舌の色はピンク
DiaryINDEX|past|will
| 2008年04月06日(日) |
グリーンマイルグリーンマイル! |
植物園で植物に囲まれてきた。 受付のお姉さんの名札を見ると名前が「緑」で 入る前からいきなりテンションあがった。 いくらなんでも狙いすぎだろう。
奇抜、圧巻、迫力の熱帯植物もさることながら 期間限定企画としてミニコーナーに設けられていた 「毒いきもの展」が我々を大いにときめかせて、 でもやけに子供たちの姿が多く教育方針上心配になった。 「……いや、最終的には『しかし最も毒々しい生き物は、人なんだよ』みたいな、 そんなこと言っちゃうのかもしれないぜ」 などと笑っていたら実際まさにその通りの演出をされたからビックリした。 この先最凶のいきものが! の案内ポップに従い順路を進むとそこには鏡。 あーあ、やっちゃった…。と思った。
あと絞め殺し植物がショッキング映像だった。 気根と呼ばれる地上に出た根が 母樹に絡みつきまくり絞め殺す… その絡みようの執拗さはかなりヤバめで たんじゅんにフツーにこわかった。
| 2008年04月05日(土) |
ひねもすリーディング |
暖かい陽射しに誘われ図書館で本を読み漁ってきた。 僕は冬にほとんど本を読まない。というか何にもやる気しなくなる。 半年間離れていた反動か春は読書家になりがち。似非読書家。
たっぷり興味惹かれた書物を借りてきたので 夜はファミレスでノートと本を広げ……るつもりだったのが 店員に出鼻を挫かれた。
僕は水が好きなのだけど出てこない。 セルフサービスならそれでいい。 が、ドリンクバーに併設されている給水サービスを 勝手に利用するかは一応店員に尋ねるのが一般的だろうと思っていたら 若い白人店員がちょうど席を通りがかった。 彼のルックスはかっこよろしくメガネが似合う好青年だ。 日本でもがんばってね、と思う反面 客としてはちょっと不安がそりゃあ、ある。 不安を払拭できぬままに僕は接触を試みた。 「水はあそこからいただいていいんですか」 「エッ、ちょ、……ワカリマセーン……スイマセーン……」 このように…! それ見たことか、だ!
しかもこの店員、自分では始末に終えぬ諦めに早々至ったと見え、 席にあるボタンをそそくさ勝手に押していった。 ピンポーン。 響き渡る店員呼び出し音。店員はオマエだ。 かと思えばもう彼は他の席の片付けなどに逃げている。 僕のもとには別の店員がやってきた。 「こんな水ごときのことでピンポンして店員呼び出す小さい男」にされたのだ。
不躾な若い白人店員の過失というよりは 彼にそういったイレギュラー対処を促していたのだろう先輩店員が悪いのだろうが いずれにせよあんまり心中穏やかではなかった。 しかし本が面白かったのでよしとする。 たんじゅん!
ちょい悪オヤジって少し前に流行ったけど 今でもちょい悪してんのかな。 それとももう卒業してて 「俺も昔…ちょいっと昔…は悪だった…ちょいっと…」とか言ってんのかな。かわいいな。
ていうかちょい悪オヤジが マジ悪オヤジと道端で遭遇したらどうなるんだろう。 やっぱ道避けんのかな。目線も背けて。ボクはただの通行人Aです的な。かわいいな。
/
さいきんよく電車の広告で見るのだけど 「自殺を減らそうキャンペーン」っていうの。あれ。 たしかに活動する心意気は素晴らしいにせよ キャンペーン呼ばわりはちょっと……ねぇ? その時点である意味自殺を認めてしまっているし。 加えて期間のニュアンスも含まれてしまうし。 「減らそう」も正直すぎ。 せめて勢いだけは「無くそう」にしてほしい。 いや現実的ですよ。減らそうの方が机上の理想主義よりずっと現実見据えてますよ でも……。 見かける度ちょっとブルーになるのでした。
| 2008年04月02日(水) |
空も浪漫飛行できるはず |
♪いろあせなーがらー ひびわれなーがらー かーがーやく すーべーをもーとめてー ♪きみとでーあってからー いーくーつもーの よるをかたーりあかーしたー
/
人と挨拶を交わすとき、 前方から迫り寄ってきた場合において お互い目も合っちゃったりしつつあるのに 声を発するのは至近距離までに接近してからであったりする。 この数秒間がとんでもなく気まずい。 お互いに無意味な笑顔(大抵にやけ顔だ)を浮かべちゃったりして。 挨拶をするまでは「今日会った」了解が得られてないかのごとく珍妙な設定が我々を縛りつけ、 さも気づいてない素振りで互いにやり過ごす数秒間。 もうネタはあがってるのに。完全に会ってるに等しいのに。 しかもこんなんこれから何百回、いや何千回何万回と繰り返してゆくのだろうな……。 未来はあんこくだな……。
に、改名すればいいのに。
いや別にこの日に嘘つかれたり騙されたことは 22年を振り返ってもほとんどないんだけど。 全ての発言を疑ってしまう。
……つっても常日頃から疑惑、疑念の目線は保ってもいる。 耳寄り情報と褒め言葉には要注意だ。 世の中何も得なことなんてないし…誰も僕のことなんて好きじゃないんだ… 毎日が被エイプリルフール。
