舌の色はピンク
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| 2008年02月12日(火) |
理屈をつけたがるモンキーファイアー |
僕は生涯で三度だけ 盗みをはたらいたことがある。
処女窃盗は5歳の折、 コンビニで10円のガムを盗んだ。 持ち帰ることはせず現場で咀嚼したのだけど、 ガム本体は店を出た後に味を堪能して飲みこめば後腐れなくとも ガムの包みは持ち帰ったら親にバレる可能性、 を危ぶむ事後処理の意識が芽生え 包装は別のコンビニのゴミ箱に捨てた。
小学校4年生くらいの頃には 学校からチョークを一本いただいた。 当時の感覚ではチョークといえば先生の占有物であって、 いち児童に過ぎない僕ごときが この特権的な物品を所有することによって 立身出世の実現を果たした感覚を得られ、 無敵感が覚醒し、 社会を悉皆掌握した気分にすらなった。
最後に盗みをはたらいたのは中学生だ。 技術室からノコギリを学ランに入れて持ち帰った。 これにはとくに意味はなかった。 ちょっと持ち帰ってみようか。 その程度の気分でぱくった。
今では盗みはよくないことだとおもう。 あまり自分なりの理論はないけどよくないことだとおもう。
| 2008年02月10日(日) |
そこから何も聞けなくなるの星屑ロンリネス |
一都六県大回り乗車をしてきた。 「大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券及び普通回数乗車券(併用となるものを含む。)を 所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、 同区間内の他の経路を選択して乗車することができる」 この旅客営業規則を利用して、 合法的に130円で関東を巡るっていう。 ローカル線面白いなあ。 広告全然ないんだもの。全然。 ようやく大きい広告見つけたと思ったら 「広告主募集」とか。 それもありきたりな意匠で広告じゃもう得られないとあきらめたのか、 切ない目をした犬の写真に 「飼い主募集」のコピーがでかでか添えられてて 広告主という名の飼い主になって。みたいな。あぁ切ないよ。
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頻尿やばい。 尿意を常時保ち続けてるあまり 我慢してる感覚すらもはやない。 なんだろうこれ、尿キャラ? 尿キャラは嫌だな。
| 2008年02月09日(土) |
大人は見えない しゃかりきコロンブス |
小中学生向けの少女漫画で涙しそうになった。 30Pくらいの読み切りで。 …もう、主人公の女の子がなんと良い子なことか! その健気さに5P目くらいで肩震わせてしまった。 年のせいなんか。
| 2008年02月08日(金) |
シーツは何ともう7週間ろくすっぽ替えてないのに |
空気清浄機の稼動中 表示が「きれい」になっていると 空気清浄機に対して申し訳ない気持ちになってくる。 存在意義失っちゃうよな。満たされないよな。スマン。と思う。 かといって「きたない」の表示になっても 中空に霧散する敵々に発奮、憤激しそうな機が恐ろしい。 常日頃、機のご機嫌を伺って生きているのであります。
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金曜ロードショーで放映してた デスノート映画版後編のラストら辺が噴飯ものだった。 以下ネタバレ
Lが死ぬって確定した状況で、 最期の時が数十秒後に迫ったシーン。 Lと二人きりになった局長が向けるはなむけの言葉。
「なんといっていいかわからんが……スマン!」
スマン! じゃねえよ。 とめどない笑いが僕の体内で暴発した。 その軽さといい……思い切りの良さといい…… なんちゅーオチだ。 長い前フリだったな。と思わせる。
「(これまでにいろいろなことがあった。 世界中の犯罪者がキラに裁かれ死に追いやられていった。 事件関係者、同僚の中にも死んでいった人間は少なくない。 彼らの家族もまた人生を狂わされている。 世界の情況も一変したとは決して過言ではない。 果ては私の息子も死に、 そして今、L、あなたも死ぬわけだが)……スマン!」
もうこれほとんどコントだものな。
| 2008年02月05日(火) |
君がこの先大人になっても悪い大人の手本でいたいんだ |
なんだって片方なくなった手袋ってのは 1年隔てて見つかるんだい! なぁマーフィー! こっちゃ残ってた片方なんて夏あたりに処分してるのに。
実際、手袋も片方だけだって使えないことはない。 片手だけは確実に冷気を防げる。 それを許さないのは世間だ。 冬よりも冷たい世間の目。
両手で別々の手袋はめてるってゆうの 木村拓哉が月9あたりで実現してくれたら 市井に溢れた行き場のない手袋たちもきっと救われてゆくのに。 「手にも、個性を。」 つって。 「右手と左手って、違くない?」 っつって。
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思い出したかのように聴きなおした ブラッドサースティブッチャーズがかっこよすぎるんだぜ! テンションあがるんだぜ! 聴けば聴くほど惚れこんでいくアルバムっていいよなあ、 何年もかけて真価見出していく感覚好きだ。
| 2008年02月03日(日) |
ハヴェルカいつものメランジェを飲み干せるなら |
