息だけが白くならない。
…死んでるんだろうか? この身は。すでに。 思えば去年も息白くなかった気がする。 死せる身の分際で一年ものあいだ社会の歯車気取りであったか。
それでも願わくば生者と同等に扱って欲しい。 税金は払うし保険も入るから。 身体だって動く。物にも触れる。脳波? ビンビンだ。 いっちょまえにしゃべったりもできるんだぜ。 だから差別しないで欲しい。 春になったら忘れて欲しい。
『あとはね、きみの、いつもはずっとセカセカ動き回ってるのに あるとき急に止まってボーッとしたりするところとか』 「あぁ、あるね」 『ハエみたい』 「では、僕にたかられる君はさしずめ…糞…ということに…」 『糞です』 「あああ」 『糞です』
(20121205/恋人×れどれ/部屋)
| 2011年12月04日(日) |
つまづいたっていいじゃない 人間だもの にゃあ |
東京スカイツリーを観にいった。 「おれって東京タワー好きだったんだなァ」と思った。
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夕方からは友人と猫カフェに。 結論から言うと、もう二度と行くことはありますまい。 猫を道具に商売している空間に気持ち悪いものを感じた。 まぁ需要があるから成り立ってるわけだし 動物園の構図に近くもあるからそこは取り立てて責めるつもりはない。 ただ初めて来店する客を「初心者」と呼んじゃってるところに品性のげれつさが現われてる。 それって客はもちろんのこと猫たちにもたいへん失礼な言葉選びだ。 あの店が特別だったんだろか。不愉快でたまらなかった。
そうは偉そうにのたまいながら一匹お気に入りを見定めて 長時間に渡る見つめ合いの末僕の腕の中で眠りだした猫と ちゃっかり至福の一時を過ごしたりもしていた。 小生、卑劣漢!
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