| 2008年03月31日(月) |
教室の隅でナイフ片手に一人鉛筆を削ろうじゃないか |
ハァー ハァー ハァー
ハァー……
まばたきせずに口呼吸を続けているだけで 動転した人ごっこができる。という発見。
| 2008年03月29日(土) |
「オマエこれ何の皮だよ…」「化けの皮だよ」 |
靖国神社で花見した あー喉痛い…。 笑いすぎて腹が痛くなる人がよくわかんなくて 僕は喉が痛くなる、むせる。
これまでに幾度となく雨男の蔑称をいただいてきた自分は 今日のためにてるてる坊主をつくってやって持参した。 首に巻かれたリボンが可愛らしいてる太くん。 恋人設定のてる子ちゃん(所持主別)は今日は来ていなかったけれど、 みごとに晴れ模様で満開の桜を彩ってくれた。 が、花見参加者のひとりであるタケシン氏が なぜか串でてる太くんを突き刺し脳天まで貫通、 惨殺死体と化した彼をそのままゴミ袋に廃棄した。 げらげら笑っていた。鬼だと思った。 ちょっとはてる子ちゃんの気持ちも考えろと思った。
| 2008年03月28日(金) |
21st century schizoidman!! |
携帯で電話をしていると、たまに 「何を俺はこんな機械に話しかけているのだろう。部屋で一人で」 みたいな心持ちに見舞われて気恥ずかしくなる。
とくに恋人に甘ったるい言葉を放つときなんか 己で己が精神異常者にしか思えない。 なのだから他人ならばなお不気味だ。 考えてもみろ、あんなわけのわからない四角い機器に向かって 「愛してるよ」とかつぶやいてるんだぜ……。 およそ正気の沙汰じゃないだろう。
/
キングクリムゾンやらドアーズやら いにしえのロックを聴きかえしてみてる。 色褪せないなぁ。あきらかに古くさいのにな。褪せない。 村上春樹なんかも言ってた気がするけど ドアーズは訳してほしくない。 「ハートに火をつけて」は「Light my fire」だし 「まぼろしの世界」は「Strange days」だ。どうあっても。それは。 Peaple are strange when you're a stranger, Face look ugly when you're alone. こんな簡明な英文ですら、しかし訳した瞬間ぼろぼろに劣化する。名文だからか。
ユーチューブでガキの使いのトークなんかを 海外向けに字幕で英訳してある映像を見たりしていると 有志の労に拍手を送りたい反面吐き気もする。 伝わるわけないじゃんね。
コモドオオトカゲの映像をユーチューブで見たけど、すごい。 でかくてごつい。シビアなビジュアル。 獲物定めたら何日間でも追跡する執念すさまじいな。 雌をめぐって雄同士が戦い合う様は迫力あって、 なんと双方立ち上がってがぶり寄る。相撲でいうと。 ただ流石に直立はできようはずもないため 観察してるとお互いに支えあってるみたいだった。 まさに「人という字は」だ。何がまさになのかわからないけど。 あと傍観してる雌の顔がかわいかった。 やめて! 私のために争わないで!
/
僕がひとり裸で闘技場に放り出されたとして、 どの動物になら勝てるだろうかシミュレーションしてみると、 なんともまぁほとんど勝てる気がせず恐ろしくなる。 例えばペンギンとVSになったとしても 殺害手段がとんと浮かばない。 勢い任せに蹴り上げたとて逆に攻撃した素足が痛みそうだ。 何らかの拍子に転んだだけでも いかんせん生身ではダメージが痛々しい。 素肌が赤らんだり、ジャリついたり、 あと擦りむいた皮膚感覚とかも……あぁ考えただけで戦闘意欲なくす。
人間って服着てないだけで風邪ひくんですもの。
車両内でイヤホンから明らかに音漏れしている マザーファッカーにそうぐうした。 朝のラッシュ時につき満員で、これは注意するほかない。 とうとうこの時がきたか。 隣り合っているお洒落おきゃんのイヤホンを視認して決意を固めた。
僕は根が小心者なため今までに「音漏れ注意」をしたことがない。 というのは、単に敵意に臆するわけではなく、 「別の人だったらどうしよう」が怖すぎるためだ。 自分が勝手にターゲットと定めた人間が 騒音の発信源かは注意するまでわからない。
そうこう思案しているとターゲットがiPodを操作しだした。 自ずから音量調節するのか? と思いきやそのまま仕舞われるiPod。 依然、音は漏れ続けている。 あ ああ あ あああ もう我慢ならねぇ!
おそるおそる肩をたたき、耳を差す。 「すいません、音もう少し…(下げてください)」 「??」 やっちまった!? そら、見ろ…! ターゲットの怪訝そうな顔を…! 少なくとも悪びれる素振りはないようだぞ……!
結局、音漏れは相変わらずだった。 ターゲットが犯人だったのかはわからないし、 注意してすぐにイヤホンで会話遮断されたので どちらにせよ詫びもかなわない。 どうするのが正解だったんだろう。 あぁぁ音漏れする人が悪いんだ…音漏れしてる人が悪いんだよ……。
|