こじんまりした穴場のフレンチレストランで隣り合った席の 男(40代後半)と女(20代後半)の会話に耳を傾けてたら 激しくブルーんなった。 どうやら男は美食家らしく、かつ知識人ぶって 女をエスコートしている……のだけど 完全に女の方が料理に詳しく、 話が膨らむにつれ世界各国の諸事情について語るにしても 男の経験値が女に及んでなさすぎてつらかった。
あまりにつらかったので 重荷の負担を軽減させるべく 思い出せる限り会話をここに残してしまう。
男「ボク今度ねぇ、パリに行くんだよ。パリは久しぶりだなぁ」 女「ホントですかぁ〜 いいなぁ〜 どのくらい行くんですか?」 男「いや、そんなに長くいるわけじゃないんだけどねアハハハ」 女「私パリには半年住んでただけでしたけど、大好きなんですよ。 とくに絵を見たときなんかに歴史を感じます。 美術館に飾られたパリの風景画なんか見るじゃないですか、 それで美術館から出るとそこには同じ風景があって。 けど私まだまだパリの魅力なんて追求しきれてないなぁ。 ……今回はどんなご予定なんですか?」 男「……。あぁ、ツアー……なんだけどね」 女「あ、そうなんですかぁ」 男「はっはは…。10日間……なんだよね。 のんびりワインでも飲みたいなと思ってるよ」 女「へえー。いいですねえ」 男「あ、リヨン、って知ってる?」 女「はい」 男「あそこに行きたいんだよねえ、 そうしたら骨董品でも見つけてくるかな。 ボクはなかなか目は利くんだよ」 店のソムリエール「リヨンには無いですよ、そんなお店」 女「……」 男「…いや、ないからこそある、みたいなところもね」 女「……。そういえばワイン以外も飲まれるんですよね?」 男「お酒ならなんでも(笑)」 女「フランスだったらペリノ、クセになっちゃいません?」 男「……ペリノ?」 女「あ…。リキュールです、水と混ぜると白濁するんですよ。 はじめは美味しくないんですけど飲み続けるとやめられないですね」 男「へー……。ねぇ、ペリノってわかる?」 ソムリエール「はい」 男「さすがだねぇ、アッハハハさすがだねぇ」
他にも男が自ら切り出した話題に対し そのいずれにも女が自分の経験や知識から話を屈託なく上乗せしていきながら、 なのにだのに表面上は「男が女に広い世界の話を聞かせてる」構図が守られていて どうにも不思議な空間ができあがってた。やるせない。
| 2008年02月01日(金) |
漫画を読んでKAPPAは飛んだ |
ちゅうとはんぱにハゲている中年なんかに対して いっそ全部剃ればいいのに。と人は言う。
すでにハゲている結果だけを見て 経過を脳内でトレースできてないのだと思う。 当人にとっちゃハゲ始めてきた当初は 脱毛が一時的な症状に過ぎないのか あるいは終末に至り始めているのか判別つかず、 希望的観測もあいまって 既存の髪が伸びてきたり 新規の髪が生えてきたりしたら 愛しがるに決まってる。 自ら剃るなんてそんな殺生な。 バーコード頭だって再開発途上なのだから あれはきっとハゲを隠すために生き残った髪で頭を覆っているのではなく 自ら断ち切れない髪の行き場をやむ得ず己の頭部に配置しているだけなのだ。きっと。
畑耕す小作人だってその年作物が不出来だったとしても 畑の寿命だって切り捨てるよりは まず今年は不作だったで信じたいでしょう。 いや人の頭を畑に例えるとはけしからん話だけど。
あ、僕はハゲてないすよ。マジで。いやマジで。
今の安易なアドレスにしてから 出会い系サイトの迷惑メールが届く届く。パソコンに。
あれらの文章ってまじで打ってるのだろうか。 中学生だってひっかからないんじゃ。 件名には送信者の個性が表れててこっけいだ。 まずは惹きつける必要性、を第一に置いているとしても 「件名:最低!!」なんてもはややけくそとしか思えない。 それでいて本文はふつうに丁寧な案内になってるし。敬語で。
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いちど出会い系サイトのサクラのバイトの面接までは行ったことがあって、 とゆうか求人の時点では 「パソコンの入力業務」くらいの曖昧な文が並んでいたのが 行ってみたらそんなんだったのだけれど、 実際の作業現場まで目の当たりにすると なかなか面白い光景だった。 所せましと並んだパソコンに、 若い男たちが数十人、無言で必死にキーボード叩いてる殺伐っぷり。 いかにも遊んでそうな人たちが多く、 いつだって何かに逆らい生きてきた とか言ってそうな襟足金色あんちゃんらがズラーッ。
立地は青山の小奇麗なビルだったとゆうに 正体みたりって感じだった。
という謎のフレーズを耳にした。 どうして22年間も放っておいたっていうんだ… 手遅れもいいところだ…
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松本人志原作のアニメである きょうふのキョーちゃん全7話を鑑賞した。すごい。容赦ない。 電気屋店員の顔をミキサーにかけるシーンで歓声をあげた。 「朝まで血みどろ生テレビの巻」はまるごと好き。ほら、あの第6話の。 恐本って名字もいいな。 本当に名字かわからんのもいいな。 ていうかこれがゴールデンタイム放送だもんな。 キャー。
| 2008年01月26日(土) |
星はニセモノで夜はニセモノ |
プラネタリウムに行った。社会科見学ぶり。 ナレーションが面白かった。 星座がギリシャ神話になぞらえて解説されていく流れで オリオン座に「どこがイケメンなんだよォ。」と一言添える爽やかなナレーション。 池袋はサンシャインの人気プラネタリウムでこんなん許されんのか。 むしろ笑い声を上げない周囲に驚倒した。
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