舌の色はピンク
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2009年07月05日(日) 転回

道端で中年男性と激しい口論になり、
もう我慢ならねえ、すぐそこに空き地があるから
ブッ飛ばしてやると意気込まれて
2人並んで歩き始めたのはつかの間、
「…あれ、空き地…どこだっけ?」
迷いはじめるおっさん、
「……えっと、こっちじゃね……じゃありません…でした?
そんなに…自信ないですが…ハハ」
「あ…あぁ。そうかも、…そうかも!
悪いね、年とるといけませんねえ、ハハハ」
「ハハハハ、いえいえ」

冒頭の剣幕は霧散して
なんだか2人して敬語や笑顔交わる楽しい雰囲気になってきて
空き地見つからぬまま肩組んで居酒屋行って笑いあった。

男は拳いらずでも友情分かち合えるものなのか。
うーむ、妙な夢だった。


2009年07月03日(金) 気球に乗って

高所から猛スピードで落下する、
タワーハッカーに代表されるような絶叫アトラクションには
かるい偏見をもっていたのだけど、あれはやってみると案外楽しい、
しかしやはり心からは好めない。
アレって恐怖を馬鹿にしてる娯楽だ。
「あぁ、怖い、怖い。まぁ安全なんだけどね。え、恐怖さんよ」
みたいな軽さがある。

僕はまだ乗ったことはないが気球には本物の恐怖がある気がする。
恐怖に対して誠実。
僕は無生物に対してもつねづね礼儀正しく振舞いたく、
ならば形而上の感覚に過ぎない分野に対してもすら、
極力謹直に臨むべきなのだ。
だから恐怖も賓客として丁重に扱う。
気球に乗る日がいつか訪れるまでこの気持ちを忘れるな自分。
そしてタワーハッカーを礼儀正しくこきおろせ。

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「気球にー乗ってー どーこーまでー行ーこーうー」
そんな歌を小学校のとき合唱させられたが
ちょっと好きだった。
「星をー越えてー 宇ー宙ーをーはーるーかー」
と続く。幼心にそんな馬鹿なって思った覚えがある。
「星座ーのー世界へー どこまーでもー行こうー
そーこーにー輝くー夢がーあーるーかーランランラララランランララララーン
ラーンランランラララララン」
21世紀の精神異常者。


2009年06月23日(火) ほぼ1ヶ月放置

もうtwitterばっかり。

数年分にわたるテキストはきっと長い長い自己紹介なのだな、
たんに記録のつもりで日記してきたつもりだったけれど。


2009年05月24日(日) twitterはじめました


http://twitter.com/redoredore


2009年05月23日(土) 「どこへ行きたいの?」 「どこにも居たくないの」

旧古川庭園にてきれいなバラ園を見たり
生きている亀を見たりした。

庭園から出てきたおきゃんが
「でもなんかちょっと人工的だったよね…」
とぼやいていた苦言を耳にし
僕の隣を歩いていた杉並在住女子大生牡牛座が
「庭園なんだからそりゃあ人工的だろう」
と即座にぼやき返していた。もっともだと思った。


2009年05月22日(金) セーフティ

ときどきアタマが爆発して
そういうときは脳内に生きる架空の自分を
オペラみたいな歌吟じさせながら
街中全裸でせいいっぱい走り回せる。
屋根の上も飛ぶしコンクリートへかっこよく着地もする。
道々を練り歩く通行人を一人残らず全員高速バックドロップでしとめてゆき
千代田区へ向かってマンホールの蓋を投げ飛ばし国会議事堂に確実なダメージを与える。
あるいはお茶を飲む。ほっと落ち着く。
自分をコントロールできる人間でよかった。


2009年05月21日(木) 細目論

「目、細いよね」
このテの放言を今まで何度吐かれたことだろう。
僕には一つの仮説があって、
まず僕の目の細さは後天性だと説きたいのだ。

僕は視力が悪い。
目を細めるとまだ、ふだんぼやけた視界が幾分シャープになる。
しぜん、幼年期からそれを続けていれば
目の開きも狭まってくるだろう。

ではメガネをかけてからはどうか?
メガネというやつは、みんな(人類)が思ってるより視界の上下領域を制限する。
目をパッチリ開けたところで労力の無駄なのだ。
なにせ上下の端部には視力補強装置たるところのメガネの加護が及んでいないのだから。
必要最低限の労力の実現。
つまるところ細目スタイルの賢さが立証されるわけであります。

まぁ「目、先天的に細いよね」って言われてるわけじゃないから
こんな抗弁意味ないんだけど。


2009年05月20日(水) ガァ子、杉並区在住




主に風呂場にいる。
そのくせたやすく溺れる。
体に圧力を加えればプピィと鳴く。
鳴きながら水を噴出したりする。
会話中ときどき投げられる。
僕とは仲が良い。奇声仲間といえる。


2009年05月16日(土) 熱海旅行の思い出

11時間中4時間くらい温泉浸かった。

超ピンポン超楽しかった。

巨大な亀の死骸と遭遇した。

海に向かってパブロフって絶叫した。
そのとき思いついた言葉がなんかそれしかなかった。

夜中の熱海の外れの住宅地は
薄暗く人気がなくて幽境に迷い込んだごとく悪寒がほとばしり
歩いてるだけでただひたすらに恐ろしかった。

熱海駅にバナナの樹が生えてて
アホみたいにテンションあがってたら作り物だった。


2009年05月11日(月) なんて素敵にグロテスク

日野日出志に触れてやけどした。


れどれ |MAIL